朝ドラまんぷく81話、時々フッと思うんだ。自分はこんなことしていていいんだろうかって。
福子:人のお役に立ってるやありませんか。織田島製作所さんかて きっと萬平さんに感謝してますよ。
でも あの子たちは 僕を信用組合の偉い人だと思ってる。泉大津で塩を作り ダネイホンを作った僕を知らない。大変だったけど楽しかったな。
織田島製作所の万能調理器開発に100万の融資を決め、そして昔の塩作り、ダネイホン作りを思い出す萬平に、危うさを感じる視聴者一同。
47歳で無一文になってしまうカウントダウンの始まりで、どうして人は昔を美化したくなるんだろう?という疑問を感じながら、明日に続くです。
朝ドラまんぷく(81話1月8日)あらすじとセリフ
萬平:上半期は皆さんが頑張ってくれたおかげで目標達成です。
(拍手)
喜多村:ただ 7月に入ってからだんだん景気が悪くなってきましてね。
萬平:ああ。
喜多村:どうか油断しないで下さい。
萬平:分かりました。
敏子:萬平さんに私の知り合いの町工場を助けてほしいの。
福子:町工場?
敏子:今まで世の中にない道具を作ろうとしているんですって。
萬平:世の中にない道具?
福子:昔の萬平さんみたいでしょう。
萬平:どこの会社だ。うわっ! あっつ!
鈴:ま… 萬平さん!
●織田島製作所
真一:ここですね。
萬平:はい。
久美子:何か?
萬平:あっ 池田信用組合の立花と申します。
真一:小野塚です。
♪
健三:うちは昔から刃物を作ってるんです。けど 家電会社に勤めてた息子が戻ってきましてね。うちの技術を使うて 新しいものを作ろうて言いだして。
正:考えたのが万能調理器です。
萬平:万能調理器?
正:まだ設計段階ですが。この上の容器を取り替えることでジューサーにもなり ミキサーにもなり 野菜をみじん切りすることもできるんです。
萬平:みじん切り。
真一:ジューサーにもミキサーにもなるんですか。
正:でも まだ細かく切る部分がうまくいきません。
健三:もっと小さくしないと台所に置けませんし。
萬平:万能調理器。ハハハハ。
●パーラー白薔薇
福子:コーヒー2つお待ち遠さまです。ほかにご注文ございますか。
客:大丈夫です。
福子:ごゆっくり どうぞ。
しのぶ:福ちゃん もう時間や。
アキラ:あっ ほんまや。もう時間や。もう今日はええわ。
福子:いや せやけど今日は忙しいから もう少し手伝います。
アキラ:ほんまか? 助かるわ。
●織田島製作所
健三:100万円!?
萬平:池田信用組合が融資します。
正:ほんまですか。
萬平:あの万能調理器を開発するのは資金が必要でしょう。頑張って商品化して下さい。
正:あ…ありがとうございます。
久美子:よかったわね あなた。
正:ああ 絶対 完成させるぞ。
健三:おお 頑張れ お前。
♪
真一:100万円は多すぎませんか。
萬平:大丈夫。
真一:梅田銀行は 景気が悪くなってきたから財布のひもを締めろと。
萬平:でも こういう会社こそ 僕たちが助けてあげなきゃいけないんじゃないですか。この会社は絶対に伸びます。絶対に。
●立花家
福子:ただいま。ごめんね。すぐ晩ご飯作るから。
鈴:子どもたちが学校から帰ってくる前に終わるんやなかったの。
福子:今日は忙しかったんよ。
鈴:理事長の奥さんが どうしてあんなお店で働くの。
福子:その話はもういいって。
鈴:あんな貧乏性に育てた覚えはないのに…。
源:おばあちゃん 雨が降りそうや。
鈴:えっ。
幸:曇ってきた。
鈴:えっ そんなこと…。
源:はよう洗濯物 取り込んだ方がええで。
幸:はよう はよう。
鈴:降りそうには見えないけど。
源:おばあちゃん 足元。
鈴:ん?
(鈴さんの叫び声)
福子:何!? 何 何 何!? どうしたの!
鈴:ムカデよ ムカデ! あ~! あっ ああ~!
(笑い声)
福子:ムカデ!?
鈴:何がおかしいの! いや~!
福子:ちょっと待って。お母さん これ ムカデやない! 源!
(笑い声)
源:黒豆を糸でつないで ようじを刺して作ったんや。
福子:おばあちゃんがムカデが大嫌いなの 知ってていたずらしたんやね。
源:面白かったな 幸。
幸:うん。
福子:はあ… 食べ物でいたずらしないの!
鈴:ああ… ああ…。
福子:それにしても黒豆で…。よう考えたわね。
源:もういっぺん作ってあげようか。
♪
萬平:ほう~。これはなかなかよく出来てる。ハハハハ。本当に源が考えたのか。
福子:うん やっぱり萬平さんの子やわ。いろいろ工夫するのが好きなんやね。
萬平:お義母さんは?
福子:さっきまで寝込んでたけど…。もうしっかり機嫌は直ったみたい。
鈴:あ~極楽 極楽。
萬平:そうだ 福子。
福子:はい?
萬平:織田島製作所に融資することに決めたよ。
福子:あっ 敏ちゃんが紹介してくれた町工場。
萬平:ああ。あの万能調理器は画期的だ。
福子:万能調理器?
萬平:あそこで開発してる商品だよ。説明してやる。まず こう土台となるモーター部分があって。ここに 回転する… 刃物がついているんだ。
福子:ふん ふん ふん。
萬平:そして ここの容器を替えれば ジューサーにもなるし ミキサーにもなるんだ。
福子:えっ 一つの機械で?
萬平:ああ。もう一つ。野菜を細かく みじん切りにすることもできるんだ。
福子:えっ? いやいやいや それって あれやないですか。昔 萬平さんが作ってた根菜切断機。
萬平:そうなんだよ。あのころは 簡単にこうみじん切りにするだけで 十分 画期的だったけど そこにジューサーもミキサーの機能もついてるわけだから これは相当な技術力だ。完成したら絶対に売れるよ。きっとみんな喜ぶ。
福子:それですぐに融資を決めたんですね。
萬平:ああ。敏ちゃんにお礼を言っといてくれ。
福子:はい。
●香田家
忠彦:うん…。
♪
神部:はい。完成おめでとうございます。
忠彦:ありがとう。
克子:そしたら お祝いに お酒もう一本つけましょうか。
タカ:はい。
忠彦:絵が一枚出来たぐらいで そんなことしなくてええよ。
吉乃:うれしくないの?お父さん。
忠彦:うれしい?そんな感覚はもうないな。
神部:何でですか。お義父さんの絵は絶対売れるのに。
克子:この人はね 昔から売れるとか売れないとか どっちでもええと思ってたのよ。自分の描きたい絵を描く。せやから 画商からこういう絵を描いてほしいと言われてもお断りよ。ねっ あなた。
タカ:せやけど 今は描きたい絵を描いてるんでしょう。
吉乃:それが売れてるんやから ええやない。
神部:こんな幸せなことありませんよ。
忠彦:せやけど もっと違う絵を描いてみたいと思う気持ちもあるんや。
吉乃:描けばええやない。
神部:そうですよ お義父さん。
タカ:描いて 描いて。私も見たい。
克子:あなたのおかげで生活も楽になったんやから どうぞご自分の好きな絵を描いて下さい。
忠彦:ありがとう みんな。ただね 問題がある。
吉乃:問題?
忠彦:描きたい絵が分からない。
神部:はっ?
忠彦:違う絵を描きたいのに それがどんな絵かが分からんのや。う~ん…。
克子:茂さん お代わりは?
神部:あっ お願いします。
吉乃:このナス おいしい。
タカ:かしわも食べて 茂さん。
神部:ありがとう タカ。
忠彦:みんなも考えてくれよ。
●立花家
萬平:もう8年か。
福子:えっ?
萬平:こんなに長く続けられるとは思わなかったよ。
福子:ああ 信用組合ですか。
萬平:最初は自分が理事長なんてって思ってたんだけどな。
福子:萬平さんは しっかりつとめてらっしゃいます。
(ため息)
福子:どうしたんですか。
萬平:織田島製作所は家族3人だけでやってるんだ。社長の健三さんと息子の正さん 小さな子どもを背負った奥さんの3人で…。懐かしかったなあ。
福子:懐かしい?
萬平:昔は僕も ああやって もの作りをしてたんだよなって。
福子:はい。
萬平:時々フッと思うんだ。自分はこんなことしていていいんだろうかって。
福子:人のお役に立ってるやありませんか。織田島製作所さんかて きっと萬平さんに感謝してますよ。
萬平:でも あの子たちは 僕を信用組合の偉い人だと思ってる。泉大津で塩を作り ダネイホンを作った僕を知らない。大変だったけど楽しかったな。
福子:はい。
萬平:この子たちに見せてやりたかった。
回想福子:やっぱり萬平さんの子やわ。いろいろ工夫するのが好きなんやね。
福子:萬平さん…。後悔してるんですか。萬平さんは世の中の役に立つ仕事をしているんです。人を笑顔にしてるんですよ。
萬平:もう寝よう。おやすみ。
福子:おやすみなさい。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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