朝ドラまんぷく50話、ダネイホン作りに集中し過ぎて、周りが全く見えない萬平にイライラが募る視聴者一同。
福子:社長はダネイホンに熱中して 自分たちのことを忘れてるって。
萬平:そんなこと。
福子:私もそうやと思いますよ。今のままやと…。
萬平:くだらん!そんな どうでもいいこと いちいち僕に言うな!
福子:萬平さんは社長ですよ!自分のことばっかり考えてたら みんながやる気をなくしてしまいます。
萬平:自分のことばっかり?
福子:私かて そうです。源は初めての子です。熱を出したら心配になるのは当たり前です。それなのに あなたは…。
萬平:医者は大丈夫だって言ったんだろうが。
福子:そういうことやありません! 私たちは夫婦なんやから… 源は私たちの子なんやから。
萬平:もういい!仕事に集中したいんだ!子育てはお前に任せる。
典型的なワンマン社長の言い草で、苦笑するばかりの火曜日の朝。朝ドラ恒例の旦那ボンクラ回を見せつけられると、なぜか肩身が狭いと感じてしまうおじさんの独り言です。
それにしても赤津の働きぶり。塩作り&ダネイホン編が終わっても、鈴さんの手下としてずっと登場願いたい永沼伊久也さんの存在感。
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朝ドラまんぷく(50話11月27日)あらすじとセリフ
福子:仕事となると夢中になるから 萬平さんは。その性格は分かってるから 邪魔はしたくないんやけど。仕事に一生懸命になるのも分かりますけど 食べないと駄目です。
萬平:だから…。
福子:栄養食品を作ろうって人が 栄養失調になったらどうするんですか。
萬平:みんながダネイホンを食べて 元気になってくれたら こんなうれしいことはないよな。そうだろ 源。
今日は土曜日。タカちゃんが手伝いに来る日です。
(クラクション)
小松原:あっ!
タカ:ありがとうございました。
佐久間:どういたしまして。
小松原:待ってたで タカちゃん。
増田:タカちゃんが来る週末が 俺ら 楽しみなんや。
タカ:私もです。
堀:あれ タカちゃん 髪切ったと?
タカ:切ってません。
神部:タカちゃん。
タカ:神部さん。
神部:おいで。研究室見せたる。
タカ:はい。
神部:ここがダネイホンの研究室や。
タカ:へえ~。
神部:そしてこれがダネイホンや。牛骨を煮込んで煮込んで 塩を加えてるんや。
タカ:生臭いわ。
神部:まだ出来かけや。臭いはこれから なんとかする。
タカ:見た目も何か…。
神部:気色悪いのも なんとかするって。
堀:ダネイオンがどうしたやと。
増田:自慢するほどのもんか。
小松原:調子乗っとんな ダネイホン組は。神部… さん。
堀:神部… さん。
(源の泣き声)
福子:萬平さん。
萬平ああ?
福子:源が少し熱っぽいの。
萬平:えっ?
(源の額に手を当てて)
萬平:そうかな。
福子:熱っぽいわ。
萬平:そのぐらい大丈夫だろう。子どもは熱を出すもんだ。心配だったら病院に行っておいで。
♪
鈴:私も一緒に行くわ。
福子:お母さんはお昼ご飯の支度があるでしょ。
鈴:大丈夫よ。タカと赤津がやってくれるから。
福子:私一人で行ってきます。
鈴:源ちゃんが大変な病気やったらどうするの。
福子:もう縁起でもないこと言わんといて。
鈴:源ちゃん…。
赤津:大奥様。塩作り組が文句言うてます。
鈴:塩作り組?
赤津:はい。塩を作ってる森本や小松原たちが ひがんでるんです。ダネイホン組が社長にひいきされとる言うて。
鈴:あなたがなんとかしなさい。
赤津:そんな…。
●たちばな栄養食品研究室
萬平:近江谷先生と相談して ビタミンEは菜種油 ビタミンKはワカメからとることにした。
大和田:菜種油とワカメ。
倉永:菜種油は安しなあ。
神部:ワカメはそこの海からとってきたらええ。
岡:よっしゃ 早速集めよか。
倉永:ほんなら 僕 油買うてきます。
神部:ああ 俺も行くわ。
大和田:わいはワカメとってくるわ。
●闇市
神部:ないなあ。あっ あった。1升で150円か。
倉永:あっ…。もう少し まけんかいな。
闇業者:勘弁してもらえないですか。
倉永:いや 高すぎますって これは。
闇業者:なめたこと言うてんちゃうぞ!
神部:待って下さい 待って下さい。
闇業者:おい!お前 いちびっっとんのか こら!
●泉大津の海辺
岡:こんくらいでええやろ。
大和田:せやな。
岡:行こうか。
大和田:行こう。 よう とれたな。
岡:うまくいくかなあ。
大和田:いくわ。
森本:のう あれがあいつらの仕事なんか。
高木:海水浴できて ええのう。
長久保:わしらは こんなきっつい思いしてんのに。
野村:不公平や。
●たちばな栄養食品研究室
萬平:ああ そのぐらいでいいだろう。
神部:はい。
岡:おい ワカメの方はどうや。
倉永:もうちょっとすり潰さんと。
大和田:ペースト状にならん。
タカ:萬平おじちゃん 電話です。世良さんから。
萬平:世良さん?何だ。続けてくれ。
一同:はい。
タカ:今は何をしているんですか。
神部:すり潰したワカメをこれから混ぜるんや。もう少しで出来上がるぞ ダネイホン。
タカ:楽しみ。
(世良と萬平の電話)
世良:栄養食品?
萬平:そうです。ペースト状にしてパンに塗って食べられるように。
世良:立花君 そんなもん売れるわけないやないか。
萬平:でも世の中には 栄養失調で困ってる人たちが大勢いるんですよ。
世良:そら 腹を減らしとるからや。そんなもん買う金があったら 食いもん買うやろ 誰かて。
萬平:でも ダネイホンにはビタミンAとタンパク質とが…。
世良:金を出しとるんは僕らやぞ。三田村会長と僕が投資した3万1500円。そんな訳の分からんもんに使われたら 1円も戻ってけえへん。
萬平:売れます 絶対に。
世良:売れへん。
萬平:売れます!
(電話を切る音)
世良:何や!
萬平:売れないわけがない!
福子:萬平さん。
萬平:医者に行ってきたのか。
福子:はい。
(電話の呼び出し音)
萬平:たちばな塩業です。
世良:立花君。
萬平:必ず売れます!
(電話を切る音)
萬平:どうだった。
福子:先生からは心配ないと言われました。子どもには ようあることやって。
萬平:僕が言ったとおりじゃないか。
(泣き声)
鈴:やぶ医者やないの その先生。
福子:シ~ッ。源が起きる。
鈴:もし 怖い病気やったら どうするのよ。
福子:そんなこと言うたって 大丈夫って言われたんやから。
鈴:まだ熱があるんやない。源ちゃん…。頭… 頭冷やすもん持ってくるわ。
福子:ありがとう。
(ため息)
●たちばな塩業・台所
高木:足りへん?
赤津:もっと ぎょうさん釣ってきてくれ。
堺:僕ら 塩作りで毎日疲れてますねん。
野村:釣れへん日かて ありまんねん。
赤津:それは分かっとるけど。
堺:神部たちにやらせて下さいよ。ダネイホン作ってる連中に。
野村:そうや。あいつら 楽してるんやから!
赤津:言われへんがな。ダネイホンは社長が肝煎りで作ってはるんやから。
高木:分かりました。魚とってきたらえんでしょ。
赤津:そうや。
堺:高木さん?
高木:ええねん どけ。
野村:なんで わいらが。
●たちばな塩業・事務所
福子:分かりました。はい ありがとうございます。赤津さん。
赤津:専売局ですか。
福子:うちの塩が欲しいんやて。
赤津:せやけど 塩作り組の鬱憤は めちゃくちゃたまってます。
福子:えっ?
●たちばな栄養食品研究室
神部:出来ましたね。
萬平:ああ。
神部:ダネイホンの完成や。
萬平:試食してみよう。
神部:はい。
♪
神部:これは…。
岡:あんまり…。
倉永:おいしないです。
萬平:そうでもない。
大和田:まずいです。
萬平:そんなことはない!
大和田:まずいです。
岡:売れませんで。
萬平:やってみなきゃ分かんないだろ!
(足音)
福子:萬平さん。
萬平:何だ。
福子:源が起きます。
(ため息)
福子:何かあったんですか。
萬平:福子には関係ない。
福子:ダネイホンがうまく出来なかったですか。最初っから 思ったとおりにはなりませんよ。そやけど 萬平さんなら きっと最後にはいいものが出来ます。お塩の時かて そうやったやないですか。
(ため息)
回想ハナ:せやけど お母さんの半分くらいは 言いたいこと言うた方がええかも。
福子:萬平さん 仕事に一生懸命になるのは分かりますけど 周りの人たちのことも考えてあげて下さい。
萬平:えっ?
福子:お塩を作ってる人たちが 森本さんや小松原君たちが 不満をためてるそうです。
萬平:不満?
福子:社長はダネイホンに熱中して 自分たちのことを忘れてるって。
萬平:そんなこと。
福子:私もそうやと思いますよ。今のままやと…。
萬平:くだらん!そんな どうでもいいこと いちいち僕に言うな!
福子:萬平さんは社長ですよ!自分のことばっかり考えてたら みんながやる気をなくしてしまいます。
萬平:自分のことばっかり?
福子:私かて そうです。源は初めての子です。熱を出したら心配になるのは当たり前です。それなのに あなたは…。
萬平:医者は大丈夫だって言ったんだろうが。
福子:そういうことやありません! 私たちは夫婦なんやから… 源は私たちの子なんやから。
萬平:もういい!仕事に集中したいんだ!子育てはお前に任せる。
(源の泣き声)
福子:ごめんね…ごめんなさい。
●たちばな塩業・台所
鈴:夫婦ゲンカ?
タカ:萬平おじちゃんがどなって 福子おばちゃんがどなり返して。
鈴:そう どなり返したの。あ~!旦那様 旦那様って あの人を調子に乗らせたら駄目なのよ!
赤津:危なっ!
鈴:ああ やっと私が正しいって分かったのね 福子は。
タカ:おばあちゃん。
こんな時に ろくなことは起こりません。
堺:重いのう これ。
高木:いっぺんに ぎょうさんの魚をとるとっておきの方法があるんや。
野村:とっておき?
高木:ああ。昨日 ここの掃除した時に 見つけたんや。
堺:えっ!
野村:何ですか これ。
高木:驚くなよ~。
堺:おっ!
野村:し… 手りゅう…。
♪
高木:ここやったら バレへんやろ。
野村:はい。
堺:高木さん。
(爆発音)
堺:あっ!魚や!
野村:どんどん浮かび上がってくる!
高木:作戦大成功や!行くぞ!
これが後に 大変な事件につながっていくとは…。福ちゃんも萬平さんも 誰も想像さえしていませんでした。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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