晴さんから名言をいただいたので明記しておきます。結婚を考えている人にはまさに金言です。
家族と夫婦はちょっと違う。もともとは他人や。生まれた時からいる家族とは違う。ほやから ちょっと努力がいるかもしれん。優しい言葉はかけてあげた方がええ。「ありがと」とか「ごめんね」とか。口に出して。
でも、新居用の金を先輩のために使ってしまった涼次。それはそれでOKかもしれないけど、でも新居がおばさんちの離れは無いでしょうよ。小姑が3人、しかもほぼ同居するような新婚生活って…。
2000年春、新婚のはずの鈴愛と涼次の夫婦生活が、やがて破綻する伏線となった回として記憶しておきましょう。そして光江姉さんの三度の転び、勉強になります。
それにしても暑い。暑いついでに鈴愛はいつ茶道を習ったんだ?
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半分、青い。セリフ(93話7月18日)
●オフィス・クールフラット
涼次:それ 祥平さんに俺から言うんですか?
斑目:私からは言えない。
涼次:えっ 斑目さん プロデューサーですよね。こういうのを監督に知らせるのもプロデューサーの大事な役目なんじゃないですか?
斑目:分かりました。ああ そうですか。分かりました。1999年 アメリカのITバブルの勢いを受けて国内IT企業もいい気になり平均株価が急上昇!しかし調子に乗り過ぎたツケが回って今年2000年 春になってから業界全体の雲行きが怪しくなり株価暴落!次々潰れるITベンチャー。私が「追憶のまたつむり2」の主力出資会社であったウーフーエージェントも瀕死の状態に追い込まれ給料遅配!よって「追憶のまたつむり2」への出資はなかった事にして頂きたいと社長自らおととい 私に言ってきた!なのであなたの新作の話 なくなりました。「追憶のまたつむり2」潰れました。これ すぐ言いましょう。携帯でつかまえて元住吉祥平にすぐに言いましょう!
涼次:やめて やめて!今 祥平さん かたつむり100匹放す神社のロケハン中です!めちゃ 力入ってるところです!やめてあげて!
斑目:この世界ではよくある事です。
涼次:もう 映画 半分以上出来上がってるのに…。
斑目:それも よくある事です。
涼次:いくら?
斑目:ん?
涼次:ウーフーエージェントの出資分 全額… は無理にしてもこの「追憶のかたつむり2」の製作を続けていくには最低いくらあればいいんでしょうか? いくら!?
●100円ショップ大納言
鈴愛:あ…やな予感? 割れた。
(鈴愛と涼次の電話での会話)
涼次:や…だからね いい物件が出たんだ。メゾンフローラルもすてきだったんだけどさ まあ 狭いじゃない?
鈴愛:うん… まあ。
涼次: その新しい物件だと40平米くらいあるんだよ。
鈴愛:えっ 広っ!
涼次:まあ ちょっとピンクじゃないんだけど…。あっ 庭もあってね。
鈴愛:へえ~。場所どこ?えっ こっから近い! 安っ!家賃安っ!えっ 人死んでないの? じゃあ そこでいい。うん。あっ いいよ 見なくて。涼ちゃんがそこでいいなら。あ…まあ ピンクじゃないのはちょっと悲しいけど。うん じゃあ。えっ 嘘…。ここで? いやいやいやいや ちょっと。あっ そうか。あっ でも切りづらい? いや でもちょっと無理だよ。えっ いやいやいやいや 好きとか言えね~!
●クールフラット
祥平:いいだろ?このカット。なあ。
涼次:あっ はい。最高っすね。
祥平:何だよ 心ここにあらずって感じじゃん。
涼次:いえ…そんな事ないですよ。
祥平:明日 引っ越しだっけ?
涼次:あっ はい…。
祥平:飲もう。引っ越しの前祝いだ。
涼次:え…。
●鈴愛の部屋と楡野家
(晴と鈴愛の電話での会話)
鈴愛:うん いよいよ明日や。
晴:ほやね~。やっと新婚生活が始まるねえ。
鈴愛:緊張する…。
晴:何言っとる。結婚したんやん。
鈴愛:1人暮らしも もうおしまいか。
宇太郎:仲良くやれよ。
草太:いつまでもつかな~。離婚されんようにな。
鈴愛:何や お母ちゃん アイロンかけながら話しとったな?
晴:ハンズフリーや。
鈴愛:ないしょの話や。
晴:あ…あっ あんた ちょっと待って。アイロン切った。ハンズフリーやめた。あんたは高校卒業してすぐ家出てまったで 何にも教えとらんくて涼ちゃんさんに申し訳ないわ。
鈴愛:お母ちゃん…。
晴:料理も洗濯も掃除もよう教えたらなんだ。
鈴愛:これから教えてもらう。岐阜に帰った時とか。
晴:ケンカしんようにな。ほいで 何かあったら何でもおかあちゃんに言ってええよ。まあ 言えん事もあるやろうけど。
鈴愛:別にないけど。
晴:おかあちゃんはいつでもおるでな。
鈴愛:ええ話か?
晴:ええ話や。
鈴愛:フフフフッ。
晴:おかあちゃんは あんたのこういう何でもない電話がうれしい。明日からうまくやりなさいよ。家族と夫婦はちょっと違う。
鈴愛:どう違う?
晴:もともとは他人や。生まれた時からいる家族とは違う。ほやから ちょっと努力がいるかもしれん。優しい言葉はかけてあげた方がええ。「ありがと」とか「ごめんね」とか。口に出して。
鈴愛:うん。
晴:まあ あの涼ちゃんさんやったら大丈夫や。
●クールフラット
祥平:お前がここに来た時…。愛し殺されそうになってここに来た時さ…。
回想涼次:このままじゃ 俺 愛し殺される!
涼次:はい。
祥平:正直 こんな狭い部屋にどうなる事かと思ったけどざ。
涼次:すみません。
祥平:涼次は犬みたいで猫みたいなとこ あるからさ 俺 あんま気になんなかったんだよね。人間が2人だとさ 重たすぎんじゃん。
涼次:フフフッ 確かに。俺 捨て犬っぽいところありますからね。
祥平:あ~ こいつはこうやって人の懐に滑り込んでこれからも生きていくんだなって俺は思った。でも よかったな。人生のパートナーが見つかって。
涼次:はい。
祥平:あ~これでやっと女連れ込めるよ。幸せになれよ。
涼次:はい。
●藤村家の離れ
引っ越し業者:これで最後です。
鈴愛:ありがとうございます。
引っ越し業者:じゃあ これで。どうも。
鈴愛:はい。
涼次:いい部屋でしょ?
鈴愛:うん すごく。あっち側の大きな家は?
涼次:えと 大家さんの家。
(ブザー)
涼次:あっ 呼ばれた。
鈴愛:えっ 大家さんにブザーで呼ばれるの?
●藤村家の座敷
涼次:失礼します。
光江:お入んなさい。
<畳のへりは踏んではいけない>
<お茶碗は2回ほど回して正面を避けて頂く>
●藤村家の台所
めあり:お茶?
麦:主菓子 買いに行かされた。
めあり:また ベタな…。
麦:最初が肝心。ガツンと一発ってとこかしら?
●藤村家の座敷
鈴愛:おいしく頂戴致しました。
光江:どうぞ 足をお楽になさって…。
鈴愛:私はこのままで。これから夫婦ともどもお世話になります。よろしくお願い致します。
鈴愛:あの大家さん どこかでお会いした事がありましたっけ?
涼次:えっ?
鈴愛:な~んか見覚えが。あっ 私 出身 岐阜なんですけど岐阜の誰かに似てるのかもしれません。梟町の。いや マサコさんかな。ん? ブッチャーのお母さん? あっ うちに置いてあるカエル? あっ カエルの置物?
光江:あの…私の事 覚えてないの?覚えてませんか?
鈴愛:え~っと…。
光江:結婚式で!
涼次:鈴愛ちゃん 僕のおばさんだよ。
鈴愛:おばさん…。あの時…。すみません。私 すごく緊張してしまっていて 涼ちゃん側の親戚の方 たくさんご紹介頂いたんですが 誰が誰だか…。
涼次:アハハハッ そうだよね。しかたないよ 覚えきれないよ。
光江:私 ちょっと お水を…。
<光江さん 慣れないお茶なんかたてたもので 足しびれました>
めあり:お姉様 主菓子のお代わりを。
光江:あなた方にもお茶を…。
(光江、三度目の転び)
鈴愛:大丈夫ですか?
光江:大丈夫です。
鈴愛:はい。
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●このコラム内の写真は全てテレビ画面からの引用で、その全ての権利はNHKにありますので予めご了承願います。また字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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「テレビネタ!」のメイン訪問者である世の奥様方に向けたコラムを書いています。
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