朝ドラ「まんぷく」5話、咲姉ちゃんの結婚式から3年が経ち、時は1941年昭和16年の秋。
大阪東洋ホテルで開催された大阪商工会第52回定例会。接客係として駆り出さされた福ちゃんは萬平と再会。
萬平:いや…またお会いできてよかったです。
福子:私もです。では 仕事に戻りますので。
萬平:はい。あっ あの…。
福子:はい?
萬平:福子さんは ご結婚は?
福子:ん?
萬平:結婚はされてるんですか?
福子:まだです。
萬平:そう。
この下りでの福ちゃんのまんざらでもなく表情が秀逸で、さすが安藤サクラ。でも萬平がなぜ福ちゃんを気に入ったのかが今一つ分からず、ハセヒロ頑張れとエールです。そして咲姉のゴホゴホっていう咳き込み…。
明日は真珠湾攻撃を知らせるナレーションが入ることでしょう。そして咲姉の病気の事も…。
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まんぷく(5話10月5日)セリフ
1941年 昭和16年。咲姉ちゃんの結婚式から3年が経ちました。
福子:私はこの日のために特別な出し物を用意しました。
(泣き声)
その間に第2次世界大戦が始まり 日中戦争は日本軍の連戦連勝という報道に世の中は高揚していました。咲姉ちゃんは真一さんと穏やかに暮らしており…。
昭和16年(1941年)秋
●小野塚家
咲:はい。
真一:ありがとう。
●香田家
克子:タカ 学校行く時間よ。
タカ:は~い。
克子姉ちゃんには4人目の子ども学君が生まれていて 忠彦さんは相変わらずの貧乏画家でした。そして21歳になった福ちゃんは…。
●今井家
福子:今日も頑張るぞ~! お母さん 行ってきます。
鈴:今日はいつもどおりの時間に帰ってくるのよね?
福子:遅くなるって言うたでしょ ゆうべ。
鈴:聞いてません。
福子:言いました~!
鈴:今日はかやくごはん作ろうと思って 今 仕込んでたのに。
福子:帰って食べるから。ただ遅くなるだけ。
鈴:何時やの?
福子:分かりません。行ってきます!
鈴:もう!
福子:あ~ もう!
●大阪東洋ホテル
恵:ありがとうございました。
客:世話になったね。
恵:またご利用くださいませ。
福子:ごゆっくりお過ごし下さいませ。
恵:そうや 伝票整理しとかな。
福子:あっ もう私がやっておきました。
恵:ありがとう。もう どっちが先輩か分からへんわね。
福子:何言うてるんですか 保科さん。
大前田:今日6時からの宴会 分かっているね。
恵:はい 支配人。
福子:承知しております。
大前田:君たちも接客係やから よろしゅう頼むよ。
恵:はい。
福子:お任せ下さい。
♪
野呂:今井さん。
福子:はい。
野呂:今日は残業やて?
福子:はい。商工会の宴会に駆り出されるんです。
野呂:厨房も今日は大変や。これ あげるわ。
福子:えっ 野呂さん…。
野呂:ええねん。ええから。
福子:でも私が入社した時からずっと…。
野呂:お母さんに食べさせてあげて。
福子:ありがとうございます。
●大阪商工会定例会パーティー
加地谷:理創工作社の加地谷です。
萬平:立花です。
福子:いらっしゃいませ。どうぞお取り下さい。
恵:いらっしゃいませ。どうぞお取り下さい。
萬平:ありがとうございます。
進行係:それでは 大阪商工会会長三田村克蔵様よりご挨拶を頂戴いたします。お願いいたします。
(拍手)
加地谷:大阪実業界の親分や。
萬平:親分。
三田村:三田村でございます。ああ…東亜の情勢は今まさに風雲急を告げております。我々実業界の人間は 自分の儲けだけを考えとってはいかん。お国のために頑張らなければなりません。
恵:いらっしゃいませ。どうぞお取り下さい。
福子:いらっしゃいませ。
恵:いらっしゃいませ。
三田村:むしろ今こそ我々の出番やと。ここ 大阪から置くにをもり立てるんやと そういう気概で頑張っていこうではありませんか。
参列者たち:そうだ!そのとおり!会長!
(拍手)
三田村:長たらしい話は嫌いなんで…ご清聴 ありがとうございました。
(拍手)
加地谷:行くで。
萬平:えっ?
加地谷:三田村会長 理創工作社の加地谷と申します。
三田村:ああ はいはい。
加地谷:我が社は今 小型の根菜切断機を作っておりまして。
三田村:小型の何?
加地谷:根菜切断機です。
三田村:コンサイ?
加地谷:立花。この立花が開発部門を そして私が営業を担当して 2人で会社を回しております。三田村会長には 是非 うちの製品を陸軍のしかるべき方にご紹介して頂ければと。立花 お前からもお願いしろ。
萬平:あっ ええ…私が作った根菜切断機は…。
加地谷:立花。
萬平:どんなにかたい根菜 例えば ゴボウでもジャガイモでも…。
加地谷:そんな細かいことを説明せんでもええ。
三田村:ハハハ。その根菜か。
加地谷:説明してさしあげろ。
萬平:えっ…。一緒にですね…。
世良:三田村会長!先日 食事会に同席させて頂いた世良でございます。
三田村:ああ あの宴会はおもろかったな。ほんまに。
世良:あの時の写真が出来まして。
三田村:おお…。
世良:男前に写ってまっせ 会長!
三田村:何を言うてる どこが男前や。
世良:めちゃくちゃ男前…。
加地谷:世良勝夫や。個人で商社をやってる男や。君もあれぐらい 調子ようならんとあかんぞ。
萬平:いや…僕には無理です。
♪
萬平:あっ…。
回想福子:この幻灯機 結婚式で使わせてもらえませんか?
回想福子:それが私の心からのお願いです。
客:ああ!申し訳ない!
萬平:いやいや こちらこそすいません。
客:申し訳ない。
恵:大丈夫ですか お客様。
萬平:ああ 大丈夫です。
福子:お召し物が!こちらへどうぞ。
萬平:あっ…。
♪
福子:ズボンをお脱ぎになって下さい。
萬平:えっ…今ここで?
福子:あっ 私 見てませんから。あの こうスッと渡して頂ければ。
萬平:ああ…でも 脱いだら僕はどうしていたら…。下着のままというのは ちょっと…。
福子:あっ そうですね。大変失礼いたしました。気が付かなくて。すぐ乾かします。
萬平:ありがとうございます。今井さんですよね。
福子:えっ?
萬平:福子さん。覚えてませんか?3年前 お姉さんの結婚式の時に…。
福子:あっ!
萬平:幻灯機で写真を。
福子:立花さん!
萬平:そうです!
福子:大変失礼しました。全然分からなかった。
萬平:いや もう3年前ですからね。
福子:あの時は本当にお世話になりました。
萬平:いや こちらこそ。このホテルにお勤めだったんですね。
福子:はい。あの 姉が結婚した頃からここで働いてます。
萬平:そうだったんです… あっ!
福子:あ~!
萬平:あっ すいません。
福子:そぐ乾かします!いや~ご立派にならてましたね。
萬平:えっ…?
福子:いや あのころと雰囲気が全然違うから 立花さん。
萬平:ああ…今は友人と2人で共同経営をしてます。根菜切断機の製造販売を。あっ 野菜を細かく切る機械です。
福子:えっ…幻灯機は?
萬平:ああ それもやってますけど やっぱり新しいものを考えていかないと。
福子:はあ~…発明家なんですね 立花さんは。
萬平:いやいや。ただ考えることが好きなだけです。経営は友人に任せっきりですから。
福子:へえ~。あっ 早くしないと。
萬平:ああ ハハハハ。
♪
福子:失礼しました。
萬平:いえいえ。ありがとうございました。
福子:お時間をとらせてしまい 申し訳ありませんでした。
萬平:いや…またお会いできてよかったです。
福子:私もです。では 仕事に戻りますので。
萬平:はい。あっ あの…。
福子:はい?
萬平:福子さんは ご結婚は?
福子:ん?
萬平:結婚はされてるんですか?
福子:まだです。
萬平:そう。
福子:失礼します。
萬平:はい。
世良:立花君。
萬平:はい。
世良:世良商事の世良です。
萬平:あっ はい。
世良:実は僕は前から知ってるんやで 君のこと。
萬平:えっ?
世良:2年前まで 僕も技術屋やったんや。幻灯機を作ってた。でも君の幻灯機を見て やめたんや。あれは実によく出来てた。正直 がく然としたがな。ほんまの技術屋っちゅうのは こういうやつのことをいうんや。僕には到底かなわへんって。あれ見て僕は 作る方から売る方に転身したんや。
萬平:えっ?
世良:おかげさまで仕事は順調や。君のおかげで。で 今は立花君は何を作ってるんや?
萬平:あっ 今は根菜切断機を作っています。
世良:ほう。
萬平:小型で持ち運びやすくて 野菜だけじゃなく肉でも魚でも細かく刻める。
世良:ほう 小型の根菜切断機か。
萬平:はい。
世良:戦場で重宝しそうやな。ええとこに目ぇつけたな。今度 是非見せてくれ。
萬平:はい。
世良:高平社長!ご無沙汰しております 世良でございます。
高平:お久しぶりです。
世良:お元気でしたか?
高平:元気しているよ~。
●今井家
鈴:幻灯機の人?
福子:咲姉ちゃんの結婚式で写真を映してくれた人。今日の宴会に来てたの。すごくご立派になって。
鈴:覚えてないわ。
福子:もう お母さん泣いてたやな~い。
鈴:写真見て泣いたのよ。映した人なんか知らないわ。それより今日 克子が来てね。咲が体調崩したらしいの。
福子:えっ?
●小野塚家
咲:お帰りなさい。
(せきこみ)
真一:風邪でもひいたんか?
咲:すみません 大丈夫です。
●今井家
福子:咲姉ちゃんが?
●タクシーの中
加地谷:もっともっと人脈を広げんとあかんな。
回想萬平:福子さんは ご結婚は?
回想福子:まだです。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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