朝ドラ「まんぷく」21話、昭和20年3月。福ちゃんと萬平さんと鈴さんは 大阪から兵庫の上郡の近くへ疎開しました。
ということで、萬平のはとこの八重さん夫婦を始め、黒竹村の人々が大勢初登場したこの回。分かる限り、そのキャスト名を挙げてみました。
●兵庫県上郡黒竹村の人々
萬平のはとこ・井坂八重:竹内都子
井坂権三:石井洋祐
黒竹村役場・苅田圭介:小松健悦
黒竹村役場の兵事係:松本大志郎
内藤すみ:宮本毬子
又野次郎:福原正義
藤 幸吉:酒田かおる
藤たつ子:マエダユミ
畑野一平:南谷峰洋
疎開先に向かう列車の中で、福子と萬平が席を譲った老夫婦:亀井賢二、川本美由紀
それにしても、方言の難しい事。「何でも言うてぇてぇねえ」って、どこの言葉じゃあ~!と頭が混乱する関東人です。
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まんぷく(21話10月24日)あらすじとセリフ
昭和20年3月。福ちゃんと萬平さんと鈴さんは 大阪から兵庫の上郡の近くへ疎開しました。列車は疎開する人たちでいっぱいでした。
福子:あっ どうぞお座り下さい。
乗客(老婆):ありがとうございます。優しい方ね。
福子:すみません 気が付かなくて。
萬平:ああ どうぞ。
乗客(老人):いえいえ 私は。
萬平:僕は大丈夫ですから 座って下さい。
乗客(老人):ありがとう。よいしょ。
福子:お母さん お願い。
鈴:いいわよ。よいしょ。
福子:萬平さん つらいでしょう。
鈴:ああ 重い。
●兵庫県上郡駅
鈴:鈴:こんな田舎 初めて。
福子:萬平さん。
萬平:大丈夫だ。
鈴:ここから どうするの?
萬平:一山 越えます。
鈴:山… バス停は どこ…。
萬平:じゃあ 行きましょうか。
♪
福子:よいしょ よいしょ よいしょ。あっ 見て お母さん。梅の花がきれいよ。
鈴:そんなもの 見てる余裕は…。
福子:萬平さん 体が痛むの?
萬平:情けないな。
福子:私が持ちます。
萬平:いやいや 少し休めば大丈夫。
鈴:あっ… 私の荷物 持ってちょうだい。
(牛の鳴き声)
鈴:田んぼと畑ばっかりね。
萬平:もうすぐだ。
福子:はい!よいしょ!
●兵庫県黒竹村・井坂家
萬平:ごめんください。
八重:やあやあ 萬平ちゃん!
萬平:お久しぶりです 八重ちゃん。
八重:久しぶりやねぇで20年ぶりじゃろかねえ。やあ もう あんた 大人になって 萬平ちゃん。
萬平:ああ 僕のはとこの八重ちゃん。
福子:妻の福子でございます。
八重:どうも。
鈴:福子の母の鈴でございます。
八重:いや もうご丁寧に どうも。
権三:どうも どうも よう来たったなあ!
八重:あんた 見て 萬平ちゃん。うっとこの亭主 権三です。
権三:権三です。
八重:萬平ちゃんの奥さんの福子さんと…。
福子:あっ 福子です。
八重:奥さんのお母はんの…なっ。
鈴:鈴でございます。
権三:鈴さん。わざわざ大阪から えらかったでしょ。すぐ隣に使うてないうちがあら。八重 案内してぇたげて。
八重:どうぞ こっちゃ来て。なっ。
萬平:ありがとう。
福子:ありがとうございます。
鈴:これはつまらないものですが…。
権三:荷物は持たんでええで。わいが 後で荷車で運んどいたらあ。
福子:ありがとうござます。
萬平:助かります。
鈴:つまらないものですが…これを! これはお礼の せっけんでございます。つまらないものですが…。
権三:いや そんな…そんな いらんでえ。
鈴:お納め下さいませ。
権三:気づつねぇでえ…。
八重:ここでえ。
八重:いや~古ぅて ごめんね。せえでも 掃除はしてぇたでえ。
萬平:ありがとう 八重ちゃん。
八重:昔はそこで煮炊きしよったんですよ。昔わね ここで煮炊きしよったんですよ。
福子:いいおうちですね。
萬平:ありがとう。
八重:構へん 構へん。
鈴:あら?あれ?
福子:どうしたん?
鈴:電灯は? えっ…。
福子:通ってない…。
萬平:そうかあ…。
●黒竹村役場
萬平:お願いします。
苅田:大阪から…。都会はいつ空襲があるやら分かりゃあせんもんねえ。ここいら田舎は心配ねぇでえ。
福子:あの この村にお医者様はいらっしゃいますか?
苅田:ああ いやいや…お医者はんは 山越えて町まで行かんとおらん。
萬平:僕たちの住む家には電気が来てないんです。こちらにお願いすることは…。
苅田:それはでけぇんなあ。
●井坂家離れ
権三:こない ぎょうさんの荷物を3人で。
八重:だいぶ えらかったでしょう。
鈴:いいえ。私は武士の娘ですから。
八重:武士!?
権三:由緒ある ご家系の方であってか?
鈴:もちろんです。あいにく家系図は置いてまいりましたが。
権三:何かあったら うっとこのに 何で言うてぇてぇや。
八重:えっ?あっ… お… 奥様。
鈴:ありがとう。
♪
萬平:大阪から来た立花と申します。しばらく こちらに住まわせて頂きます。
福子:よろしくお願いいたします。
すみ:疎開して来たったん?えれえこっちゃねえ。
萬平:あの… こちらに余った電球はありませんか?
すみ:電球?
♪
又野:大阪から疎開で来たったんか。
萬平:あっ 井坂さんのところの…。
又野:ああ?
萬平:あっ 井坂さんのところに離れに住まわせて頂いてます。
福子:よろしくお願いいたします。
又野:ああ 井坂はんとこ。
萬平:あっ ところで 電球はこちらで余ってませんか?
又野:ああ?
萬平:あっ 電球。
♪
福子:よろしくお願いいたします。
幸吉:困っとぉ時はお互いさまじゃもん。
たつ子:何でも言うてぇてぇねえ。
萬平:あの… こちらに ソケットはありませんか?
幸吉:ソケット?
♪
畑野:電線は あらん。
萬平:どこ行けば あるでしょう>
福子:すいません。
●井坂家の離れ
鈴:あらまあ!
福子:ご近所さんから頂いたの。萬平さ~ん!ニンジンも大根もありますよ~!
萬平:こっちの方は 食べ物には困らないのかもな。
鈴:確かにそうね。
福子:今夜は煮込みうどんにしましょか。
萬平:ああ。
鈴:どうして勝手に決めるのよ。
福子:お母さんの好物でしょう。
鈴:好物よ。
♪
萬平:うわっ…!
(せきこみ)
鈴:何やっているの 福子。
福子:うん?う~ん…これは どうやって…。
鈴:こぼさないでよ。
福子:分かってます。
♪
萬平さ~ん!煮込みうどんが出来ましたよ~!
鈴:そんな大きな声出さない。はしたない。
福子:萬平さ~ん!
鈴:福子!あっ。あっ…。
福子:萬平さん。
萬平:やったぞ 福子!
福子:えっ?
萬平:ハハハハハハ! お~い!
福子:えっ あっ!
萬平:やったぞ!
福子:危ない!駄目!駄目!
鈴:萬平さん なんてこと!
萬平:いや~やっぱり電気が通ってないと。おうっ!
福子:あ~!ゆっくり ゆっくり下りて下さい。
♪
萬平:じゃあ…。
鈴:頂きます。
萬平:頂きます。 うん うまい!
福子:うん!おいしい。
鈴:まあまあね。
萬平:いや~いろりを囲んで夕食を食べるなんて 初めてですよ。
福子:私たちもそうよね お母さん。
鈴:昔は 大阪にもいろりはあったのよ。
萬平:疎開も悪くないな。
福子:はい。
萬平:ありがとう 福子。
福子:フフ。
鈴:どうして福子にだけ?
萬平:役場で一番に医者のことを聞いてくれた。いつも僕の体のことを気遣ってくれる。
福子:当たり前やなんですか。私は萬平さんの妻ですよ。
鈴:でも 私の娘よ。そうでしょ。
そうです。福子はお義母さんの娘で僕の妻だ。
鈴:そう。
こうして 福ちゃん萬平さん鈴さんの3人の生活が始まったのです。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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