「まんぷく」は 128話3月4日 まで進行中。
考えてみたら どうですか。画期的な商品ですよ。今までかて そうやったやないですか。萬平さんは こういう時こそ 力を発揮するんです。世の中のみんなが びっくりしてパッと笑顔になるようなものを発明するの。ほんまは引退やなんて 考えてもいないんでしょ。フフ… まだまだやれると思てるんでしょ。私の旦那様は そういう人です。
本日の気付き:1970年のまんぷく食品のラインナップは、まんぷくラーメン まんぷくカレーラーメン まんぷくスパゲッティ まんぷく焼そば まんぷく蕎麦 出前壱番。
朝ドラまんぷく(128話3月4日)あらすじとセリフ
1970年5月 まんぷくラーメンが発売されてから11年がたちました。この年 大阪では 万国博覧会が開催され 世界中から多くの人々が大阪を訪れていました。
●立花家
鈴:お魚焼けたわよ 福子。
福子:はい。お魚も食べて 源。
源:半分でええよ。
福子:朝はしっかり食べないと駄目。
源:ラーメンだけで おなかいっぱいや。
鈴:そらそうやわ。
萬平:僕は11年間 毎朝食べてますよ。
鈴:萬平さんは変わり者やから。
萬平:まんぷくラーメンには 悪いものは何も入ってないということを証明する義務が僕にはあるんです。まんぷく食品に入ったからには お前にもな。
鈴:源ちゃんにまで押しつけなくても。
萬平:全然 飽きないだろ 源。
源:飽きるよ。
福子:さすがに毎朝はね。いや! えっ…。マンカイ食品が倒産!?
萬平:うん。以前から 資金繰りが悪化していたらしいよ。
鈴:即席ラーメン作ってた会社やない。うちは大丈夫やの?
源:大丈夫に決まってるやろ。
萬平:どうして そう言い切れるんだ。
鈴:まんぷく食品も危ないの?
福子:慢心するな いうことですよ お母さん。もし 会社が傾くようなことになったら 私が手伝います。
源:お母さんが出てきたって…。
鈴:何ができるのよ。
福子:何でもするわよ 役に立つなら。お茶くみでも 力仕事でも。
幸:おはよう。
福子:おはよう。
鈴:さっちゃん 何 その派手なズボン。
幸:ズボンやなくて パンタロン。
福子:幸が自分でアルバイトして 買うたんやて。
萬平:ちゃんと大学には行ってるのか。
幸:行ってます。せやけど 休講ばっかり。
福子:万博の時くらい 学生運動も休んだらええのにね。
幸:頂きます。
萬平:源 行くぞ。
源:はい。
萬平:ありがとう。
源:今出たら バス座れるわ。
鈴:お迎えの運転手くらい 雇えばええのに。
萬平:必要ありませんよ お義母さん。
源:行ってきます。
鈴:行ってらっしゃい。さっちゃんは 卒業したら 大きな会社の堅気の人と お見合い結婚するのよ。
幸:はいはい。
鈴:「はい」は1回。
幸:はい。
福子:今日は遅くなりそうなんですか?
そうなりそうなら連絡するよ。じゃあ 行ってくる。
福子:行ってらっしゃいませ。
源:僕はいつもどおりやと思うから。
福子:はい。行ってらっしゃい。
萬平:ああ。
●まんぷく食品
萬平:新聞は読んだか。
真一:マンカイ食品の倒産ですか。
神部:思たとおりでしたね。
岡:前から うわさはありましたもんね。
森本:ああ。
萬平:即席ラーメン工業協会に所属する会社は今や350を越えている。即席ラーメンの需要は年間で36億食。もうこれ以上の成長は望めないだろうな。開発能力のない会社が潰れていくのは当然のことだ。
真一:うちも危機感を持たないと。
森本:売れる商品を考えろよ 神部。
岡:商品開発部は 何やってんのや。
神部:考えてるわ。まんぷくカレーラーメン まんぷくスパゲッティ まん… まあ どれもいまひとつでしたが。
萬平:うちの致命的な弱点は まんぷくラーメンを越える商品が出来ないことだ。とにかく 本当に新しいと言える商品を考えるしかない。アイデアを出し続けるんだ。全社一丸となってだ。
神部:はい。
岡と森本:はい。
真一:そうですね。
♪
森本:全社一丸となってか。
岡:社長があない言うたら ほんまに追い詰められてるような気してくんなあ。
神部:追い詰められてるんや。
(エレベーターの到着音)
神部:ああ 立花。
源:はい。
神部:30分後に商品開発部全員で会議や。みんなに伝えろ。
源:分かりました。
岡:お前 社長の息子によう言えんなあ。
神部:当たり前や 俺の部下なんやから。
森本:そりゃそうじゃけども わしは気後れするわ。
神部:社長に言われてるんや。特別扱いはするなて。
森本:また りりしい顔しとるわ。
岡:家でも そないなふうに 威張れたらええのになあ。
神部:やかましい。仕事せえ。
●香田家
タカ:茂さんは 何でもひと事やの。
克子:自分の旦那様のこと そんなふうに言わないの。
タカ:学校に呼び出されたんよ。もう3回目。それやのに…。
(回想)
神部:放といたらええやないか。大介はまだ小学生なんやから。
タカ:小学生やから何。1回目は口ケンカで女の子いっぺんに3人泣かせた。2回目は 言葉の揚げ足取って 女の先生 泣かせた。今度は 校長室のソファーで昼寝しとった。何やの この子は。
神部:そらまあ 確かに ふてぶてしいところはあるけどな。
タカ:ふてぶてしいどころやない。もっと子どもらしくしてほしいわ。
(大介のおならの音)
タカ:ああ もう嫌。
(回想終わり)
克子:タカの気持ちも分かるけど 茂さんに家のこと話しても しょうがないわよ。どこもそうなんやもん。旦那様は外で働き 家は奥さんが守る。
タカ:お父さんは違うやない。
克子:うちは特別でしょ。
♪
名木:鳥ですか 先生。
忠彦:うん カラスや。昔はよう 鳥の絵を描いてたんや。
名木:へえ~。
●パーラー白薔薇
福子:4回目!?
ハナ:そう。
敏子:私はまだ2回よ。
福子:私は1回。
敏子:今度は どこのパビリオン見てきたの?
ハナ:コロンビア舘と あとスカンジナビア館。
しのぶ:うわ~ 渋いとこ行ってきたなあ。
アキラ:万博やで。世界の国々がパビリオン出してるんや。
しのぶ:行ったこともない人が 偉そうに言わんとって。
アキラ:アイムソーリーや~。
福子:せやけど そうよね。1回行ったくらいやと アメリカ舘とソ連館で終わりやわ。
敏子:どこも2時間も3時間も行列に並ぶんやもんね。
ハナ:福ちゃんも もっと行ってきたらええのに。
福子:せやけど 源も萬平さんも仕事やし お母さんは人の多い所は嫌や言うし 幸は好き勝手やってるし。
しのぶ:そしたら ずっとうちにいるの?福ちゃん。
福子:そりゃ 主婦ですから。
アキラ:福ちゃんらしゅうないな。もういっぺん うちで働くか?
しのぶ:人雇うほど お客さん来えへんやんか。
アキラ:はあ~ せやな。あのころが華やったな 僕らは。うん。なあ これはな 40年前 僕が銀幕のニューフェイスを目指した頃や。これが しのぶちゃんが宝塚のな あの…。
ハナ:何で源ちゃん まんぷく食品に入ったの?
敏子:ハナちゃん 知らなかったの。
アキラ:人の話を聞け。
福子:学生運動に一生懸命やったのよ 源は。せやけど 4回生になったら 一緒にやってた友達が みんな就職活動し始めて。
しのぶ:ようある話やわ。いきなり長い髪 バサッと切って。
敏子:コロッと寝返るのよ。うちの子もそう。
福子:いや でも源はね「俺は違う」言うてたんやけど そのうち 学生運動を続ける熱も冷めてしもて。
アキラ:ある意味 挫折を味おうたわけやな。
福子:それほどのもんやありません。就職浪人するのは嫌や言うて まんぷく食品入れてくれ言いだして。
ハナ:萬平さんは何て?
福子:あの人は 来る者は拒まずやから「ああ そうか」って。せやのに 後になって「何で源がうちの会社におるんや」って言いだして。
ハナ:何それ。
敏子:萬平さんらしいやない。
しのぶ:萬平さんは 社長さんいうより 発明家なんよ 今でも。
アキラ:僕も今も見るで。映画に出とった頃の夢をな。
●まんぷく食品・社長室
世良:ブロードウェイいうとこはな そら もら きらびやかで めまいがするような所やで。ミュージカルも日本のショーとは全然ちゃうわ。
萬平:どんなミュージカルをご覧になったんですか 世良さん。
世良:知らん 英語やもん。題名もストーリーも 分からんままに見てたわ。
萬平:ハハハハ。いや 世良さんらしいですね。どうぞ。
世良:お茶くらい秘書にいれさせんかい 立花君。
萬平:いいんですよ。
世良:そもそも 社長室にキッチンがあるいうんがおかしいんや。
萬平:いや これは いつでもここで商品開発ができるように。
世良:分かってる。せやけど 貧乏くさいねん。世良商事の社長は仕事でニューヨーク。まんぷく食品の社長はお茶くみ。同じ社長でも えらい違いや。立花君 僕らは25年前 一緒にラーメン食うて以来の親友や。
萬平:そうですよ。
回想世良:一緒に昼飯食うのに いちいち理由がいるんか? 友達やろ 僕らは。
世良:親友やから 言わせてもらうけどな このままやったら まんぷく食品は危ないで。まんぷくラーメンのような画期的な商品を開発せなあかん。
回想萬平:うちの致命的な弱点は まんぷくラーメンを超える商品が出来ないことだ。
世良:もう一花咲かせてみろ 立花君。
●立花家・寝室
萬平:ああ… ありがとう 福子。
福子:もうええんですか。
萬平:ああ だいぶ楽になったよ。やっぱり年には勝てないな。向こう向け。今度は僕が肩をもんであげよう。
福子:はい。あ~…。
萬平:凝ってるなあ。
福子:大変なんですか 萬平さん。
萬平:うん?
福子:会社です。
萬平:ああ。今日 世良さんが来てね。
福子:世良さん?
萬平:うん。画期的な商品を開発しなきゃ駄目だって言われたよ。
福子:画期的…。
萬平:うん。だけど もう僕は60だぞ。普通だったら 引退してもおかしくない年齢だ。
福子:またまた。敏ちゃんとハナちゃんも 言うてましたよ。萬平さんはとても還暦には見えないって。
萬平:見た目の問題じゃない。
福子:考えてみたら どうですか。
萬平:えっ?
福子:画期的な商品ですよ。
萬平:お前まで そんな…。
福子:今までかて そうやったやないですか。萬平さんは こういう時こそ 力を発揮するんです。世の中のみんなが びっくりしてパッと笑顔になるようなものを発明するの。ほんまは引退やなんて 考えてもいないんでしょ。フフ… まだまだやれると思てるんでしょ。
萬平:福子。
福子:私の旦那様は そういう人です。
萬平:お前には かなわないな。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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