「まんぷく」は 107話2月7日 まで進行中。
生麺をゆでると コシが出て もっちりした状態になるのは 麺に含まれるこのグルテンと…それと麺に含まれるこのでんぷんが α化することなんだ。米を炊いて ごはんにするのと一緒のことだよ。そこで問題なのは 麺の水分量だ。麺をゆでるとα化するな。そうすると 麺に含まれる水分が 30%から50%以上に上がってしまうんだ。まあ これはゆでるんだから当たり前のことだ。これが麺の乾燥時間を長くし ムラを作る原因となるんだ。じゃあ どうすればいいか。α化するには もう一つ方法があったんだよ。蒸すことだ。蒸した場合 麺の水分保有量は 30%から ほとんど上がらないんだ。
僕は昔から ずっと立花君を応援してる。立場君には発明の才能もあるし実績もある。せやけど お湯をかけただけで食べられるラーメンなんちゅうもんを欲しがってる人は どこにもおらんのや。即席ラーメンなんて 需要もなければ市場もない。そこには勝算はないで。最初から勝ち目のない戦を始めて 結局負けてもうた日本軍と一緒やぞ。なっ 勇気ある撤退や。スルメに湯かけても イカには戻らんど。
スルメにお湯をかけたって イカには戻らないわよ。
本日の感想:覆水盆に返らず(一度離婚した夫婦は元に戻ることはできない)。
朝ドラまんぷく(107話2月7日)あらすじとセリフ
福子:駄目やったんですか?
萬平:駄目だ。
福子:1時間干したのも。
萬平:ああ。
福子:2時間干したのも。
萬平:3時間ほしたのも 4時間干したのも 駄目だった。
福子:萬平さん!
萬平:うん。
福子:明日 図書館に行って 麺のこと しっかり勉強してきなさい!
萬平:分かった。ハハハハ。ああ 源 ありがとう。
源:うん。
萬平:そうだそうだ もっと勉強が必要だ。
●即席ラーメン研究所
萬平:おい 福子! 福子!
福子:はい。お帰りなさい。
萬平:ああ ただいま。図書館で調べてきたぞ。ちょっと来て。
福子:はい。何か分かりましたか。
萬平:そもそも 生麺をゆでると コシが出て もっちりした状態になるのは 麺に含まれるこのグルテンと…。
福子:グルテン?
萬平:ああ。それと麺に含まれるこのでんぷんが α化することなんだ。
福子:α化?
萬平:う~ん… 米を炊いて ごはんにするのと一緒のことだよ。
福子:うん? はあ…。
萬平:でも そこで問題なのは 麺の水分量だ。
福子:水分量。
萬平:ああ。麺をゆでるとα化するな。そうすると 麺に含まれる水分が 30%から50%以上に上がってしまうんだ。まあ これはゆでるんだから当たり前のことだ。
福子:はい。
萬平:これが麺の乾燥時間を長くし ムラを作る原因となるんだ。じゃあ どうすればいいか。
福子:どうすればいいんですか。
萬平:α化するには もう一つ方法があったんだよ。蒸すことだ。
福子:蒸す!?
萬平:ああ。蒸した場合 麺の水分保有量は 30%から ほとんど上がらないんだ。
福子:へえ~!
萬平:ああ。つまり 水分保有量が低ければ…。
福子:あっ… 乾燥時間が短くて済む。
萬平:ああ。ムラも?
福子:少ない。
萬平:そうだ!
♪
福子:4分たちました。はい。
萬平:ああ。よし。熱っ!熱っ!熱っ!
福子:私がやりましょか。
萬平:ああ。
鈴:福子。ふ~く~こ~。
福子:お母さんや。
♪
福子:ああ お母さん。
鈴:どうしたのよ。近頃 全然 顔見せてくれないやない。
福子:いろいろ忙しくて 克子姉ちゃんの家に行く暇がなかったの。
鈴:こっちかて 大変なことがあったんやから。
福子:大変なこと?
鈴:離婚の危機よ。
福子:克子姉ちゃんと忠彦さんが!?
鈴:あのモデルのせい。あなたも会ったでしょう。
回想秀子:木ノ内秀子です。忠彦先生は大好き。
福子:ああ。えっ あのモデルさんと忠彦さんが どうにかなったの!?
鈴:ならないわよ。
福子:えっ?
鈴:そやから 離婚の危機はなくなったの。
福子:えっ? 何が言いたいの?
鈴:そのかわり 踊り出したのよ あの人。
福子:はあ?
鈴:あれ以来 忠彦さんの画風がすっかり変わってしまったのよ。
福子:画風?
●忠彦のアトリエ
克子:何の絵? 意味が分からない。
忠彦:意味なんてない。きれいやと思わへんか?
克子:きれいやけど…。
忠彦;それでええんや。
(ため息)
●立花家
福子:忠彦さんは 芸術家なんやから しかたないんよ。芸術家はね その時その時を生きてるんやから。
鈴:何を分かったふうなことを。
福子:画風が変わったのが そのモデルさんのせいやったら 克子姉ちゃんは面白くないかもしれないけどね。
鈴:そやから 堅気の人と結婚しなさいって 言うたのよ 私は。
福子:今更 何言うてるんよ。
鈴:そっちはどうやの。ラーメンはまだ出来ないの?
福子:着々と進んでます。
鈴:いつ出来るのよ。
福子:スープはおいしかったでしょ。
鈴:いつ出来るの。
♪
萬平:常温で保存できるようになるまで 乾かすんです。
鈴:乾かす。
萬平:ええ。
福子:ああ 触ったら駄目よ。
萬平:乾いた麺に お湯をかけるとラーメンに戻ります。
鈴:そんなことってあるの?
福子:あ~る~の。
鈴:スルメにお湯をかけたって イカには戻らないわよ。
萬平:スルメって…。
鈴:絶対 無理。
福子:何で そんなこと!
鈴:帰る。
福子:あっ お母さん…。
萬平:いいんだ 福子。出来たものを見なきゃ誰も信じない。僕たちは 世の中に存在しないラーメンを作ろうとしてるんだから。
福子:せやけど 私は出来るって信じてますから。
萬平:ありがとう。
福子:まだ乾くには時間がかかりそうですね。
萬平:うん そうだな。
福子:そしたら 久しぶりに外に出ませんか。
♪
いや 本当に久しぶりだ こんなふうにのんびり歩くのは。
福子:こういう時間も必要です。
萬平:そうだな。
●パーラー白薔薇
しのぶ:いや 萬平さん!
アキラ:よう来てくれはりましたな。で あの魔法のラーメンは出来たんねんか?
萬平:えっ…。
福子:私がいつも萬平さんの話 してるから。
萬平:ああ… いや~ まだです。
しのぶ:まだ?
萬平:ええ。
アキラ:福ちゃん 昨日 出来る言うたやん。
福子:いや そんな うまくはいきませんよ。そやけど もうすぐです。
しのぶ:もうすぐ?
萬平:はい。
アキラ:そうか。歴史的な日は すぐそこまで来てるんやな。
福子:萬平さん 何か召し上がりますか?
しのぶ:どうぞ。
アキラ:どうぞ。
萬平:すいません。
福子:ご注文 どうします? 何でも。
萬平:じゃあ ライスカレーを。
しのぶ:ライスカレー ワ~ン!
アキラ:ユーアーライスカリー。オッケー。
しのぶ:ああ そうや 福神漬がなくなりかけてたんや。
福子:私が昨日 補充しときました。
しのぶ:ありがとう 福ちゃん。よう働いてくれて ほんま助かるわ。
アキラ:はい 出来た。
福子:はい。はい。
萬平:ありがとう。
世良:あ~腹減った~。
しのぶ:いらっしゃいませ。
福子:いらっしゃいませ 世良さん。
世良:今日も元気やな 福ちゃん。…と思ったら そこに座ってんの 立花君やないか。
萬平:お久しぶりです。
世良:おい おい おい…。ちょっと痩せたんちゃうか? 大丈夫か 立花君。
福子:世良さん ご注文は?
世良:ああ ライスカレー特大や。
福子:はい。ライスカレー特大 1つお願いします。
しのぶ:特大ライスカレー ワ~ン!
アキラ:ユーアービックビックライスカリー。オッケー。
世良:ああ オーケー。で 出来たんか ラーメンは。
萬平:ああ… ああ もうすぐです。
世良:もうすぐ? 何や そば屋の出前の言い訳みたいやな。
福子:ほんまです。
世良:福ちゃんは 仕事しとき。僕は昔から ずっと立花君を応援してる。立場君には発明の才能もあるし実績もある。せやけど お湯をかけただけで食べられるラーメンなんちゅうもんを欲しがってる人は どこにもおらんのや。
萬平:いや そんなことは…。
世良:即席ラーメンなんて 需要もなければ市場もない。そこには勝算はないで。
しのぶ:そんなん分からんやないですか。
世良:君も仕事しとき。
しのぶ:はい。
世良:最初から勝ち目のない戦を始めて 結局負けてもうた日本軍と一緒やぞ。
アキラ:萬平さんは負けへん。
世良:あんたはカレー作れ。何よりも先に。なっ 勇気ある撤退や。スルメに湯かけても イカには戻らんど。
福子:お母さんと同じこと言うてる~!
世良:ほんまか。それは嫌やな。
萬平:世良さん 僕は誰が何と言おうと やめません。需要がなくても僕には見えるんです。
世良:何が。
萬平:僕の作ったラーメンをおいしそうに食べてる人たちの顔が。
世良:あんな それを妄想いうねや。
萬平:世良さんもおいしそうに食べてます。
福子:私にも見えます。
しのぶ:あっ 私も。
アキラ:僕もや。
世良:何や この妄想集団は。何や これ お前! 汚い盛り方。
●香田家
吉乃:お父さんは相変わらず?
タカ:訳の分からん絵を描いてるわ。
克子:私がどんなに言うても駄目。
鈴:忠彦さんは どうかしてしもたわ。
♪
神部:僕は好きやなあ。
忠彦:そうか。
神部:はい。何か 見てるだけでウキウキした気分になってきます。
忠彦:それや。そういう言葉が欲しかったんや。茂君はアートが分かってるなあ。
神部:アート? ああ 芸術ですか。
岡:ごめんください。
森本:ごめんください。
タカ:誰?
吉乃:私が出る。
♪
吉乃:あっ…。
岡:吉乃ちゃん…。
森本:いきなり…。
吉乃:こんにちは。
岡:こんにちは。
森本:こんにちは。
神部:お前ら 何しに来たんや。
岡:久しぶりに大奥様にご挨拶に…。
神部:うそや。
吉乃:えっ?
森本:ほんまやて。
♪
鈴:あらまあ お久しぶりねえ。
森本:お久しぶりです。たちばな栄養食品を解散して以来ですから。
岡:もう8年 いや 9年ですか。
森本:不義理をして申し訳ありませんでした。
鈴:ほんま不義理や。
克子:お母さん。
神部:しかも ほんまの目的は おばあちゃんやないんですよ こいつら。吉乃ちゃんなんです。
タカ:吉乃?
鈴:えっ。
克子:えっ。
吉乃:えっ…。
岡:ちゃいます。大奥様にご挨拶に来たんです。
森本:いや ほんまに。
鈴:吉乃 そうなの?
吉乃:私に言われても…。
克子:せっかくやし 晩ごはん食べていったら。
神部:ええ…。
岡:えっ…。
森本:いいんですか。
吉乃:そしたら 支度します。
岡:ありがとうございます!
●即席ラーメン研究所
萬平:うん。よし 乾いた。
福子:前よりパリパリですね。
萬平:パリパリだ。とりあえず 3分待とう。
福子:はい。今度こそ うまくいきます。αがしっかりグルテン化してるんやから。
萬平:グルテンとでんぷんがα化してるんだ。
福子:えっ…。フフ… そうでした~。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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