朝ドラ「まんぷく」14話、立花萬平が拘束されている大阪憲兵隊大阪分遺隊舎に乗り込む福ちゃん。
それに付き添う敏ちゃんとハナちゃんのスタイルの良さ、なんてことを書くのは不謹慎ですね、すみません。
でも元AKBの松井玲奈ちゃんを知っている人は多いけど、ハナちゃん役の呉城久美ちゃんのことをもっと知って欲しいと願う呉城久美ファンの独り言。ちなみに彼女は京都大学法学部卒業の才媛です。
そして、憲兵による萬平への拷問といい、先日の咲姉ちゃんのナレ死じゃない本当の死に際といい、この「まんぷく」、奇をてらわずまっすぐに描いているのが素晴らしい。
これで戦争の悲惨さもリアルに描いてくれたらと、NHK大阪にエールを送っておきます。
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まんぷく(14話10月16日)セリフ
(加地谷と福子の電話)
加地谷:ジュラルミンはうちが軍に納めてる根菜切断機の材料や。それを俺に黙って闇業者に売り飛ばしてたんや あいつは!
福子:そんなこと あの人がするわけありません!
(大阪憲兵隊大阪分遺隊取調室)
原憲兵:お前は!あれが軍の統制品だと知っていながら闇業者に流したんだろう。
萬平:その人に会わせて下さいよ!その人に!
村城憲兵:桂木はもういない。あいつは自殺した。
萬平:自殺?
(喫茶店)
福子:助けて… 敏ちゃん ハナちゃん…。
●今井家
克子:助けて?
鈴:そう。
回想福子:助けて 助けて 助けて… 助けて…。
回想鈴:福子!
回想福子:助けて 助けて…。
回想鈴:福子。
回想福子:助けて下さい!助けて…。
回想鈴:福子~!福子。
回想福子:助けて…。
回想鈴:どうしたの?ん? また うなされてたわよ あなた。ん?
回想福子:大丈夫。
回想鈴:大丈夫やないでしょう。
鈴:そんなことが毎晩よ。
克子:どんな怖い夢見てるんよ 福子。
鈴:それは咲のことでしょう。あの子が死んだ時の夢よ。
重之:僕も怖い夢見た。タヌキに追いかけられてん。
鈴: あらそう! そうそう今朝かてね。
(鈴の音)
回想福子:助けて 咲姉ちゃん…。
回想鈴:福子。
回想福子:行ってきます。
回想鈴:私かて同じよ。咲がいなくなって心にぽっかり穴が開いてるみたいなんやから。
回想福子:心配せんといて。
回想鈴:心配するわよ。一人で抱え込まないで。
回想福子:ありがとう。行ってきます。
回想鈴:ありがとうやなくて…福子!
鈴:もう あの笑顔が不自然。日に日に咲がいないつらさが増してるんやわ。
克子: でも 咲姉に助けてって言うのはちょっと変やない?
鈴:そやから 変やて言うてるでしょ。どうかしているのよ あの子。
克子:仕事はちゃんとやれてるのかなあ。
●大阪東洋ホテル
恵:昨日も社員通用口で野呂さんと牧さんが待ち構えててん。「仕事が終わったんやったらお茶でも飲まへん?恵さん」って。いつの間にか 下の名前で呼んでるんよ 私のこと。
福子:へえ~。
恵:「僕と一緒に」「いやいや僕と」って。もうええ加減にして下さいってどなってしもうたわ。周りから変な目で見られて恥ずかしかったわ。
福子:そうですか。
恵:あれ?間違ってるわよ 今井さん。
福子:えっ?
恵:ほら ここ。
福子:あっ すいません。
恵:昨日もやない。
福子:申し訳ありません。気をつけます。
恵:どうしたん?
福子:ん?
恵:今井さんも何かあったん?
福子:別に何にも。
恵:笑顔がひきつってる、
福子:ほんまに もう言うても どうにもならへんし。
大前田:保科君。
恵:えっ?はい。
大前田:接客を頼みたいんだが ええかな。
恵:はい。
福子:一人で大丈夫です。
●大阪憲兵隊大阪分遺隊・取調室
村城:いい加減に白状しろ。ジュラルミンを闇業者に売っていくら儲けた!
萬平:あっ!
(せきこみ)
村城:言え!
萬平:ああっ! 僕は横流しなんかやってない!
村城:貴様!
原:潔く認めた方が自分のためだぞ。
萬平:僕はやってない!
村城:うそをつくな!
萬平:うあっ!
●大阪東洋ホテル通用口
恵:牧さん。
牧:お仕事ご苦労さまです 恵さん。
恵:そやから もう…。
野呂:保科さん。僕も今日は早あがりなんや。恵さん よかったら一緒にお茶でも。
牧:私が先に声をかけたんだよ、
野呂:あんたはでしゃばるな。
牧:それはこっちのセリフだ!
恵:もうやめて!
牧:私は本気であなたを…。
野呂:恵さんが好きです。
恵:それは分かりました。ありがとうございます。でも今 私が気にしてるのはお二人のどちらでもないの。
牧:えっ…。
野呂:どちらでもない?
恵:今井さん。
牧:今井…福子さん?
野呂:今井さん 何かあったんか?
恵:様子が変なんよ。笑顔がひきつってて ため息ついて…。理由聞いても 言うてもどうにもならへんしって。
牧:分かりました。私が確かめます。
野呂:はあ?
牧:彼女のことなら 昔から知っています。
恵:牧さん!
野呂:いや あの…僕が確かめるよ。3年間 彼女に缶詰をあげ続けたんは 僕や。
恵:野呂さん!
牧:私に任せて下さい。
野呂:僕や!
牧:私だ!
恵:そしたら!そしたら…2人でお願い。
このころになると 遠い所で起こっていた戦争が 大阪の人たちにもだんだんと身近なものに感じられるようになってきました。
●理創工作社
加地谷:諸君もうすうす感じているやろが 連合軍との戦争はそう簡単には終わりそうもない。今は耐える時や。よっしゃ 仕事に戻ってくれ。
竹ノ原:社長。立花さんはどうなるんですか?
加地谷:お前はもうすぐ入隊や。余計なことは考えるな。
●大阪東洋ホテル通用口
従業員:ご苦労さまです。
福子:お先に失礼いたします。
野呂:あれが今井さん。
牧:知ってるよ。
野呂:僕は福ちゃんって呼んでるから。
♪
福子:ハナちゃん。敏ちゃんもありがとう。
敏子:ほんまに行くん?福ちゃん。
福子:行くよ。
ハナ:私 ちょっと怖なってきた。
福子:一緒に行くって約束してくれたやん。
敏子:もう覚悟決めないと。
野呂:誰?
牧:友達だ。
野呂:それぐらい分かるわ。雨降ってきた。
牧:帰っていいぞ。
野呂:あ…あんたなあ!
●大阪憲兵隊大阪分遺隊・留置場
憲兵:飯だ。
稲村:わいがもらうで。
♪
稲村:ふんっ… 何考えとんねや。
萬平:食えるか そんなまずい飯。
●大阪憲兵隊大阪分遺隊・隊長室
瀬沢隊長:飯を食わない?
原:はい。 立花は食事を一切食おうとしません。
村城:あれは我々に抗議するハンガーストライキであります。
瀬沢隊長:そんなものが長続きするわけがない。
原:容赦するな。一層激しく取り調べろ。
●大阪憲兵隊大阪分遺隊・門前
福子:立花さんはここにいるんですよね?
門番:ああ?
敏子:立花萬平さんです。
ハナ:と…取り調べを受けてるんですか?立花さんは。
門番:何の用だ お前たち。
野呂:何やってるんや 憲兵ににらまれてるで。
福子:立花さんを返して下さい!あの人が悪いことなんてするはずがありません!
敏子:お願いします!
ハナ:お願いします!
門番:何の話だ!
福子:立花さん…立花さん…立花さん!
門番:待て!
福子:立花さんは絶対に無実や!
門番:いい加減にせんか!
敏子とハナ:福ちゃん!
門番:お前たちも捕まりたいのか!
野呂:申し訳ありません!この人は最近身内を亡くしまして。許してやって下さい。
福子:返して下さい!
野呂:帰ろ!
福子:立花さんを返して下さい!
野呂:はよ!
福子:お願いします!お願いします!
●喫茶店
野呂:あそこ。
牧:恵さん。
恵:どうしたの 今井さん。
野呂:この人が今井さんと一緒に働いてる恵さん。
敏子:鹿野敏子です。
ハナ:池上ハナです。
牧:2人は今井さんのお友達です。
恵:どうして憲兵に食ってかかったりしたのよ 今井さん!
福子:そやかて…。
●大阪憲兵隊大阪分遺隊・留置場
稲村:立花。憲兵にケンカ売ったかて 勝てっこないで。やったならやったって白状してまえ。
萬平:僕は やってません。
稲村:本当は腹減って死にそうなんやろ。そんなもん いつまでも続かへんぞ。
萬平:やってもないことを認めるくらいなら 僕は死んでも構いません。
それは 福ちゃんの知らない萬平さんの顔でした。
●今井家
(戸が開く音)
鈴:福子。こんな時間まで どこ…。どうしたの 福子。そんな 泥だらけになって…。
恵:福子さんの同僚の保科恵と申します。福子さんからお母様に大事なお話が…。
鈴:えっ?
敏子:あの…とても大事な話です。
ハナ:今まで お母さんにはどうしても言えなかったって。
鈴:な…何?
野呂:立花さんのことです。立花萬平さん。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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