ボクテが辞退した後での再審査の結果、ガーベラ大賞新人賞が鈴愛の「一瞬に咲け」に決まり、それを伝えるひしもっちゃんの髪飾りはガーベラの白い花。
白いガーベラの花言葉は「希望」ということで、裏切り者のボクテを含めて、秋風塾生3人の行く末は希望に満ち溢れていると解釈したいのですが、でも来週は裕子ちゃんが消えてしまいようで…。
秋風先生がボクテをクビにしたのは、単に自分を裏切った事への怒りだけじゃなく、ボクテならもう一人立ちしてもいいという判断があったからこその厳しい言い方だったんだと思いますよ。
田舎から呼び寄せた若者を、いとも簡単にクビにして路頭に迷わせるほど酷い人じゃない美濃権太。二丁目に友達が出来ることも想定内で、口では「月刊アモーレ」をエロ雑誌と罵倒しているけど、ボクテの可能性を伸ばすにはちょうどいいかもと思っているはずで、本日も長い長いセリフご苦労様の美濃権太。
次週は一気に3年後に突き進み、東京で先生と呼ばれる漫画家になった鈴愛と、京都で大学院生になっている律が再会するようで、あの危ない女・清はとの仲はどうなったのか?と気にある古畑星夏ちゃんのCM動画を置いておきます。
JR東日本TYO30周年隅田川篇メイキング
https://youtu.be/nSFRQD290ro
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半分、青い。セリフ(6月16日66話)
秋風:それを見てみろ。ここだ。
鈴愛:えっ…。
裕子:え…。
秋風:パクられたんだ。お前の「神様のメモ」が。
鈴愛:いえ 先生。私 ボクテに描きたいと言われました。私は いいよって言いました。でも 何これ この雑誌。
菱本:先生 やはり どこにもいません ボクテ君。
<いました。こんなとこに>
菱本:はい もしもし オフィスティンカーベルです。あっ北野編集長 どうも。
(ドアが開く音)
秋風:小宮 楡野。今、北野編集長から電話があって 今年の「月刊ガーベラ」の新人賞の受賞者が決まった。来月 掲載される。ボクテの「女光源氏によろしく」だ。まあ順当な結果だ。小宮がデビューが早かったがボクテは3人の中では今の時点では一番に力があった。あれ 何?自分が一番とでも?ボクテは絵もストーリーもコマ割りのセンスも今の時点では一番だった。
裕子:先生 ボクテ帰ってきたらどうなるんですか?
秋風:クビだ。当たり前だ。私を裏切ったんだ。「月刊アモーレ」などというチンケなところからデビューして金の卵も温泉卵になるわ!
鈴愛:えっでも先生。「ガーベラ」のデビューがこれで決まったんだから。
秋風:取り下げる。
鈴愛:えっ!?
秋風:いや もう取り下げた。辞退させて頂く。
鈴愛:そんな!そんなデビューさせてあげて下さい!
秋風:お前はアホか?自分の作品を あんなエロまがいの作品にされてなぜ怒らない?
鈴愛:11ページ目の3コマ目のセリフもすばらしかったし ちょっと私には思いつかないような展開も織り交ぜてあって。
秋風:アホ 当たり前だ。だから言っとるだろ!あいつには才能があるんだってば!だから私はここに秋風塾に呼んだんだ!
裕子:先生!ボクテ 反省してると思います! 最近よく田舎から電話来てました。きっと親御さんに帰ってこいよとかせかされたんだと思います。それで魔が差して どうか許してやって下さい!
秋風:駄目だ!一度やるやつは二度やる。一度 うどんを食った西はまた食う。弱虫はず~っと弱虫だ。あいつには才能があったんだ。なのに私を裏切った。あいつはバカだ! 信じる事ができなかった。私の事もだが自分の才能を!「月刊アモーレ」なんかからデビューしてどうするつもりだ!あれ?これ さっき言ったな。頭に来ると同じ事を何度も言ってしまう。あっそうだ。これは言わなくては 楡野 お前もクビだから。
鈴愛:えっ 何で!?
秋風:「えっ 何で」じゃない!「神様のメモ」をやすやすと渡しやがって。何だ お前は神様か?天才か?そんなものはいくらだって浮かぶか?プロ同士でネタの貸し借りは御法度だ!いいか 喉から手が出るくらい そのアイデアに飢える時が来る。プロになるっていうのはそういう事なんだ! 締め切りまでに必ず描かなくてはならない!何も浮かばなかったら the end!お前の漫画家人生は終わる。
鈴愛:先生 私もクビですか!?
秋風:ああ クビだ。クビクビ!クビ!
藤堂:先生 それは! それだけは!あっ イッタ! アイタタタタ…。
●ボクテの部屋
藤堂:あっ イッタ イタタタタ…。
裕子:コブ出来てる。
鈴愛:氷 もっと持ってこようか?
裕子:うん。痛い?
藤堂:そっちじゃなくて…。
裕子:うん…。
鈴愛:お待たせ!
藤堂:あっ つめた つめた~。
裕子:ねえ 先生にもう一回 3人で謝りに行かない?
藤堂:裕子ちゃん…。
裕子:何かこれ 鈴愛がアイデア貸したってのもそうだけどさ 私たちの連帯責任って気がする。
藤堂:違うよ。僕が西なだけだよ。
鈴愛:西?
藤堂「うん。「明日のジョー」の西。夜中にうどん食べに抜け出した。あっ そうだ。鈴愛ちゃん 僕の事 殴ってよ。ジョーみたいに。
裕子:ちょっと ごめん 何言ってるかは分かんないんだけどさ。
鈴愛:嘘!「明日のジョー」読んでないの?
裕子:秋風先生 天才だからさ。天才ならではの気まぐれっていうか。秋の空みたいに気分変わるところあるからさ。ねっ時間を置いて3人で謝ってみようよ。
●ティカーベル・二階
藤堂:本当に申し訳ありませんでした!
秋風:私は許しません。言いたい事が山ほどありますが ボクテだったら私の言いたい事全部分かっていると思います。それぐらいあなたは賢い人だった。勝ちを急ぎましたね?
鈴愛:先生 なんとかボクテを許してやって。
藤堂:鈴愛ちゃん もういいの。先生 僕は許してもらえるとは思ってないです。ここを出ていきます。こんなによくして頂いたのに…ごめんなさい! 先生の事を本当に尊敬していたし先生の描く世界が好きだったのに…。
秋風:もう遅いです。
藤堂:ただ 一つだけお願いがあります。鈴愛ちゃんは 楡野さんは今までどおり ここにいさせてあげて下さい!
秋風:え~?
藤堂:「神様のメモ」のアイデアをかすめ取るように うまく僕は鈴愛ちゃんからもらいました。鈴愛ちゃんの人のよさにつけ込んだんです。
秋風:楡野もプロ意識が低すぎる。この世界 アイデアの貸し借りはないぞ。「神様のメモ」をボクテに渡す事によって より面白くなっていれば私も黙った。何だあれは!?あんなエロ漫画にしやがって!作品は生き物だ。いかようにも育つ。お前は楡野のアイデアをパクったばかりか「神様のメモ」の息の根を止めたんだ。
藤堂:ごめんなさい…。でも 先生 お願いします!楡野さんはここに残してあげて下さい!
秋風:土下座とか私のワールドにないから それだけはやめて。分かったよ。その頭のコブに免じて楡野の事は許してやろう。
藤堂:ありがとうございます!
●秋風ハウス中庭
藤堂:じゃあ また荷物取りに戻るから。
鈴愛:今日 泊まるとこ あるの?
藤堂:二丁目でできた友達いるからさ。
裕子:いつの間に。
菱本:ボクテ君 これ持っていきなさい。ピエロルフーのバターサンド。おやつに買っといた。
藤堂:ひしもっちゃん。
<1992年の夏のなりかけ ボクテが出ていった。その日 私は岐阜の夢を見ていた。律と遊んでた>
菱本:楡野さん!
(ノック)
菱本:鈴愛さん!
(ノック)
鈴愛:はいはい はいはい。ひしもっちゃん。
菱本:今 北野編集長から電話があって ボクテ君が辞退したあと 厳正な審査の結果 あなたの「一瞬に咲け」が繰り上がったそうよ!ガーベラ大賞新人賞受賞!デビューよ!
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●このコラム内の写真は全てテレビ画面からの引用で、その全ての権利はNHKにありますので予めご了承願います。また字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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「テレビネタ!」のメイン訪問者である世の奥様方に向けたコラムを書いています。
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