「まんぷく」は 146話3月25日 まで進行中。
立花君はもっと謙虚に生きなあかんわ。僕は死んだおばあちゃんによう言われたで。「わしがわしが」の「我」を捨てて「おかげおかげ」の「げ」で生きよ言うてな。
本日の気付き:名木君の名字ですが、よく泣くキャラだから「泣き」→「名木」になったんじゃないかと。
朝ドラまんぷく(146話3月25日)あらすじとセリフ
名木:出来ました。
忠彦:まんぷくヌードルのパッケージデザインや。
萬平:ありがとう 名木君。
そして ついに… まんぷくヌードルが発売されたのです!
●立花家
(加地谷からの電話)
福子:加地谷さん!
加地谷:まんぷくヌードル 食べたで。いや ありゃうまい。また すごいもん作ったな 立花君は。
福子:ありがとうございます。
加地谷:最初からカップに入ってるから ほんまにお湯を入れるだけで食える。しかも具まで入ってて。まんぷくラーメンの時もびっくりしたけどな 今度はまた…。ハハハ すまん すまん。つい興奮してしもた。
福子:そんなふうに言うてもらえると 萬平さん 大喜びしますよ。
加地谷:で 立花君は 今 いくつや。
福子:もう 60になりました。
加地谷:ああ 60であれを作るとは いや~ ほんまに大したもんや。ハハハハハハ!
社員:社長 出番です。
加地谷:あっ 今行く。なあ 立花君に頑張ってくれと伝えといてや。福ちゃんもな。
福子:はい ありがとうございます。
加地谷:大成功 おめでとう… 立花君。
♪
鈴:誰から電話?
福子:萬平さん むか~しからのお友達。まんぷくヌードルはおいしいって。
鈴:そうよ おいしいのよ。そやのに どうして…。
(電話の着信音)
福子:はい 立花でございます。
野呂:もしもし 福ちゃんか。野呂です。
福子:あっ 野呂さん!
野呂:まんぷくヌードル うまいなあ!麺とスープもうまいけど 具もうまい。エビの入ってて びっくりしたわ。
福子:ありがとうございます。
野呂:今更ながら ええ旦那さんやな。最初から僕の出る幕はなかったんや。まんぷくヌードル食べながら しみじみ思たで。
福子:野呂さんのお料理も おいしいですよ。また今度 行かせてもらいますね。
野呂:ああ おいしい缶詰用意して待ってるわ。ハハハ。頑張ってや 福ちゃん。
福子:はい。
♪
福子:野呂さんも まんぷくヌードル おいしいって。
鈴:おいしいって言うてくれるのは うれしいけど…。どうするの? 福子。
福子:そんなこと 私に言われたかて…。
●まんぷく食品・会議室
岡:まんぷくヌードルの売り上げが伸びません。当初の予想の1/3です。
萬平:1/3…。
真一:あんなに大々的に宣伝をやってもか。
神部:テレビコマーシャルも一日に10回以上流してんのに。
森本:買うてくれたお客さんは おいしい言うてくれてるんやろ。
岡:せやけど 売れへん。
神部:やっぱり 問題は値段でしょうか。
岡:小売店からは 100円は高すぎると。
神部:100円出して まんぷくヌードルを買おういう人は…。
萬平:値段は変えない。まんぷくヌードルは100円だ。
●まんぷく食品・商品開発部
洋子:100円の価値はあります まんぷくヌードルには。絶対に売れます 絶対!
西野:僕もそう思いたいけど…。
源:もし 売れなかったらどうなるんですか。
久坂:まんぷくヌードルは製造中止ですか。
洋子:そんなん嫌や!
西野:営業部や世良さんに頑張ってもらって そうならないことを祈るしかないよ。
源:クソッ!
●立花家
萬平:ただいま。
福子:お帰りなさい。源は 商品開発部の人たちと飲んで帰るって。
萬平:いろいろ 鬱積がたまってるんだろうな。
福子:そや 加地谷さんと野呂さんから 電話があったんですよ 今日。まんぷくヌードルはすごくおいしいって。萬平さんはすごいって。
萬平:そうか…。どうしたら売れるようになるんだ。それが見つからないと 今の状況は打破できない。
福子:萬平さん まんぷくヌードルのよさは 絶対に分かってもらえます。
萬平:風呂は…。
福子:沸いてます。
萬平:ああ 先に入ってくる。
福子:はい。
でも 発売から2週間たっても まんぷくヌードルの売り上げは のびませんでした。
●スーパーの食品売り場
福子:あら!まんぷくヌードル!これ おいしいのよね!それにとっても便利。もう一つ買うとこ。
昌代:せやけど 100円もするんよ。
福子:いやいやいや 丼出したり 洗たりせんでもええんやから 100円出しても買う価値はありますって。そしたら もう一つ。
昌代:私はいらん。
福子:いっぺん 買うてみたらええのに~!
咲子:ふ~ん。ほしたら 1個だけ。
福子:もっと買うて!
●まんぷく食品・社長室
萬平:はあ… どうしたら…。
●香田家
名木:僕のせいです!
忠彦:違う。
名木:僕のデザインが悪かったから…。
忠彦:はあ…。
名木:やっぱり そうなんですか?
忠彦:僕もまんぷくラーメンの時に同じ経験をした。今の名木君の気持ちはよう分かる。君が描いたデザインを僕はええと思た。萬平君もいいと思たから採用したんや。
(泣き声)
忠彦:だから 怖いって。
(泣き声)
克子:ええものが売れるとは限らないんやね。
タカ:お芝居かて そうやない。こないだ見たお芝居は すごく面白かったのに お客さん 半分くらいしか入ってへんかった。ねえ 大介。
大介:あれは役者が地味すぎたんや。お代わり。
忠彦:まんぷくヌードルは地味やないぞ。
克子:そうよ。
神部:せやけど 社長が100円にこだわる限り どうにもなりませんよ。
忠彦:どないしたんや 茂君。そんなこと言うやなんて。
神部:いや… 最初はみんなで苦労して作ったまんぷくヌードルなんやから 100円の価値は当然あると思うてました。せやけど あそこまで売れんと…。
忠彦:ゴッホは生きてる間に売れた絵は 一枚だけやった。せやけど 今 ゴッホの絵いうたら…。
神部:そこまで待てません。
克子:萬平さんや茂さんが死んでから まんぷくヌードルが売れても 意味ないやない。
忠彦:僕は例え話で…。
タカ:例え話が壮大すぎるんよ お父さん。
大介:ゴッホと比べたら また名木君が大泣きするで。
忠彦:そやな…。
●パーラー白薔薇
(ドアが閉まる音)
世良:何や まんぷくヌードル 客に出すんか。
しのぶ:まんぷくラーメンの時とおんなじです。
アキラ:ちょっとでも まんぷくヌードルの宣伝になったらええと思てな。
世良:いやいや 100円て 店の儲け ゼロやないか。
しのぶ:まんぷくラーメンの時とおんなじ。
アキラ:萬平さんと福ちゃんの助けになったらええんや。儲けなんかいらん。僕らの心意気や。
世良:あんたら 人がよすぎるわ。僕には ありえん発想やで。
アキラ:せやけどなあ なかなか注文が入らんのや。
世良:え?
しのぶ:まんぷくラーメンの時は ぎょうさん お客さんが食べてくれたけど まんぷくヌードルはさっぱり。
世良:何でや。
アキラ:まあ 僕の想像なんやけどな まあ カップに こう 湯を注ぐだけやろ。手抜き料理と思われてんのかな。
しのぶ:まんぷくラーメンの時は とりあえず丼用意したもんね。
アキラ:しかし それだけ画期的な商品やっちゅうことやで まんぷくヌードルは。
世良:画期的 画期的てな あんま そうやって待ち上げたらあかんて。立花君はな こう 自分がすごいもん作ったいう こう おごりがあるんや。
しのぶ:おごり?
アキラ:萬平さんが? まさか。
世良:せやから 値下げせんのや。立花君は もっと謙虚に生きな あかんわ。僕は死んだおばあちゃんに よう言われたで。「わしがわしが」の「我」を捨てて「おかげおかげ」の「げ」で生きよ言うてな。ライスカレー 1つ。
アキラ:あんたがそれを言いますか。
しのぶ:おかしいわ。
世良:何でやねん。
●立花家
鈴:ゆうべ 夢枕に咲が立ったの。
福子:また? ええなあ。
鈴:正しくは 座ってたんやけどね。
♪
咲:お母さん… お母さん…。
鈴:咲…。ああ… 咲。
咲:体は大丈夫?
鈴:大丈夫よ。もうすっかりようなったわ。
咲:そやけど駄目よ。病気が治ったからって無理したら。
鈴:無理はしないけど… 心配の種は尽きないわ。
咲:まんぷくヌードルが売れないこと?
鈴:今度こそ失敗よ。また一文無しになるかも。ああ…。
咲:そんなこと心配して どうするのよ。お母さん。
鈴:えっ?
咲:お母さんは あと何十年も生きるわけやないでしょう。もう穏やかに余生を過ごすことを考えて。
鈴:よ… 余生?
咲:お母さんも もうすぐ こっちに来るんやから。
♪
福子:何で咲姉ちゃんが そんな不吉なこと言うの。
鈴:不吉やないわよ。本当のことやもの。
福子:やめて。肉じゃが煮えてる お母さん。
(ドアが開く音)
幸:ただいま。
福子:お帰り。
幸:ウフフ。
鈴:えっ!?
福子:どうしたの そのコート!
鈴:まあ!
幸:買うたんよ アルバイト代ためて。
鈴:そんな派手なのにしなくても…。
福子:いや ほんまに派手やね~。
幸:こんなん普通やん。みんな着てるわ。
鈴:さっちゃんには似合わない。
幸:ええの。あと1年したら 就職するんやから。今のうちに大学生活を楽しまないと。
鈴:最近の若い人は みんな ああいうの着てるの?
福子:いや~ 知りません。
鈴:はあ~。
ちょうどそのころ まんぷく食品に激震が走っていました。
●まんぷく食品・社長室
萬平:値引きする?
岡:まんぷくヌードルを取り扱ってるスーパーや小売店が値引きして売ると。
真一:どこのスーパーだ。
岡:全部です。
神部:全部!?
岡:とにかく 89円とか79円に値下げしないと 客が買わないと。
萬平:駄目だ。値引きは許さない。
岡:せやけど 社長!
萬平:まんぷくヌードルは100円だ。
真一:せやけど 社長 もうそんなこと言うてる場合やないのでは…。
神部:僕もそう思います。まんぷくヌードルは 手軽にどこでも食べられる画期的な商品や ということは間違いありませんが 買うてもわらんことには お客さんはその価値に気付いてくれません。
真一:そうです。最初だけでも値段を下げて…。
萬平:安い値段で売り出したものを またあとから値上げできますか 真一さん。まんぷくラーメンの時のことを思い出してみて下さい。どんどん値崩れを起こして 大変なことになったじゃないですか。神部君も 自分たちが作ったものに もっと誇りを持つんだ!
神部:もちろん 誇りは持ってますよ!せやけど…。もう 分からん!
萬平:分かった。スーパーや小売店では もうまんぷくヌードルは売らない。
岡:えっ!
真一:売らない!?
萬平:全く新しい完売ルートを考えろ。
神部:新しい…。
萬平:100円でまんぷくヌードルを買ってくれるお客さんは必ずいるはずだ 必ず。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにありますのでご注意願います。
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