越路吹雪物語5話(1月12日)アメとムチを使い分けて大介を翻弄する美保子

テレビ朝日・帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」5話(1月12日)の感想ネタバレです。父親・友孝から買ってもらったブローチを、悪ガキの大介の手によって川の土手に投げ捨てられた美保子。吹雪の中、一人懸命に探すうちに辺りは暗くなり、まだ家に帰っていないことで大騒ぎにある三島郡の村。

下宿のおばちゃん村上静が地区長の武藤さんに助けを求めて、村人挙げての美保子探し。人の良さそうな武藤さんですが、自分の息子が事の発端だと気付いていなくて、早く親父に告白しろ大介!と少々イライラ。

そんな中、悪いことをしたと自覚していたのでしょう、大介が雪の中、外に飛び出して友孝に土手で見かけたと教えて美保子の足取りが分かり、そこに向かう友孝。でもまだこの時点でも正直に話さない大介であり、困ったものだと。

そして、ようやく美保子を見つけた友孝で、無事に家に連れて帰っての「お父さんはね美保子が元気になる事が一番嬉しいんだから」の一言。こういう言葉が子供には一番嬉しいはずで、まさに親の鏡。

翌朝、大介が一人で美保子の下宿先にやってきて、学校を休んでまで見つけ出してきたブローチを美保子に手渡し。「かんべ!」の一言で頭を深々と下げていましたが、つくづく越後弁というか寒冷地の方言は短くてもったいないという印象。

ごめんなさい、勘弁してください。という言葉に比べると、なんだか気持ちが入ってないように思われ、同じ表現の仕方でも受け取る方に温度差が残るなあと。頑張れ越後地方の人々、であります。

それにしても美保子の対応が実に素晴らしいというかユニーク。

「許してあげるなんて言わない!変なあだ名で呼んだのも許さない!あんたなんか嫌い!それから…見つけてくれてありがとう。顔を見てるとまた怒りたくなるから帰って!」

こんな言葉をちょっと可愛い子に言われたら、生涯、ずっと頭が上がらないというかずっとお側で仕えたいと思ってしまった方は、おそらくはMの人。

こうして越路吹雪のアメとムチを上手に使うドSの顔が垣間見られた秀逸の回ですが、予想通り、少女期はこの第1週で終わりで、来週からは青年期として、瀧本美織さんが美保子役で登場します。少女期よりももっと激しくバカな男どもを叱って欲しいと願いつつ、来週も宜しくお願いいたします。
(C)テレビ朝日「越路吹雪物語」5話
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越路吹雪物語5話(1月12日)セリフ再現

大介:学校におもちゃ持ってくるのいけねえんだれ!

美保子:返して!

大介:おら返してやるわいや!

美保子:どこ…?どこへいっちゃった?

友孝:まだ帰ってきてない?

静:そうらんだよ。友達のとこに聞いても学校で別れたきりらんだがね。

友孝:美保子!美保子!美保子!帰ってきましたか?

静:今、地区長の武藤さんに連絡したすけすぐ来てくれる。あの人らは美保ちゃんの組の子の家全部わかるはずだすけ。

友孝:ありがとうございます。

大介の母:お父さんはいこれ。

大介の父:ああ。

大介:出かけんけ?

大介の父:2年の女の子がまだ家に帰ってねえんだってさ。

大介:誰ら?

大介の父:村上んとこに下宿してる河野さんて子ら。おめえ学校帰りに見かけなかったかや?そらか。じゃあ行ってくる。

大介の母:気ぃつけて。東京から来た子らろ?雪に慣れてねえすけ余計心配だねえ。

時田先生:すいません。私が友達と一緒に帰らせてれば。

友孝:いやそんな。まだ早い時間だったんですし。

静:あっ武藤さん。

大介の父:おお時田先生も来てくださってましたけ。武藤です。手伝ってくれるもんも連れてきました。

友孝:河野です。ありがとうございます。手分けして捜しましょう。

大介の父:この吹雪ら急がねえと!

友孝:娘は美保子といいます。赤い上着を着ています。皆さんよろしくお願いします!

大介の父:じゃあ行くら!

回想大介:おら返してやるわいや!

友孝:美保子!おーい!

大介の父:どこら?

時田先生:河野!河野!

友孝:美保子!

時田先生:河野!

友孝:美保子!

大介の母:大介もう寝なせえ。友達が心配なのはわかるろも…。大介?大介!?

友孝:美保子!美保子!美保子!美保子!君どうした?

大介:河野さん…。

友孝:美保子の友達かい?

大介:土手。

友孝:えっ?

大介:学校から帰るとこ土手で…見ました。

友孝:ありがとう。急いで帰るんだよ。大丈夫かい?

大介の母:大介!

友孝:大介くんありがとう!

大介の母:もういきなりどうしたん?びっくりするろがね。大介?大介、どうした?大介?

友孝:美保子!美保子!美保子!美保子!美保子!美保子…!美保子!美保子!美保子!!

美保子:♪行こうよ 真澄の空は朗らかに晴れて 楽しい心 鳴るは胸の血潮よ…

友孝:美保子!?美保子…美保子!しっかりしろ。美保子。美保子お父さんだ。お父さんだよ!

美保子:ご…ごめんなさい。ごめんなさい…。ブローチ…ブローチなくしちゃった。

友孝:何言ってんだ。よかった。もう大丈夫だからな。

美保子:ごめんなさい…。ごめんなさい…。

大介の父:さあ!美保ちゃん!大丈夫らけ?

友孝:ええ。

静:部屋あっためてあるすけ。

村の人:今医者呼んでくるれ!

友孝:お願いします!

静:気ぃつけてくだせえ。

大介の母:あっ…いがった…いがった~…。

大介の父:ぐったりしてたて「お父さんブローチなくしてごめんなさい」って泣いてたがな。お父さんからのプレゼントだったみてえら。

大介の母:そらよっぽど大切にしてたんだろうねえ。あっあったけえ風呂…。

静:お医者さん帰りなさった。

友孝:すいません。いろいろとありがとうございます。

静:何言ってんて。美保ちゃんが無事らばそれで十分ら。頑張って偉かったねえ。はよ熱下がるといいね。

美保子:お父さん。

友孝:あっ美保子目ぇ覚めたか?ああ熱まだあるな。寒くないか?

美保子:…ない。

友孝:薬飲んだらじきに良くなるから。

美保子:お父さん。

友孝:うん?どうした?どっか痛いのか?

美保子:ブローチ…お父さんからのプレゼントなくしちゃった…。

友孝:ブローチなんてまた買ってやるさ。

美保子:一生懸命捜したけど見つからなかったの。

友孝:そっか捜してくれたんだ。

美保子:ごめんなさい。

友孝:謝る事ないって。お父さんはね美保子が元気になる事が一番嬉しいんだから。

美保子:でも大好きだったんだもん。

友孝:そっか。ありがとな。雪がとけて暖かくなったら一緒に捜しに行こう。

美保子:うん。

時田先生:高井千吉。田中正二。田村裕三。福沢正広。細井和夫。武藤大介。なんら大介も休みらか…。井田なんか聞いてっか?そらか…。吉野太一。

静:本当に起きてきて大丈夫らけ?

友孝:私も言ったんですけど聞かなくて。

美保子:だってお腹すいたんだもん。おばちゃんおかわり。

静:おお。こりゃ確かに平気そうらろも無理すんじゃねえよ。

美保子:あっ。

友孝:あっ私が。

静:ああ悪いね。さあさあ…。

友孝:おおこんにちは。美保子、武藤大介くんが来てるんだけど。

大介:これ…かんべ!

友孝:もしかして雪の中捜してくれたの?

大介:俺が土手の上から投げたんです。かんべ!

友孝:えっ…。

美保子:許してあげるなんて言わない!

大介:うん…。

美保子:変なあだ名で呼んだのも許さない!

大介:うん…。

美保子:あんたなんか嫌い!

友孝:おい美保子。

大介:うん…。

美保子:それから…見つけてくれてありがとう。顔を見てるとまた怒りたくなるから帰って!

大介:お邪魔しました。

友孝:はい。

大介:あのや…。

美保子:何?

大介:算数は15点だけど歌はすんげえうめえと思うれ。

友孝:おい美保子、算数15点ってなんの事だ?

美保子:なんでもない!

友孝:おい待て!おい!15点ってなんの事だ!?まさかテストの事じゃないよな!?

美保子:八重ちゃん!

八重子:コーちゃん。

美保子:おはよう。

八重子:おはよう。もう大丈夫らん?

美保子:うん。元気元気!

大介の友達:かんべ!

八重子:どうしたん?

美保子:なんでもない。

八重子と美保子:♪菜の花畠に入日薄れ

美保子:あっ大介おはよう!

大介:おはよう。

八重子と美保子:♪見わたす山の端…

大介:変な奴ら。

八重子と美保子:♪春風そよ吹く空を見れば」

そしていくつもの季節が過ぎてゆき…1937年昭和12年、コーちゃんは高等女学生になっていました。コーちゃん相変わらず歌が大好き勉強が大嫌い。マイペースな日々を送っていました。

八重子:美保ちゃーん!

美保子:あっあっ…!ああ~!

この年の7月に中国大陸で起こった盧溝橋事件をきっかけに、日本と中国は本格的な戦争へと突入。日本は軍事国家としての歩みを加速させ、このあとさらに戦争の闇が広がっていく事になるのですが…このあとの出来事を彼女たちはまだ知るよしもありませんでした。

越路吹雪物語ネタバレ感想とあらすじを最終回まで(大地真央&瀧本美織主演)
(C)テレビ朝日「越路吹雪物語」

※このコラム内の写真は、テレビ朝日「越路吹雪物語」公式サイトからの引用になりますので予めご了承お願いいたします。


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