「まんぷく」は 117話2月19日 まで進行中。
鶏のトサカや ろっ骨のガラから さまざまな栄養成分が抽出されていることが分かりました。国立栄養研究所は まんぷくラーメンを健康食品として推奨すると書いてあるでしょう。
テレビのコマーシャル音声:「P印のペンギン石鹸 30円です」。
本日の気付き:「あさが来た」の五代様は、あさちゃんに「ファーストペンギン」になれと言っておりました。あれは2015年の下半期。
朝ドラまんぷく(117話2月19日)あらすじとセリフ
福子:とにかくですね 工夫に工夫を重ねて作ったラーメンなんです。
福ちゃんたちは一生懸命 まんぷくラーメンを売りました。でも…。
福子:2箱分しか売れませんでした。
吉乃:全然売れへんかった。
こうなると 何もかもが悪い方へ悪い方へ…。
鈴:やっぱり値段よ。20円は高すぎるのよ。
忠彦:デザインが悪い…。
萬平:そもそもラーメンにしたのがいけなかったのかも。
福子:何を言うてるんですか 萬平さん!
忠彦:あっ…。
福子:忠彦さん。
忠彦:実は別案を考えてきたんや。
福子:別案!?
●立花家
福子:ん?
忠彦:やっぱり 前のデザインは斬新すぎたんやないかと…。
福子:忠彦さん。
忠彦:まんぷくラーメンが売れヘんのは 僕のせいなんや。
萬平:それは違います。僕のせいです。
忠彦:いや 僕のせいや!
萬平:いや 僕のせいなんですって。
福子:何で2人ともそんなに弱気になるの!これはいりません。今のデザインがいいんです 忠彦さん。
忠彦:せやけど…。
福子:斬新でええやないですか。斬新な発明なんやから まんぷくラーメンは。そうでしょう 萬平さん。
萬平:でもな 福子。
福子:お客さんは戸惑ってるんやと思います。例えば 見たこともない すごい手品を見せられたとしたら 喜ぶ前にあぜんとするでしょう。君が悪いと思う人がたくさんいると思いませんか。あれとおんなじです。まんぷくラーメンのすごさは すぐには理解してもらえません。せやけど そのうち 何かのきっかけさえあれば 絶対に売れ始めます。絶対に!
忠彦:そのうちって いつや。
萬平:きっかけって何だ。
福子:え… それは… う~ん…。これや。この 栄養たっぷりがほんまやということを知ってもらうんです。斬新やけど 君が悪いやなくて 栄養たっぷりということが伝われば お客さんは買うてくれます。
萬平:う~ん… それは分かってる。
忠彦:せやけど どないしたら…。
福子:う~ん… ダネイホンの時を思い出して下さい。偉い人のお墨付きをもらうんです。
そして 翌日。
近江谷:ごめんください。
福子:はい。
♪
近江谷:うん… 栄養たっぷりを証明する?
福子:そうです。まんぷくラーメンには栄養がたくさん入ってるはずなんです。ですよね 萬平さん。
萬平:あ… ああ。
福子:それを証明してもらいたいんです。
近江谷:つまり 栄養分析をしろと。
福子:はい。お願いします。
萬平:お願いします 近江谷先生。
近江谷:それは うちの研究所では無理です。
福子:えっ。
萬平:無理。
近江谷:ただ 私の知り合いが国立栄養研究所におります。
福子:えっ。
萬平:国立栄養研究所。
近江谷:そこで調べてもらいましょう。
萬平:ああ… ありがとうございます 近江谷先生。
福子:ありがとうございます!せやけど すいませんけど 大急ぎでお願いします。
萬平:福子…。
福子:時間がないんです。
近江谷:おお~ 分かりました。では 3日待って下さい。
萬平:申し訳ありません 本当に。
近江谷:はいはい。
福子:3日…。
●大急百貨店
鈴と福子:いらっしゃいませ。
萬平:どうぞ。
その3日が長かったこと。
福子:いらっしゃいませ。
萬平:さあ どうですか。いらっしゃいませ。
鈴:3分 お待ち下さい。
福子:たったの3分ですよ 3分。おかしなものは何にも入っておりません。
萬平:どうぞ。いらっしゃいませ。
福ちゃんたちは 昼はまんぷくラーメンの試食販売。夜はラーメン作りで大忙し。
●立花家
萬平:はい 揚がった。
福子:はい どうぞ。
萬平:よし ありがとう。
でも…。
鈴:はあ… 売れもしないのに こんなに作ってどうするの。
吉乃:そんなこと言わへんの おばあちゃん。
何とも言えない 嫌~な空気…。そこに朗報がもたらされたのです。
近江谷:お待たせしました!
萬平:近江谷先生。
福子:近江谷先生。
♪
萬平:カルシウム リン 鉄分…。
福子:ビタミンA B B ナイアシン。
近江谷:鶏のトサカや ろっ骨のガラから さまざまな栄養成分が抽出されていることが分かりました。
世良:僕らにも見せてくれ。
鈴:私にも見せて。
近江谷:国立栄養研究所は まんぷくラーメンを健康食品として推奨すると書いてあるでしょう。
神部:ほんまや!
吉乃:国立栄養研究所?
世良:これはええ!
鈴:ありがたや ありがたや。
福子:よかったですね 萬平さん!
福子:ああ!福子!ああ…。
●大急百貨店
福子:栄養満点まんぷくラーメン。
鈴:国立栄養研究所のお墨付きでございます!
萬平:カルシウム ビタミンたっぷり 栄養満点でございます。
客:3つ下さい。
福子:3つ。ありがとうございます。
萬平:いらっしゃいませ。あ~ はいはい はいはい。
客:いくらですか?
福子:あっ 3つで60円です。
●立花家
神部:売り上げ どのぐらい増えたんですか?
真一:8割やな。
萬平:おお~。
神部:8割。
吉乃:すごい。
世良:いや 全然あかん。
福子:えっ 何で。
世良:たった3分で出来て お上のお墨付きをもろた画期的な商品やぞ。今までの3倍4倍売れて当たり前や。
萬平:いや 4倍って。
世良:ええか 立花君。大事なんは 問屋からの注文があるかどうかや。デパートの片隅でたくさん売れました ではどうにもならんねん。全国で売れるには 問屋から声がかからな あかんねや。
鈴:問屋?
世良:ああ。
鈴:それはあなたの仕事でしょ 世良さん。
神部:そうですよ。世良さんは何にもしてないやないですか。
世良:僕かて 商店街で一生懸命 売っとるわ!
吉乃:世良さんが私たちと同じことしてて どないするん。
真一:何のための世良商事や。
萬平:確かに 今はまだ 世良さんの存在意義が見当たらない。
世良:ちょ ちょ ちょ… ちょっ 待てて。
福子:せっかく国立栄養研究所からお墨付きをもろたんやから 何か作戦を考えて 世良さん。
世良:作戦て…。
鈴:何もないの。
萬平:「まんぷくラーメンは僕に売らせて下さい」って言ったじゃないですか。
世良:ある。作戦はある。
福子:何?
鈴:何やの?
世良:今やないな。
鈴:はあ?
世良:すごい作戦っちゅうんはな こう ここぞっちゅう時を見計ろうて ド~ンと実行するんや。今はまだ その時やないな。8割か~。
神部:作戦ないですよ この人。
吉乃:せやね。
世良:あるて。
真一:どうしたら 問屋から声がかかるか 考えよう 萬平君。
萬平:ああ はい。
鈴:私はもう嫌。
福子:お母さん。
♪
(鈴さんの夢枕)
咲:おいしい。ああ おいしいわ。こんなん作るやなんて 大したもんやわ 萬平さんは。
鈴:ああ…咲! 咲! どうしてたの。
咲:どうしてたのって。
鈴:最近 全然顔見せてくれなかったやない。
咲:私かて いろいろ忙しいの お母さん。それより こんなおいしいラーメンが売れないって不思議やね。
鈴:そうなのよ。売れもしないのに 毎日毎日働かせれている私のつらさ 分かるでしょう。
咲:そもそも 何か最初から間違うてるのよ 何かが。う~ん そもそも これはラーメンって言うてええんかしら。
鈴:へっ?
咲:屋台のラーメンとは全然違うでしょ。麺は縮れてるし ネギもシナチクもチャーシューも入ってない。
鈴:そう言われれば…。
咲:ラーメンのようでラーメンやない。そやけど やっぱりラーメン。そういう曖昧さがいけないんやないの。ああ おいしい。
(鈴さんの夢枕終わり)
鈴:そうやわ。
♪
福子:チャーシュー?
鈴:そう。ネギやシナチクもチャーシューも入ってないから駄目なのよ。
萬平:それは食べる人が後から入れれば…。
鈴:それでは 3分たったら出来上がりにはならないでしょう。お湯をかけるだけで元に戻る ネギやシナチクやチャーシューが 入ってないと。
萬平:えっ。
福子:そんなもの出来るわけないやない。
鈴:そして 値段をもっと安くする。
福子:お母さん やめて。
鈴:ゆうべ 咲がそう言ったのよ。
福子:咲姉ちゃん!?
鈴:これはラーメンみたいやけど ラーメンやない。ネギもシナチクもチャーシューも入ってないって。
福子:えっ… いや… 萬平さん! お母さんの妄想をまともに聞いたら駄目よ!
鈴:妄想やありません。
福子:妄想です~。
鈴:妄想やない。
萬平:はあ…。
●パーラー白薔薇
岡:ギクシャクしてる?
吉乃:ギクシャクいうか 雰囲気ようないいうか…。
森本:それは まんぷくラーメンが思ったように売れへんからか?
吉乃:期待が大きすぎたんやね。
アキラ:そんなことないで。まんぷくラーメンは大発明や。
しのぶ:うちでは大好評や。
岡:大好評?
しのぶ:うん。
アキラせや。見てみ。
森本:まんぷくラーメンがメニューにある。
吉乃20円!?
アキラ:せや。原価で出してるんや。まんぷくラーメンの宣伝以外の何物でもないな。
しのぶ:うん。周りを見てみ。
岡:えっ。みんな まんぷくラーメン!?
森本:えっ うそや。
アキラ:うそなことあるかいな。ええか「まんぷくラーメン パーラー白薔薇で大ヒット!」いうて 宣伝したらええねん。
しのぶ:「おかげで うちは儲けなし!」いうてな。
岡:わしも くれ。
森本:おお わしも。
吉乃:私も。
●香田家
テレビの音声:「私の仲間にも 随分大きな頭の人がいますが…」。
(笑い声)
福子:ハハハハ ええなあ テレビ。うちは まんぷくラーメンが売れんことには いつまでたってもテレビは買えませ~ん。
克子:商売って大変やね。
タカ:ええもんやから売れるいうことには ならないんやて。
忠彦:やっぱり 僕のデザインが悪かったんや。
福子:せやから そんなことないって 忠彦さん。
克子:萬平さんは どないしてんの?
福子:今日もラーメン作ってます。せやけど…。
●即席ラーメン研究所
(油で揚げる音)
萬平:ふう…。
●香田家
克子:元気がない…。
タカ:そらそうやわ。
忠彦:やっぱり デザインが…。
福子:忠彦さ~ん!
テレビのコマーシャル音声:「P印のペンギン石鹸」。
福子:これは何?
克子:宣伝や。
福子:宣伝…。
タカ:毎日やってるよ。
福子:毎日…。
忠彦:何回も。
福子:何回も…。
テレビのコマーシャル音声:「P印のペンギン石鹸 30円です」。
福子:これや! テレビや~!
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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