まあな。考えてみるとあれや。鈴愛みたいな親バカがおらんかったら オリンピック選手も誕生しんかったって事やろな?こう…裾野を支えるフィギュアを目指して挫折していった大勢の子どもたちの親バカたちのおかげでああいう金メダリストたちは…。 イッテ!
浅田真央ちゃんネタを持ってきてからの、名古屋のスケートマダムたちに挑戦状をたたきつけたブッチャーのセリフに唖然とする月曜の朝。
すでにその心中がザワザワしているスケートマダムたちの姿を想像し、やはり奥さんはいいなあと違った妄想をするおっさんでした。
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半分、青い。セリフ(127話8月27日)
花野:行きます!
宇太郎:えっ!? 今 3回転とは言わんくとも 2回転くらいはしたんやない!?何か 何かすごいんやない!?これすごいんやない!?カンちゃん!金メダル取れるんやない!?
鈴愛:ただいま~!
宇太郎:ちいジイジ ちいジイジやってみるわ。
晴・草太:えっ!? 大丈夫?
宇太郎:おう行くぞ!行きます!ちいジイジ行きます! あっ…!
草太:俺やる 俺やる 俺やる!行くで 行くで。よし。
一同:お~!
宇太郎:いやいやいや1回転ってとこやな。
草太:おねえ やってみい。
鈴愛:あかん。ほれ 私 耳が怖い。
<2008年 このころ スケートの浅田真央ちゃんが大人気でして アクセルだのルッツだのトウループだの…いえ 私には区別つきませんが。しかし あの~この人たちは一体…アホやなあ>
宇太郎:真央ちゃんみたいやったな 今。
♪
草太:お父ちゃん 大地 お昼ごはん。
宇太郎:うん。お~っ!ハッハッハッハッ!
大地:イエ~イ!
宇太郎:大地 上手。よし ごはん食べよう。 おっ そうめんか。
草太:夏のが余ってまって。まだ 外 暑いしな。
大地:見て 見て バアバ!
晴:お~。あっ よう こんなのあったね。
大地:面白いよ これ!
晴:ほうか。あれ 里子さんは?
草太:今 ちょっと あっちで話。
晴:話?
♪
鈴愛:どういう事やろ。
里子:ほやで うちはまだ大地小さいから お小遣い制にはしてなくて 何かの時にはお金 持たせるようにしとるんや。
鈴愛:うん。
里子:そいで 大地とカンちゃん 時々一緒に遊ぶやん。
鈴愛:うん。
里子:そうするとな カンちゃん スーパーとか行ってもお金ないって…。…で 大地が肉まんとか買うやん?それをこう半分ずつ。
鈴愛:里子さん 気ぃ遣わんでもええ。それ 半分ずつやないな?ダイちゃんが3で カンちゃんが7やろ?ダイちゃん 肉ないとこやろ。
里子:う~ん…。カンちゃん かわいいでな。あの顔で見られると ダイちゃん全部 あげたなってまうらしい。
宇太郎:おっ 鈴愛 そうめん。どうした?
鈴愛:カンちゃん! あんたは何でダイちゃんの肉まん 奪って食べる!?
花野:ワン モア タイム プリーズ。
鈴愛:どうして 人にたまる!?
里子:お義姉さん お義姉さん そうやなくて あの…カンちゃんにもそろそろお小遣い あげたらどうかなって。ねえ 草太さん。
鈴愛:この子にはお小遣いあげとる。あんた お小遣いはどうした?何に使った?
草太:下 行こう。姉ちゃん お手柔らかにな。自分の時 思い出せ。
鈴愛:かっこつけて…。さっき そこに何 隠した? これ 何?
花野:湖。白鳥が踊る。真央ちゃん。
鈴愛:ん?
花野:真央ちゃんが滑ると カンちゃんにはこう見える。白鳥が湖を飛んでるように見える。
鈴愛:カンちゃん…。
花野:カンちゃんは スケートをやってオリンピックに出たい。ちいジイジは カンちゃん メダル取れるんやないのって言った。お小遣いは使ってない。みんな ここにある。
鈴愛:それ どうするの?
花野:カンちゃんはこれでフィギュアを習う!
(鈴の音)
鈴愛:いつも同じものでごめんね おばさん。
律:今日はカツ重の気分やったなあ。
弥一:律。はい 鈴愛ちゃん どうぞ。
鈴愛:すみません。ありがとうございます。
律:う~ん…。やっぱり ちょっと現実的じゃないかな。この梟町からスケート教室に通おうと思うと 名古屋の大須のスケートリンク。有名な選手がいっぱい出てる。真央ちゃん ミキティ 古くは伊藤みどり。しかし 時刻表と照らし合わせると これ 接続悪いね。何てたって本数が少ない。ドア トゥ ドアで片道2時間半かなるな。
鈴愛:やっぱりなあ…。そういう事になるやろうなあとは思っとった。
律:しかし こう見とると 名古屋の大須か東京の神宮外苑なんかが有名なんやな。大須 休みの日やったら俺が送ってけん事もないけんどなあ 車で。
鈴愛:いや 律 来月 大阪帰るやん。
律:あっ そやった。
弥一:おじさんが車で。
鈴愛:あっ いえいえいえいえ! あ~東京だったら 神宮通わせられたなあ。前住んでた所から地下鉄で一本。
律:まあ 田舎だからなあ。
弥一:地下鉄はないなあ。
鈴愛:どうしよう…。
弥一・律:えっ まだ諦めてないの?
<そう 鈴愛にはこういうところがあります。誰がどう考えても無理って事を諦めないところ>
花野:カンちゃんはメダルを取る。
鈴愛:ほう。
花野:青メダルだ。
鈴愛:青?
花野:青いメダル。
鈴愛:カンちゃん メダルには金と銀と銅しかない。
花野:うっ カンちゃん 全部好きじゃない色だった。
鈴愛:青…。そのメダルは何等賞だろう?
花野:うん?
鈴愛:でも 青いメダル いいな。何か 参加賞かもな。
花野:しょぼいやつ?
鈴愛:違う カンちゃん しょぼくない。参加賞は偉い。だって それをしようと参加したんだから。メダルを取ろうとした人しかメダルは取れない。オリンピックに出ようとした人しかオリンピックには出られない。メダルは空から降ってこない。自分で取りに行くんだ。そういう意味では取ろうとしに行くだけでそれは価値がある。その勇気に 母は青いメダルをあげたい!
花野:もらいたい 頂きたい。青いメダル。
鈴愛:ラジャ。
♪
鈴愛:はい。
花野:ありがとう!
<あらあら鈴愛。カンちゃん 余計その気にさせちゃって大丈夫ですかね?名古屋には 大須のスケートリンクにはどうしたって通いようがないのに>
鈴愛:ついつい。
菜生:ついついかあ…。
律:青いメダルは罪が深いな。
龍之介:深いな。
鈴愛:でも あの子は今まで自分から何かをやりたいって言った事がなかった。初めてなんや。
健人:ちょっと 鈴愛さん。
鈴愛:あ…。
麗子:鈴愛さんは結婚式のドレス どんなの着ましたか?
鈴愛:あっ 私は白無垢とプリンセスラインのウエディングと。
健人:じゃ それ やめましょうね。結婚 失敗します。
鈴愛:おい。あっ 火 ちょっと弱い方がいい。焦げとる。
健人:オッケー。麗子 火 弱めます。
菜生:鈴愛の言う事も分かるなあ。うちのモカとキララも 自分からやりたいって言ったらやらせようと思っとる。習い事。まだ言わん。やりたいって言ったの テレビゲームだけや。
律:うちの翼はサッカーやらせとる。自分かたやりたいっつった。
龍之介:不思議やな。こうして 子どもの話 するようになったんやな梟会。
菜生:本当や。あのことを何にも変わらん気するのになあ。
鈴愛:ほやけど あの子はああ見えてわがままをあんまり言わん。
菜生:あっ まだ話続いとるんやな。
鈴愛:私が離婚する時も好きだったパパと離れる時も ダダ一つこねんかった。逆に私を慰めていた。
回想花野:今日は駄目かもしれないけど 明日かあさってには帰ってくる。
龍之介:すげえな どういう教育や。
鈴愛:英才教育。でも ほやから あの子の言う事は聞いてやりたい。
菜生:うんうん 分かる。
鈴愛:それにあの子 跳んだんや!畳の上で2回転。みんなでやってみた。誰も跳べんかった。あの子は本当に金メダルを取るかもしれん。
龍之介:もしも~し。
菜生:本気なんか?
律:本気や。
龍之介:まあな。考えてみるとあれや。鈴愛みたいな親バカがおらんかったら オリンピック選手も誕生しんかったって事やろな?こう…裾野を支えるフィギュアを目指して挫折していった大勢の子どもたちの親バカたちのおかげでああいう金メダリストたちは…。 イッテ!
菜生:夢を台なしにするような事 言わんといて。
律:跳んでみるか?
龍之介:え?
律:よっ。
龍之介:お~お~ お~お~お~。
律:2回はやっぱ無理や。
龍之介:今 結構 回っとったけどな。いよっ!
律:あ~でも 1回半ぐらいやな。
菜生:あっ 見とって。
龍之介:お前 全然 回っとらん。
鈴愛:私も跳ぼうかな。
菜生:え?
鈴愛:あ… 律 見てて。
律:うん。
鈴愛:はい!
律:おお。
鈴愛:お~。何や 跳べるやん!こっち聞こえんで怖かった。
龍之介:お前 それ 1回転もしとらんぞ。
鈴愛:え?
龍之介:ハハハッ 見とけ 見とけ。行くぞ!やあっ!
津曲:何やってんだ…。
律:えっ?
龍之介:え?
菜生:え?
津曲:私 こういうもんでございます。
鈴愛:株式会社ヒットエンドラン…。つ…津曲(つっきょく)?
津曲:津曲(つまがり)と読みます。
鈴愛:変な名前。
津曲:何だと。
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●このコラム内の写真は全てテレビ画面からの引用で、その全ての権利はNHKにありますので予めご了承願います。また字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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「テレビネタ!」のメイン訪問者である世の奥様方に向けたコラムを書いています。
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