NHK朝ドラ「半分、青い。」4月2日に放送された第1話のセリフネタバレです。母親・晴のお腹の中で大暴れの鈴愛。
でも、へその緒が首に絡まり、予断を許さない状況に。そんな時、おなかの中では、鈴愛が「あの私 生まれてこないうちに終わりますか?お母さんの顔見たいです!十月十日おなか貸してくれたお母さんの顔見たいです!そして私 私…生まれたい!」
宇太郎愛読の少年コミックの表紙が「あしたのジョー」の矢吹丈。テレビ画面では長嶋茂雄選手が 開幕戦で第1号ツーランホームランを打ち、大阪万博やいざなぎ景気とやらでフミフミのイエイエで日本中がどうかしていた1970年は昭和45年。
ドラマの中身とともに、その時代の出来事が頻繁に登場するようで、やはり中高年にとっては面白い朝ドラになる予感あり。こんな感じの初回1話だったでしょうか。
そして放送前から話題となっていた星野源さんが歌う主題歌「アイデア」。ちょっと聞き取りにくかったので、歌詞を書き出してみました。「すべて超えて響け」の歌詞とイントロの調べが、逃げ恥の主題歌「恋」のようにも聞こえたのはご愛嬌でしょう&褒めてます。
主題歌:星野源「アイデア」
♪おはよう世の中
夢を連れて繰り返した
湯気には生活のメロディ
鶏の歌声も
線路 風の話し声も
すべてはモノラルのメロディ
涙零れる音は
咲いた花がはじく雨音
悲しみに青空を
つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて超えて響け
つづく日々を奏でる人へ
すべて超えて届け♪
作詞 作曲 歌:星野源 ※著作権は全て星野源さんに帰属します。
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(チャイム)
律:ほい。
鈴愛:お~い!おい律!
そう彼の名前は律という。
鈴愛:ありがと!
ブッチャー:おおっ!
律:ハハッ!
あ…例えばでもこの傘が不格好…と思うか変な形でちょっと面白いと思うかはその人次第で…。例えば私左の耳が聞こえない。小学校3年生の時におたふくかぜで。
だからこうして傘をさしても左側に降る雨の音は聞こえなくて…右側だけ雨が降ってるみたい。でもこれを悲しいと思うか面白いと思うかはその人次第。そして私なんかはちょっとこれ面白いなんて思うんだあっ晴れた。
(いびき)
宇太郎:ジョー…。
(いびき)
晴:うるさい!
宇太郎:立つんだジョー…。
(いびき)
晴:うるさい!うるさい!あっ蹴った!ねえウーちゃん!ねえちょっと…蹴った蹴った蹴った!ねえ!
宇太郎:えっ?力石死んだ?
晴:寝ぼけんといて。
晴:蹴ったのよ!
宇太郎:蹴った?
晴:うん!あっまた!
晴:あっ本当や!動いとる動いとる!
蹴ると喜ばれる。動くと喜ばれる。その気配を感じた私はガンガン蹴りまくりの暴れまくりで胎児の頃からお調子者。それがよくなかった。
晴:痛い痛い…痛い痛い。
宇太郎:立てる?大丈夫?持とう持とうこれね。
晴:あっい~!
宇太郎:痛い?
ごめんなさいお義母さん…。
(クラクション)
仙吉:大丈夫?
宇太郎:ゆっくりでいいよゆっくりで。
晴:アタッ!あ…アタッ。
宇太郎:もう少しやから…なっ。
タクシー運転手:あっできる限り急ぎますんで。
宇太郎:いえ身重ですのでゆっくり。
タクシー運転手:あ…。
宇太郎:大丈夫ここで産んだりしませんので 何つって。ハハハッ…。
晴:あっ!生まれる…。
宇太郎:えっ!?
晴:…ような気がした。
貴美香先生:う~ん…なかなか下りてこんねえ。
晴:痛い…。
貴美香先生:痛いねえ。体勢変えようか。
宇太郎:ちょっと晴さんこっち向こうか。
仙吉:遅いな…。
廉子:な~にこんなもの持ってこよら~す。
仙吉:ああ…。行ってみよか俺たちも。
廉子:みんなで押しかけてどうすんの?
仙吉:ほやけど…。
廉子:果報は寝て待て。私もう寝るでね。
仙吉:えっ廉子さん…えっ寝ちゃうの?
廉子:仙吉さん明日もお店開けなあかんのやよ。もうちょっとでも寝とかんと。仙吉さんも寝た方がええて。
晴:ウーちゃん…もう嫌や。ま~あかん。痛すぎて死にたい。失神したい。ウーちゃん代わって。
宇太郎:貴美香先生もう来てかれこれ8時間くらいたっとる。ずっと痛がっとるけどなんとかならんかね?先生。
貴美香先生:静かに。
宇太郎:あっすいません。
貴美香先生:これ…おなかの赤ちゃん寝とるね。
宇太郎:は?
晴:え?
貴美香先生:ちょっとねえ 赤ちゃんの方にもその気がないと産道下りてきてくれんでね。
晴:え!?母親の私がこんなに苦しんどるのにこの子 おなかの子寝とるってなんちゅう事や!
貴美香先生:まあまあ…。おおらかな子になるんやないの?でもまあとりあえずもうちょっと様子見るしかないわな。また見に来るでね。
宇太郎:はい。
晴:冷たい…。何か冷たないかね?
宇太郎:何か冷たないかね?ん?いやこんなもんなんやないの?病気やないし。ハハハッ。
晴:痛い痛い痛い痛い痛い!私はその5,000倍痛いわ!い~たい~。
廉子:孫の名前か…。
晴:ありがと。
宇太郎:もういい?
晴:寝とるかこの子。
宇太郎:最後のおかあちゃんのおなかの中を味わっとるんやないの?
晴:いい気なもんやね。生まれてきたらとっちめてやらなあかん。フフフッ。
私…眠い。気持ちいい。ここは世界で一番気持ちいい場所。ふわふわのぽわんぽわん。どれだけ時代が変わっても おなかの中はいつも変わらなくて この世に生まれ落ちた人はどんな人も同じように十月十日をまずお母さんのおなかの中で過ごす。その後の人生はさまざまだとしても。
それは1970年大阪万博の熱狂のさめやらぬ中…時代はいざなぎ景気とやらでフミフミのイエイエで日本中がどうかしていた。今で言うところのイケイケどんどん。うちのお父ちゃんとお母ちゃんも浮かれていた
宇太郎:はいお待たせしました。いや~いやいやいや参ったな…。いっくらうちが調子いいっつってももう一軒ってのは。
西園寺 満:ほんな事言わずにこれ見てみや~。駅の裏の東町!ええ物件やてこれは。早いもん勝ち。こいだけこいだけにまけとくから!
宇太郎:いや~ハハハハハハッ。参った参った。いっくらうちがうまくてはやっとるっていっても。ハハハハハハッ。
西園寺 満:宇太郎さん声が大きいわ。わざとお客さんに聞こえるように言っとるねあんた。
宇太郎:でもうちはね楡野食堂はね2号店とか作らんの。ちゃんと俺がお客さんの顔が見える所で作って人とか雇わずに俺や親父が作ったものを先祖代々…。
テレビ:「打った!伸びる伸びる」。
一同:おお~!
テレビ:「長嶋開幕戦で第1号ツーランホームラン!」。
長嶋も絶好調だった。浮かれた気分に思わぬつけが回った
晴:私気を付けとったし…。
貴美香先生:そういう事もあるんやよ。
晴:やってまった…。そもそもうち食堂忙しくてあんまりそういう…。
宇太郎:おいおいそんな詳しい事…。
貴美香先生:あるて~。
お母ちゃんは腎臓の持病があったのでもともと子どもを産む気はなかった。お父ちゃんも。
晴:どうしよう…。ウーちゃんはどうしたい?
宇太郎:俺はそりゃ…。そりゃ~晴さんが元気なのがいい。晴さんが第一や。
晴:嘘!
宇太郎:でも先生言っとったやないか。今やったら安定してるから産めるって。先生も応援するって。だから俺は晴さんのしたいようにするのが一番やと思う。晴さんの体だ。俺はどっちでも応援する。晴さんが決めた事に賛成する。
晴:ウーちゃん!私…産む!産みたい!
宇太郎:うん。
晴:う~っ!ウーちゃん!ウーちゃん!すごい痛い…。ま~あかん!もう子どもなんかいらん。
宇太郎:晴さん晴さん!しっかりしろ晴さん。赤ちゃんも頑張っとる。なっ貴美香先生。
貴美香先生:う~ん…。ちょっと…。
宇太郎:今度は何や?
貴美香先生:へその緒 中で巻いちゃったかもしれん。
宇太郎:えっ…。ああそういえばよう動いとった赤ん坊。それ関係あるんかな?
貴美香先生:ないとも言えない。
宇太郎:貴美香先生…。
貴美香先生:下手すると二重巻き。
宇太郎:えっあっそれはえ~っと何か重大な…。
貴美香先生:最善を尽くしますが…。
宇太郎:えっ…。
晴:痛い!痛い…。
宇太郎:えっ?
あの私 生まれてこないうちに終わりますか?お母さんの顔見たいです!十月十日おなか貸してくれたお母さんの顔見たいです!そして私 私…生まれたい!
※このコラム内の写真は全てテレビ画面からの引用で、その全ての権利はNHKにありますので予めご了承願います。
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