朝ドラ「まんぷく」27話、萬平が思いついたはんこ屋。1週間で322円50銭も儲かり、はんこ屋工場と化した香田家。
そんな中、闇市で再会した親友の敏ちゃんは、結婚して桑原敏子に。もうすぐ池田に引っ越すということで、その頃、池田市には岩田春男という銀行員が居て、その奥さんは岩田照子。
後に4姉妹の親となる岩田夫婦が生活していますよ、そして岩田家の次女の秋子は、そのうちに立花萬平、いや安西千吉の家に転がり込む予定ですと書いて、「てるてる家族」と「まんぷく」の関係性はおいおい書いていきたいと思います。
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まんぷく(27話10月31日)あらすじとセリフ
萬平:じゃあ 作ってやればいいじゃないか。
福子:はんこをですか。
萬平:そうだ。自分が何者かを証明する大事なものだ。
♪
福子:はんこ作りませんか。
タカ:お安く作れますよ。
福子:はんこ作りませんか。
通行人:なんぼで作ってくれるんですか?
タカ:7円50銭です。
通行人:ほな お願いします。
タカ:ありがとうございます。
萬平さんが思ったとおり この時代 身元を証明するはんこは みんなが必要としていました。
●香田家
鈴:岸脇。こんな字画の多い名前 どうやってこの中に収めるのよ。
克子:お母さん この次なんか もっと大変よ。
鈴:日根谷さん。そんなの書けない!
克子:お母さん 彫る方が大変なんやから。
萬平:僕は字数が多い方が面白い。
鈴:はあ!?
♪
吉乃:重ちゃん これ短すぎる。
重之:ノコギリ難しい。
タカ:新しい注文入りました。
克子:おばあちゃんに渡して。
タカ:お願いします。
鈴:私は武士の娘です。はんこ屋やありません。
克子:せやけど こんなに注文が来るんよ。家業にしてもええんちゃう?
鈴:アホなこと言わんといて。
萬平:よし 出来た。タカちゃん 持ってって。
●闇市
福子:いかがですか?
客:おお ええ出来や!
福子:ありがとうございます。
萬平さんが思いついた はんこ屋は大繁盛でした。
●香田家・夜
一同:2 3 4…。
吉乃:50銭!
福子:82円50銭!
(歓声)
タカ:1週間で322円50銭。
萬平:みんなが頑張ったおかげだ。
(歓声)
鈴:もう 肩が…。はんこ屋なんてやってられない…。
萬平:ああ~。
福子:萬平さん。
萬平:ん?
福子:やっぱり萬平さんは発明家です。
萬平:発明って… ただ はんこを作ろうって思いついただけだ。
福子:私たちはそんなこと考えもしませんでした。はんこを渡した時のお客さんのうれしそうな顔…。やっぱり あれは発明です。
萬平:お前のおかげだ 福子。お前がいてくれたから思いついたんだ。
福子:あれ?
♪
福子:克子姉ちゃん。泣いてるん?何で?
克子:今日 みんな うれしそうやったでしょ。重之なんか 明日は卵が食べられるって大喜びして。何で ここに忠彦さんがおらへんの。何で 福子。
福子:牧さんの弟さんは おととい帰ってきたんやて。台湾からの復員船がなかなかなかったって。きっと忠彦さんも船を待ってるんよ。絶対そうやから。絶対!
克子:うん…。
♪
鈴:絶対なんて言うてはいけません。期待させておいて 忠彦さんが帰ってこなかったら 克子のつらさは倍になるのよ。
萬平:でも 泣いてるのを見たら励ますしかないんじゃ…。
福子:そうよ。
鈴:そっとしておいてあげればいいの。人のことを気にする前に自分たちのことを考えなさい。
萬平:自分たちのこと?
鈴:どうして子どもをつくらないの?
福子:お母さん。
鈴:萬平さんの体はもう大丈夫なんでしょ。腹膜炎はもう治ったのよね。
萬平:はい。
鈴:そしたら つくりなさい。早く。
萬平:そうですよね。
福子:もう今は無理です!お母さんとこうやて一緒に寝てるのに。
鈴:けど そこの部屋は はんこ工場になってしもたやないの。あっ そう 私がいるから駄目なの?分かりました。
萬平:お義母さん。
鈴:別の部屋で寝ますから 私は。
萬平:ここで寝て下さいよ。
鈴:早く孫の顔を見せてちょうだい。
萬平:お義母さん。
鈴:私が邪魔ってことでしょ。
(ため息)
福子:いない。どこ行ってしもうたん。ん~。あっ…。
萬平:アトリエで?
福子:ぐっすり寝てました。
萬平:これからも あそこで寝るのかな。子ども子どもって言うけど 僕たちはここに居候してる身だぞ。
福子:今は無理です。お金もないし。
萬平:早く自分たちの家に住めるようにならないとな。
福子:はい。はんこ屋 頑張ります!
●闇市
福子:はんこ ありますよ~。要りませんか はんこ。はんこ 要りませんか。
客:ほな お願いするわ。
タカ:ありがとうございます。
敏子:あの…私もお願いします。
タカ:ありがとうございます。
福子:ありがとうございます。そしたら ここにお名前を。
敏子:桑原です。
福子:はい。敏ちゃん?
敏子:えっ…福ちゃん!
福子:敏ちゃん!
タカ:はんこ 作りませんか。
福子:よかった 無事で。
敏子:福ちゃんも。今どこにいるの?
福子:うちが焼けて 今は克子姉ちゃんのうちに。
敏子:そう。私はバラックに。そやけど もうすぐ池田に引っ越すの。
福子:あ…名字が変わったってことは 敏ちゃん…。
敏子:結婚したんよ 私。もう鹿野敏子やなくて 桑原敏子。
福子:へえ~ おめでとう。相手はどんな人?
敏子:呉服屋さん。出征前に結納を交わして無事に帰ってきてくれてん。
福子:よかったね。おめでとう。
敏子:ありがとう。
福子:ハナちゃんは?
●香田家
福子:ほんで ハナちゃんも戦時中に結婚して 今は泉大津に住んでるんやて。泉大津って知ってる?大阪の南の方にある海辺のの町よ。
鈴:あっ… 間違えた。
福子:私 うるさい?一人でしゃべってて うるさいですか?
タカ:うるさくないよ。
克子:何か しゃべってたん?それどころやないから。
福子:今日中に作らないといけない はんこはあといくつ?
萬平:ああ… 12 いや 13個だ。
鈴:はあ… 武士の内職にしてはきつすぎる。
福子:そやけど やらないといけないんでしょう。 私も手伝う。みんな黙り込んで仕事してたら つらくなるから しりとりでも せえへん?
克子:しりとり?
鈴:嫌よ しりとりなんて。
福子:そしたら 別の言葉遊び。あっ 4文字で2番目が小さな「つ」。4番目が「り」。
萬平:ええ?
福子:それを一人ずつ言うていくの。例えば しっかりとか。やっぱりとか。
重之:びっくりとか?
福子:そう!
鈴:くだらない。
萬平:ああ。
福子:ええ。黙り込んで仕事してるより 絶対はかどるって。そしたら私から。え~っと… にっこり。次 克子姉ちゃん。
克子:2番目が小さな「つ」で4番目が「り」?
福子:「り」。
克子:げっそり。
(笑い声)
タカ:うっかり。
福子:うん。
萬平:吉乃ちゃんは おっとり。
吉乃:え~っと… きっちり。
福子:おお~!
吉乃:次 重ちゃん。
重之:こってり。
福子:おお~!
吉乃:すごい 重ちゃん。
福子:次 お母さん。
克子:もう ないでしょう。
福子:まだまだ たくさんあるって。
タカ:あるある。
萬平:僕はもう 2つ思いついた。
鈴:服部。
一同:ああ~。
克子:これは仕事がはかどるの?
タカ:でも眠くなくなった。
福子:う~ん… おっとり。
タカ:さっき言った。
福子:そしたら う~んと… もっちり。
鈴:鳥取。
一同:ああ~。
萬平:そんなお義母さんに うっとり。な~んて。
(笑い声)
こんなつらい時代ではあったけど 福ちゃんたちは もしかしたらとても幸せだったのかもしれません。仕事もあってお金もたまってきて ケンカもするけど充実した毎日でした。心配なのは 忠彦さんが帰ってこないことだけ。それだけのはずだったのに…。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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