朝ドラまんぷく82話、残業で毎晩遅く帰宅するという萬平に対して世良が、それはおかしい。さっき 会社に電話したら 理事長は定時に退社しました言うとったぞ。
もしかして 女ができたんとちゃうか。残業いうたら 女ができた時の典型的な言い訳や。福ちゃんは結婚して何年や。ほな… ザ・シックスティーンイヤー・イッチやな。16年目の浮気や。
福子:萬平さんは浮気なんてしません。
だから分からんて。あういう真面目なやつほど やりよんのや 僕は全然してへんからな。
世良商事が大きくなり、アメリカと大豆の取り引き。結婚していて5歳の息子がいるという世良勝夫の新情報でした。
朝ドラまんぷく(82話1月9日)あらすじとセリフ
正:この上の容器を取り替えることでジューサーにもなり ミキサーにもなり 野菜をみじん切りすることもできるんです。
萬平:織田島製作所に融資することに決めたよ。
福子:敏ちゃんが紹介してくれた町工場。
萬平:でもあの子たちは僕を信用組合の偉い人だと思ってる。泉大津で塩を作り ダネイホンを作った僕を知らない。
福子:萬平さん… 後悔しているんですか。
萬平:もう寝よう。おやすみ。
●パーラー白薔薇
敏子:ありがとう 福ちゃん。
福子:いや お礼を言われるのは私やない。
敏子:萬平さんにお礼を言うといて。織田島製作所の奥さんもすごく喜んでた。
福子:そやかて あの万能調理器は 絶対に売れるって萬平さん信じてるもの。
敏子:私も紹介したかいがあった。注文しないとね。そしたら…コーヒー。
福子:コーヒー1つお願いします。
アキラ:ユーアーコーヒー。オッケー。
しのぶ:ライスカレー スリー スパゲッティ ワン。
アキラ:え~ ユー ユー ユー ライスカレー。オッケー。ほんで ユーは スパゲッティ。オッケー。
回想萬平:昔は僕もああやって もの作りしてたんだよなって。時々フッと思うんだ。自分はこんなことしていていいんだろうかって。
(ドアが開く音)
しのぶ:いらっしゃいませ。
福子:いらっしゃいませ。
●池田信用組合・理事長室
(時報)
(ノック)
綾:はい。
真一:理事長は?
綾:もう帰られました。
真一:もう? はあ… 決済印をもらいたかったのに。
綾:最近 理事長は定時になったら すぐに退社されます。
真一:どうして?
綾:ん~… 早く家に帰って お子さんの顔を見たいんやありませんか。
真一:ああ ムカデか。
綾:ムカデ?
真一:ああ。源ちゃんとさっちゃんが 黒豆でムカデを作って鈴さんを驚かせたんだ。福ちゃんから やっぱり萬平さんの子どもねって言われたって喜んでた。
綾:理事長が?
真一:うん。あれがうれしかったんだよ。
綾:それで 早くお子さんの顔が見たいんですね。
(ため息)
●立花家
幸:難しい。
源:難しないよ。
鈴:その豆で また あんないたずら するんやないわよ。
2人:はい。
鈴:返事だけはいいんやから。
福子:大丈夫よ お母さん。私がしっかり言い聞かせときました。あんなことしたら おばあちゃんの寿命が縮まるって。
鈴:縁起でもないこと言わんといて。
世良:ごめんください。
源:あっ 世良のおじちゃんや。
福子:世良さん。
源:は~い。
世良:おお! またちょっと大きなったのう 源。幸も大きなった。
源:やっぱり 世良のおじちゃんやった。
幸:声ですぐ分かった。
世良:そうか。せや 2人にな お土産があんねや。 ほれ アメリカのクッキーや。
幸:クッキー!?
源:わあ~。
福子:世良さん。
世良:おお 福ちゃん。昨日 アメリカから帰ってきたで。
福子:へえ~。
♪
世良:これがツナ缶 これがコンビーフや。これが何や… あっ そうや オイルサージンや。塩利いてて うまいで。
福子:缶詰ばっかり。
世良:そらそうや。アメリカは缶詰の本場や。
福子:ふ~ん。
幸:おいしい。
世良:そうか。
源:世良さんは もう半分アメリカ人なんやで。
世良:なわけあるかい!
鈴:それにしても大したもんやわ。あなたみたいに 何べんも何べんも アメリカ行く人 ほかに知らないわ。
福子:世良商事が大きくなったからよね。
世良:まっ 半年に1回やな。ロサンゼルスに行って 大豆を輸入してくるんや。
福子:英語は上達しましたか 世良さん。
世良:あれは無理や。せやけど 身振り手振りでなんとかなる。何とでもなるわ。うちの社員には英語が得意なやつもおるしな。何の問題もあらへん。日本はアメリカに負けたけどな 1対1やったら 十分勝てるど。
福子:さすが世良さん。
鈴:大したもんや。
源:世良のおじちゃん アメリカの話 して。
世良:何て?
源:アメリカの話 して。
幸:聞きたい 聞きたい。
世良:そうか 聞きたいか。そやな… 今回はな 向こうで映画を見てきたぞ。
福子:映画!?
世良:ああ。アメリカ人いうのはな ポップコーンいうのを こう食い散らかしながら 映画を見るんや。
鈴:どんな映画 見たの?
世良:何やったっけな え~ セブンイヤー… 「ザ・セブンイヤー・イッチ」。
福子:「セブンイヤー・イッチ」?
鈴:どういう意味?
福子:セブンイヤーは7年やけど… イッチが分からん。
世良:僕もよう分からん。内容もよう分からんかったわ。
鈴:何や それ。
世良:せやけど 主演の女優がえらいびっぺんでな。マリリン… マ… マ…。
福子:えっ マリリン・モンロー?
世良:そう マリリン・モンロー。
鈴:有名な女優です。
世良:何や知らんけどやな 地面の下からプワ~ッと風が吹いて スカートがフワッとめくれるとこが たまらんかったな。「ワオ!」言うてな。
福子:それは「七年目の浮気」です。
世良:「七年目の浮気」?
鈴:映画の題名や。日本でもやってたわ。
福子:お母さんと2人で見ました 2年前に。
世良:2年前!?
福子:うん。
鈴:今頃 何言うてんの。もう スカートがめくれるやなんて 子どもに聞かせる話やないでしょう。
世良:源は嫌いやないよなあ。
福子:世良さん。今のは忘れて。
鈴:外で遊んでなさい。
源と幸:は~い。
幸:フワ~ッ!
福子:あっ 幸! まねしたら駄目。
世良:2年前か。そうか。先に福ちゃんたちに言うといて よかったわあ。知らんと あっちこっちで言い触らすとこやった。
福子:せやけど 世良さん。マリリン・モンローは べっぴんさんやけど そんな話 奥さんにしたら駄目よ。
鈴:坊ちゃんも5歳になったんでしょう。
世良:せやけど 昨日 もう話してもうたがな。そうか。せやから 今朝は機嫌が悪かったんか。
福子:相変わらずやわ 世良さんは。
世良:まあ ええわ。ところで 何で立花君はおらんのや。信用組合は とっくに閉店する時間やろ。
福子:最近はもうずっと残業なんです。
鈴:帰りは毎日 9時10時やの。
世良:それはおかしい。さっき 会社に電話したら 理事長は定時に退社しました言うとったぞ。
福子:えっ?
鈴:残業してるんやないの。
福子:そしたら どこに…。
世良:もしかして 女ができたんとちゃうか。
鈴:女!?
世良:残業いうたら 女ができた時の典型的な言い訳や。
福子:いや… 萬平さんはそんなことしません。
世良:分からんぞ。福ちゃんは結婚して何年や。
福子:16年目です。
世良:ほな… ザ・シックスティーンイヤー・イッチやな。16年目の浮気や。
鈴:あほなこと言わんといて!
福子:萬平さんは浮気なんてしません。
世良:だから分からんて。あういう真面目なやつほど やりよんのや 僕は全然してへんからな。
♪
萬平:ただいま。うわっ!
福子:お帰りなさいませ。
萬平:どうしたんだ 福子。
福子:お仕事ご苦労さまでした。
(唾を飲み込む音)
萬平:源と幸は?
福子:もう とっくに寝ました。
萬平:おおっ。
鈴:お帰りなさい 萬平さん。
萬平:どうしたんですか お義母さん。
鈴:ちょっとここにお座りになって。
萬平:えっ…。
鈴:お座りになって。
萬平:何ですか。
鈴:福子は 自分の口からは聞けないだろうから 私が代わりに聞きます。
福子:そんなにかしこまらなくても。
鈴:今日は どうして遅くなったんですか 萬平さん。
萬平:残業です。
鈴:うそ。
萬平:えっ。
鈴:今日 世良さんがいらっしゃったの。世良さんが 会社に電話したら 理事長は毎日定時に帰ってらっしゃいますって言われたそうよ。
萬平:(小声で)あの人は余計な…。
鈴:毎日 どこに行ってるの 萬平さん。世良さんは きっと女をつくったんやって。
萬平:女!?
鈴:16年目の浮気やって言うてたわ。
萬平:そんな… いや 僕はそんなことはしないよ。
福子:そしたら何をしているんですか。
萬平:えっ…。
福子:あれ… 萬平さん その手…。あっ… どうしたの。
鈴:何 その汚い手。
福子:まさか…。
萬平:織田島製作所を手伝っているんだ。
鈴:えっ?
福子:毎日?
萬平:ああ。
鈴:織田島製作所?
萬平:うちが融資している町工場です。新しい調理器具を開発していて それを手伝っているんです。
鈴:手伝ってるって… 町工場で働いてるの?
萬平:まあ そうですね。
福子:萬平さん…。
鈴:何なのよ。理事長夫人はパーラーで 理事長は町工場で。全く あなたたちは!
萬平:いや まあ 何なのよって言われましてもね…。ちょっと これ 崩していいですか。あ~。ああ 疲れた。
次の日 福ちゃんは織田島製作所をこっそり訪ねました。
久美子:どちら様ですか。
福子:あっ…。私 あの 立花萬平の妻の福子と申します。
久美子:理事長さんの。いつもお世話になっております。もう本当に立花さんには。
福子:主人は 今 こちらに?
久美子:あっ はい。
萬平:この刃の角度を上向きにするんです。そうすると 切るのと同時に攪拌されて より細かく野菜を細断できます。
健三:なるほど。
正:やってみよう お父さん。
健三:おお。
萬平:じゃあ 僕はここで設計図を描いてみますね。
正:お願いします。
久美子:どうぞ お入り下さい。
福子:あっ いえ ちょっと様子を見に来ただけですから。もう帰ります。
回想萬平:。時々フッと思うんだ。自分はこんなことしていていいんだろうかって。完成したら絶対に売れるよ。きっとみんな喜ぶ。
あんな生き生きした萬平さんを見るのは 何年ぶりでしょう。福ちゃんは複雑な思いを抱いていました。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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