朝ドラまんぷく43話、昭和22年春、福ちゃんが臨月で家事全部を鈴さんがやるはめになり、しもべの赤津も足骨折で使い物にならず…。
婿・萬平に話しかけても無視されて、挙句の果てには「源義経は私のご先祖様よ」と言ったことに対して「ハハハハハハ! またまたご冗談を」と鼻で笑われ、鈴さんの怒りが頂点に達しての家出。
世の中的には、鈴さん擁護派が多くいらっしゃるようで納得&安心の日本人の良識よ、という感じでしょうか。
萬平がハナちゃんの家に福ちゃんを迎えに行きましたが、この半年間の間に借金のお礼はちゃんとしたのか?という疑問があり、「親しき仲にも礼儀あり」が本日の教訓です。
まんぷく塩軍団(たちばな塩業)キャスト一覧。年齢身長と公式プロフィール
朝ドラまんぷく(43話11月19日)あらすじとセリフ
三田村」彼がこれからどうなるのか 実に興味深い。よし 分かった。立花萬平に投資してみよ。
福子:えっ。
世良:投資?
三田村:投資額は3万や。
福子:3万!?
♪
福子:妊娠3ヵ月ですって。
鈴:ええ~!
萬平:そうか。
福子:そうよ。
萬平:うれしいなあ!ハハハハハハ!
鈴:あなたたち いつの間に!
半年後 昭和22年(1947)春
昭和22年 季節は春になりました。
岡:よし ええ塩加減や。
小松原:塩の花が出来てきました。
森本:おお。もっと まき くべろ。
小松原:はい。
みんなの塩作りの技術もすっかり板につき…。納品用のトラックも なんとか手に入れ…。
神部:うん ええ出来ですね。
萬平:ああ。
萬平さんの製塩業は順調でした。
福子:よっと。
福ちゃんは 臨月を迎えていました。
福子:最近 よく この子がおなかを蹴るんです。
産婆・松宮けい:もしかしたら 予定日より ちょっと早なるかもしれんな。
鈴:あなたも3日早く産まれてきたのよ。
萬平:もう あんまり動かない方がいい。無理はするな。
福子:フフ… 萬平さん。
鈴:甘やかしたら駄目。私は産まれる前の日まで 掃除も洗濯もしてたんやから。
福子:大丈夫。
萬平:ああ。
産婆・松宮けい:毎日 寝て暮らすわけにもいかんしなあ。体 動かしてた方がお産は軽いんや。
萬平:じゃあ 会社の事務はいい。でも家事は駄目だ。とにかく 体を大事にしてくれよ 福子。
福子:ありがとう 萬平さん。
♪
鈴:何がありがとうよ 萬平さんよ。私が全部 やらないといけないってことやない!
実は 家事を手伝っている赤津さんは 10日ほど前…。
赤津:あっ!ああ~ 痛~っ!
階段から転げ落ちて 足を骨折してしまったのです。
鈴:赤津 風呂たきお願い。
赤津:あきまへん。まだ足が痛うて。
鈴:はあ… 使い物にならない。
赤津:あっ 大奥様。もう まきがないんやないですか。
♪
鈴:えいっ! どうして私がこんなことまで…。えいっ!
♪
福子:萬平さん。
萬平:ん? ああ。
福子:三田村会長から投資して頂いたお金ですね。その3万円をどう使うかまだ考えてるんですね。
萬平:塩の買い取り価格には上限がある。だから たとえ どんないい塩であっても 量を作らなければ利益は増えない。だが あの3万円で 今よりも たちばな塩業を大きくするというのは どうもな…。
福子:まだ迷ってるんですね。
萬平:うん。
福子:私は新しい仕事を始めた方がええと思います。
萬平:新しい仕事。
福子:そやかて 今の仕事は泉大津に来たら たまたま鉄板が81枚あった。そこで萬平さんは塩作りを思いついた。そのためには たくさんの人を雇わないといけなくなった。塩作りはうまくいって うちは会社になって みんなにちゃんとお給料が払えるようになった。
萬平:ああ。
福子:そやけど たまたま鉄板があって思いついただけで 萬平さんが最初から ほんまにやりたくて始めたわけやありませんよね。私はよ~く覚えてますよ。萬平さんは私に言いました。世の中の役に立つ仕事がしたい。みんなが喜ぶような仕事をって。
回想萬平:とにかく僕は 世の中の役に立つ仕事がしたい。みんなが喜んでくれるような仕事を。
萬平:フッ… いや でも…。でも不安じゃないのか 福子は。たちばな塩業はうまく回ってるっていうのに 別のことに手を出すというのは 言ってみれば 冒険だぞ。
福子:見たいです!
萬平:えっ?
福子:萬平さんの冒険を私は見たいです。あっ…。
萬平:どうした。
福子:おなかを蹴りました。この子も見たいって。
萬平:そうかい。
福子:どうぞ 好きなだけ考えて下さい。萬平さんはやりたいことが見つかったら それが何であろうと私は応援しますから。
福子:ありがとう 福子。
福子:よし。そしたら私は ハナちゃんの家に行ってきます。
萬平:ハナちゃんの家?歩いていくのか?
福子:当たり前でしょう。借りてたものを返しに行くの。
萬平:それなら 誰かにトラックで送らせるよ。
福子:そんなに心配しなくても大丈夫です。この子とお散歩。
萬平:気をつけろよ。
福子:はい。
萬平:何かあったら すぐ誰かを呼ぶんだぞ。
福子:はいはい。行ってきます。
萬平:ああ。
福子:心配性やね お父さんは。
♪
萬平:世の中の役に立つ仕事…。僕のやりたいこと…。
鈴:あっ お風呂はどうするの。いつ入るの 萬平さん。
萬平:何だろう…。
神部:社長!社長 大釜が変形しています。どないしましょ。
萬平:変形?
神部:熱でゆがんでるんです。補修したら大丈夫やと思いますけど。
萬平:ああ 君に任せるよ。
神部:分かりました。
鈴:ちょっと待って!私は無視して 神部さんの相手はするわけ?
萬平:は?
鈴:さっきから 私が声をかけても答えなかったのに 神部さんには答えたやない 今。
萬平:何のことですか。
神部:社長は仕事のこと考え始めると 何にも耳に入らんようになるんです。
鈴:あなたの質問には答えたわ。
神部:せやから それは仕事のことやから。
鈴:そんなことある!?
神部:あるんです。ねえ 社長。
萬平:すいません。僕に何か御用ですか。
鈴:ああ もういい!
神部:大奥様!今日は雲行きが怪しいんで 仕事は早めに終わりそうです。お風呂も早めのお願いします。あっ あと 晩ご飯も。
萬平:僕のやりたいこと…。
鈴:私は女中やありません!
萬平:えっ?
鈴:私は武士の娘ですよ。
萬平:ああ はい。
鈴:武士の娘。
萬平:それは もう何べんも聞きました。
鈴:何ですか その言い方。信じてないの?
萬平:そんなことは言ってません。
鈴:私の先祖を遡れば 源氏までいくんです。
萬平源氏!?
鈴:源義経は私のご先祖様よ。
萬平:ええっ。ハハハハハハ! またまた ご冗談を。
鈴:冗談!?
萬平:そんなこと初めて聞きましたよ 僕は。
鈴:私がいい加減なこと言うてるっていうの!
萬平:いやいやいや そんなことは言ってませんけど。源義経って…ハハハハハハ。
(電話の着信音)
萬平:はい たちばな塩業です。
世良:僕や 世良や。
萬平:ああ。
世良:ああって何や。もう あれから半年やぞ。どうなってるんや。
萬平:えっ どうなってるって。
世良:僕も君に1500円投資してるんやぞ。
萬平:あれは世良さんがうちの取り分からこっそり抜いた1500円を…。
世良:何のことや。僕は投資の話をしてるんや。
萬平:はあ…今 考え中です。
世良:考え中?
鈴:うう~ううっ!
萬平:ええ。たちばな塩業を大きくしようとも思ったんですが それはやめました。
世良:はあ?
萬平:新しい冒険に挑戦しようと思ってます。
世良:冒険って何や。
萬平:だから それを今 考え中なんです。
世良:あかん。冒険はあかん。たちばな塩業はうまく回ってるんやから 会社をでかくすればええやないか。僕の金やぞ。冒険しました。失敗しました。あの金はなくなりましたでは済まされへんぞ。
萬平:いや 僕だって 失敗したくありませんよ。とにかく もう少し待ってて下さい 世良さん。
世良:ほな 1ヶ月だけ待ったろ。せやけど これだけは言わしてくれ。君はもうすぐ父親になるんや。冒険はあかん。
萬平:分かりました。はい じゃあ。
(電話を切る音)
世良:ほんまに分かっとんのか。
●水島家
ハナ:ねえ どっちえがええの 福ちゃん。
福子:ええ。
ハナ:男の子? 女の子?
福子:う~ん どっちでもええよ。元気で産まれてきてくれたら。
ハナ:萬平さんは何て言うてるの。
福子:まだ そこまで考えてないみたい。
ハナ:ふ~ん。
福子:とにかく 私の体が心配やって。
ハナ:まあ いきなり おのろけ?
福子:えっ 違う違う。
ハナ:そうやんか。
玉恵:できた!
福子:できた?
ハナ:すごい。すごい すごい。
福子:上手やね 玉恵ちゃん。やっぱり女の子もええなあ。
萬平:ごめんください。ごめんください。
福子:萬平さん?
♪
萬平:雨が降りそうだったから。
福子:わざわざ迎えに来てくれたんですか。
ハナ:まあ。
萬平:ああ でも傘を2つ持ってくるのを忘れてしまって。
福子:えっ!
ハナ:あら まあ。フフ。
♪
福子:フフフフフフッ…。まだ降ってません。
萬平:いや 降ってるよ。風邪でもひかれたら大変だ。
福子:萬平さんいうたら。
福ちゃんは幸せいっぱい。でもその日の夕方 事件が起こったのです。
●たちばな塩業
あれ?
何や これ。
赤津:大奥様がおらんのや。
おらん?
大奥様が?
萬平:どういうことだ 赤津。
福子:お母さん。お母さん とこに…。
(鈴の置手紙:私は出て行きます 鈴)
福子:萬平さん!
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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