NHK連続テレビ小説98作目の「半分、青い。」も残り1ヶ月。怒濤の展開を見せる律と鈴愛の人生。
まずは、先週土曜日に夫婦のよりを戻したはずだった律とより子が、結局は2年後に離婚ということを、廉子さんのナレーションで知り、ふぎょぎょ。
そして東京の菱松電機本社に戻った律の新しい住所は、杉並区風の谷7丁目3。近所にはマアくんが住んでいて、鈴愛も五平餅の屋台を引いているという凄い展開。
マアくんはいまだ独身だけど、恋人がいるらしく、おそらくはボクテじゃないかと予想して今週もよろしくお願いいたします。
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半分、青い。セリフ(133話9月3日)
律:海外赴任の話 打診された。スタンフォードと菱松電機のロボット制御の共同研究の話があるらしくて。
律:翼を連れてきてほしい。もう一回 やり直したいんだ。
鈴愛:バイバイ 律。
律:頑張れよ 鈴愛。
<あれから2年後 2010年。律君はアメリカから東京に戻ってきていました。>
律:早乙女さん。これ 2割カットでおさめて下さい。この予算は出せません。
早乙女:分かりました。
(早乙女の舌打ち)
<律君は菱松電機経営企画部技術課の課長になっていました。各セクションの開発や研究の予算管理をします。まっ 要するに予算の締め付け。時にはリストラのような事も>
律:風の音が聞こえん。
●律の部屋
(チャイム)
律:おお~久しぶり。
正人:おお~久しぶり。あれ アメリカ帰り ハグとかするんじゃないの?
律:ああ…する?
正人:やっ。
律:まっ ここ日本だしな。
正人:ハハハッ だしな。
律:どうぞ どうぞ。まだ全然片づいてないけど。
正人:へえ~いいじゃない!ごめんね なかなか来られなくて。こいでも結構 仕事忙しくてさ。
<正人君は法律関係の出版社勤務です。2人は西北大学卒業後も ちょくちょく連絡を取っていました>
律:いや~正人が探してくれた ここ 最高。
正人:でしょ?俺さ そこの川べり 散歩する度に あ~ここいいなあって思ってたの。何か ツタとか絡まっちゃっててさ 昔の同潤会アパートみたいで 何かいいなあって。
律:悪いな。本当は 正人 ここ入りたかったんじゃないの?
正人:ううん。ちょうど 律から その時さ 東京の菱松電機の本社に戻るってメールあって。…で まだ部屋決まってないって言うから 貼り紙見て はいってすぐ手あげちゃった。俺だけだったら 引っ越してないよ。だって面倒くさいもん。フフフッ。それに 律がここに住めば こうやって遊びに来られるしね。
律:うん。
正人:あっ ビール買ってきた。
律:おっ 以心伝心。枝豆ゆでてた。
正人:おっ いいね~。ここ 誰か来たりする?
律:や…誰も。
正人:そっか。まあ そっか。引っ越したばっかだもんな。ねっ 知っている?ここ。
律:何?
正人:住所 風の谷7丁目だよ。
律:うん。
正人:律 これから住所書く度に 俺は風の谷の住人だって思えるよ。手紙もらった時とかさ。
律:確かに。何か かっけえな。
正人:でしょ。俺んとこはね植田町。普通~!
律:あっ そっか。正人んとこは風の谷じゃないのか。
正人:そう。 はい 久しぶり。
律:お久しぶりです。
正人:あ~! 何か 俺ばかりしゃべっている気がするね。
律:アハハッ。
正人:フフフフッ。
律:や…あんまり人としゃべってなかったから。この前まで英語だったし。
正人:あっ そっか!ペラペラ?
律:や…全然。センスなくて最後まで駄目。読めはするけどしゃべれねえ。
正人:ハハッ しゃべれねえ。うまそう これ。うん。
律:あんま 気ぃ遣わないで。
正人:ん?ナチュラルに会話していたつもりだったが…。気遣いがにじみ出ていた? 腫れ物に触る感 あった?
律:うん。風の谷とかさ。
正人:ん?
律:風の谷とか聞いたら 悲しくなるじゃん?何か。スナフキンか?俺は。
正人:ハハハッ。それ ムーミン谷。
律:あ…。
(チャイム)
律:おっ。
正人:あっ 来た。
律:来たよ。
正人:ハハハッ。
宇佐川:ハッハッ お約束かと思って。
♪
宇佐川:結論かた言うとだなあ ちと難しい。
<実は律君の勤める菱松電機 この6月でロボット部を閉鎖してしまいました>
宇佐川:リーマンショックのせいで どこのメーカーも守りに入ってしまった。どにかくロボットは金がかかる。まず 切り捨てられる。いや 口がない訳でもない。だがな 萩尾君。君が菱松電機とスタンフォードでやってたトルク制御のような研究はもうやれない。 あそこがトップクラスだ。
正人:律はどんな研究をしてたの?
律:一貫して俺がやってたのは ロボットがいわば 障害物をなぎ倒さずに まるで人間のように 柔らかくいなすロボットの制御システム トルク制御。
正人:ん? すまん。いいや。難しかった。
宇佐川:律君の研究はすばらしいものだった!
律:ありがとうござます。
(携帯の着信音)
律:ああ すいません。電話。
宇佐川:あっ…。
律:ちょっと失礼。あ~はいはい。うん。えっ嘘。うん ちゃんと振り込んだよ。うん 見てみて 通帳。あ~大丈夫?よかった。うん。うん じゃ。あ~ツバ…。すみません 養育費の確認。
宇佐川:ああ…。
<律君はアメリカに妻子を呼んだものの やはりアメリカ。外国。より家族のストレスはたまり ひとつき前に離婚が成立しました>
律:ん!これ うまいっすよ。
♪
律:今日はわざわざすみませんでした。
宇佐川:東京で昔の仲間の集まりがあったんで ついでだ。
正人:先生!先生 これ 忘れ物。
宇佐川:あ~それはお土産。
正人:土産…。
小川友美:あっ あの~ 萩尾律さんのお宅…。
宇佐川:あっ ここですよ。あ~お客さんですか。では私はこれで失礼して。
律:あ~先生 駅までお送りしますよ。
宇佐川:いやいや ほろ酔い気分で川べり一人で散歩! いいです~。
●杉並区の川べり
鈴愛:五平餅~ 五平餅~ 五平餅はいかがですか~?
●律の部屋
律:え~こちら 小川友美さん。お久しぶりで。
小川友美:お二人でチロを! どうもありがとうございました。
正人:チェロ?俺らチェロ弾かないよね?
律:チロだよ。覚えてない?白いしば犬。俺らが海藤高校受験行く日に。
正人:えっ!?えっ!? あのワンちゃんの飼い主さん?
小川友美:はい。チロはあのあと 26年生きまして 先月 天国に行ったんですけども 長寿犬としてギネス世界記録にも載りまして…。
律:え!?
小川友美:今日は都内であったそのパーティーの帰りなんです。
正人:え…。
小川友美:これ…。お二人に是非。
正人:あ…。ハハハハハッ!すっご~い!世界記録だって!
小川友美:あと 忘れてた。これ 来る途中の川べりに五平餅の屋台あって… そこで。
律:五平餅の屋台!?珍しい。
正人:あ~でも あれだね 律。その…ちょっと。
小川友美:あっ 小川です。小川友美。
正人:小川さんとね 連絡取ってたんだね。
小川友美:年賀状のやり取りだけ させて頂いて。
正人:ああ そうですか。
小川友美:お二人の海藤高校の受験を犠牲にして本当に本当にごめんなさい。
律:いえいえ。
小川友美:私も子どもができて 受験スーズンにさしかかって 初めてどんな大変な事をお二人にさせてしまったか…本当にどうもありがとうございました。
律と正人:いえいえ。
●杉並区の川べり
客:すみません 五平餅2本お願いします。
律:お~本当や。五平餅の屋台や。
正人:律君 岐阜弁なっとる。
律:へえ~。あ~じゃ 生2つ!
鈴愛:あいよ。
律:え…?
鈴愛:お帰り 律。
律:お前…おばさんになったなあ。
鈴愛:やってまった。ごめん。はい。
●律の部屋
律:や~俺 生まれて初めてビール浴びたわ。野球選手の祝賀会の感じを体感しました。
正人:でも 律君 あれはないでしょ?おばさんって。
律:いや 正人も人が悪いよ。鈴愛がこの町にいるの 知ってたなんてさ。
正人:いやいや サプライズだったんだよ。3ヶ月ぐらい前かな?駅の辺りで屋台で五平餅焼いてる鈴愛ちゃんと再会してさ。ほんで 今日さ今日 ディナーに鈴愛とカンちゃん 呼ぶ予定だったの。そこで2人を会わせる予定だったの。それなのに もう~律ときたら 五平餅五平餅と。
律:えっ お前ら 付き合ってんの?
正人:つきあってないよ。何 言ってんの。俺 好きな人いるし。
律:えっ それも聞いてねえし。
正人:えっ 写真見る?恋人 マイラバー。
●鈴愛のアパート
花野:ママ。ママ まだ?
鈴愛:まだまだ。いけるとこまでいくよ。
●律のアパート
(チャイム)
律:は~い!
花野:律!
律:カンちゃん 久しぶり! お前 どうした?
鈴愛:どうや。おばさんやない。美魔女や。
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●このコラム内の写真は全てテレビ画面からの引用で、その全ての権利はNHKにありますので予めご了承願います。また字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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「テレビネタ!」のメイン訪問者である世の奥様方に向けたコラムを書いています。
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