「まんぷく」は 110話2月11日 まで進行中。
近江谷先生:これは… 麺が多孔質化している。スポンジのようにたくさんの穴が開いてるでしょう。油の熱で麺の中の水分が蒸発し 麺に空洞が出来たんです。
萬平:ああ。つまり お湯を注ぐと その穴に水分が入り込むというわけですか。
近江谷先生:そうです。だから麺が元に戻ったんです。高野豆腐が水分を吸って元に戻っていくのと同じですよ。それにしても よく思いつきましたね 麺を油で揚げるなんて。これは画期的な発明ですよ 立花さん。
福ちゃんは萬平さんの完璧主義な性格はよく分かっていました。でも福ちゃんの収入だけでは 生活費が底をつき始めてきたのです。
本日の教訓:糟糠の妻は大切にすべし!
朝ドラまんぷく(110話2月11日)あらすじとセリフ
萬平:これだ!
福子:うわっ! びっくりした。えっ?
萬平:天ぷらだ 福子。
福子:天ぷら? えっ えっ…?
●即席ラーメン研究所
福子:「天ぷらだ!」って何ですか 萬平さん。
萬平:あの泡は何だと思う。
福子:泡?
萬平:うん。天ぷらを揚げる時に出る泡だよ。水分が蒸発しているんだ。
福子:水分…。
萬平:火は大丈夫か 福子。
福子:ああ… 駄目 駄目 駄目 駄目 駄目 駄目~。
●立花家・居間
福子:源ちゃん さっちゃん 2人で先に食べてて。
源:天ぷらや!
幸:これ 何?
福子:ん~ 気にせんといて。ちょっと行ってくるね。
2人:頂きます。
●即席ラーメン研究所
萬平:油の熱で具材の水分が蒸発していく。それが天ぷらを揚げる時に出る泡だ。
福子:あっ… あの あの ジョワ~が。
萬平:うん。もしかしたら 麺がうまく乾くかもしれない。
福子:えっ。麺を天ぷらにするんですか。
萬平:蒸し器を取ってくれ 福子。
福子:はい… えっ?
♪
萬平:スープエキス。
福子:用意できてます。
萬平:ああ。
♪
萬平:熱っ 熱っ 熱っ 熱っ 熱っ 熱っ! 熱っ…。熱っ 熱っ 熱っ 熱っ 熱っ!熱っ!
福子:かけます。
萬平:ちょっと待て。
♪
萬平:入れるぞ。
福子:はい。うお~!水分が蒸発してるんですね。
萬平:そうだ。
福子:うわ~。へえ~。
萬平:もういいだろう。
福子:えっ もう!?
萬平:ああ。
福子:うわ~。あっ。あら。
萬平:うまい。
福子:ええっ。
萬平:ああ。
福子:ほんまに?
萬平:ああ 食べてみろ。
福子:んっ… うん おいしい。
萬平:なっ。
福子:お菓子みたい。ええっ。
萬平:よし お湯で戻してみよう。
福子:はい。
♪
福子:どのくらい。
萬平:もうちょっとだ。
福子:何分待てばいいんですか。
萬平:ああ… 麺がまだ温かいから 2分くらいかな。もういいぞ。
福子:2分。
萬平:うん。
●立花家・居間
福子:2分たちました。
萬平:うん。
福子:あれっ… 麺が元に戻ってる。
萬平:ああ。
(息を吹きかける音)
福子:私も。んっ…。んっ んっ んっ んっ んっ! おいしい! おいしい おいしい おいしいです 萬平さん!
萬平:麺がちゃんと元に戻ってる。油で揚げた香ばしさも加わって。
福子:うん… おいしい。源 幸 おいで!
源と幸:は~い。
萬平:どうして 油で揚げると お湯をかけて麺が元に戻るんだ?
源:どないしたん お母さん。
福子:これ 食べてごらんなさい。
幸:ラーメン 出来たん?
福子:ええから 食べて。どう?
源:おいしい!
幸:私も 私も! おいしい!
源:もっと欲しい!
幸:私も!
福子:萬平さん!これは ついに 完成ですね!
萬平:どうしてだ!
福子:ん?
(犬の遠吠え)
福子:えっ?
●香田家
克子:そしたら 結局 映画には行かへんかったん?
吉乃:そう。
神部:萬平さんのラーメン作り 見てる方が面白い言うて。
タカ:岡さんと森本さんがかわいそうやない。
鈴:いいのよ。映画なんか行かなくたって。
神部:いや 僕もあの2人に吉乃ちゃんはどうかと思うけど さすがにちょっと痛々しかったわ。
忠彦:きっと 気合いも入ってたやろうしな。
吉乃:せやかて 萬平おじちゃん 目キラキラさせてるんやもん。「はい乾いた 今度は凍らせるぞ」言うて。
鈴:そんな高野豆腐作るみたいに ラーメンが出来るわけないやない。
神部:確かにあれは失敗です。正直言うて おいしなかった。
タカ:大変やね 萬平おじちゃん。
鈴:大変なのは福子よ。旦那の道楽に付き合わされて。
克子:福子は大変やなんて言うてないでしょ。あの子は萬平さんを信じてるんです。
吉乃:私も自分の好きなこと 一生懸命やってる人に魅力を感じるわ。
タカ:吉乃はお父さんみないな人が好きなんよね。
吉乃:うん。
鈴:そやから 絵描きだの 発明家だの そんな山師みたいな職業で成功するのは1000人に1人 いや 1万人の1人なのよ。
忠彦:それはまた別の話ですよ お義母さん。
克子:いいわね あなた。今日はタカにも褒められて この人 上機嫌なんよ。
神部:褒められた?
回想タカ:お父さん。
回想忠彦:今 集中してるんや。
回想タカ:だんだんと好きになってきた お父さんの絵。
回想忠彦:えっ…。
回想タカ:すごくええと思う。
回想忠彦:タカ…。
忠彦:やめてくれよ みんなの前で。
鈴:あんな訳の分からない絵の どこが好きなの?
克子:お母さん。
鈴:私は嫌い。意味が分からない。
忠彦:せやから 意味はないんです。ここなんですよ。
鈴:あんな絵が売れるとは思えないわ。それでもいいの?克子。もうすぐ タカの子どもも産まれてくるのよ。
タカ:まだ あと2ヶ月。
神部:タカと子どもを養うのは僕です。お義父さんやありません。
克子:偉いわ 茂さん。
神部:僕かて ちゃんと考えてます。
忠彦:偉い!
神部:うっ!
タカ:せやけど ほんまは 頭の中の半分は萬平おじちゃんのラーメンのことでしょ。
神部:えっ。
タカ:手伝いとうて しかたないんや。
鈴:まだ そんなこと言うてるの。
神部:いや それは思うてるだけで そうしようとは思いませんよ。
吉乃:私は手伝いたい。萬平おじちゃんを応援したい。
克子:そら 私かて そうよ。
忠彦:僕かて そうや。
タカ:私かて… 今やなかったら…。
神部:そうやろ。
鈴:私は御免やわ ラーメン作りなんて。私は…。
克子:茂さん お代わりは?
神部:頂きます。
鈴:私は武士の…。
忠彦:この煮豆 うまない。
吉乃:私も好き。
タカ:私が作ったんよ。
鈴:私は武士の娘な…。
(萬平からの電話)
吉乃:私が出る。
鈴:もう 何なのよ!
吉乃:はい 香田でございます。
萬平:ああ もしもし 吉乃ちゃん。
吉乃:はい。
萬平:ああ 萬平です。
吉乃:ああ。
萬平:神部君 いるかな。
吉乃:います。ちょっと待って下さい。茂さん 萬平おじちゃんから。
神部:神部です。
萬平:ああ 神部君。あ~… 前にダネイホンを作った時に手伝ってくれた君の大学の え~ 確か… 近江谷… 近江谷先生だったかな。
神部:ああ はい。今も大阪大学にいらっしゃると思います。
萬平:あっ そうか。至急 連絡を取ってもらいたいんだ。
3日後 福ちゃんの家に 大阪大学の近江谷先生がやってきました。ダネイホンを作っていた時に ガマガエル爆発事故に巻き込まれた あの先生です。
●即席ラーメン研究所
近江谷: これは… 麺が多孔質化している。
萬平:たこうしつか?
福子:それは何ですか?
近江谷:こういう字を書きます。とにかく 見てみて下さい。
萬平:ああ はい。ああ 穴が…。
近江谷:スポンジのようにたくさんの穴が開いてるでしょう。
萬平:ええ。
近江谷:油の熱で麺の中の水分が蒸発し 麺に空洞が出来たんです。
萬平:なるほど。
福子:私にも見せて下さい。
萬平:ああ。つまり お湯を注ぐと その穴に水分が入り込むというわけですか。
近江谷:そうです。だから麺が元に戻ったんです。高野豆腐が水分を吸って元に戻っていくのと同じですよ。
萬平:高野豆腐。
福子:そしたら あの時の萬平さんの考えは間違いやなかったんですね。
萬平:ああ。
近江谷:それにしても よく思いつきましたね 麺を油で揚げるなんて。これは画期的な発明ですよ 立花さん。
萬平:ありがとうございます。やっとここまで来た。
福子:そしたら とうとう完成ですね。
萬平:完成?
福子:はい。
萬平:何を言ってるんだ 福子。これからだよ。ねえ。
近江谷:はい。
(笑い声)
萬平:これね ちょっと食べて下さい。おいしいでしょ?
近江谷:これはこれでおいしい。
(笑い声)
萬平:なかなか いけるんですよ これね。
福子:これから…。
福ちゃんは萬平さんの完璧主義な性格はよく分かっていました。でも福ちゃんの収入だけでは 生活費が底をつき始めてきたのです。
●立花家・居間
福子:ああ どないしよ…。あ~…。どないしよ~。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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