朝ドラまんぷく70話、たちばな栄養食品を解散するんです。ダネイホンの商標と製造方法を どこかに売って会社を畳むんですよ。会社がなくなってしまえば 財務局はどうすることもできない。つらい決断だということは分かっています。でもダネイホンという立派な商品は残りますし 立花さんには相当の額の現金が入る。そのお金でまた新しいことを始めれば…。
先生はしょせん 他人事だと思ってるんでしょ。
思ってません!僕には妹が一人います。僕が戦争から帰ってきた時 妹は死にかけていました。栄養失調です。腹には子どももいるのに もう駄目だと…。妹を助けてくれたのはダネイホンです。あなたがあれを作ってくれなければ 僕の妹も姪っ子も この世にはいなかった。僕はあなたに感謝しています。福子さんから会社を… 立花さんを助けてほしいと依頼を受けた時 僕は何をおいても 引き受けようと思いました。だから僕だって悔しいです! 悔しくて どうにかなりそうだ。
でも 僕は弁護士です。立花さんにとっても最善の策を考えなければなりません。向こうは たちばな栄養食品販売に差し押さえるものがないことは分かってるはずです。このままでいたら 泉大津の会社もダネイホンという立派な商品も この世からなくなってしまうかもしれないんです。お願いします 立花さん。どうか僕を信じて下さい。この方法しかないんです。これが最善の策だと僕は思います。
ひたすら続く菅田将暉氏への千本ノック。ゆくゆくはNHK大河ドラマの主役に、と考えているに違いない制作スタッフの愛のムチ(長いセリフ)。
そして、当時の7万円の罰金や10万円の税金は、今でいうとどのくらいなの?という素朴な疑問に対しては、単純に100倍にして考えいいんじゃないかと。
昭和23年の7万円→平成30年では約700万円
昭和23年の10万円→平成30年では約1000万円
まちがっていたらごめんなさい!
朝ドラまんぷく(70話12月20日)あらすじとセリフ
●大阪・たちばな栄養食品
増岡:東京財務局です。立花社長が脱税で有罪判決を受けましたね。その脱税分に追徴課税させて頂きます。
福子:追徴課税?
増岡:課税額は10万円です。
真一:10万円!?
鈴:どういうこと 福子!
(福子と東弁護士の電話)
東:追徴課税…。
福子:やっと7万円を払ったばっかりやのに 今度は10万円って。
鈴:どういうことよ。
真一:むちゃくちゃや。
東:罰金が7万で 税金が10万ということでしょう。
福子:そんなお金 もう作れません。どうしたらいいんですか 先生。
東:分かりました。また こちらから連絡しますから それまでお待ち下さい。
福子:東京に行きます 私。
真一:東京!?
鈴:何言うてるの 帰ってきたばかりやない。
福子:そやけど 萬平さんに知らせないと。
真一:ここは東先生に任せよう。福ちゃんは無理するな。
鈴:そうよ。大事な体なんやから。
(泣き声)
鈴:福子…。
●東京中野・アメリカ第8軍刑務所・面会室
萬平:僕は納得できません!できるわけないでしょう!
東:僕もです。これがどう考えても不当な課税だ。支払う必要ありません。
萬平:えっ?
東:でも 何もせずにいたら 明日には通知が来て 10日後には 差し押さえに来るでしょう。ひょっとしたら 泉大津の会社も工場も 差し押さえられてしまうかもしれません。
萬平:差し押さえ!?
東:立花さん 僕に考えがあります。でも…。
萬平:でも何ですか。
東:立花さんが同意してくれなければ どうにもできない。
萬平:同意しますよ。どうすれないいんです 東先生。
東:たちばな栄養食品を解散するんです。ダネイホンの商標と製造方法を どこかに売って会社を畳むんですよ。会社がなくなってしまえば 財務局はどうすることもできない。つらい決断だということは分かっています。でもダネイホンという立派な商品は残りますし 立花さんには相当の額の現金が入る。そのお金でまた新しいことを始めれば…。
萬平:簡単に言わないで下さい。簡単に言うな!会社がなくなるなんて 社員たちはどうなるっていうんですか。
東:僕も協力して 再就職先は探します。
萬平:先生はしょせん 他人事だと思ってるんでしょ。
東:思ってません!僕には妹が一人います。僕が戦争から帰ってきた時 妹は死にかけていました。栄養失調です。腹には子どももいるのに もう駄目だと…。妹を助けてくれたのはダネイホンです。あなたがあれを作ってくれなければ 僕の妹も姪っ子も この世にはいなかった。僕はあなたに感謝しています。福子さんから会社を… 立花さんを助けてほしいと依頼を受けた時 僕は何をおいても 引き受けようと思いました。だから僕だって悔しいです! 悔しくて どうにかなりそうだ。
萬平:東先生…。
東:でも 僕は弁護士です。立花さんにとっても最善の策を考えなければなりません。向こうは たちばな栄養食品販売に差し押さえるものがないことは分かってるはずです。このままでいたら 泉大津の会社もダネイホンという立派な商品も この世からなくなってしまうかもしれないんです。お願いします 立花さん。どうか僕を信じて下さい。この方法しかないんです。これが最善の策だと僕は思います。
萬平:分かりました。あなたを信じます。信じます。
●東京中野・アメリカ第8軍刑務所・作業場
剛田:立花君 ボ~ッとしてると どやされるぞ。大丈夫。会社がなくなったって なんとかなるさ。
萬平:どうして知ってるんですか。
剛田:何が。
萬平:今 会社がなくなるって。
剛田:知らないよ。
萬平:いや そういうふうに 言ったじゃないですか 剛田さん。
剛田:あ… 俺は人相見だからさ。
萬平:にんそうみ?
剛田:占い師さ。手相も見るが 顔見ればね そいつの運命が大抵分かるんだよ。
萬平:ええっ。
剛田:あんたはね 最初に会った時から こいつは悪いことできるやつじゃないってことは分かってたよ。で 今日ね 大事なものを ああ 手放すことになるんだなって。
萬平:すごい。
(笑い声)
萬平:教えて下さい。僕はこれからどうなりますか。
剛田:ここから出られるよ。真面目に刑期をつとめれば。
(笑い声)
萬平:4年も待ってられませんよ。
剛田:あんたは 大器晩成型なんだよ。晩年に成功するんだよ。
萬平:晩年って…。
剛田:今 起こってることは全て その時のための糧になるんだよ。だからさ 悲観的になんな。
萬平:じゃあ 今は駄目ってことですか。
剛田:だから 悲観的になるなって 今 言ったばっかでしょう。
萬平:剛田さん…。
剛田:あ?
萬平:何の罪で服役されてるんですか。
剛田:俺か。クソッ… 俺は弟子にやられた。
萬平:弟子?
剛田:占いの弟子だよ。そいつに 金 持ち逃げされてさ 食うに困って 進駐軍の倉庫に空き巣に入ったら とっ捕まっちまった。まさか こんなことになるとはな。
萬平:まさかって。
剛田:ハハハ… 自分のことは占えないんだよ。悲しいよなあ。チキショー チキショー!
●大阪・たちばな栄養食品
岡:会社が危ないんでしょう。そういう時は真っ先に人件費が削られるんやないんですか。
真一:落ち着け。
峰岸:落ち着いてなんかいられませんよ。
森本:わしらも不安なんですよ。
赤津:せやけど こんなこと 奥様や大奥様には聞かれへんしなあ。
小松原:どないなるんですか。
(福子と東先生の電話)
福子:解散?
東:東京財務局に対抗する手段は それしかありません。
福子:ここは 私たちの家でもあるんです。私たちは ここから出ていかないといけないんですか。
東:そういうことになります。福子さん…。
福子:萬平さんは納得したんですか。
東:はい。僕を信じて下さると。
福子:分かりました。そしたら 私も東先生を信じます。萬平さんと私は 一心同体ですから。
東:ありがとうございます。
福子:で どうしたらいいんでしょう。
東:立花さんは ダネイホンの商標と製造方法の譲渡先は 大阪の会社がいいと希望されています。僕も明日 東京をたって そちらに向かいますから できればそれまでに 譲渡先の候補となる会社を考えておいて下さい。
福子:分かりました。そしたら 大阪に着く時間が決まったら お知らせ下さい。
東:はい。失礼します。
福子:失礼します。
●東京・東太一法律事務所
多江:先生。
東: こんな つらい仕事は初めてです。
多江:でも 立花さんたちを助けるための最善の策なんでしょう。
東:はい。
●大阪・泉大津の海岸
福子:初めて ここに来た時のこと 思い出すなあ。
回想福子:海だ~!萬平さん!
回想神部:冷たいな まだ。
回想萬平:うわ! ハハハハ!
回想神部:あっ!
福子:あの時は まだ 源ちゃんも産まれてなくて お金も会社も何にもなくて…。そやけど うれしかった。今から何が始まるんやろうって ワクワクしてた。もう あのころには戻れない。戻れない。せやけど…せやけど大丈夫 源ちゃん。絶対… 絶対 なんとかなるから。
回想福子:萬平さんの夢がかなってきましたね。世の中の役に立つ仕事がしたいっていう夢が。
回想萬平:僕の夢じゃない。
回想福子:えっ?
回想萬平:僕と福子の夢だ。
福子:絶対…。
(泣き声)
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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