朝ドラ「まんぷく」16話、萬平を助けるためにもっと力のある人に協力を、と思っていた矢先の大阪商工会定例会開催で、久しぶりに三田村会長登場。
なぜ君が立花君を助けたい?との問いに
それは大阪のためです!先ほども申し上げたように 立花さんは将来 大阪を担う人です。もう何が何でも助けてあげなければなりません。
三田村会長!立花さんを救えるのは会長だけです!もう憲兵隊だって大阪経済界の総大将に物申されて 知らんぷりできるはずありません!
なんとも素晴らしい恋する乙女の情熱。そして、憲兵・村城啓治(平原テツ)は、すぐに萬平を処罰すべきだと主張するも、隊長から却下された時の狼狽ぶり。
そして、萬平は横流ししていないと言った竹ノ原大作(宮田佳典)の、なにやら意味深な顔付き。この2人が鍵を握る明日の「まんぷく」かと思いますよ、奥さん。
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まんぷく(16話10月18日)あらすじ
●大阪憲兵隊大阪分遺隊・留置場
稲村:食え。生きて大事な女に会いたかったら食わんとあかん。
その夜のことでした。
●今井家
鈴:ああ…あっ ああ…。
咲:お母さん。お母さん。
鈴:ああ…。
咲:福子は自分が小説の主人公になった気でいるんよ。立花さんのこと好きになったって勘違いしてるんやわ。
鈴:勘違い?
咲:同情と恋心がごっちゃになってるってこと。
鈴:そう そうなのよ!
咲:私はお母さんの味方よ。
鈴:咲…。
♪
福子:咲姉ちゃんが?
鈴:ゆうべ 夢枕に立ったの。正しく言えば 座ってたんやけどね。「私はお母さんの味方です」って言うてくれたわ。
福子:咲姉ちゃんがそんなこと言うわけない。
鈴:ほんまです!
福子:私は信じません。行ってきます。
鈴:ほんまなんやから!
●大阪東洋ホテル
恵:夢枕?
福子:咲姉ちゃんなら絶対 私の気持ち 分かってくれるはずです!
恵:ちょっと待って。それはお母様が見た夢なんでしょ。お母様の願望よね それは。願望が夢になったわけでしょ。
福子:そうか!ああ もう咲姉ちゃんが言うたわけやないんや!
恵:今井さんもしっかりして。
福子:はあ すいません。もう頭が混乱してて。もう どうしたらええのか全然分からなくて。今日もこのまま一日が過ぎていって 立花さんはどうなってしまうのかって。
恵:もっと力のある人に協力してもらわないと。
福子:そんな人 私の知り合いには…。
大前田:今日はよろしく頼むよ。
恵:今日?
大前田:商工会の会合だよ。
恵:あっ…。
福子:そうでした。
大前田:三田村会長もいらっしゃるから くれぐれも失礼のないようにな。
福子:かしこまりました。
恵:三田村会長…?
福子:5時からやから…。
恵:三田村会長!
福子:えっ?
●大阪憲兵隊大阪分遺隊・留置場
村城:とうとう我慢できなくなったか。
萬平:食わなくなったら終わりだ。
村城:認めろ 立花。横流ししたのは自分だと認めろ。
●大阪憲兵隊大阪分遺隊・東大阪分遺隊長室
瀬沢:証拠がない…。
村城:横流ししたのは立花であります!あれほど拒否していた食事をあっさり食い始めたんです。あいつに信念などありません。これ以上の取り調べは不要です。
瀬沢:そうはいかん。事実をはっきりさせることは処罰以上に重要なことではないのか。
原:おっしゃるとおりでございます!
●大阪東洋ホテル・受付
大前田:三田村会長は到着されたかな?
恵:はい。控え室にいらっしゃいます。
世良:控え室…。
●大阪東洋ホテル・控え室
福子:どうぞ 三田村会長。
三田村:ああ おおきに。
福子:あ…会長 ちょっと失礼します おぐしが。
三田村:ん? ああ… すまんね。
福子:どんでもないことでございます。何か気になる記事は おありですか?
三田村:ん? うん… 自分軍が快進撃を続けているという記事ばかり 毎日のように出とるんやが そんな簡単にアメリカ イギリスに勝てるもんかね。
福子:そんなことを口にされてはいけません。
三田村:負けるとは言うとらんよ。しかしな 我々商売人は軍人さんとは違う。しっかりと現実を見ないかん。
福子:世の中がとう転んでもいいように?
三田村:うん。君 名前は?
福子:今井福子と申します。
三田村:おお 今井君か なかなか鋭いな。
福子:ありがとうございます。あの…会長。立花萬平さんという方をご存じですか?
三田村:立花…。
福子:理創工作社の方です。根菜切断機を開発された。
三田村:あっ 根菜の。ハハハハ 覚えとる覚えとる。
福子:こういう仕事をしておりますと いろいろな方の評判を耳にします。三田村様が会長になられてから もう大阪の景気がよくなったとか 三田村会長には足を向けて寝れないとか。その次によく聞くのが立花さんのことです。
三田村:ほう。
福子:立花萬平はいずれ大阪経済を背負って立つ逸材だと。
三田村:ほう~そこまで。頼もしいな。
福子:その立花さんが今 憲兵に捕まってるんです。軍に納める品物を闇業者に横流ししたという疑いで。
三田村:横流し?
福子:でも立花さん そんな悪事を働くような人ではありません。三田村会長 どうか会長のお力で 立花さんを助けて頂けないでしょうか?
三田村:そんなこと いきなり言われたかて…。第一 憲兵に捕まるというのは 君な 大事やぞ。
福子:お願いします 会長。
三田村:しかしな… 大体 何でそんなこと君が私に頼むんや?
福子:えっ? あ~ う~ん それは…。
(ノック)
三田村:はい どうぞ。
世良:ご無沙汰しております 三田村会長。世良商事の世良でございます。
三田村:ああ 君か。どうや 商売の方は。
世良:あ~いやいや それはもう三田村会長のおかげで…。
福子:それは 大阪のためです!先ほども申し上げたように 立花さんは将来 大阪を担う人です。もう何が何でも助けてあげなければなりません。
世良:まだ そんなこと…。
福子:「ほ~う それは頼もしいな」って おっしゃいました。
三田村:けどな 憲兵に捕まってる人間を助けることなど…。
世良:無理やぞ。
福子:三田村会長!立花さんを救えるのは会長だけです!もう憲兵隊だって大阪経済界の総大将に物申されて 知らんぷりできるはずありません!
三田村:ああ 分かった分かった。なんとかしてみようか。誰か交渉のうまい人間にやってもらおうか。
福子:それなら 難波屋の坂東さんはどうでしょう?あの方はとても優秀だし 面倒見がいいし正義感も強いし。
三田村:ああ 坂東君な。
世良:お待ち下さい 三田村会長!坂東さんは育ちがよすぎます。ボンボンです。いざ憲兵相手となると腰が引けるでしょう。
三田村:そうかな。
世良:その役目は私めにお任せ下さい。この世良勝夫がご期待に応えてみせます!
福子:え~!
♪
福子:立花さんのことは どうでもええんやなかったんですか?
世良:実は ずっと気になってたんや。
福子:うそ~!
世良:立花君はラーメン 一緒に食べた親友やで。
福子:三田村会長にええ顔見せたいだけでしょう。
世良:立花君を助けたらええんやろ。
●大阪商工会定例会
進行係:それではこここで15分間の休憩に入らせて頂きます。
世良:加地谷さん。どうも 世良です。
加地谷:何の用ですか。
世良:そんあ嫌な顔せんといて下さいよ。会社は大丈夫ですか。立花君がおらんようになって。
加地谷:あんたは心配してくれんでええ。
世良:不思議やなあ。何で立花君を弁護しようとせえへんのです。彼は大事な人材でしょう。
加地谷:もうやめてくれ。終わった話や。
世良:終わっとらへんやろ。
●香田家
克子:咲姉が?
鈴:夢に出てきて 私に言うたのよ。福子は同情と恋心がごっちゃになってるって。
克子:いやいや お母さん。
鈴:咲も私もおんなじ考えやったのよ。福子は立花さんを忘れないと駄目。
克子:夢でしょ。お母さんが見た ただの夢よね。
鈴:もう たくさん。自分の娘が牢屋の中にいる人を心配しているやなんて。
克子:せやから…。
忠彦:お義母さん。僕たちは福ちゃんの味方です。
鈴:はあ?
忠彦:真一さんも言うてました。福ちゃんが悪い人を好きになるわけがないって。
鈴:真一さんって…ちょっと待ってよ。
克子:そう 私たち 福子を信じようって決めたの。
忠彦:福ちゃんの友達も ホテルの人たちもみんな彼女を心配してるんですよ。
鈴:嫌です!
忠彦:お義母さん…。
鈴:私は武士の…。
克子:武士の娘は関係ない!
忠彦:関係ありませんよ お義母さん。
●理創工作社
竹ノ原(電話):私の仕事はほかの者が受け継ぎますので どうかお願いします。
世良:毎度 世良です。
竹ノ原:社長は今 商工会の会合に…。
世良:知ってるよ。僕はそこを抜け出してきたんやから。竹ノ原君やな?この前 君は僕にこう言うたよな。立花さんは横流しなんか絶対にやってないて。何で断言できるんや。何か理由があるんか。
●大阪憲兵隊大阪分遺隊・留置場
(鍵を閉める音と足音)
稲村:おとがめ なしやと。わいや。明日 釈放らしいで。
萬平:そうですか。よかったですね…稲村さん。本当によかった…。
稲村:お前みたいなやつ 初めてや。
萬平:え…。
稲村:お前は…無実や。信じてるで わいは。
萬平:ありがとうございます。
稲村:あんたも絶対に出てこい。絶対に!
萬平:はい…!
福ちゃんは萬平さんは ただただ願っていました。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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