越路吹雪物語(56話3月27日)肉を食べる越路吹雪は十分に若いけど卒業

テレビ朝日・帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」(56話3月27日)、お時さんの恋の相手は、杉尾先生だけでなく、スタッフや仕事で出逢った人たちみんなということで、この年で生身の恋で傷つきたくないという本音に納得。

そして、コーちゃんは相変わらずの本番前のド緊張。昭和46年、日本最高のエンターティナーとしての名声も得て、お時さんも郷ひろみに提供した「男の子女の子」が大ヒットで有名作詞家先生の地位揺るがず。

リサイタルの後に、タバコと酒をたしなみながらのマージャン三昧。緊張を解くのと明日へのリセットのために必要だったと真矢ミキさんが言っていましたが、これが後々、ボディーブローのように影響したはずで、残念至極。

明日は、越路吹雪を卒業しますと宣言したコーちゃんが、お芝居に励む様子が描かれるようですが、残り3話で、どこまで描くのか?注目したいと思います。

それにしても大地真央さんの背中の肌の美しさ。黒色の衣装ゆえに肌の白さがより強調され、いいものを見せてもらいましたと、少々興奮気味の平日昼間です、奥さん。
(C)テレビ朝日「越路吹雪物語」56話
出典:テレビ朝日「越路吹雪物語」番組公式サイト
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コーちゃん:私ね思ったのよ。お時さんは恋をするべきだって。

お時さん:恋してるわよ。

コーちゃん:恋…してるの?誰?誰に?

お時さん:内緒。

コーちゃん:何よ教えなさいよ。

お時さん:内緒。

コーちゃん:もうケチなんだから。

お時さん:ケチで結構。

コーちゃん:ねえ私も知ってる人?

お時さん:もういいわよ。

コーちゃん:あっ…もしかして杉尾先生?そういえばこの間がん検診行った時に先生お時さんの家にお線香あげに行ったって言ってたわね。

お時さん:ええ~!何言ってるのよ。そりゃあ杉尾先生は素晴らしい方だし感謝してるわよ。でもそんなわけないでしょ。

コーちゃん:じゃあ誰よ?

お時さん:いろいろよ。

コーちゃん:いろいろって…そんなにたくさんいるの?

お時さん:一緒に仕事をした作曲家やスタッフの人をいいなあって思う事もあるし道で見かけた人を素敵だなって思う事もあるしその時その時に恋してるって事。でなきゃこの私が恋の詞なんて書けるわけないわよ。

コーちゃん:なんだそういう事か。

お時さん:つまんない女ですみません。

コーちゃん:別につまんないなんて思わないわよ。そういう事なら私だっていくらでもあるし。だったらいっそその中の1つでも本当にしちゃいなさいよ。そうしたらこの先の人生もっと豊かになるかもしれないじゃない。

お時さん:それは無理。

コーちゃん:なんでよ。

お時さん:私は昔から臆病なの。年を取ったらなおさらよ。今さら生身の恋で傷付くなんてもう絶対に御免。この身が持ちません。それに本当の恋をしてなくたって私の人生は十分に豊かだわ。良き仕事に恵まれ。良き友に恵まれ。ありがとう心配してくれて。

コーちゃん:お時さん…。

お時さん:これからもよろしくね。

コーちゃん:もちろん!もちろんよ!

1970年代に入ると「ドラマチックリサイタル」と銘打ったステージに立ち 大好きなエディット・ピアフのその壮絶な生涯を 歌で演じきり日本一のエンターテイナーの地位を確固たるものにしたのです。

一方の時子も作詞家として相変わらずの活躍ぶりで 大人の歌手から若いアイドルまで多くの歌手に詞を提供し数々のヒット曲を生み出していました。

スタッフ:ああよかった 先生お捜ししてたんですよ。

お時さん:何か問題ですか?

スタッフ:いえ。実はうちの社長がこのあとぜひ先生にごちそうさせて頂きたいと申しておりまして。

お時さん:ああごめんなさい。私このあと越路の現場に行かなきゃならなくて。

どんなに偉い作詞家の先生になっても時子はやっぱりコーちゃんのマネジャーなのでした。

コーちゃん:よいしょ。

お時さん:はい。

コーちゃん:ありがとう。

お時さん:どういたしまして。

コーちゃん:ねえ。

お時さん:何?

コーちゃん:私の芝居どう思う?

お時さん:どうって…。頑張ってると思うわよ。

コーちゃん:そう?

お時さん:どうしたの?いきなり。

コーちゃん:別に何ってわけじゃないんだけどね…。まあいいかお時さんが頑張ってるって思ってるなら。

お時さん:ちょっと何よ気になるじゃない。

コーちゃん:いやいやいや問題は目の前にあるリサイタルよね。ねえ本当にチケット売れてるの?またそれ言うの?

お時さん:売れてます。もうほとんど完売よ。

コーちゃん:そう?ならいいんだけどさあ。


コーちゃん:ああ~やだやだ。ああ…胃が痛い。ああ~もうやだやだ。家帰りたいよ…。

お時さん:胃のお薬飲む?

コーちゃん:ううん平気。これは舞台に立てば治るやつだから。う~ん…。

和子:杉尾先生いらっしゃいました。

杉尾先生:おはようございます。

コーちゃん:おはよう。

お時さん:おはようございます。お世話さまです。

杉尾先生:どうですか?今日のお調子は。

コーちゃん:最悪。あっ喉はまあまあ。あーっ。えーっ。

杉尾先生:ああ問題ないですね。大丈夫です。ちょっと目が充血してますね。眠れませんでした?

コーちゃん:いつもの事。

杉尾先生:ハハッそうですね。目薬と睡眠薬まだありますか?

お時さん:ええ。まだ大丈夫です。

杉尾先生:あの今日はこれからちょっと行かなきゃいけないところがあって…。では素敵な舞台を。

お時さん:ありがとうございました。

杉尾先生:どうもすいません…。

和子:お忙しい中ありがとうございます。


コーちゃん:はあ…。はあ…私は震える哀れな小鳩。はあ…。お願い。

阿部純一:小鳩を孔雀に変えましょう。

コーちゃん:ねえお時さん?

お時さん:ん?

コーちゃん:今日のチケット売れた?

お時さん:ええ完売よ。

コーちゃん:本当に満席になる?本当に私の歌を聴きたい人なんているの?

お時さん:皆さんコーちゃんの歌を聴きたくていらしてくださるのよ。

コーちゃん:そう…。そうよね。

どれだけ回数を重ねても どれだけ高い評価を得ても リサイタル本番前のコーちゃんは相変わらず極度に緊張しプレッシャーに押し潰されそうになるのでした。

お時さん:あなたは虎お客様は猫。

そしてコーちゃんの緊張と不安を消してくれるのは相変わらず時子のおまじないでした。ステージに立つコーちゃんは楽屋にいる時が嘘のように力強くキラキラと輝くまさにスターでした。

そして1日の公演を終えるとたばこと酒を手に麻雀に興じるようになっていました。それは翌日の公演へと心を切り替えるために必要な時間でした。

お時さん:どうぞ。

コーちゃん:ありがとう。わかってます これが最後の一杯ね。

お時さん:わかってればよろしい。じゃあ私はそろそろ失礼しますからね。

コーちゃん:うん明日もよろしく。

お時さん:はい。

阿部純一:お時さん心配しないで。あと半チャンでしっかり終わらせるから。

コーちゃん:おお~。

笠原進:お酒も見張っとくよ。

お時さん:ありがとう。よろしくお願いします。

有馬康平:お疲れさま。

お時さん:はいお疲れさまでした。

コーちゃん:お疲れさま。

お時さん:はーい。

コーちゃん:ふう~。

阿部純一:ちょっとコーちゃんまたお酒で薬飲む。やめなさいって言ってるでしょ。だから胃が痛くなるのよ。

コーちゃん:胃が痛くなるのは本番前だけ。関係ありません。ローン!

阿部純一:ええっ!?ダマテン!?

(笑い声)

コーちゃん:いただき!

阿部純一:またそんなやっすい手で…。

コーちゃん:安かろうが悪かろうが勝ちは勝ち~!ほらお出しお出しお出しさあさあさあさあさあさあ。お出しよお出しよ。

(笑い声)

コーちゃん:はいはいいきますよ。みんなしっかりしてよ。


藤本真澄:引き際?コーちゃんの?

お時さん:ええ。

藤本真澄:おいおいそりゃまだ早いだろう。

お時さん:私もそうは思うんですけど…。身を削るようにしてステージに立ってるコーちゃんを見ていると この人このままで大丈夫かしら こんな事ずっと続けてたら身も心もボロボロになってしまうんじゃないかしらって思って。かと思うと今日みたいに休演日には内藤さんのための家事に頑張ってしまって休みにならないし…。あっすみません。こんな事お話し出来るの私たちの事をずっと前から知ってくださってる藤本さんしかいないんで。

藤本真澄:そんな事はどうでもいいさ。コーちゃんはなんて言ってるんだい?仕事の事。

お時さん:あの人はその時その時でいろいろですから。

回想コーちゃん:もう!もう嫌!もう~!ロングリサイタルなんて疲れるからもうやめる!私死ぬまでやるわよ!ロングリサイタル。

回想コーちゃん:ピアフも!だって歌は私の人生だもの!

藤本真澄:しかし不思議な人だね。

お時さん:ええ。凡人の私なんて昔からずーっとびっくりさせられっぱなしで。

藤本真澄:いやお時さんの事だよ。

お時さん:え?

藤本真澄:お時さんだって今じゃすっかり有名作詞家で詞を書くなんて作業は身を削るような思いだろう。どこが凡人なんだよ。コーちゃんもお時さんも根っこは同じなんだから。

お時さん:でも表に出る人と裏方は全然違います。一緒にしたら怒られます。

藤本真澄:それでも根っこが同じだからここまでやってこれたんだよ。これから先だって引き際だって お互い阿吽の呼吸でなんとかなるさ。

お時さん:だといいんですけど…。自分が年を取ったせいでしょうかいろいろと心配になってしまって。

藤本真澄:何を言ってるんだよまだまだ若いじゃないか。相変わらずコーちゃんと一緒に肉食べに行ってるんだろ?

お時さん:…ええ。

藤本真澄:なら十分若い。

お時さん:ただ好きなだけですから。

藤本真澄:俺だって好きだったさ。でも今はアジの干物がいいねえ。年を取ると肉は胃がもたれるから。

お時さん:そういうものでしょうか。

藤本真澄:そういうもんだ。肉が好きで食べてるうちはまだ若い。自信を持って気楽にいけって事さ。

お時さん:はい。ありがとうございます。

ところが藤本の予想に反してその時は思いがけなく早くやってきたのでした。それはコーちゃんが無事ロングリサイタルの千秋楽のステージを終えた直後の事でした。

浅利慶太:こちらこそありがとう。最高だったよ。

コーちゃん:ありがとう!

内藤法美:お疲れさま。

コーちゃん:ありがとう!

和子:お疲れさまです。

お時さん:お疲れさま。

浅利慶太:じゃあまたあとで打ち上げの席で。

内藤法美:そうですね。

コーちゃん:待って。話があるの。

内藤法美:今?

コーちゃん:ええ。3人には先に言っておきたくて。私 越路吹雪を…卒業します。

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越路吹雪物語キャスト紹介とネタバレ感想を最終回まで(大地真央&瀧本美織主演)
(C)テレビ朝日「越路吹雪物語」

※このコラム内の写真は、テレビ朝日「越路吹雪物語」公式サイトからの引用になりますので予めご了承お願いいたします。


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