テレビ朝日・帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」(50話3月19日)、大切な話があると、夫の内藤とお時さんを呼びつけたコーちゃん。
もし私がガンになったら、隠さないでちゃんと教えて欲しい。両親がガンで亡くなったんだから、娘の私もその確率は高いはず。もしそうなったら絶対に嘘をつかないで欲しい。
父さんは、病気のことを隠したまま死んじゃったけど、大好きな父さんだからこそ、嘘をつかれたことが今も悲しい。だから私がガンになったら、絶対に教えて。
内藤法美は深く頷き、うん。お時さんは、私は女優じゃないから嘘なんてついたらばれてしまうに、コーちゃんが、お時さんは嘘をつくと鼻がプ~と膨らむと。
けど、史実では、このお2人は、胃がんであるコーちゃんに対して、胃潰瘍だと言い聞かせていたとのことで、実に難しい問題です、病気の告知というのは。
自由奔放であるがゆえに繊細な神経の持ち主であるコーちゃんが、自分がガンと知った時、果たして冷静でいられるかどうか。そんな判断が働いたのでしょう。
ちなみに、小生の親族も胃がんと診断され、外科手術でがんを切除。その時も親戚一同、口裏を合わせて胃潰瘍だと言い続けて、手術から10年後に、もう再発の心配はないでしょうとのお医者さんの言葉を信じ、初めて本人に伝えたことを思い出しました。
本人曰く、だいたいそうだろうと思っていたけど、怖くて聞けなかったと。ガンだと分かった時、告知した方がよかった?との問いには、ノーの表情だったような記憶があります。
で、お時さんに演劇鑑賞を勧められ、2人で見に行ったのが新進気鋭の演出家・浅利慶太氏のお芝居。 一目でその舞台の虜になったコーちゃんは、浅利慶太氏演出の舞台に立ちたい!の叫び。
お時さんのはからいで、いつものレストラン「RE STELLA」で待ち合わせ。遅れて来るから先に飲んでいてもいいよとのことで、緊張と興奮からか、いつもより酔いのまわりが早く、すでによっぱらい状態に。
やがて浅利慶太氏がやってくると、あなたの才能を頂戴!あなたが欲しいの!と、まるで内藤法美を口説いた時のように、自己主張するコーちゃん。
それに対して、僕の舞台のどんなところが気に入ったのか?と、小難しい説明を求める浅利慶太氏。でもコーちゃんの迫力に気後れしたかのように、一緒にやりましょうの言葉。
それで、いつ東宝を辞めるんですか?の一言で、お時さんが慌てて、なんとかしますと。その当時の東宝と競合関係になる日生劇場の責任者が浅利慶太氏ということで、いつの時代もアーティスト活動の足枷となる所属会社同士の確執。
参考までに、この時、コーちゃんは東宝と専属契約を結んでいたようです。明日は、どうしても浅利慶太氏と一緒に仕事をしたいと言うコーちゃんに対して、東宝が難色を示し、それをどうにかしようとお時さんが奮闘するような展開です。
ということで、明日はこのコラムをお休みさせていただきます。どうしても外せない打ち合わせがあり、リアルタイム視聴できないのが残念至極&ご容赦下さい。
参考までに、浅利慶太氏は1933(昭和8年)年3月16日生まれの85歳。お元気のようです。演じるのが近江谷太朗さんで、1965年(昭和40年)12月4日生まれの52歳。
間もなく「越路吹雪物語」果たして浅利さんはご覧になるのか?!ご覧になっだとしたら、どういう感想を持たれるのか?!ちょっと緊張する。
— 近江谷 太朗 (@tarooumiya) 2018年3月19日
所属する事務所がLDHということで、たかちゃんさんこと高城幸子(天代麗)を演じた音月桂さんと同じ。戦争中に慰問に行ったきり、帰ってこないたかちゃんさん、カンバッ~ク!と書いておきます。
出典:テレビ朝日「越路吹雪物語」番組公式サイト
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※このコラム内の写真は、テレビ朝日「越路吹雪物語」公式サイトからの引用になりますので予めご了承お願いいたします。
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