「まんぷく」は 116話2月18日 まで進行中。
うそやありません。これを作るのに どれだけ苦労したか。 初めに思いついたのは あれはそう! あおれは終戦直後でした。皆さんも覚えてらっしゃるでしょう。闇市の屋台のラーメン屋さんに並んでいた行列。あれを見て やっぱり 人間 食べることが一番大事や思たんです。ねえ 萬平さん。せやけど どんなに食べることが大事やいうても作る方は大変です。主婦は毎日毎日 ごはんの献立考えて 掃除洗濯しないといけないんです。忙しいんです。
画期的な発明なんです。確かに20円は高いと思うかもしれない。せやけど このラーメンの手軽さとおいしさを考えてみたら そう! 主婦にとってはお湯をかけるだけで出来るラーメンっちゅうのは 時間と労働力を買うのと一緒なわけです。ほら 英語のことわざ 聞いたことありませんか タイム イズ マネー!
本日の気付き:8分30秒辺りで、だいきゅう小山に似た男発見!
朝ドラまんぷく(116話2月18日)あらすじとセリフ
萬平」福子が僕の奥さんじゃなかったら まんぷくラーメンは出来なかった。
福子:フフフ…。
萬平:僕はここまで来られなかった。
福子:何ですか 急に 萬平さん。
萬平;ありがとう 福子。
昭和35年8月25日。ついにまんぷくラーメンが発売されました。
●大急百貨店
萬平:さあ どうぞ いらっしゃいませ!
鈴:いらっしゃいませ!
福子:まんぷくラーメンです~!
かつ江:1袋20円!?
福子:確かに20円は高いと思われるかもしれません。せやけど…。
かつ江:これが20円。
福子:せやけど 手間暇考えると 決して…。
かつ江:高すぎる。あほちゃうか。
福子:聞いて下さい!
栄子:お湯をかけるだけで?
鈴:はい。お湯をかけるだけで たった3分で出来るラーメンなんです。今 やってみますね。
栄子:3分も待たれへんわ。忙しいねん。
鈴:あっ! あっ あっ… たった3分ですよ~!
昌子:これがラーメン?
萬平:はい。この透けてみえる これがまんぷくラーメンです。
昌子:真っ茶っ茶の煎餅やん。
萬平:ですから これをですね こう…。
昌子:ああ もう いらんわ こんなん。
♪
萬平:全然売れない。試食してもらう以前の問題だ。
鈴:私はもう嫌。情けのうなってきた。
福子:最初はこんなもんです 萬平さん。弱音を吐いたら駄目 お母さん。
萬平:最初はって…。
鈴:1時間も もうこんなことやってるのよ。
萬平:それなのに ただの一個も売れない。
鈴:はあ もう嫌。
福子:お母さん!
鈴:私は武士の娘ですよ!
福子:今 そんなこと どうでもいい…。いや あれ あれ… あれ あれ あれ あれ あれ…。そうや… そうや! そうや 萬平さん!順番が間違うてたんです。
萬平:順番?
福子:あ~ もう何で こんな簡単なことに 気付かへんかったんやろ。あ~! もう あほ あほ あほ あほ あほ あほや~! あほや~!
萬平:お義母さん 大丈夫ですか 福子…。
福子:あ~!
♪
道代:あら ええ匂い。
鈴:おいしいですよ どうぞ。
萬平:さあさ どうぞ どうぞ。
福子:どうぞ。
道代:うん おいしい。
福子:ですよね~!
太田:ほんまや!
鈴:そうなんです。
礼子:お出汁は何?
萬平:あっ 鶏ガラスープです。
礼子:鶏ガラスープ。
道代:うん いいお出汁。
礼子:あ~ おいしいわ~。
福子:そやけど このまんぷくラーメンは おいしいだけではありません。 たった3分で出来るんです。
礼子:3分?
福子:そう!
鈴:まず 袋を開けて麺を取り出して 丼に入れます。
萬平:そして お湯を注ぐ。やることは これだけ。
一同:ええっ。
福子:ここから たったの3分で出来上がり。
礼子:3分?
太田:うそや。
福子:うそやありません。これを作るのに どれだけ苦労したか。 初めに思いついたのは あれはそう! あおれは終戦直後でした。皆さんも覚えてらっしゃるでしょう。闇市の屋台のラーメン屋さんに並んでいた行列。あれを見て やっぱり 人間 食べることが一番大事や思たんです。ねえ 萬平さん。
せやけど どんなに食べることが大事やいうても作る方は大変です。主婦は毎日毎日 ごはんの献立考えて 掃除洗濯しないといけないんです。忙しいんです。
礼子:そやね。
鈴:そこで私は考えた。
福子:私!?
鈴:おいしくて 簡単で栄養があって 冷蔵庫に入れなくても保存できるラーメンは出来ないかと。そこから血のにじむような研究が始まったんです。
太田:どんな研究や。
鈴:あっ 萬平さん。
福子:え~… 最初はですね 最初は 麺そのものにスープを混ぜ込んでみようと考えました。せやけど それがどうしてもうまくいかない。次に 麺にスープを振りかけて 乾燥してみようと そういう方法を思いつきました。天日干ししてみたり 陰干ししてみたり 高野豆腐みたいに凍らせて乾かしてみたり。せやけど どれもこれもうまくいかないんです。
一同:うん うん。
福子:そして ついに見つけたのが!
鈴:油で揚げる方法です!
福子:そこ持っていく!?
礼子:油!?
鈴:はい 説明してさしあげて。
福子:油で揚げてみたら 水分がきれいにとんでいった上に お湯で戻すと香ばしい香りが鶏ガラスープと混ざり合って 何とも言えない味になったんです。
礼子:確かに香ばしいわ。
福子:でしょう。
萬平:2分!
福子:2分。え~っと…。あっ 油で揚げたらおいしくなった。これには実は理由があって グルテンのα化… あっ いや それは違う。あっ そや! 麺が多孔質化してる言われたんです。
礼子:多孔?
福子:とにかく 油で揚げたことによって 麺にスポンジみたいな穴が開いて…。
鈴:麺がスポンジて…。
昌子:スポンジで出来てるん?
鈴:そんな難しいこと言わない方がいい。
福子:そしたら 今のは忘れて下さい。
萬平:2分30秒。
福子:とにかくですね 工夫に工夫を重ねて作ったラーメンなんです。
鈴:スポンジではありません。
福子:画期的な発明なんです。確かに20円は高いと思うかもしれない。せやけど このラーメンの手軽さとおいしさを考えてみたら そう! 主婦にとってはお湯をかけるだけで出来るラーメンっちゅうのは 時間と労働力を買うのと一緒なわけです。ほら 英語のことわざ 聞いたことありませんか タイム イズ マネー!
萬平:3分!
福子:出来上がりです~!
鈴:どうぞ。
(ざわめき)
森:俺にも食わせてくれ。
俺も! 俺も!
うちにも一杯下さい。
萬平:さあ さあ さあ さあ おいしいですよ。
●立花家
世良:ほんで 全部売れたんか?
福子:2箱分しか売れませんでした。
吉乃:何で?
世良:おかしいやろ。今の話 聞いとったら 福ちゃんとお母さんは3分間しゃべり倒して「はい ラーメンできました」「おお~!」いうて みんなが飛びついてきたんとちゃうんかい。
萬平:飛びついてくれたお客さんもいましたよ。
福子:せやけど まだ皆さん 疑心暗鬼いうか…。
鈴:何べんも何べんも 3分間しゃべるのは大変やし。
福子:しゃべってるのは私でしょ。
鈴:皆さん それで売れなかったんでしょ。
世良:全然売れへんかった。
神部:食べたお客さんは おいしい言うてくれたんですけど。
真一:これがどんなにすごい発明品か 説明してもうまく伝わらん。
世良:それは真一さんが口下手すぎるからや。僕なんか 立て板に水で説明したったで。
萬平:それでも売れなかったのは どうして。
世良:分からん。
鈴:世良さんは しゃべればしゃべるほど うさんくさく思われるのよ。
世良:そんな見も蓋もない 根も葉もないことを。
神部:大急百貨店が売り場を提供してくれるのは 3週間でしたよね。
福子:そう思たら まだ1日目が終わったばっかりやない。
吉乃:せやけど 明日からどないしたらええのか 分からへん。
萬平:これじゃあ せっかくのチャンスを生かせないまま終わってしまう。
世良:いつ問屋から注文が来てもええように もう一本電話を引いたんやけどなあ。
鈴:やっぱり値段よ。20円は高すぎるのよ。
福子:また その話。
萬平:もうやめましょう。20円で決めたんだから。
福子:私は値段は関係ないと思う。
吉乃:そしたら何が問題なん。
神部:やっぱり売り方やろ。
鈴:もしかしたら この袋かも。
福子:ん?
世良:袋?
鈴:このデザインよ。1一見 明るくて楽しげに見えるけど 忠彦さん 言うてたんでしょ。これは福子と萬平さんの今までの人生をイメージした荒波やって。
萬平:そうです。
鈴:何でわざわざ荒波なのよ。縁起が悪い。誰が決めたの。
世良:立花君と福ちゃんと真一さんや。
真一:世良さんもいたでしょう。
鈴:私にはてんぷくラーメンに見えてきた。
吉乃と神部:てんぷくラーメン!?
(波音)
福子:見えません!
●香田家
忠彦:デザインが悪い…。
神部:いやいや そういう話もちょっと出ただけです。あかんで 吉乃ちゃん。
吉乃:今のは忘れて お父さん。
忠彦:デザインが悪いから売れない…。
克子:せやから それは違うって。
タカ:私はとってもええと思う。
神部:僕も。
吉乃:私も。
克子:もう気にせえへん 気にせえへん あなた。
忠彦:画家をやる資格なんかない。
克子:そんなことないわ!
神部:そんなことないですって!
克子:誰言うたん 駄目とか。
●大急百貨店
福子:まんぷくラーメンです!
鈴:おいしくて便利。
萬平:さあ どうぞ食べてみて下さい。
福子:どうぞ。
でも次の日も その次の日も やっぱり売り上げは伸びませんでした。
●パーラー白薔薇
鈴:もう嫌や。あそこに3人で立ってたって 労力の無駄よ。
しのぶ:それで帰ってきたんですか。
鈴:そやかて 売れないんやもん。
アキラ:う~ん そんなことがあるんやろか。あれは画期的な発明なんやけどな。
鈴:そやから 画期的とか発明とか そういう言葉は食べ物には合わないのよ。
アキラ:う~ん… あっ 「新しいラーメンです」は?
鈴:駄目。
しのぶ:駄目。
アキラ:「珍しいラーメンです」は?
しのぶ:駄目に決まってるでしょ。
アキラ:そんな にらまんでもいいやん。
(ドアが開く音)
しのぶとアキラ:いらっしゃいませ。
世良:あ~ しんど。
鈴:世良さん!
世良:お母さん 何でここにおるんや。
鈴:あなたに お母さん言われる筋合いはありません。
世良:もしかして サボってるんですか。
鈴:休憩です。世良さんこそ 売り場はどうしたの。
世良:僕も休憩や。レーコーくれ。
しのぶ:アイスコーヒー ワン。
アキラ:ユーアー アイスコーヒー。オッケー。
世良:前から思ってたけどな そんな英語なんねん。
鈴:まんぷくラーメンが売れないんやから 売り場を吉乃ちゃんに押しつけて逃げてきたわけね。
世良:そもそも 僕はまんぷく食品の人間やあらへん。善意で手伝うてるだけです。
鈴:まあ! まんぷくラーメンを日本中に売ってやるってたんか切ったくせに 商品を売るのがあなたの仕事でしょ。
世良:お母さんかて 娘夫婦が頑張ってるのにサボってるやないか。
鈴:休憩です。
世良:休憩。
アキラ:ややこしい組み合わせやな あの2人はな。
しのぶ:水と油。
アキラ:いや 似た者同士や。言うたら 菜種油とごま油やな。
世良:50分はかかるど。
●立花家
萬平:そもそも ラーメンにしたのがいけなかったのかも。
福子:えっ。
萬平:一から考え直した方がいいのかな。
福子:何を言うてるですか 萬平さん!そんな…。
忠彦:ごめんください。
福子:そんな弱気になって!
忠彦:ごめんください。
福子:はい!
忠彦:あっ…。
福子:忠彦さん。
忠彦:実は… 別案を考えてきたんや。
福子:別案!?
忠彦:ああ。
ここにも 一人 弱気になってしまった人が…。
福子:え~…。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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