「まんぷく」は 111話2月12日 まで進行中。
真一:そうか まだ苦戦しているのか。生活の方は大丈夫なんか?どうして はよ言うてくれなかったんや 福ちゃん。僕が出せる金額ならいくらでも貸すよ。そうやなくて。萬平君のラーメン作りを僕は少しでも応援したいんや。
世良:せやけど 神部君の味覚なんて当てにならんからな。そもそもな 油で揚げたラーメンなんて気持ち悪うて食いというないわ。誰が食うねん。僕は食わんぞ。
鈴さん:茂さんの味覚は当てにならへんからねえ。そもそも油で揚げたラーメンなんて 気持ち悪うて食べとうないわ。
本日の教訓:辛抱する木に金がなる
朝ドラまんぷく(111話2月12日)あらすじとセリフ
福子:うお~!
麺を油で揚げることを思いついた萬平さん。
福子:お~。
近江谷:麺が多孔質化している。油の熱で麺の水分が蒸発し 麺に空洞が出来たんです。
萬平:つまり お湯を注ぐと その穴に水分が入り込むというわけですか。
近江谷:だから麺が元に戻ったんです。
これは画期的な発明でした。
福子:とうとう完成ですね。
萬平:完成?
福子:はい。
萬平:何を言ってるんだ 福子。これからだよ。ねえ。
近江谷:はい。
(笑い声)
萬平:これね ちょっと食べて下さい。
福子:これから…。
●立花家・玄関
神部:ごめんください。ごめんください。
福子:はい。うわっ 神部さん。
神部:近江谷先生から聞きました。ラーメンが完成したって。画期的な発明やって!
福子:まだ完成やないの。
神部:え…。
●即席ラーメン研究所
萬平:うん。よし こんなもんだな。
神部:これは何ですか。
福子:金枠ですって。
神部:金枠?
萬平:麺が広がらないようにするんだ。
神部:えっ ちょっと意味が…。
福子:見てたら分かると思います。
萬平:麺をこのまま入れてしまうと 油の中で広がってしまう。だからこの金枠に入れて飛び出さないように蓋をする。
福子:これを油に入れて 揚げてみるそうです。
神部:えっ 「みるそうです」って これが初めて?
萬平:いくぞ。
福子:はい。
神部:おお おお おお おお おお!
萬平:熱っ! 熱っ! 福子 何か… 熱っ 熱っ 熱っ… 熱っ! はあ~。
神部:この泡が水分なんですか。
福子:そう。麺が こう た… たこう…。
萬平:多孔質化だ。麺の中に空洞が出来てるんだよ。
福子:そこに水分が入って麺が元に戻るの。
萬平:うん もういいだろう。
♪
福子:あっ…。
萬平:あ~。揚げ過ぎだ。ああ 中は焦げてない。う~ん…。180度。ということは 温度が高すぎたのか。
福子:こういうことが起こってしまうわけですね。
萬平:失敗だ。
神部:失敗でもええから ちょっと食べさせて下さい。
●香田家
鈴:田中一郎さん。角紅物産にお勤めの方やて。あなたにぴったりよ 吉乃。
吉乃:私はお見合いは嫌いや言うたでしょう。
克子:もう何で勝手に話を進めるのよ お母さん。
タカ:そうや。
鈴:角紅物産よ。こんないい話はないわよ。
吉乃:私は自分の相手は自分で…。
鈴:あの2人のどっちかを選ぶいうの?茂さんの同僚の。
克子:ええ人やない。森本さんも岡さんも。
タカ:茂さんの会社の人や 駄目なの おばあちゃん。
鈴:角紅物産に比べたら 月とスッポンです。
タカ:ひどい。あっ 蹴った。
吉乃:えっ。
タカ:今 赤ちゃんがおなか蹴ったわ。赤ちゃんもひどい言うてるわ。
克子:もう よう分かってるんやね。
吉乃:賢い子やわ。
鈴:これ これ。吉乃 吉乃。
●即席ラーメン研究所
萬平:130度。
福子:どうぞ。
萬平:ああ。神部君 時間を見ててくれ。
神部:はい。
萬平:よし いくぞ。
福子:ほい。
♪
神部:3分たちました。
萬平:よし。
福子:あっ…。色が…。
萬平:一応 中には熱が通ってるな。
神部:食べてみましょう。
♪
福子:何か違う。
萬平:うん…。
(息を吹きかける音)
神部:あっ 僕も。
福子:私が先~。
神部:頂きます。
福子:おいしくありませんね。
萬平:うん。水分が抜けきってないんだ。やはり 130度じゃ温度が低すぎて 多孔質化してないんだ。これじゃあ 全然駄目だ。
福子:ああ そんな悲しそうな顔せんといて 神部さん。こんなことは 今まで何べんもあったんやから。
神部:せやから そうやなくて こっちが食べたいんです 180度の方。外側だけでいいですから…。
●パーラー白薔薇
神部:いや~ うまかった。香ばしくて コシがあって チキンスープも絶品で。
敏子:ええなあ 神部さん。
しのぶ:私もはよう食べたい。
アキラ:僕らもご相伴にあずかれんのかな。
神部:それは無理です。
アキラ:何で無理なんや。
神部:あれは 僕やから 食べさせてもらえたんです。
敏子:何で。
神部:えっ?萬平さんは完璧主義者やから ちゃんと完成するまでは 誰にも食べさせません。
世良:せやけど 神部君の味覚なんて 当てにならんからな。そもそもな 油で揚げたラーメンなんて 気持ち悪うて食いというないわ。誰が食うねん。僕は食わんぞ。
●香田家
神部:いや~ うまかった。香ばしくて コシがあって チキンスープも絶品で。
タカ:ええなあ 茂さん。
吉乃:私もはよう食べたい。
克子:私らは ご相伴にあずかられへんの。
神部:それは無理です。さっきと同じような会話やな。
忠彦:何で無理なんや。
神部:あれは 僕やから 食べさせてもらえたんです。
吉乃:何で。
神部:えっ?萬平さんは完璧主義者やから ちゃんと完成するまでは 誰にも食べさせません。
鈴:茂さんの味覚は当てにならへんからねえ。そもそも油で揚げたラーメンなんて 気持ち悪うて食べとうないわ。
神部:何もかんも そっくりや!怪奇現象や!
忠彦:何や。
克子:よう分からん。
●即席ラーメン研究所
萬平さんの試行錯誤は続きました。均等に油の熱が行き渡るように金型を平べったくしてみましたが 当然のことながら1回で作れる麺の量は少なすぎました。平べったくて大きな金型を作って麺を揚げ 丼に入れて食べてみましたが…。割った分 麺は短くなり…。かといって最初から麺を長くしてみると…。麺がくっついてしまうのです。
萬平:必ず答えはある。ふう~。
●立花家・居間
真一:そうか まだ苦戦しているのか。
福子:せやけど 麺を油で揚げる方法は もう大発明です。あとは どないしたら まあ 何て言うんやろ。あの… 熱が均等に行き渡るかどうか。
真一:そしたら いずれは完成しそうなんやね。
福子:もちろん。
真一:生活の方は 大丈夫なんか?
福子:え…。
真一:どうしたんや。
福子:ここだけの話 正直厳しいです。なかなか 私が白薔薇で働いてるだけでは…。
真一:どうして はよ言うてくれなかったんや 福ちゃん。僕が出せる金額なら いくらでも貸すよ。
福子:いや そんな それは…。
真一:そうやなくて。萬平君のラーメン作りを 僕は少しでも応援したいんや。
福子:でも…。
真一:なっ 福ちゃん。せやけど 条件がある。
福子:ん?条件?
真一:僕には食わせてくれ、未完成でもええから。
●即席ラーメン研究所
萬平:いや でも…。
福子:萬平さん。実は真一さんに お金を借りることになったんです。
真一:頼む 萬平君。
萬平:ああ… そうですか。分かりました。じゃあ 今から作りますから ちょっと待ってて下さい。
真一:すまんね。ありがとう。
福子:よかったですね 真一さん。萬平さん それは…。
萬平:縮れ麺にしているんだ。
真一:縮れ麺?
萬平:この方が金型に入れた時 麺と麺の間に隙間が出来て 油の熱が通りやすくなるはずです。
福子:はあ~。
萬平:よし。最適な温度は160度。油につける時間は2分。お玉。
福子:はい。
(油で揚げる音)
萬平:2分。
福子:うん。
萬平:うん。
福子:あっ!
萬平:ああ うまくいったぞ。
真一:食べよう 早く。これで何分待つんや。
萬平:3分。
真一:今度は3分か。
福子:たった3分です。
真一:それが待てないよ。
♪
真一:よし 3分たった。
(息を吹きかける音)
福子:真一さん どうぞ。
真一:ありがとう。そしたら。うん うん… うまいよ これは!
福子:うん 今までで一番おいしいです。
萬平:うん 確かに。
真一:すごいよ これは!
福子:これで本当に本当の完成ですね!
萬平:いや…。
福子:えっ。
萬平:もう一度 生地から作り直す。
真一:生地から!?
萬平:油で揚げて戻した時 一番おいしい麺になるよう 逆算して考えるんです。
福子:うん 分かりました。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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