朝ドラまんぷく(45話11月21日)あらすじとセリフ
鈴:何がありがとう 萬平さんよ。私が全部やらないといけないってことやない!
♪
鈴:私は女中やありません!
萬平:えっ?
鈴:私は武士の娘ですよ。
♪
鈴:源義経は私のご先祖様よ。
萬平:ええっ。ハハハハハハ!
鈴:私がいい加減なこと 言うてるっていうの!
萬平:いやいやいや そんなことは言ってませんけど。
♪
神部:家出!?
岡:大奥様が!?
福子:「私は出て行きます」って 書いてあるのよ。
小松原:出かけてきますの 間違いなんや。
福子:出ていきます!
♪
僕が悪いんです。絶対あれが原因だ。
忠彦:きっと お義母さんは傷ついてる。どこかで一人寂しく 傷ついたひな鳥のように 泣いてるんやろう。
萬平:忠彦さんの言うとおりだよ。
♪
竹春:きっと みんな心配してるで。
まさの:そうですわ 家出やなんて。
鈴:う~ん おいしい。塩加減が絶妙。
♪
福子:お母さんがひな鳥やって そんな人やありませんよ。
●清香軒
鈴:ああ こんなにのんびりできるの 久しぶり。私がいなくなって みんな困ってるわね 絶対。ウフフフフフ。
竹春:困ってんのは わいらや。
まさの:はよ帰ってくれへんかしらね。
竹春:なあ。
岡:客が来たでえ。
まさの:あっ は~い。
♪
まさの:いらっしゃい。
小松原:おばちゃん ラーメン下さい。
岡:わしもや。
森本:わしも。
まさの:ラーメン4丁。
竹春:ラーメン4丁やな。
鈴:あの声は…。
岡:初めは大騒ぎしとったけど 時間がたってみたら どうちゅうこともないなあ。
森本:むしろ 大奥様ががおらんくなってから平和になったわ。
増田:ほんまですわ。
(笑い声)
小松原:タカちゃんが春休みで ずっとおってくれるっていうんが うれしいんですよ。
増田:そうやなあ。
回想タカ:おはようございます。朝ごはん 出来てますよ。
回想小松原:みそ汁のええ匂いや。
回想増田:ありがとう タカちゃん。
回想堀:うれしかあ。
回想タカ:しっかり食べて 今日も一日 頑張って下さい。
小松原:あんなこと 大奥様が言うてくれませんよ。
増田:せやせや。
岡:大奥様に言われても うれしないけどな。
森本:何か裏があるんじゃなかって 警戒してしまうわ。いや でも 最初は普通じゃ思うとったけど 案外かわいいかもしれんなあ タカちゃんは。
岡:おお わしも最近そう思うてきた。
小松原:ちょっとちょっとやめて下さいよ。
増田:タカちゃんは俺らのもんですよ。
岡:俺らのもんって何や。
小松原:いや…。僕と増田と堀さんだけやったやないですか タカちゃんがかわいいって言うてたんは。
増田:あんだけ ばかにしてたもんなあ 俺らのこと。
森本:見慣れたら かわいく見えてきたんや。
岡: というより 内面のかわいさが見えてきたんやな。
森本:ああ そうじゃのう。そこがタカちゃんと大奥様の決定的な違いや。
増田:せやからって あきませんよ タカちゃんに手出したら。
森本:そんなことせんよ。
岡:タカちゃんはみんなのもんやろ。
小松原:みんなのもんって。
増田:俺らのもんやったのになあ。
●たちばな塩業
神部:タカちゃん。
タカ:神部さん。お仕事ご苦労さまです。
神部:それはこっちのセリフや。うわっ 洗濯物 こんなにぎょうさんあるんか。
タカ:せやかて 15人分ですから。
神部:そら 大変や。今まで考えたこともなかった。よし 手伝うたる。
タカ:大丈夫です。
神部:ええから ええから。
♪
神部:タカちゃんもすっかり大人っぽくなったなあ。俺が初めてタカちゃんを見た時は まだ子ども子どもしとったぞ。
タカ:そんなわけない。神部さんと初めて会うたのは 2年前ですよ。私 よう覚えてます。神部さん うちに泥棒に入ったんですよね。
神部:そやった そやった。あの頃は 仕事も食いもんものうて 野たれ死にするところやったからなあ。
タカ:おばあちゃんに見つかって みんなに囲まれて 神部さん おじけづいてた。
回想鈴:泥棒や!皆の者 出合え 出合え~!
回想神部:待って下さい!やめて!許して下さい!
回想萬平:君はどこの誰だ?
回想神部:どこの…上本町の神部です。
回想神部:うまい…うまいです。
回想福子:そんなにおなかがすいてたの?
回想神部:ここに置いて下さい。何でもしますから。
タカ:私 かいわそうな泥棒さんって思た。
神部:ほんま ええ家に泥棒に入ってよかったわ。飯も食わせてもろて そのまま雇てもらえて。
タカ:私も助かりました。神部さんが私たちの家庭教師になってくれたんですもんね。
神部:そうやったなあ。
回想神部:俺が教えます。
回想鈴:また あんた。
回想忠彦:君は泥棒やったよね。
回想神部:でも 大阪帝大を卒業しました。
回想福子:ええっ!
回想萬平:大阪帝大?
回想神部:合ってるやん。そうそう そうそうそう。
神部:それが今では こうやって一緒に 洗濯物干してるやなんてな。ちょっと待ってくれ!
タカ:何?
神部:これは俺のパンツや。
タカ:せやから?
神部:男のパンツを…恥ずかしないんか。
タカ:今までかて 何べんも干してます。
神部:あかん。パンツはあかん。タカちゃんがそんなことしたら あかん。
タカ:何で?
神部:年頃の娘やないか。ほかのやつのパンツは 俺が干すから。これからは 自分のパンツ 自分で洗わせる。
タカ:変な神部さん。
神部:変なんはタカちゃんや。普通は恥ずかしがるぞ。こっち見んな。
●清香軒
まさの:えらいこちゃ。
竹春:どないした。
まさの:ちょっと あんた あんた… 鈴さんが おらん。
竹春:えっ!何やて!
まさの:どないしよ。
竹春:ど…どないしよって。
まさの:どこ行ったんやろ。
竹春:いや ちょ… ちょっと見てこようか。 行こうか。
まさの:行こう 行こう。
その頃 福ちゃんと萬平さんは 真一さんの会社を訪ねていました。
萬平:証券会社なんて初めて来たよ。
福子:大きな会社に勤めてるとは聞いてたけど ほんまに立派な建物ですね。
萬平:うん。
真一:福ちゃん。
福子:あっ 真一さん。
真一:ああ すっかりおなかが大きなって。
福子:もうすぐ産まれるんです。
真一:いや~楽しみだね。
萬平:ええ まあ そうなんですけど…。
真一:どうしたんですか いきなり2人で来るなんて。
萬平:いや 実は…。
福子:母が家出したんです。
真一:家出!? どうして?
萬平:それが…。
福子:いろいろあって。ほんまに つまらない理由やから 聞かないで。
真一:そう…。そやけど ここに来るってことは…。
福子:まだ見つからないんです。絶対 克子姉ちゃんの家に来ると思たんやけど…。
萬平:もしかしたら 真一さんのところに顔を出すかもしれないと思って。
真一:いや… それはないと思うけど。
萬平:でももし お義母さんから 何か連絡があったらすぐに知らせて下さい。
真一:分かりました。一応 掲示板に貼り紙しておいたら?
福子:ん?掲示板?
真一:うん。尋ね人の掲示板だよ。
●街中
福子:あ…。
萬平:これは…。
福子:みんな 空襲で行方知れずになった人たちなんですかね。
萬平:ああ。
福子:克子姉ちゃんの家に戻りましょ 萬平さん。
♪
福子:かわいそうに。
●香田家
克子:はい おしゃべりしてんと寝るんよ。
吉乃:おばあちゃん うちに来えへんの。
克子:吉乃は気にせんでええから。はい おやすみなさい。
子どもたち:おやすみなさい。
克子:はい。はあ…。
♪
克子:ほんまに お母さん どこ行ったんやろ。
福子:ここしか 来るとこはないと思うんやけど…。
萬平:ああ お二人はどうぞ休んで下さい。僕が起きて待ってますから。福子も もう安め。なっ。
克子:大丈夫よ。私はまだやることがあるから起きてるわ。
忠彦:僕もアトリエで描いてるから みんなでお義母さんを待とう。
萬平:すいません。
克子:お茶いれるわ。
福子:ありがとう 克子姉ちゃん。
萬平:はあ…。
福子:ため息つかんといて 萬平さん。お母さん 昔の友だちのとこにでも 行ってるかもしれないわ。そのうち連絡が来ます。
萬平:ああ。はあ…。
福子:萬平さん。
萬平:いや 今のは違う。
福子:えっ?
萬平:昼間見た光景が忘れられないんだ。
福子:あの掲示板…。
萬平:戦争は まだ終わっていないんだ。
福子:そうですね。
萬平:それに あの痩せ細った人たち。なんとか助けてあげられないものか。
福子:ん?萬平さんがですか。
結局 その夜 鈴さんは現れませんでした。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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