律君を嫌いだって言った訳じゃないんだ。あの時 鈴愛ちゃんはちょうどデビューしたてで 僕は鈴愛ちゃんの漫画をパクってクビになり 裕子ちゃんは結婚してそこをやめていき 一人残った鈴愛ちゃんはオフィスティンカーベルを 秋風先生のところをやめる訳にはいかなかった。東京を離れる訳にはいかなかった。そのために無理って言っただけなんだ。本当は鈴愛ちゃんは律君の事…鈴愛ちゃんは律君の事が好きなんだ!
あ~…。何で言う!?何でボクテが言う!? どうせ言うんやったら どうせ言うんやったら自分で言いたかった!
酔った勢いで過去の真実を暴露するボクテ。それに対して「自分で言いたかった!」と恥ずかしがる鈴愛ちゃんですが、でも本当は言ってもらいたかったんじゃないの?とニヤニヤ顔のおじさんおばさん視聴者。
人には誰だって、あの時ああしておけばよかったという後悔の出来事が一つや二つ、抱えているもので、本日の律と鈴愛を観ながら、初恋の人を思い出している人も多いかと。
でも律には、お受験に夢中なより子さんという凄いお嫁さんがいるから、このままでは不倫とか略奪愛になる可能性大。でもNHKなのでそんな展開も考えられず、やはり律もやがて離婚するんじゃないかと予想して、明日もよろぴく。
ちなみに「よろぴく」を流行らせたのりピーこと酒井法子ちゃんは、1971年2月14日生まれの47歳。鈴愛と生まれた年は同じで、学年は一つ上という事になりますピー。
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半分、青い。セリフ(112話8月9日)
●楡野家茶の間
(笑い声)
宇太郎:ほんでも ほんでも鈴愛にこんな田舎まで会いに来てくれて なあ。ありがたい!アハハハッ!
裕子:でも いいんですか?お店 閉めちゃって。
仙吉:いやいや いいの いいの。ハッハッハッ。いや~本当 べっぴんさんや。鈴愛とはまた違うなあ。こう 都会のべっぴんさんは。
鈴愛:ユーコ 今 仙台だよね。
宇太郎:仙台も都会やなあ 梟町に比べたら。
晴:お鮨でも取ろうか?こんな うちのもんで…。
藤堂:ううん こういうのが食べたいんです。ねっ。
裕子:はい。
晴:ありがとう ボクテ君。
仙吉:ボクテ?
藤堂:あっ 僕「ボクッて」って よく言うから ボクテなんです。本名 藤堂誠 よろしくお願いします。
仙吉:ああ…よろしく。
(電話)
和子:はい 萩尾写真館。あっ 鈴愛ちゃん。うん。ありがと。今日は だいぶ ええわ。あっ うん 待っとって。律 電話!鈴愛ちゃん。
律:はい もしもし。お~ボクテ君が。裕子ちゃんも。あ~。お母さん もう 夕ごはん作っちゃった?ちょっと 鈴愛んとこ行ってきていい?東京の友達 来とる。
和子:へえ~ええやない?
♪
和子:気を付けてね。
律:お母さん 何を気を付けるんや? 鈴愛んちまで 5分や。
和子:まあ そやけど。
弥一:律 これ 持ってったらどうや?
律:おお ふくろうの山。ええの?
弥一:東京からわざわざ見えたんやろ?せっかくや。地酒のおいしいの。
律:サンキュー。じゃあ 行って来ます。
和子:行ってらっしゃい。
弥一:気を付けてな。
和子:また こうやって 行ってらっしゃ~いなんて あの子 見送る事あるなんて 思わなかった。
弥一:フフッ 本当だ。
和子:子どもみたい。
弥一:子どもだよ。僕たちにとっては ず~っとさ。
和子:ねえ 弥一さん。
弥一:ん?
和子:鈴愛ちゃんね 律に用があると 必ず うちの電話にかけてくる。
弥一:うん?どういう事?ああ 携帯あるのになあ。
和子:鈴愛ちゃんなりに気を遣ってくれてるのよ。
弥一:ん?
和子:必ず 律に代わる前に「和子おばさん 調子どう?」って聞く。
弥一:ああ そういう事か。鈴愛ちゃんは優しいな。律も鈴愛ちゃんと一緒に…。
和子:弥一さん。
弥一:あ…はい。ごめんなさい。
和子:ええんやよ。より子さんや翼が大阪に残った事は 私は気にしとらん。翼の小学校もあるもんなあ。
弥一:小学校から受験させんでも…。
●楡野家茶の間
晴:裕子ちゃん これから看護師さん なるんか?
裕子:はい。今 看護学校の2年生です。
晴:へえ~。
律:こんばんは~。
鈴愛:あっ 来た。開いとる!上がって!
晴:あんた そんな横着な。出迎えぐらいしなさい。
鈴愛:ありがと。でも すごいなあ。ユーコ 頑張っとるなあ。
宇太郎:みんな それぞれの道やなあ。
鈴愛:お父ちゃん かっこつけとる。
律:こんちは~。
藤堂:わ~律君だ!
裕子:律君 久しぶり。
律:よう来たね。いらっしゃい。あっ おばさん これ。
晴:あ~ふくろうの山!おじいちゃん ふくろうの山や!
仙吉:いやいや 俺に持ってきた訳やないやろ。
藤堂:飲みましょうよ おじいちゃんも。
仙吉:本当に?あんた きれいなやあ。男と思えん。
裕子:ねえ 見て これ。クウちゃん。
鈴愛:えっ イケメン君や。
裕子:今度 もう中学生だよ。
律:えっ 見せて見せて。へえ~裕子ちゃんの息子さんか。
鈴愛:左が旦那の洋二さん。
仙吉:ほう~。
律:あっ 俺のも見る?
藤堂:あっ 見る見る!
裕子:見たい見たい。
鈴愛:え…えっ 何?
藤堂:だって 鈴愛ちゃん… 律君。
鈴愛:や…ちょっと待って。ちょ待てよ。全っ然 全然気にしなくていいから! もはや はるか億千年も昔の話でしょ?
藤堂:そっか。
律:そうでしょ。はい。
藤堂:う~ん!
鈴愛:あ…律に似とる。
裕子:息子さん。奥さんじゃないんだ。
律:あっ スリーショットもあるよ。
裕子:あるか。
藤堂:う~ん 見覚えある。あの結婚しましたって葉書の。
鈴愛:その事は忘れてたい。
宇太郎:あ~あの…僭越なんやけど どうやろ?こういう話は その 若者たちだけでなあ。俺んたあも どう聞いていいか 分からん。なっ 晴さん。
晴:何で。昔の話や。
仙吉:ほやけど みんな大人になったなあ。年取る訳やな こっちは。みんな 子どもやったのに大人になって家族ができて親になって ええ事や。うん。
藤堂:何で?もう そんな顔で僕を見ないで。あっ じゃあ 僕もこれ。じゃ~ん! できたんだ 彼氏。美容師さん。
仙吉:ちょっと ちょっと待て。えっ 何が起こっとる。男? わしには分からん。
宇太郎:じいちゃん じいちゃんにはカルチャーショックや。ジェネレーションギャップ&カルチャーショック。地域格差もあるかもしれん。
晴:ウーちゃん 何 言っとる。しどろもどろや。
草太:あの すみません。
律:お~何や 草太 おったか・
草太:今 上でちょっと カンちゃん寝かしつけてて。
鈴愛:あっ サンキュー。
草太:いや あっという間。コテッ。あのお願いが…。1巻目だけでいいので ボクッテさん サインを!
鈴愛:あんた いつの間に。
●鈴愛の部屋
裕子:鈴愛・
鈴愛:ここに布団敷くんでいいんだよね。雑魚寝になるけど オフィスティンカーベルで慣れてるもんね。
裕子:やばい。下。
鈴愛:え?
裕子:てか 何 この部屋。
鈴愛:この前まで 謎のアメリカ帰りが住んどった。
藤堂:だからね 僕は律に聞きたいの。夏虫の駅で鈴愛ちゃんにプロポーズしたでしょ!?
裕子:ボクテはほとんど飲めない。何か今日 うれしすぎて飲んでしまった。
鈴愛:ええ…。ちょっと待って ちょっと待って! もしかしてもう言っちゃった?律の奥さん見に 大阪まで行ったとか言っちゃった?
律:え?
藤堂:あっ!それはまだ言ってなかった。あったね~。そんな事も。
草太:いや 今 姉ちゃんがストーカーだった… そしてそれが今 家族の前で明かされた。
律:そういえば 何か より子が昼間に変な女が来たって言っとった事が。
藤堂:それはどうでもよくって。
仙吉:僕ってが よくって。
藤堂:鈴愛ちゃん 夏虫の駅でプロポーズ 断ったでしょ?
律:ああ 無理って。
藤堂:僕はね…僕って乙女だから純粋だからピュアだから。
仙吉:「僕って」って言ったね。
宇太郎:おじいちゃん おじいちゃん。
藤堂:2人が擦れ違ったままとか 絶対に嫌なの。
晴:え?
藤堂:2人が誤解したままとか あるべきじゃないって思う!あの日ね あの日あの時あの場所で 鈴愛ちゃんが律君のプロポーズを無理って言ったのは…。
(足音)
花野:ママ おしっこ…。
宇太郎:ええ仕事するなあ カンちゃん。
晴:あ…じゃ ババが連れてこうか。
宇太郎:逃げる気やな 晴さん。
仙吉:いや オーちゃんが。
草太:俺は聞くよ。ここで続きを。ええとこや。
鈴愛:ちょっと待って カンちゃん。え~っと… ママが今 ここを離れるのは。あっ カンちゃん 律に連れてってもらいなさい。
律:え?
花野:律 おしっこ。
律:あ… はい。
鈴愛:あの 外で待ってるだけで大丈夫だから。一人でできるから。
律:はい。
鈴愛:ボクテ!
藤堂:な~に~?
鈴愛:今すぐに酔いをさましてほしい!あっ お母ちゃん お水。
晴:えっ?あっはいはい。
鈴愛:できるならバケツで。頭からバシャ~ッと。
裕子:あの~でも ここはいっその事 本当の事を律君に知らせるってのもあるんじゃないですか?
晴:あるの?
裕子:だって おばさん 鈴愛も離婚して戻った訳だし。
晴:いやいや 裕子ちゃん 律君には奥さんと子どもが…。
裕子:あ…そかそか。
仙吉:あっ 不倫?
晴:ちょっと おじいちゃん。おじいちゃんからそんな言葉が。
宇太郎:あっ 略奪愛か!?
草太:女性週刊誌の読み過ぎや。
花野:あ~すっきりした!
晴:カンちゃん 寝んでもいいの?
花野:カンちゃん 目 覚めたわ。
藤堂:あの日 夏虫の駅で鈴愛ちゃんが律君のプロポーズを無理って言ったのは…。
鈴愛:えっ 続くの?ボクテ。子どもおる。カンちゃんがおる。
花野:あっ おまかいなく。
宇太郎:おまかい?
仙吉:おかまいなくや。
律:無理って言ったのは?
藤堂:律君を嫌いだって言った訳じゃないんだ。あの時 鈴愛ちゃんはちょうどデビューしたてで 僕は鈴愛ちゃんの漫画をパクってクビになり 裕子ちゃんは結婚してそこをやめていき 一人残った鈴愛ちゃんはオフィスティンカーベルを 秋風先生のところをやめる訳にはいかなかった。東京を離れる訳にはいかなかった。そのために無理って言っただけなんだ。本当は鈴愛ちゃんは律君の事…。
鈴愛:いや ちょ~っと待って!何かいい話のとこ 申し訳ないような気にもなるけどちょっと待って!その先は待って!
藤堂:待たない!
鈴愛:え?
藤堂:鈴愛ちゃんは律君の事が好きなんだ!
鈴愛:あ~…。何で言う!?何でボクテが言う!? どうせ言うんやったら どうせ言うんやったら自分で言いたかった!
律:カンちゃん ごめんね。
(軒下に転ぶ鈴愛)
律:鈴愛…。今の話 本当?
<もちろん 明日に続きます>
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●このコラム内の写真は全てテレビ画面からの引用で、その全ての権利はNHKにありますので予めご了承願います。また字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
半分、青い。ネタバレあらすじと感想を最終回まで!律と鈴愛の結婚相手は誰?
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半分、青い。キャスト紹介(更新中)変なおじさんおっさん枠は秋風羽織でOK?
「テレビネタ!」のメイン訪問者である世の奥様方に向けたコラムを書いています。
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