朝ドラまんぷく33話、塩を大量生産する計画が動き出し、金策に走る福ちゃん。
普通の感覚だったら絶対に反対するはずなのに、なんとも素晴らしい奥様で、これは本当にレアなケースだと念押ししておきたい妻の行動。
そして、岡幸助を始めとする「塩軍団」が初登場し、明日から誰が何をしゃべったのか、大変だわあと書いて、キャストのプロフィールはこちらです。
まんぷく塩軍団(たちばな塩業)キャスト一覧。年齢身長と公式プロフィール
朝ドラまんぷく(33話11月7日)あらすじとセリフ
神部:出来たんですか。
萬平:出来た。
神部:塩が出来た!
福子:萬平さん!
鈴:でも茶色い。
萬平:やったぞ~!やったぞ~!
福子:しょっぱ~い!
♪
萬平:81枚の鉄板を こう碁盤の目のように砂浜に並べるんです。
神部:これだけの鉄板で塩を作っていけば相当な量ができます。
鈴:81枚 並べるって…。
福子:そのお塩をどうするんですか。
萬平:売るんだよ。みんな 塩が足りなくて困ってるんだ。
福子:そやけど お塩を勝手に作って売ってもいいんですか?
萬平:塩は国から許された業者しか作れなかったんだけど 戦争中に法律が変わったんだ。
神部:今は 届け出さえ出せば 誰でも作ってええんです。
福子:そうなん?
萬平:うん。ただ自分の家で使う分にはいいが 商売をするとなったら 専売局に許可をもらわなきゃいけない。
神部:せやけど 必要な条件を満たせば認めてもらえるんです。
鈴:うちは塩屋になるの?
福子:その条件って何ですか。
萬平:塩の品質とか設備が整っているかとかだな。
鈴:うちは塩屋になるんですか。
神部:ちゃんとした塩は出来ますよ。設備も整えられます。
福子:そうよね。
鈴:塩屋は嫌!私は武士の娘です。
萬平:いや お義母さんに塩作りをさせるつもりはありませんよ。大体 こんな大がかりな仕事 僕たちだけじゃ とてもできない。
鈴:えっ!
神部:あの作業を 81枚の鉄板で繰り返すんですからね。
福子:えっ… もっと人手がいるってことですか。
萬平:男手が必要だ。
鈴:人を雇うの?
神部:俺みたいに 戦争から帰ってきて 職を探してる奴らは ぎょうさんいます。大阪に行って探してきますよ。
萬平:おお 頼む。
福子:えっ… 男の人たちがここに来るってことですか。
鈴:食事は誰が作るのよ。
福子:それは私たちでしょ。
鈴:冗談やないわ。塩屋の飯炊きなんて。私は武士の…。
萬平:早速 明日 大阪に行ってくれ。
神部:はい。
萬平:じゃあ そういうことで。さあ 急ごう。
鈴:福子!
福子:えっ いや ちょ… ええ…。
♪
鈴:私たちが暮らしていくだけでも大変やのに 住み込みで人を雇うなんて 食費はどうするの。もう売る着物は残ってないのよ。
福子:寝場所はここで間に合う。
鈴:えっ。
福子:お風呂は順番に入ってもらうとして。
鈴:私の話を聞いてるの。
福子:聞いてます。お母さん お金がないのは分かってます。そやけど それを言うたら 萬平さんな何にもできません。萬平さんは趣味や道楽でお塩を作るって言うてるんやないんです。それを仕事にするって言うてるんです。
鈴:ああ…。
福子:萬平さんが本気なら それを支えるのは私の役目です。当面のお金をどうするか それは私が考えます。お母さんには迷惑をかけません。お母さんが嫌やと思うことはしなくていい。私が全部やります。萬平さんの妻は私ですから。
鈴:布団はどうするのよ!
福子:ご近所さんから借りてきます!
ハナちゃんの嫁ぎ先
福子:ぶしつけなお願いとは重々承知しております。なんとか助けて頂けないでしょう。
ハナ:あなた…。
福子:お金は将来 必ずお返しします。
立花家
萬平:大量の鹹水(かんすい)を作るためには… 鉄板を何枚か組み合わせた方が効率的だ。
♪
(鈴のため息)
大阪・闇市
神部:仕事あるぞ。住み込みで賄つきや。
復員兵:どないな仕事や。
神部:塩を作るんや。鉄板に海水を流して。
復員兵:はあ? しょうもな。
神部:仕事を選べる身分か!
香田家
真一:画風が変わったね 忠彦さん。
忠彦:医者から色弱と診断されたんです。皮肉な事に 今描いてる絵の方が評判がええ。
真一:僕もいいと思うよ。どこかに出せばいいのに。
忠彦:実は克子とタカにも同じ事言われたんです。日画展に1枚出展しました。
真一:ああ そう!
♪
真一:忠彦さんは立派だよ。画家が戦争で目をやられたら普通は絶望する。克子さんやタカちゃんが励ましてあげたからだ。
克子:せやかて 私の旦那様は 絵を描くことしかできないんですもん。
真一:そう言えるところが偉いんだ。暮らしの方は大丈夫なんか。
克子:はんこ作りと あとは忠彦さんの田舎からの仕送りで つつましく暮らしてます。
真一:福ちゃんたちは どうしてるんや。
克子:さあ… 何にも便りがないんです。相変わらず萬平さんとお母さんの間に立って あれこれ気ぃ遣うてると思いますよ 福子は。
立花家
福子:萬平さん。おなかすいたんでしょう。
萬平:ああ ありがとう。
福子:今は 何を考えてるんですか。
萬平:いや 煎熬(せんごう)を効率的にやりたいんだ。ああ、煎熬(せんごう)というのはね…。
福子:はい 分かります。え~と 鹹水(かんすい)を煮詰めて 塩の花を布の上に広げて水けを切る最後の工程。
萬平:すごいな。水けを切る作業は この中でやりたいから鹹水(かんすい)を煮詰める釜屋は外に作らなきゃいけない。
福子:火を使いますしね。
萬平:でも作業中に雨に降られたら元も子もないから こう 屋根が必要だ。
福子:その屋根の設計図。
萬平:ああ。
福子:あんまり根を詰めんといて下さいね。
萬平:うん。
福子:何かあったら いつでも呼んで下さい。
萬平:ありがとう。あっ 福子。 生活費は 大丈夫か。
福子:大丈夫。萬平さんは何にも心配せんといて。
♪
鈴:福子。
福子:うわ~。
鈴:ハナちゃんの旦那さんからお金を借りたの?
福子:そうよ。ハナちゃんも一緒に頼んでくれた。
鈴:そのお金がなくなったら どうするの。
福子:また そういうことを…。
鈴:いくらハナちゃんの旦那さんがいい人やからって いつまでも頼りにはできないわよ。
福子:その時はその時 考えます。
♪
鈴:はんこ屋で儲けたお金をためといたの。
福子:お母さん…。
鈴:300円あります。
福子:300円!?
鈴:礼は言わなくていいから。
福子:何で もっとはよ出してくれなかったのよ!これだけあるなら借金することなかったやない。
鈴:これは どうにもならなくなった時のための…。
福子:ああ もう あの留め袖かて 売らなくて済んだのに!
鈴:せやから このお金は最後の最後に…。
福子:もう信じられへん。こんな へそくり ため込んでたやなんて!
鈴:そんなこと言うなら返しなさい!
福子:もう助かった~! ああ もうこれだけあるなら住み込みの人が来ても しばらくなんとかなる。あ~ありがとう お母さん。ありがとうございます。
鈴:ほんまは嫌なのよ。家の中がにぎやかになったら 子どもをつくるどころやなくなるわ あなたたち。 そうでしょう。
福子:約束します。お母さんに孫の顔を見せてあげるって。
鈴:えっ そしたら いつ?
福子:ああ いや~… 今年中は無理よ。
鈴:そしたら来年?
福子:そうね。
鈴:来年には孫の顔を見せてくれるのね。約束よ。
大阪・闇市
神部:仕事あるぞ。仕事あるぞ。仕事あるぞ。やってみえへんか。
復員兵:何や。
神部:住み込みで塩を作る仕事や。
復員兵:そないなこと やれるかい。
翌日 福ちゃんは大阪・日本橋にある大蔵省大阪地方専売局にやって来ました。製塩業を始めるための相談に来たのです。
波多野茂吉:審査が通らないと認可は出ませんよ。生産の安定性と効率の高い製塩法がきちんとしていないと。
福子:それは立花萬平がしっかり考えます。
立花家
福子:萬平さん。あら。萬平さん。
萬平:ああ 寝てしまった。
福子:あんまり根詰めんといてって言うたのに。
萬平:ああ。福子 出来たぞ。
福子:えっ?
萬平:81枚の鉄板を使って塩を作る工程が完成した。
福子:そしたら これを役所に持っていきます。
萬平:ああ。
神部:萬平さ~ん!集めてきました!
萬平:おお そうか。
福子:手伝うてくれる人がいたの?
神部:いました いました。みんな こっちや。こっち こっち。
岡:ほんまや。
小松原:鉄板がぎょうさんある。
萬平:3人。
神部:まだいます。みんな こっちや こっち。はよう来い。
赤津:ほんまに塩が作れるんか。
堺:すぐそこが海ですよ。
神部:みんな こっちや こっち。はよう来い。
長久保:腹減った~。
野村:わいもや。
佐久間:何か食わせてくれ。
萬平:神部君。
福子:こんなに!?
鈴:な… 何なの!?
神部:頑張って集めてきました!
鈴:福子!
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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