越路吹雪物語 大地真央さんがいつから登場するのかが見えてきた(29話2月15日)

テレビ朝日・帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」(29話2月15日)。急速な戦後復興の中で、映画が娯楽の中心となり、数多くの有能な人材が映画界に集まる中、その影響は宝塚歌劇団にも及んで…。

おけいちゃん(中川慶子)、オカジ(加治信子)、ヨッタン(森山淑子)が連鎖のように宝塚歌劇団から卒業。娘役以外も演じてみたいという目的のほかに、宝塚よりもウン倍もの月給がもらえるという事実は大きいはず?

オカジからその話を聞いたコーちゃんの瞳は、オカジとの別れを悲しみながらも別のことを考えているように見えて、やはりコーちゃんは大海原を気持ちよさそうに泳いでるクジラです。決してイルカじゃない。

今週は、戦争終結を境に、キャストが次々とフェードアウトしていくようで淋しい限り。これでコーちゃんも宝塚歌劇団卒業となれば、もうすぐ大地真央さんが登場す気配が濃厚です。

早くて次週第7週(2月19日~)から、越路吹雪役が瀧本美織さんから大地真央さんに切り替わると予想して、明日も宜しくお願いいたします。
(C)テレビ朝日「越路吹雪物語」29話
出典:テレビ朝日「越路吹雪物語」番組公式サイト
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越路吹雪物語(29話2月15日)

慶子:コーちゃんさん私卒業します。

美保子:えっ?

慶子:今月いっぱいで宝塚を卒業します。

美保子:嘘でしょ…。

慶子:本当です。

美保子:ちょっと待ってよ!どうして?おけいちゃんが辞めるなんてそんなの私聞いてないよ!

慶子:そりゃあそうですよ。私も話してないですもん。

美保子:そうじゃなくて!

慶子:…ごめんなさい。黙っててごめんなさい。でもやっと歌劇団から許しが出たとこだから。

美保子:辞めてどうするの?まさか結婚!?

慶子:違います。そんな相手いません。

美保子:だよね。

慶子:いやそこであっさり納得されるのもなんだけどさ…。

美保子:あっごめん。

慶子:映画女優になります。

美保子:えっ?

慶子:映画会社と専属契約結んで映画女優になります。

美保子:専属契約って?

慶子:半年くらい前に話もらってそれからずっと考えてたの。今までと比べものにならないくらい映画も見に行って…。そのうち ああ あのスクリーンの中に入りたいって思った。どんどんどんどんそういう気持ちが強くなった。

美保子:舞台より?舞台よりそっちのほうがいいって思ったの?今までこんなに頑張ってきたのに?娘役のトップにまでなったのに?

慶子:コーちゃんさんは根っからの舞台の人だから。でも私は違ったって事。もちろん宝塚の舞台はやりがいあったし楽しかった。大好きだった。でも今は新しい世界に行きたい。失敗するかもしれないけど挑戦したい!フッ…そんな顔しないでよコーちゃんさん!

美保子:だって寂しいんだもん。

慶子:辞めたって友達なのは変わらないしそれにオカジさんやユーコやヨッタン他のみんなだっているじゃないですか。

美保子:それでもおけいちゃんがいなくなるのは寂しいの!一緒に馬鹿やる人がいなくなっちゃう…。

慶子:うん…それは私も同じかな。

美保子:でも…もう決めたんだよね?

慶子:…はい!

美保子:そっか…。なら新しい挑戦頑張るんだよ!

慶子:はい。ありがとうございます。

そしてその月の終わり、おけいちゃんは惜しまれながら宝塚歌劇団を卒業していきました。家庭へのテレビの普及などまだずっと先のこの時代、映画は娯楽の中心でした。映画界は数々の名作とスターを生み出し戦後の黄金期の真っただ中にあったのです。

しばらく前から時子はたまに頼まれて、宝塚の舞台で歌われる外国曲の訳詞をするようになっていました。もちろん専門の訳詞家の先生もいましたがどうしても時間のない時など大学の英文科を出ていた時子が駆り出されたのです

美保子:出来た?

時子:ええ。

美保子:見たい!

時子:はい。

美保子:「Shall We Dance?明るい音楽の雲に」へえ~。あの曲ってこういう意味だったんだ。

時子:うん。

美保子:お時さんはすごいねえ英語もフランス語もわかって。

時子:そんな事ないわよ。辞書と演出の先生の指示がなきゃなんにも出来ないもの。

美保子:でもすごいよ。うんすごい。

時子:ありがとう。

美保子:さてと私も頑張んなきゃね!おけいちゃんがいなくなって寂しがってる場合じゃない!

観客:今回もよかったわねコーちゃん!本当に!なんであんなに素敵なんだろう。コーちゃんってまさに宝塚の宝よね!

信子:お疲れさま。

美保子:ありがとう。

信子:うん。

美保子:見てくれてありがとうね。

信子:すごくよかった。コーちゃんまた歌うまくなったね。

美保子:そう?

信子:うん。やっぱり声がいいんだなコーちゃんは。私あんなふうに歌えないもん。

美保子:でもオカジには芝居があるじゃない。あんな可憐な娘役私には出来ないよ。

信子:あのさ…。

美保子:ん?

信子:私宝塚辞める事にした。

美保子:えっ!?

信子:卒業。さっき退団届出してきた。

美保子:え~っ!?

悠子:そっか…。ヨッタンも辞めちゃうのか…。

淑子:うん。次の公演が最後になる。

悠子:そういえばオカジさんも辞めるんじゃないかって噂聞いたな。

淑子:そうみたいね。

悠子:みんな映画に行くのか…。

淑子:まあ映画界勢いあるもんね。

美保子:オカジもおけいちゃんみたいに舞台に魅力を感じなくなったの?

信子:魅力っていうか限界を感じたのが一番大きい。

美保子:限界?

信子:うん。可憐な娘役をやってる事の限界。

美保子:年の事?

信子:まあそういう将来的な事もあるけど今…今この芝居しか出来ない事がつらい。おけいちゃんもそう思ったんじゃないかな。

美保子:そんな事言ったら私だって同じじゃない。男でもないのに男の役やってさ すごい限ら…。

信子:コーちゃんは女の役もやってるじゃない。男役の時とは全く違う世界作ってそれで評価ももらってる。それより何よりコーちゃんには歌がある!私が庭の小さな池で泳いでる金魚だとしたらコーちゃんは大海原を気持ちよさそうに泳いでるクジラ。

美保子:クジラ?なんかかわいくない。

信子:じゃあ…イルカ。

美保子:うんイルカのほうがいいや。

信子:まあ…コーちゃんと別れるのは寂しいけどね。でも私はこれからも死ぬまで女優でいたい。だからそう決めたの。

美保子:そっか…。

信子:まああとお金の事もあったりなんかしてね。

美保子:あっ…ねえねえオカジもやっぱり映画会社と専属契約を結ぶの?

信子:うん。もうあらかた話は決まってる。

美保子:そうすると宝塚みたいに月給もらうわけ?

信子:うん。

美保子:いくら?いくらぐらいもらえるの?

信子:ん~…これ言っていいのかなあ。

美保子:誰にも言わないから。

信子:絶対?

美保子:えっ…。それって…1年で?

信子:ううん1カ月。

美保子:宝塚の月給の何カ月分よ…。

信子:私 親にもいろいろと迷惑かけてるからそろそろ親孝行しなきゃなと思って…。

美保子:えっ?何カ月?えっ?

信子:コーちゃん?

美保子:えっ?

信子:大丈夫?

美保子:ああ…ああ大丈夫大丈夫。うん。私には舞台があるから大丈夫。ん?私なんか変な事言った?

信子:ううん。そう言えるコーちゃんいいなあと思って。

美保子:オカジだってきっと言えるよ。私には映画があるって。えっ?何?うわあ!

信子:コーちゃん大好き!

美保子:私もオカジ大好きだよ。

信子:今まで楽しかったあ。

美保子:うん。

回想信子:あなた名前なんていうの?

回想美保子:河野美保子。

回想信子:ふ~ん。

美保子:馬鹿!泣くな。門出だろう。

信子:泣いてないもん。

美保子:もう…!しょうがない子だねえ。

その時コーちゃんは気がついたのです。オカジは別れが悲しいだけで泣いてるんじゃない、不安なのだと。

信子:好きだ。

美保子:ハハハ。

宝塚歌劇団という家庭的な温かいぬくもりの中で育った者が、未知の世界へ飛び出す事にどれだけの勇気がいる事か。それでもこの繭のようなぬくもりから飛び出したい、広い世界へと羽ばたきたいという強い気持ちが人を突き動かすのだとコーちゃんは気がついてしまったのです。自分の中にあるその小さな炎に。

平山編集長:はあ…しっかし暑いなあ。この暑さで外回りはきつい。

時子:ご苦労さまです。どうぞ。

平山編集長:おう。ああうまい~!この暑さも参るけど…どうしたもんかねこのスターの退団続きは…。おけいちゃんとオカジとヨッタンこれはきついって。

時子:でもスターはまだたくさんいますし。それにほら今年初舞台だった子たちの中にも勢いのある子結構いるじゃないですか。

平山編集長:まあそうなんだけどね。一番怖いのは連鎖だよ。

森継男:ああおかえりなさい。

平山編集長:おう。

森継男:岩谷。

時子:はい。

森継男:コーちゃんまたなんかやらかしたのか?

時子:えっ?

森継男:今こっちに戻る途中でコーちゃんが理事長室に入って行くの見たからさ。

時子:理事長室に?

大塚理事長:コーちゃんそれ本気で言ってるのかい?はい。

美保子:本気です!

平山編集長:まさかコーちゃんまで辞めるなんて言い出してんじゃないだろうね。お時 なんか聞いてないか?コーちゃんから。

時子:いいえ何も…。でもあの…考えてみたらコーちゃんが理事長室に行くの珍しい事でもないですし。

森継男:そうそう。大塚さんになってから結構行ってるよな。

時子:ええ。

森継男:やっぱりなんかやらかしただけなんじゃないですか?

平山編集長:それならいいんだけどさ…。

美保子:失礼します。

時子:ああ…。

美保子:お時さん話がある。

時子:うん。えっちょっと…えっ?

美保子:お時さんお借りします!

平山編集長:ああ。

時子:仕事が…。

平山編集長:これも仕事。話聞いてこい。

時子:あの…。

森継男:なんなんですか?あれ。

平山編集長:きっと連鎖だよ連鎖。こういうのはさうつるんだよ。大丈夫。お時が止めてくれる。うんあいつなら出来る。

森継男:出来ますかね?

時子:ねえコーちゃんちょっと待ってよ。ねえ何があったの?

さてさて一体コーちゃんに何が起こったのでしょうか?そして時子は何に巻き込まれようとしているのでしょう?

越路吹雪物語キャスト紹介とネタバレ感想を最終回まで(大地真央&瀧本美織主演)
(C)テレビ朝日「越路吹雪物語」

※このコラム内の写真は、テレビ朝日「越路吹雪物語」公式サイトからの引用になりますので予めご了承お願いいたします。
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