不義理を働いた男はこういう事を言うんです「許してくれとは言わない。許されるとも思ってない。ただ…誤りに来た。涼次 本当に申し訳ない!」。
ここでその怒りを爆発させておかないと身体に悪い結果になり、涼次が壊れるのは当たり前。要は自分で全てを抱え込まないのが大事で、本日の半分青いは、いろいろと人生訓が出てきて、ありがとうユーコちゃん、という感じでしょうか。
それにしても展開が早いです。大好きなっだ「ひよっこ」と比べると、あちらはたった4年の出来事しか描かれておらず、それに対してこの「半分青い」は、先週が結婚式で今週が妊娠、そして来週は離婚(?)という怒濤の流れ。
まさに「人生怒濤編」とはよく言ったもので、シロウマスター風に言いたい、「半分青い」節目の100話、「ありがとうございました」。
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半分、青い。セリフ(100話7月26日)
祥平:涼次 ごめん。
涼次:え?
祥平:許してくれ…。
(不通音)
鈴愛:どうしたの?
●クールフラット
(ノック)
麦:祥平さん?
♪
麦:ああ…。ああ…。
(物音)
麦:えっ? 祥平さん! 祥平さん!
(泣き声)
祥平:死ねなかった…。
麦:え!?
祥平:怖くて…怖くて死ねなかった!
●藤村家客間
麦:自殺をする人は 1度目は怖くてやめて 2度目か3度目に飛ぶっていいます。
光江:やめてんか 朝から そんな話。
麦:いえ きちんと。
斑目:はあ…しかし 実際はそんな事になっていたとはねえ。
回想祥平:「名前のない鳥」。俺が監督しちゃ駄目ですか?
鈴愛:許せない。
麦:え?
鈴愛:最初 佐野弓子先生は涼ちゃんに撮らせるつもりだった。脚本が気に入ったから。この2年 涼ちゃんがどんな気持ちで脚本書いてきたか そいで私が大納言で残業して働いて働いて。みんな…みんなみんな デビューのためですよ。涼ちゃんの監督デビューを夢見てきたからです。
光江:あんた 誰に向かって怒っとる?祥平さん まだ来てないえ。
鈴愛:ここにいたら 言える自信ないです。だから今 来る前に怒りをぶちまけました。
斑目:何だ 言わないの?
鈴愛:だって 本当に死なれたら困ります。涼ちゃんの大事な人だから。
涼次:言わないで 鈴愛ちゃん。
鈴愛:えっ…。
涼次:今 言ったみたいな事は 絶対に 祥平さんに言わないで。
鈴愛:分かったよ。
めあり:祥平さん いらっしゃいました。どうぞ。
祥平:涼次…すまん。本当にすまない。
涼次:祥平さん 頭上げて下さい。
祥平:お前も知ってると思うが…最近 仕事がなくて 次の映画の目処もなるで立たなくて…。許してくれとは言わない。許されるとも思ってない。ただ…誤りに来た。涼次 本当に申し訳ない!
斑目:あとね あの 現実問題として もう準備進んでる訳なの。 製作委員会も映画会社も巻き込んで。 まっ さあ 流れるっていうのは 映画の世界ではつきものではあるけれど なかなかこれだけ大々的に 佐野弓子原作 元住吉祥平監督!
祥平:自分の意思は お伝えしたはずです。
斑目:う~ん… 監督降りるっていうの。どうしても降りて このホン 佐野先生に突っ返して このホンでやるなら 森山涼次を使えって言うから それ 佐野先生に言ったんだけど まあ 激怒! 今 元住吉監督が降りて 無名の新人監督と組んだら 私の名前に傷がつく! 困るよ…本当困るよ。撮影手前で準備とかで もうお金使っちゃったよ~。
涼次:祥平さん。
祥平:ん?
涼次:俺の書いた 俺の脚色した「名前のない鳥」。面白いと思ってもらえたんですか?
祥平:ああ…そりゃ もちろん。
涼次:ご自分で撮りたいと思われたんですか?
祥平:ああ…思った。
涼次: 光栄です。 うれしいです。僕は元住吉祥平に撮りたいと思わせるホンを書けた事が光栄です。どうぞ撮って下さい。この作品を世に送り出してやって下さい。よろしくお願いします。
<そして 涼ちゃんは壊れた>
テレビ:「目が半開きになってる奴」「それはなんでだ?なんでだとう?(なんでだ?)」「なんでだ?なんでだとう?(なんでだ?なんでだ?)」「なんでだろう?(なんでだ?)なんでだろう?(なんでだ?)」「なんでだ?なんでだろう?」「教室のカーテンに」「巻きついて遊んでいる奴 なんでだろう?」
(戸の開閉音)
鈴愛:ただいま~。
涼次:お帰り~。
鈴愛:気晴らしに 外 出てみれば?
涼次:う~ん…。
●喫茶おもかげ
藤堂:でも そりゃ 涼ちゃんさん 壊れるよね。
鈴愛:失敗したらやり直せばいいって言うじゃない?でも私 多分 人生には たった一度しかない ここ!今! …って瞬間があるような気がするんだよね。
裕子:あ…何か分かる。
藤堂:僕も分かるよ。
鈴愛:うん。何かになる人は 成功した人は そのチャンスを決して見逃さない。その手につかんだんじゃないかって。
藤堂:今回がそのたった一回だったって事?
鈴愛:分からない。でも大きなチャンスだった事は確か。
藤堂:僕は…。
鈴愛:ん?
藤堂:僕は秋風先生のところを裏切って 破門された身だから思うんだけど…。あの時 秋風先生のところ追い出されて「月刊アモーレ」なんてエロ雑誌に連載し始めて あ~もう自分は終わりだなって思ったんだ。
裕子:ボクテ…。
藤堂:でも僕ってゲイだから。ほかには何にも取り柄がなくて。しがみつくように270ミリ×180ミリの枠線に向かって。
裕子:描いて描いて描きまくった。
藤堂:そしたら またチャンスは巡ってきた。
鈴愛:うん。
裕子:人生ってさ ああ あの時ああすればよかったとか あれをやっとけばよかったって後悔するっていうでしょ? そういうの 私も鈴愛もないんだよ。ちゃんと挑戦した。そして ちゃんとお前じゃ駄目だって漫画の神様に言われた。
藤堂:お前じゃ駄目…。
裕子:そう プライドズタズタ。傷つく。へこむ。でもさ それが生きるって事じゃない? 怖いけど 傷つくの怖いけど お前じゃ駄目だって言われるの 怖いけど 欲しいものに手を伸ばすのが生きるって事じゃない?
鈴愛:うん。すっごく賛成。 だから挑戦して挑戦して 手が届かなくて 駄目だって分かるのに 私なんか9年かかっちゃった。
裕子:私は5年。でも そいでよかったんだよね。何もしないよりは全然よかったんだよ。だって こうしてボクテや鈴愛に会えたし。あの5年があって今がある。タフになるよ 人間。
鈴愛:うん。生きれば生きるほどタフになる。
藤堂:頼もしい…。
裕子:鈴愛も焦らずに涼ちゃん 支えてあげなよ。彼がこれからどうしていくか分かんないけど。今はそっと…。
鈴愛:そうだね。涼ちゃんが挑戦やめても 挑戦続けても 私 支えるよ。
シロウ:あの~これ。
裕子:いや 頼んでないけど。
シロウ:いや 何か いい話 聞こえてきたから サービス!
藤堂:あ…ありがとうございます。
鈴愛:あっ 私 ちょっと…。
♪
シロウ:ありがとうございました。
裕子:ちょっと失礼。どうした?
鈴愛:私 多分 妊娠してる。
裕子:え!?
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●このコラム内の写真は全てテレビ画面からの引用で、その全ての権利はNHKにありますので予めご了承願います。また字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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「テレビネタ!」のメイン訪問者である世の奥様方に向けたコラムを書いています。
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