半分、青い。セリフネタバレ(4月23日19話)
回想鈴愛:野球部とかですか?
回想小林:新聞部です。
鈴愛:私はどうしたらもてる。
律:とにかく あんま しゃべんな。
鈴愛:え…。
律:かわいく おとなしい方がいい。
小林:楡野さん!楡野鈴愛さん!楡野さん!こちら!楡野さん!こちら!
鈴愛:あっ…。
和子:あんた 暇やったら布団くらい干しなさい。
律:暇やない。忙しい。お母さん 何でフランソワなんて名前 亀に付けたの?こいつ自分の事 外人だと思ってる きっと。餌 高級なのしか食べないの そのせいだよ。エビとか。なめられてんだよ和子さん。ねえ おかん!
和子:あんた こんな天気のいい日曜 くだらん事ばっかり言っとたんと遊びに行くか勉強するかしなさい!
律:勉強するわ。
小林:新聞部というのは新聞を作るだけでなく既存の各新聞を…。
鈴愛:あっごめんなさい。ちょっと…。私 左の耳が聞こえなくて。だからさっきお会いした時もどっから呼ばれてるか分からなくてキョロキョロさがしちゃって…。片方聞こえないと音の方向 分からないんです。
小林:さっき何かキョロキョロしているの かわいらしいな なんて。今の失礼やったかな。
鈴愛:あっううん。
小林:あっあの。
鈴愛:はい?
小林:僕 守りますんで。
鈴愛:えっ?
小林:楡野さんの…いや 鈴愛さんの左耳になります。
律:アプダクト 誘拐する。アシューム 決めてかかる。
和子:あんた何やっとんの?
律:亀の甲羅干し。
(電話の音)
和子:そう。ねえ本当。うん。おばさんも最近目がかすんできてまって。もう年やろか。
律:お母さん それ鈴愛やないの?
和子:あっ律来たわ。代わるでね。
律:もしもし。
鈴愛:おばさん 話 超長い。
律:どうした?
鈴愛:何 話したらいい?
律:え?
鈴愛:律があんまりしゃべるなって言うから 小林君があんまりしゃべらん。
律:小林君…。新聞部は小林っていうんか。
鈴愛:そう。みんなに こばやんって呼ばれてるんやと。
律:まあそれはいい。沈黙が続くか?
鈴愛:続く。つらい。
律:今 こばやんは?
鈴愛:あっ今 夏目漱石んちの縁側で休んどる。私はトイレ行くって言って公衆電話見つけてかけとる。
律:しゃべれ 鈴愛。
鈴愛:何を?
律:う~ん う~ん…。
鈴愛:早く!切れる!十円玉もうない!
律:あっあれやないか?あのカセットテープ拾ったろ そのテ…。
(普通音)
小林:鈴愛さんに日とってもらったカセットテープの中身ですか?
鈴愛:はい。あっ私 当ててみましょうか?あっ私は「イカ天」「いかすバンド天国」が大好きでマサ子さんとか。
小林:そういうのとはちょっと違うんです。よかったら聴いてみますか?
鈴愛:はい。あ… 私 方耳しか。
小林:あっ 失礼。どちらでしたっけ?
鈴愛:ああ…。
小林:あっいや こう並んでるんで…。右だ。はい。
鈴愛:はい。ありがとうございます。
カセットテープの声:「じゃ何かい よっちゃん。うちの寿限無寿限無 五劫の摺り切れ 海砂利水魚の…」。
鈴愛:人がしゃべっとる。
小林:落語です。
鈴愛:あっ…。
小林:あっいいですか。
鈴愛:あっ はい。
カセットテープの声:「ちょっとお前さん 聞いたかい?うちの寿限無寿限無 食う寝るところに住むとこ やぶからこうじの…」。
鈴愛:これ聴いた事ある。
小林:これ どんな話か知ってる?
鈴愛:えっ あっごめん。何ですか?
小林:あ…。あのね 子どもが生まれた時にお寺の和尚さんのところへ名前の相談に行くんです。そうしたら和尚さんが縁起のいい名前をいろいろ教えてくれて 父親はそのめでたい名前を全部生まれた子どもに付けてやたら長い名前になっちゃったっていう…。
鈴愛:へえ~。じゃあ これ全部人の名前なんや。いい話やね。
小林:はい。
弥一:138万円…。
晴:サンバルック300着…。
和子:これって木田原で売るって事?
幸子:知らん。サンバランドの中で貸し出すかもしれん。
和子:え…サンバランド決定?
幸子:あの女狐にたぶらかされたんや!
小倉瞳:あら皆さん…。
幸子:この女狐~!五郎をどうやってたぶらかした!?どうやってたぶらかした!
(電話の音)
律:はい もしもし!あっはい…いや うち そば屋じゃないです。
鈴愛:私 ナポリタンで。
ウエイトレス:かしこまりました。
鈴愛:あっ気にしないで。ここ 音楽が流れてるじゃないですか。
小林:あっ は…はい。
鈴愛:そうすると私 音が聞きづらいのでそういう時はいつもこれ。あっ何かしゃべってみて下さい。
小林:寿限無寿限無 五劫の摺り切れ 海砂利水魚の…。
鈴愛:ばっちりです!聞こえます。
小倉瞳:だから私は何も知らないですって…。
幸子:でもこうして現にサンバルックが…。
小倉瞳:うちの部長や神崎が話してたら分かんないですけど…。でもこのデザイン…。
晴:あっ請求書…。
和子:ん?
晴:これ 見積もり…。
幸子:え?
弥一:あっ本当や。
晴:まだ発注しとらんのやない?
幸子:あっ 請求書と思い込んだ…。
和子:見積もりや。お金はまだ発生しとらん。
鈴愛:うわ~!はよ!はよ はよ!見て下さい!これが金沢監獄!私 ここが大好き!はよ!ほら この囚人の蝋人形。オレンジの洋服がたまらないです。そして朝ごはん 昼ごはん 夜ごはんのサンプル。 ああ…。
今日は小学生が少なくて結構すいてる。あっあのさっきの看視室は実はここのものではなくて網走監獄から移築されたものなんです。
小林:楡野さんはこういうのがお好きなんですか?
鈴愛:ええ はい! あの 世界の拷問施設とか目がないです。あっ 私 一ついい拷問の方法を考えたんですけど聞いてもらっていいですか? 描いた方が分かりやすい。
伝わりますかね? あのこう前の人の足首にこうやってぶら下がってグルグル回り続けるっていう…。えっ どうですか? いや結構面白くて好きなんですけど。
鈴愛:別れる時 また電話するよって言ってたんやけどね。 言ってたんやけど…。
菜生:でも あの拷問の機械 図解までして説明したんやよね?
龍之介:あれ よう出来とるで。最初 鈴愛に聞いた時 感心…イッテ…。
菜生:明治村で金沢監獄 見に行ったんやよね?ほいで囚人体験したんやよね?ホテルのレストランでつけ耳つけたんやよね?さて 鈴愛の何がいけなかったでしょう?
律:もう電話はかかってこんな。鈴愛 お前ははもう既に振られている。
鈴愛:やっぱり…。
龍之介:でもさ鈴愛って不思議やと思わん?刑務所の作り物とか拷問の発明とか好きなくせにホラー苦手やんか。みんなで「エルム街の悪夢」見に行った時も途中で出てまって一人 外で待っとった。
菜生:そういえばそうやね。怖いのあかんよね 鈴愛。ほやのに監獄はええんやな。
律:鈴愛はお化けのいないお化け屋敷が好きなんだよ。えっ…何で? それ俺のやん。
鈴愛は自分の事を誰よりも分かったような事を言う律君が憎らしいような 頼もしいような うれしいような 悔しいような やっぱりおいしいと感じていました。
●このコラム内の写真は全てテレビ画面からの引用で、その全ての権利はNHKにありますので予めご了承願います。
半分、青い。ネタバレあらすじと感想を最終回まで!律と鈴愛の結婚相手は誰?
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