「まんぷく」は 122話2月25日 まで進行中。
確かによう似とる。せやけどな もの作りはまねするとこから始まるんや。芸術と同じです。芸術家は何かを見て ピカッとひらめくんや。これを英語でインスピレーションいいますねん。わしは例え話をしてるんや。古今東西 偉大な芸術はそうやって生まれてきた。偉大な発明はそうやって生まれてきた。本家まんぷくラーメンも一緒や!理屈やない! 大事なことは 誇りを持って仕事をしてるかどうかや!うちは本家やで。本家には本家なりの意地と誇りがある。ほかの悪徳業者を一緒にすな!
本日の感想:「猿渡とかいう人の話を聞くのは もうたくさん」という鈴さんに激しく同意。
朝ドラまんぷく(122話2月25日)あらすじとセリフ
世良:とんでもないもん見つけたで。
福子:えっ。
まんぷくラーメンが売れ始めた途端 たくさんの偽物が出てきたのです。しかも安い値段で。
福子:本家まんぷくラーメン。
鈴:まんぷくラーメンの味やわ。
真一:ええっ。
♪
世良:うちにスパイ送り込んで まんぷくラーメンの製造方法 盗んだやろ。
猿渡:スパイ。ハハハハハハハハ!
♪
神部:皆さん ちょっと見て下さい!広告が出てました!
萬平:えっ! 広告が出てた?
福子:この人は何やの!
●パーラー白薔薇
アキラ:何や このうっすらうまい エセまんぷくラーメンは。
しのぶ:何で そんなもん食べてるん?
アキラ:敵情視察や。敵を知って己を知れば…。
しのぶ:そんな無駄遣いすな。
アキラ:無駄遣いって たった15円やん。
しのぶ:敵を儲けさせたんやで あんたは。そうやろ。
アキラ:しもた。アイムソーリーや。
そして ついに事件が起こったのです。
●香田家
忠彦:えっ! 即席ラーメンで食中毒!?
神部:えっ! まさか うちのラーメンが!?
克子:そんなわけないでしょう。
タカ:そしたら どこのラーメン?
●立花家
真一:どこのラーメンかは書いてない。
萬平:「即席ラーメンに要注意」。
福子:要注意って…。
鈴:まんぷくラーメンもあるやないの。どうするのよ 萬平さん。うちも いっしょくたにされてるのよ。
福子:お母さん。
萬平:クソッ~…。
世良:ごめんください。立花君。
福子:世良さんや。
♪
世良:まんぷくラーメンやない。
萬平:それは確かなんですね。
世良:ああ 知り合いの新聞記者に聞いた。食中毒を起こしたんは 天王寺の食品会社が出してる偽物や。
鈴:ああ よかったあ。
真一:当たり前ですよ お義母さん。
福子:何で新聞は そこをちゃんと書いてくれないのよ。うちのラーメンが 食中毒なんて出すわけないやない。
世良:せやけど 安心してはおられへんど。
萬平:これで世の中の人は 即席ラーメンが体に悪いものだと思うだろう。
真一:まんぷくラーメンの売り上げも落ちてくるやろな。
世良:悪いうわさを流すやつが 出てくるに決まっとる。
鈴:これやから会社経営は怖いのよ。うまくいったって いつ何が起こるか分からない。お父さんの会社も。
福子:お母さん。今はこれからのことを考えないと。
萬平:とにかく まんぷくラーメンは安全であると 世の中の人に知ってもらわなきゃいけない。まんぷくラーメンは まんぷく食品が最初に作った うちだけのものだと。
真一:偽物出してる会社には 全部 警告書を送った。まんぷくラーメンは うちの商標登録だ、直ちに販売を中止しろて。
鈴:それで みんな 売るの やめてくれるの?
世良:そら やめるやろ。裁判になったら 勝てるわけないんやから。
福子:テイコー食品も?
回想真一:うちは特許も出願してんのや!
回想猿渡:しゃあけど まだ出願しただけで 確定したわけやないでしょう。
世良:警告書ぐらいで引き下がるタマやないど あのおっさん。
真一:クソッ 猿渡。
福子:落ち着いて下さい。
鈴:猿渡いう人の話になると 人が変わるわ 真一さん。
萬平:特許の確定はいつですか。
真一:それはまだ…。
世良:特許庁から連絡ないんか。
真一:出願しても普通は何か月 下手したら1年以上かかるらしいです。
福子:1年以上!?
真一:それまでは うちのバッタもん 作り続けるつもりや あの猿渡は!
鈴:もう嫌。
萬平:あのポスターも ずっと貼り続けられるんですか。
福子:あっ!
●街中
野呂:えっ えっ… こ… これ 福ちゃんやないの? 僕 すっかり 福ちゃん 変わってしもたなって。
牧:見ればすぐ分かるだろう。福ちゃんには もっと品がある。こんなケバケバしい化粧をするわけがない。
野呂:教えてもろてよかった。これで今日 やっとぐっすり眠れるわ。
牧:野呂君には女を見る目がなさすぎる。だからその年になっても結婚できないんだ。
野呂:大きなお世話や。けど この女 誰や。いや せやかて まんぷくラーメン書いてるやないか。
牧:よく見ろ。本家まんぷくラーメン。
野呂:本家。
牧:偽物だ。萬平さんが作った本物には「本家」なんて入ってない。
野呂:本家が偽物!? 僕 こっちの方 食べてたわ。
牧:何!?
野呂:うまいな思て。
牧:それでも君は料理人か!
野呂:うまかったから。
牧:そもそも なぜ僕が待ってなあかんの?
野呂:あのな 今 店 俺しかおれへんねん。ごめんな。
牧:理事やぞ!
野呂:理事?
野呂:理事やぞ!
●香田家
テレビコマーシャルの声:「便利でおいしいまんぷくラーメン。まんぷく食品のまんぷくラーメンは 国立栄養研究所のお墨付き。ですから安心してお召し上がり頂けます。
源と幸:「おいしい!」
福子:「一家に5袋 まんぷくラーメン:
タカ:コマーシャルが変わった。
(拍手)
鈴:うん。まんぷくラーメンは健康にいいこことを強調するんやて。あと うちの以外は全部偽物やって。
克子:せやけど テイコー食品は販売やめないんでしょ。
鈴:そう。警告書を出したら ほかの会社は商品名変えたのに。そやから 萬平さんも真一さんも まだピリピリしてるの。
克子:それで仕事抜けてきたの? お母さん。
鈴:猿渡とかいう人の話を聞くのは もうたくさん。ああいう人と関わることになるから 会社経営は嫌なのよ。
タカ:私も疲れた。
鈴:どうして。
克子:大介の夜泣きで眠れないんやて。
タカ:昼間 よう寝てくれる分 夜になると泣きだすの。茂さんは助けてくれないし。
克子:いつも仕事で遅くなるでしょう。せやから 大介はタカに任せっきり。
鈴:男の人は そういうものよ。
タカ:せやけど お父さんは…。
克子:忠彦さんは特別。
鈴:いつも うちで絵を描いてるものね。
克子:タカには分からないんよ。世の中の旦那様は 家のことは全部 奥さんに任せっきりやって。
タカ:茂さんは変わってしもた。もう私と大介のことは どうでもええんや。
鈴:そんなに思い詰めることはありません。
克子:そうよ タカ。
タカ:帰ってきても「疲れた疲れた」言うて お風呂に入ってごはん食べたら すぐ寝てしもて。私と何にもしゃべってくれへんのよ。
鈴:あっ あっ あっ あっ… 分かった分かったタカ 泣かないで ねっ。
(大介の泣き声)
鈴:よちよち。よちよち。よちよち よちよち あらららららら。よちよち。
(大介の泣き声)
(忠彦のため息)
●パーラー白薔薇
客:ごちそうさま。
しのぶ:ありがとうございました。
神部:ほんま 許されへんな 猿渡いうやつは。
岡:絶対 坂部を引き抜いたんや テイコー食品は。
森本:坂部か。
回想吉乃:お願いします。
回想坂部:はい。
岡:あいつ 吉乃ちゃんに色目使うとったやろ。
森本:おお わしも気付いとったわ。
岡:ちゅうことは あいつがおらんようになてよかったけどな。
神部:何がよかったや。企業秘密が漏れてしもたんやぞ。
岡:分かっとるわ。わしらは 吉乃ちゃんの話 しとるんや。
神部:いつから吉乃ちゃんの話になったんや。
アキラ:相変わらずやのう あの3人は。
しのぶ:吉乃ちゃんのことも宙ぶらりんやし。あの子ら 将来のまんぷく食品を背負ていけるんやろか。
神部:こんな大変な時に不謹慎やぞ お前ら。
アキラ:ええやん ええやん。若くして人間のできとるやつは そうおらんのや。
しのぶ:若うもないやろ あの子らは。
アキラ:僕かて あれぐらいの年の頃は フラフラしとったやん。
しのぶ:そうやった。もう私と結婚して 子どもも3人おったのにね。
神部:お前ら はよ食え。
岡:何やねん お前 偉そうに。
しのぶ:4人目をおなかに抱えて 私がどれだけ苦労したか。
アキラ:今 そんな話 せんでもええやん。
神部:はよ仕事に戻ろう言うてんのや。
岡:そんなん分かっとるわ。先輩風吹かすな 同い年のくせに。
神部:俺の方が2つ上や!
しのぶ:ああ~ 腹立ってきた!
アキラ:あかん。
●立花家
福子:ケンカにならへんやろか ほんまに。
敏子:萬平さんのこと?
福子:真一さんも世良さんも。
ハナ:ケンカになりそうになったら 世良さんが止めてくれるて。
吉乃:真一おじちゃんは 当てにならへんけど。
福子:猿渡とかいう人のこと ほんまに腹に据えかねてるみたいやからな。
ハナ:まあ 今日は大丈夫よ。仕事の話をしにテイコー食品に行ったんやから 萬平さんたちは。
福子:仕事の話いうても 要するに本家まんぷくラーメンを販売するないうことでしょう。向こうかて 絶対黙ってないわ。
敏子:そうやね。
福子:絶対こじれる。
吉乃:萬平おじちゃん 今まで見たことないくらい怖い顔して出ていったし。
福子:そう 萬平さん。今度のことにものすごい怒ってるの。あんな悪態つく萬平さん 今まで見たことないもん。
●テイコー食品
(ドアが開く音)
猿渡:ハハハハハハ。今日は社長さんまで わざわざいらっしゃるとは。
萬平:猿渡さん うちからの警告書は届いていますよね。
猿渡:ああ 何や来てましたな。
真一:まんぷくラーメンの商標登録は済ませてます。あれはうちの商標なんです。
世良:ほかの会社は即席ラーメンから撤退するか 名前を変えるかしてまっせ。
猿渡:ああ そうですか。
世良:そうですかて。
真一:今 出願してる特許が確定したら どっちみちお宅はね…。
猿渡:食中毒を出したんは うちの商品やおまへんで。本家まんぷくラーメンはな 揚げた麺をしょうゆにつけただけの粗悪品とは違いますんや。徹底した品質管理をしながら 安全でおいしいラーメンを作って お宅らよりも安う販売してるんでっせ。
萬平:でも それは僕のアイデアをまねして…。
猿渡:確かによう似とる。せやけどな もの作りはまねするとこから始まるんや。
真一:えっ。
世良:あっ。
猿渡:芸術と同じです。芸術家は何かを見て ピカッとひらめくんや。
世良:今 まねする言うたな。
猿渡:これを英語でインスピレーションいいますねん。
萬平:猿渡さん。
真一:今 まねしたて。
猿渡:言うてない!
世良:言うたて!
猿渡:わしは例え話をしてるんや。古今東西 偉大な芸術はそうやって生まれてきた。偉大な発明はそうやって生まれてきた。本家まんぷくラーメンも一緒や!
萬平:理屈になってませんよ。
猿渡:理屈やない! 大事なことは 誇りを持って仕事をしてるかどうかや!うちは本家やで。本家には本家なりの意地と誇りがある。ほかの悪徳業者を一緒にすな!
世良:何や いまの。
真一:むちゃくちゃや。
世良:開き直っとんか あの社長は。
真一:開き直ったところで特許が確定したら こっちの勝ちやぞ。
萬平:あの自信は どこから… どこから来るんだ!
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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