だんだん実習に出るようになって 実際に患者さんのお世話をするようになって 結構へこたれた。私は所詮 お嬢さんだったんだって 思ってね。秋風先生のところでも 結局は守られてたんだって。現場は大変。白衣の天使の夢だけではやってけない。私は使えないし 心ない患者さんにひどい事も言われる。心が折れそうになって…。鈴愛の顔が見たくなった。どんなに秋風先生に 原稿 放り投げられても それでも描いて描いて 最後までオフィスティンカーベルに残った鈴愛に会いたくなったんだよ。
そして
鈴愛は何かやるよ。鈴愛のパワーは 生きる力はすごい。その辺のやつとは比べ物にならない。
と念押しして
私は人には使われん。社長をやる。と鈴愛の心に火をつけた裕子。やはり、前向きな人にはパワーがあるという人生訓で、今日も頑張りましょう、奥さん。
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半分、青い。セリフ(113話8月10日)
藤堂:鈴愛ちゃんは律君の事が好きなんだ!
鈴愛:何で言う!? 何でボクテが言う!?どうせ言うんやったら どうせ言うんやったら自分で言いたかった!
律:鈴愛…。今の話 本当?
鈴愛:えっと…。本当か嘘かと言われたら 本当?嘘?どっち どっちどっち?私は今 この時 どう言えばいいんだろう。
晴:鈴愛 思っとる事 みんな しゃべっとるよ。
鈴愛:えっとですね…。
律:いや ごめん 鈴愛。
鈴愛:えっ ちょ待て。
律:僕は鈴愛の気持ちに応える事はできない。なぜなら既婚者だからだ。
鈴愛:えっと…ちょっと待って。
律:以上だ。
鈴愛:ちょ…待って!あれ?私さっきから ちょっと待ってしか言っとらんな。
律:いや 実はもう夏虫の駅の事は前に聞いていた。
鈴愛:嘘!誰から?
仙吉:いや あっ ちょ…ちょっと あれや。
宇太郎:何や?おじいちゃん。
仙吉:いやいや だからこれは若い2人…いや 若ないかもしれんけど この子んたあ 2人にしたった方がよくないか?ねえ?カンちゃんもおるし。
宇太郎:カンちゃん 寝とる。
鈴愛:たぬき寝入りや。その子はそれくらいやる。あれ?本当に寝たか。
草太:そんな事より続き続き。俺は続き聞きたい。
仙吉:ほんでもなあ…。
鈴愛:ちょっと ちゃちゃ入れんといて。前に聞いた?夏虫の駅の事。
律:菜生に。
鈴愛:あ…。
晴:鈴愛の口は羽よりも軽いから。どうせ自分で菜生ちゃんにしゃべったんやろ?
鈴愛:菜生にもブッチャーにも 言ったかも。でも あれは惜しかった。あのプロポーズ 断ったのは本当に惜しかった。
晴:ほうか…。律君にプロポーズ。ほんな事が。惜しかったね。
鈴愛:ほやけど お母ちゃん いい事もあった。律に振られて漫画家やめて100均に勤めて まあ あかんと思っとったら 涼ちゃんに出会って花野もできた。
宇太郎:えっ いい話?
鈴愛:でも涼ちゃんはろくでなしで 私は出戻ってまった。
宇太郎:私の人生 波乱万丈や。
裕子:おじさん 何言ってるの?
宇太郎:いや ほら こうやって芸能人がず~っと身の上を語るテレビがあるやろ。知らん?
裕子:ああ…。
律:夏虫の駅の話を聞いたのは より子と結婚したあとだった。
鈴愛:何で?何でそのタイミングで 律に言った?訳分からん。菜生。電話。
晴:あんた やめときなさい。聞いてどうする?
律:話がとっちらかったけど この際 はっきり言っておきたい。この前 ともしびで見つめられて「律を支えたい」と。
回想鈴愛:律を支えたい。
律:そう言われたけども 僕は結婚している。
鈴愛:いや!違う。それは違う 律。私は ただ友達として 親友として 幼なじみとして ご近所として 和子さんの事もいるいるある 律の力になりたいと思った。そういう事や。
律:うん そういう事か。いや そういう事だろうとは思ってたんだけどな。まあ 一応確認。何か俺 ドキッとしちゃってさ…。はっきり言っておかなきゃなって勝手に思って。
鈴愛:いやいやいやいやいや…違う違う。そういうのと違う。
律:うん。なっ うん。そうだよね。分かった。
鈴愛:だから謝らなくていい。
律:あっ はい。
鈴愛:こんな家族の前で公開処刑しなくていい。私を振らなくていい。
律:申し訳なかった。いや ここはひとつ はっきりさせた方がいい…。
鈴愛:うんうんうん はっきりした。律 はっきりしたから。そして あの夏虫の駅の事は もう昔の話だから。
律:だな。
鈴愛:こいつ…人騒がせな。
(足音)
裕子:あ…。
鈴愛:眠れないの?
裕子:うん…ちょっと。夜の食堂って珍しくて。
鈴愛:いいよ。ちょっと飲む?
裕子:うん。
♪
裕子:とんだボクテだったね。
鈴愛:全くだよ…。信じられん。そして明日になったら きっと やつは何も覚えてない。でもさ…。
裕子:ん?
鈴愛:何で家族全員の前で律に振られなかん?
裕子:いやいや 振られた訳じゃないって。律君は自分の気持ちをしゃべっただけ。2人の関係はナチュラルで みんなの中でオープンで 小さい頃からで そして今もまだ続いていて 家族じゅうに見守られていて…私は じんと来た。
鈴愛:ユーコ もしかして何かあった?
裕子:えっ?
鈴愛:だって いきなり訪ねてくるなんてさ。
裕子:自信がなくなった。さっき言ったでしょ?看護師になるために 看護学校行き始めたのが去年。
鈴愛:うん。
裕子:だんだん実習に出るようになって 実際に患者さんのお世話をするようになって 結構へこたれた。私は所詮 お嬢さんだったんだって 思ってね。秋風先生のところでも 結局は守られてたんだって。現場は大変。白衣の天使の夢だけではやってけない。私は使えないし 心ない患者さんにひどい事も言われる。心が折れそうになって…。鈴愛の顔が見たくなった。どんなに秋風先生に 原稿 放り投げられても それでも描いて描いて 最後までオフィスティンカーベルに残った鈴愛に会いたくなったんだよ。
鈴愛:今は何にもやっとらん。
裕子:やるよ。
鈴愛:え?
裕子:鈴愛は何かやるよ。
鈴愛:そうなの?
裕子:うん。鈴愛のパワーは 生きる力はすごい。その辺のやつとは比べ物にならない。
鈴愛:ありがと。何か ユーコにそう言われると 頑張れる気がする。
裕子:あの日… 一緒にネームやった あの日。
回想裕子:ほしたら 今日は鈴愛の第二の誕生日。漫画家の鈴愛が生まれた日にしよう。
回想鈴愛:フフフ…いいね。じゃあ ユーコも漫画家誕生日。
鈴愛:ハハハハッ。言った そんな事。
裕子:何回だって生まれられるって思う。人生の中で新しい自分が生まれていく。
鈴愛:ユーコは今度は看護師さんとして生まれるんやね。
裕子:うん。頑張る。負けない。
鈴愛:私 ユーコが本物の看護師さんになったら会いに行く!決めた!
裕子:仙台に?
鈴愛:うん。
裕子:フフッ うれしいな~。
鈴愛:約束。
裕子:おっ。
鈴愛:てれるな いい年して。
裕子:その顔。鈴愛の笑顔が見たかった。
鈴愛:おじいちゃん。
仙吉:うん?
鈴愛:おじいちゃん 五平餅作らんの?
仙吉:ああ… まあ つくし食堂といえば 草太のカツ丼が有名になったでな。
晴:はい どうぞ。お待たせしました。
龍之介:ほいでな まっ あれや。この辺で言ったら 俺は名士やないか?…で お前の仕事をいろいろ探してやった。おい。おい。ハハハハハハッ。しかし まあこのご時世や。なかなかなあ…。
律:こんばんは。
晴:あっ いらっしゃい。
龍之介:あっ こっちこっち!
律:よっ。
鈴愛:よっ。
晴:ビールでいい?
律:あっ はい。
龍之介:ヘヘッ。ほいでな まっ 俺んとこ。俺んとこ 今 10人弱? 人 使っとるにゃけど 不動産屋の店員にもう一人 雇えんでもないなあって。
鈴愛:ん?
龍之介:ほやから うちで雇ったらんでも ないぞって話や。
晴:ええ話やないの。あんた。本当?ブッチャー君。
龍之介:おばさん 気にしんでもええよ。俺にできる事やったら。
鈴愛:それには及ばん。
龍之介:は?
鈴愛:ブッチャーに使われるくらいやったら 物乞いをする。
晴:鈴愛…。あんた 何を言っとる?あんた うちに帰ってきて 何日 遊んで暮らしとる?
律:おばさん…。
鈴愛:ちょっと 私は決めた事がある。
晴:何?
鈴愛:私は人には使われん。社長をやる。
晴:はあ?
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●このコラム内の写真は全てテレビ画面からの引用で、その全ての権利はNHKにありますので予めご了承願います。また字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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「テレビネタ!」のメイン訪問者である世の奥様方に向けたコラムを書いています。
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