まんぷく(9話10月10日)立花萬平「僕は福子さんに結婚を申し込むつもりです」

(咲のせきこみ)

真一:咲!大丈夫か?

咲姉ちゃんが入院したと聞いて 福ちゃん 鈴さん そして克子姉ちゃんも駆けつけました。

●真田山病院

小宮山医師:ここが白くなってます。ここも。

克子:結核…。

鈴:娘は助かるんですか?

小宮山医師:ここまで進んでると 必ず助かるとは…。とにかく療養が第一です。

福子:咲姉ちゃん。気分はどう?

克子:まだつらい?

咲:はあ…大丈夫。

真一:せきが出なければ楽なんです。薬が効いてるんだよ。

鈴:どうして気付かなかったの こんなになるまで。

克子:せやから 最初の病院では 風邪やって言われたのよ。

鈴:風邪のせきか そうやないかぐらい分かるでしょう。

福子:そんなこと咲姉ちゃんに言うたって。

咲:ごめんなさい お母さん。

真一:申し訳ありません。僕がついていながら。

鈴:私は武士の娘です。こんなことで動じたりしません。

克子:結核は昔ほど怖い病気やないのよ。

福子:でも先生はどうなる分からないって…。

克子:大丈夫よ。咲姉は絶対 元気になる。

鈴:ああ…。

福子:お母さん?

克子:どうしたん?

鈴:大丈夫なんて簡単に言わないで… 咲…。

福子:お母さん…。

(泣き声)

咲:きっと心配してるわ お母さん。

真一:お前は元気になることだけ考えろ。僕がついてる。

咲:はい…。

●香田家

克子:無理してたんや 咲姉は。真一さんに心配かけまいとして。

吉乃:これでええの?

タカ:そうそう 上手。

重之:分からへん。

吉乃:貸してみ。

忠彦:治るんか お義姉さんは。

克子:治るに決まってるやない。

忠彦:医者でもないのに何で分かる。結核やぞ。

克子:こういう時は周りが弱気になっては駄目なの。絶対に治るって信じないと。

●大阪東洋ホテルフロント

恵:そしたら お姉さんは?

福子:しばらく入院することになりそうです。私事で心配かけてすいません。

恵:ううん。付き添ってあげなくていいの?

福子:旦那様がいるし 今は安静するしかないんで。

恵:そう。

加地谷:ここならゆっくり話ができます。あそこで。

仕事先の人:いいですね。

加地谷:立花。

萬平:すぐ行きます。

恵:いらっしゃいませ。

福子:いらっしゃいませ。

萬平:あそこで仕事の打ち合わせをします。

恵:どうぞご利用下さい。

萬平:次の休みは木曜日でしたよね。僕はその日は夕方からなら大丈夫ですから。

福子:あの…その日はちょっと…。

萬平:そうですか。じゃあ 次の休みに僕が時間を空けます。

福子:その日も ちょっと…。

萬平:何かあったんですか?

福子:今は仕事中なので。

加地谷:立花 はよ来い。

萬平:はい。

恵:お客様の打ち合わせが終わった頃に抜けていいわよ。

福子:えっ…。

恵:立花さんにちゃんと説明しないと。

福子:ありがとうございます。

萬平:結核…。

福子:姉のお見舞いに行かないといけないんで しばらくは…。

萬平:そうですか…。

福子:ごめんなさい。

萬平:いや お姉さんのことが一番大事です。何か僕にできることはありませんか?

福子:そんな…。

萬平:その病院は専門病院なのかな。結核の専門医はいるんですか?

福子:ちゃんとしたお医者様やと思いますけど…。

萬平:世の中の医者がみんな結核に詳しいわけじゃない。

福子:えっ…。

萬平:僕がいい医者を探しますよ。見つかったら連絡します。

福子:そやけど…。

●今井家

鈴:ごちそうさまでした。

福子:もうええの?

鈴:食欲なんか ないわよ。

福子:私もごちそうさま。

鈴:気が付かなかったなんて おかしいわ。

福子:えっ?

鈴:真一さんよ。一緒に暮らしてて 咲の具合が悪いことに気が付かなかったなんて。

福子:そやからそれは…。

鈴:私たちの前では咲に優しくしてるけど ほんまはやっぱり冷たい人なんかも。

福子:お母さん やめてよ。

鈴:あなたの結婚相手は私が決めますからね。この方がいい人やったら…。

福子:お見合いはしません!

鈴:福子!

福子:こんな時にできるわけなやない。「ご趣味は何ですか?」なんて聞かれて 「姉のお見舞いです」って答えるの?

鈴:そしたら あの人とも会わないでね。

福子:会いません 今はね。

鈴:今は?

福子:咲姉ちゃんのこと すごく心配してくれてるんよ 立花さんは。

鈴:その名前は聞きたくない!

福子:食欲ないんやないの!?

鈴:やけ食いです!どうして そろいもそろって うちの娘たちは男運が悪いのよ!全くもう!

(いななき)

鈴:ん?何!?

(いななき)

牧:夜分に失礼します。

福子:どうされたんですか?

鈴:この人 昔 咲に結婚申し込んできた…。

牧:牧善之介です。これを咲さんに。結核によく効く漢方薬です。

福子:えっ…。

牧:一日3回 朝昼晩にのめばよく効くそうです。どうぞ。

福子:ありがとうございます。

牧:お母様のご心痛 お察しします。失礼します!帰るぞ 蘭丸。

福子:漢方薬…。

●真田山病院

まつ代:あきません。

鈴:どうして?結核によく効く薬なのよ。

まつ代:お薬は先生から処方されていますから。

鈴:こっちものんでみたらええやない。

福子:お母さん。

鈴:そうでしょ。

まつ代:先生に聞いてきます。

咲:看護婦さんを困らせんといて お母さん。

鈴:私はあなたのためを思って…。

福子:やっぱり 先生が許してくれないと駄目なのよ。

咲:ありがとう お母さん。心配してくれて。

(せきこみ)

鈴:咲…。

咲:ごめんなさい。

福子:大丈夫?

鈴:咲…。

(せきこみ)

鈴:咲…。

●理創工作社

加地谷:なんとか間に合うたな。

萬平:ええ。この改良型でいけるなら すぐに量産体制に入れます。

加地谷:お前の仕事は間違いないわ。これで目標通りの収益も達成できる。この会社 もっともっと大きしたる。俺に任せとけ。

萬平:加地谷さん。

加地谷:うん?

萬平:結核の専門病院をご存知ありませんか?

加地谷:結核?

萬平:ええ。しっかりとした専門医のいる病院です。実は知り合いがやられてしまいまして。

加地谷:ああ 知ってる医者に聞いといたるわ。こりゃ 見た目も悪うない。

萬平:ぜひ お願いします。

加地谷:よっしゃ!

(咲のせきこみ)

その後 咲姉ちゃんの病状は一進一退が続きました。

(咲のせきこみ)

●今井家

鈴:咲を助けてやって下さい あなた。

福ちゃんも鈴さんも 結核が簡単には治らないことを実感し始めていました。

萬平:こんばんは 立花です。

鈴:立花?

萬平:こんばんは。

福子:立花さん。

萬平:結核の専門病院を見つけました。

福子:えっ…。

萬平:そこには専門医がいます。病室も空いてるそうですから 是非お姉さんを転院させてあげて下さい。余計なおせっかいかもしれないけど 早くお姉さんによくなってもらいたくて。

福子:ありがとうございます。

鈴:立花さん 福子の母でございます。

萬平:夜分 失礼します。3年前の咲さんの結婚式で お母様のお顔は拝見いたしました。

鈴:ごめんなさい。あなたのこと 覚えてないわ。

福子:お母さん。

鈴:ご厚意はありがたくお受けいたしますが 福子と関わるのは もうやめて頂けないでしょうか。

福子:お母さん。

萬平:それは福子さんとも話しました。しばらく会うのは控えようと。

鈴:ずっとです! 福子はしっかりした会社に勤めている方に嫁がせます。

福子:今 そんな話 しなくても…。

鈴:立花さん お察し下さい。

萬平:申し訳ありません。それはできません。

鈴:はっ?

萬平:お姉様がお元気になられたら 僕は福子さんに結婚を申し込むつもりです。では 改めて。
(C)NHK朝ドラ「まんぷく」(9話10月10日)立花萬平「僕は福子さんに結婚を申し込むつもりです」
鈴:あっ!

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●このコラム内の写真は全てテレビ画面からの引用で、その全ての権利はNHKにありますので予めご了承願います。また字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。

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(C)NHK朝ドラ「まんぷく」
出典:NHK朝ドラ「まんぷく」番組公式サイト

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