テレビ朝日・帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」18話(1月31日)。秋田からやってきた片桐八重子が、美保子の部屋に一泊。
見ず知らずの人と結婚すること。その人が満州の役人で、八重子の実家の借金を肩代わりしてくれること。
そういう運命だからと自分に言い聞かせる気丈な八重子。でも美保子の「泣いてもいいんだよ」の一言で、嫌だ、知らない人と結婚なんてしたくない!と本音を口にして大粒の涙。
中国大陸で満州国を建て、日本国内では食っていけない農家の次男坊三男坊を現地に送り、そしてその花嫁も日本から送り出す当時の日本政府。
そんな酷い時代は、ついこの間の80数年前。我々の祖母祖父たちの時代であり、思っているほど昔じゃない。八重子と美保子がコスモスの花の前で別れる場面を見ながらの感想。
一方、時子の家では、亡くなった雄三の葬儀が執り行われ、宝塚歌劇団の面々も参加。はかま姿が実に凛々しく、そして物悲しい印象。
今、調べてみたのですが、戦争の影響で、1940年に宝塚少女歌劇団は軍需工場や軍病院へ慰問するようになり、1942年(昭和17年)には、満州でも公演したとのこと。
越路吹雪さんの経歴を調べても、満州公演に参加したという史実は見つかりませんでしたが、できることなら、この「越路吹雪物語」で、満州で再会する美保子と八重子の姿を観てみたいと願う、片桐八重子の切ない人生です。
そして昨日も書いた内容ですが、改めてここにお名前を書いておきたいと思います。越路吹雪物語に出演されているキャストで、宝塚歌劇団OGの方々のお名前です(1月31日時点)。
役名 | キャスト | |
越路吹雪(絶頂期) | 大地真央 | 元月組トップスター |
乙羽信子(加治信子) | 咲妃みゆ | 元雪組トップ娘 |
天代麗(高城幸子) | 音月桂 | 元雪組トップスター |
荒井蕗乃 | 月船さらら | 元月組男役 |
佐々豊美 | 美翔かずき | 元月組男役 |
相田真知子 | 遥奈瞳 | 元星組娘役 |
淡島千景 | 花乃まりあ | 元花組トップ娘 |
ナレーション | 真矢ミキ | 元花組トップスター |
出典:テレビ朝日「越路吹雪物語」番組公式サイト
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※このコラム内の写真は、テレビ朝日「越路吹雪物語」公式サイトからの引用になりますので予めご了承お願いいたします。
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