「まんぷく」は 126話3月1日 まで進行中。
きれい事は通りませんか? 萬平さんが今まで頑張ってこれたのは 人の役に立ちたい 人に喜んでもらえる仕事がしたいと ずっとしつこいくらいに思い続けてきたからです。その気持ちがまんぷくラーメンを作ったんです。世良さんがいて下さらなかったら 萬平さんは ここまではできませんでした。せやけど 私は… 萬平さんにはきれい事を正しいと思うことを貫いてほしいんです。それができなくなったら 萬平さんはもう何にも作れません。発明家の立花萬平は いなくなってしまうんです。
世良さんは今までずっと萬平さんにはできないことを してきて下さいました。萬平さんが純粋でいられたのは 世良さんのおかげです。せやから… どうかまた 萬平さんの力になって頂けませんか? 萬平さんのその きれい事を通してあげられるのは あなたしかいません。
違います!潰してほしいとか そういうことやないんです。どうしたらいいのか 私たちには分からないんです。せやけど ケンカはしなくても この事を治めることができるのは…。世良さんなら それができると思うんです。世良さんならきっと。
本日の感想:昨日今日と、男を動かす術を披露する福ちゃん。勉強になります。
朝ドラまんぷく(126話3月1日)あらすじとセリフ
福子:まんぷくラーメンが出来なければ こういう粗悪品は世の中には出回らなかったんです。萬平さんには責任があるんやないですか。
萬平:責任…。
福子:「ひとり勝ちや!」って喜んでる萬平さん 私は嫌いです。あのころの萬平さんなら きっと大きな工場を造ったり まんぷくラーメンの売り上げを考える前に こういう体に悪いもんが 世の中に出回ってることを嘆いていたはずです。なんとかしなければと 思ってたはずです。
●まんぷく食品
世良:特許を公開する!?
萬平:ええ。まんぷくラーメンの製造法を他社にも使わせるんです。
真一:何を言ってるんだ 萬平君。
鈴:何のこと?
世良:そんなことをしたら みんな うちをまねするやないか。
萬平:そのかわり 特許使用料を頂くんです。でも それは高い金額ではありません。できるだけ金額を低くして どこの会社でも自由に使えるように…。
真一:待ってくれ 萬平君。
鈴:何のこと?
真一:確かに 特許を他社に使わせることはある。せやけど 普通 その相手は1社か2社や。
世良:そこから 膨大な使用料を取るんが当たり前や。
萬平:でも それじゃあ 粗悪品はなくなりません。
世良:はあ?
鈴:何のことよ!
萬平:まんぷくラーメンはおいしいし 体に悪いものなど一切入っていません。でも まんぷくラーメンよりも 安いという理由だけでほかの粗悪なラーメンを買っていく人たちがいるんです。そうでしょ 世良さん。
世良:いや そうかもしれんけどやな。
福子:萬平さん。
真一:つまり 萬平君は そういう粗悪品をなくすために まんぷくラーメンの特許を使わせよういうんか。
萬平:即席ラーメンは まだ生まれたばかりの産業です。粗悪品が出回ってるせいで 即席ラーメンは体に悪いなんて 思われてしまったら それはうちにとっても不利益でしょう。僕の言ってることが分かりましたか お義母さん。
鈴:分かりました。そやけど…。
世良:業界全体のことを考えてるわけやな 立花君は。
福子:そうです。
世良:「そうです」やなんで 福ちゃん。確かにその考えは立派や。正義感に満ちあふれとる。せやけどな 絶対 そうはいかへんで。
萬平:どうして。
世良:粗悪品を作ってるような連中はな 金出してまで ええもんを作ろうとは 思うてへんからや。性悪説いうのを知らんのか 君は。
鈴:そうよ。人がよすぎると思うわ 萬平さんは。
世良:ほんまや。
福子:私はそうは思いません。これから先を考えたら 萬平さんが言うてることが絶対に正しい。
真一:確かにそうかもしれんな。
世良:今の今まで反対してたやないか 真一さん!
真一:よくよく考えると…。
世良:せやから ボンボン育ちは あかんのや。
真一:僕はボンボンやないよ!
世良:ボンボンや。間違うてへんのは お母さんだけや。
鈴:そら 私は武士の娘…。
萬平:とにかく 僕は決めました。
福子:決めた!
萬平:まんぷくラーメンの特許を開示します。
●パーラー白薔薇
世良:ほんま 何や あの めおと漫才は。手伝うんが あほらしなってきたわ。
しのぶ:その前にご注文は?
アキラ:ほんまやな。ほかの業者が まんぷくラーメンの特許に金を払うとは思えんな。
世良:当たり前や。道徳心のかけらもないやつらやで。
しのぶ:ご注文は?
世良:そんなやつらのところを 一軒一軒回るんやて 立花君と真一さんは。
しのぶ:注文。
世良:特大大盛りオムライスや。
しのぶ:えっ。
アキラ:ライスカレーと ちゃうんかいな。
世良:やけになった時は オムライスに決まっとるやろ。
しのぶ:訳分からん。
●天村食品
天村:ライセンス契約?
萬平:ええ。使用料さえお支払い頂ければ うちの特許を使って頂いても構いません。
天村:何でお宅に 金払わなあきませんの。
萬平:ですから 業界全体の品質の向上を図り…。
天村:そんなん知らんわ。うちかてな そこそこ売れとるんや。
萬平:そんな粗悪品を。
真一:社長!
萬平:どこかの会社みたいに 食中毒が出てしまったら 天村食品さんは もう終わりですよ。
天村:偉そうに説教すな! 要するに お宅の傘下に入れっちゅう話やろ。そんなん お断りや。
●香田家
克子:ライセンス契約?
鈴:私にはよう分かりません。ばあっ。
吉乃:まんぷくラーメンの材料とか 油の種類とか温度とか そういうコツも全部ほかの会社に使わせてしまうんやて。
克子:そんなことしたら みんながまんぷくラーメン作ってしまうやないの。
鈴:そうよね 大ちゃん。
克子:どないなってんの 吉乃。
吉乃:萬平おじちゃんに聞いて。休みの日くらい のんびりさせてよ。
♪
タカ:出来てきた 出来てきた。
忠彦:もうすぐやぞ 茂君。
神部:はい。
タカ:疲れてきたん?
神部:そら 動かれへんのやから。
忠彦:辛抱や。
タカ:そしたら 私とお話ししましょう。最近 何か面白いことあった?
神部:面白いこと?
タカ:例えば 会社で。
神部:あっ 岡と森本やな。
タカ:岡さんと森本さん?
神部:ああ。あの2人 吉乃ちゃんのことが好きなんや。
忠彦:何っ!
神部:えっ。
忠彦:誰なんや それ。
タカ:お父さん。
忠彦:誰なんや その森本と岡本っていうのは。
神部:いやいや 岡と森本です。
忠彦:吉乃に手ぇ出したんか。
神部:出してません。
忠彦:なぜ分かる。
タカ:お父さんは 私たちのこと溺愛しすぎ。
神部:大丈夫です。告白もできずに 縮こまってますから あいつら。
忠彦:告白なんか させるな。まずは僕に挨拶に来させろ。
神部:えっ。あいつらのこと ご存じやと思いますけど。
忠彦:知らん。
神部:ほら 塩作りの時から一緒に…。
忠彦:知らん。あっ!
タカ:あっ!
神部:えっ!
タカ:ああ~。
忠彦:描き直しや これ!
神部:ええ~っ。
●パーラー白薔薇
岡と森本:告白するな!?
神部:よう そろたな 今。
岡:そんなん どうでもええねん。
森本:どういうことなん。
岡:明日の朝にでも 吉乃ちゃんに告白しようと思うてたんやぞ。
森本:わしら2人並んで どっちか選んでくれって。
神部:あかん。それはあかん。
岡:せやから 何でえな。
神部:吉乃ちゃんには 怖い番犬がおったんや。
森本:番犬?
神部:お義父さんや。俺がうかつやった。
岡:お父さん…。
神部:お義父さんからの伝言や。吉乃に近づくつもりやったら まずは俺んとこに挨拶に来んかい。
岡と森本:ええ~っ。
しのぶ:悲劇や。
アキラ:いや 喜劇や。
(ドラが開く音)
アキラ:いらっしゃいませ。
世良:特大大盛りライスカレーや。
アキラ:ユーアー ウルトラビッグライスカリー。オッケー。
世良:ああ オーケー。おっ まんぷく食品の若者たちやないかい。どないした 元気ないのう。悩み事やったら 僕が聞いたるど。
しのぶ:(電話で)福ちゃん 世良さん 来たで。
福子:(電話で)ありがとう しのぶさん。
世良:なるほどな。せやけど ようある話やで。まあ 君らにとっては 大問題かもしれんけど。
岡:大問題ですわ。
森本:お父さんに嫌われたら もう二度と吉乃ちゃんには近づけなくなるんですよ。
世良:あんなあ 忠彦さんは怖い人やない。絵描きや。どっちかいうたら ひ弱な人種や。怖ないて。ハハッ。
岡:ほんまか。
神部:いや 芸術家いうんは どこかに狂気を宿しとる。しかも それだけやありません。忠彦さんより もっと怖いお義母さんがおる。克子さんににらまれたら しょんべん ちびるで ほんまに。
岡と森本:ええ~っ。
アキラ:おもろすぎるで。
しのぶ:あっ そろそろや。
アキラ:何が。
世良:気にせんと食いいな。
(ドラが開く音)
福子:(小声で)ありがとうございます。世良さん お食事中ごめんなさい。ちょっとお話が。
アキラ:何が始まんねん。
しのぶ:知らん。
アキラ:知らんて。
しのぶ:世良さんが来たら教えてくれって。
福子:ほんまに世良さんの言うとおりでした。
世良:何が。
福子:どんなに萬平さんと真一さんがお願いしても まんぷく食品とライセンス契約を結んでくれる会社はありませんでした。
世良:せやから 言うたやろ。立花君がまんぷく食品の特許を公開する言いだしたんや。
神部:ええっ!
世良:その方が業界のためになる言うてな。そんなきれい事が通るわけないやないか。なあ。
福子:きれい事は通りませんか? 萬平さんが今まで頑張ってこれたのは 人の役に立ちたい 人に喜んでもらえる仕事がしたいと ずっとしつこいくらいに思い続けてきたからです。その気持ちがまんぷくラーメンを作ったんです。
世良:そうかもしれんけどやな。僕は相当 助けてやったど。猿渡の時かて…。
福子:そうです! 世良さんがいて下さらなかったら 萬平さんは ここまではできませんでした。
世良:分かっとるやないか。
福子:せやけど 私は… 萬平さんにはきれい事を正しいと思うことを貫いてほしいんです。
世良:はあ?
福子:それができなくなったら 萬平さんはもう何にも作れません。発明家の立花萬平は いなくなってしまうんです。
世良:そんな大げさな。
福子:世良さんは今までずっと萬平さんにはできないことを してきて下さいました。萬平さんが純粋でいられたのは 世良さんのおかげです。せやから… どうかまた 萬平さんの力になって頂けませんか? 萬平さんのその きれい事を通してあげられるのは あなたしかいません。
世良:僕が立花君の代わりに ケンカせえいうんか。
神部:世良さん。
世良:そういうことやろ 福ちゃん。粗悪品を作ってる連中を潰してくれいうことやないんかい。
福子:違います!潰してほしいとか そういうことやないんです。どうしたらいいのか 私たちには分からないんです。せやけど ケンカはしなくても この事を治めることができるのは…。世良さんなら それができると思うんです。世良さんならきっと。
神部:そうです。世良さんは 立ち技寝技 どっちもできる男や。
岡:お前 それはケンカやないか。
森本:できますよ 世良さんなら。
福子:お願いします。萬平さんを まんぷく食品を助けて下さい。
世良:しゃあないな。そこまで言われたら 断るわけにはいかんやないかい。もう分かった分かった。僕が立花君を助けたる。
福子:ほんまですか?
世良:この世良勝夫に任せとき。
福子:ありがとうございます!
世良:ええ嫁やなあ 福ちゃんは。せやけど 一つ間違うてるで。立花君が今まで頑張ってこれたんは きれい事を通したからやない。福ちゃんがおったからや。
福子:いやいやいや…。
世良:ほんまやて。
しのぶ:見て あの顔。
アキラ:今 自分で ええこと言うた思とるがな。
しのぶ:そうやな。
世良:これは お世辞やない。
福子:おおきに。
世良:そう思うやろ お前らも。
神部:はい。
世良:俺かて 福ちゃんみたいな嫁が欲しかったわ。怒られてばっかりやもん。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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