朝ドラまんぷく93話、人にとって一番大事なことは食べること。そして それを作るのも大変な仕事なんだよな 福子。そうだろ!?
覚えてるだろ。戦後 闇市で見たあの行列…。みんな 温かいラーメンが食べたかったんだ。どうして ここで食べられないんだ。あんなに うまくて 僕たちを幸せにしてくれたラーメンが どうして家で食べることができないんだよ。ラーメンだ! 見つけたぞ 福子。ラーメンだ。
本日の教訓:天才の発想に感謝する平成31年。本日のお昼は日清のカップ麺で。
朝ドラまんぷく(93話1月22日)あらすじとセリフ
萬平:明けましておめでとう。
3人:明けまして おめでとうございます。
狭い借家でささやかに迎えた福ちゃんたちのお正月。
福子:よかった。
ところが…。
福子:えっ。
克子:明けましておめでとう 福子。
世良:こんな狭い家に みんなで来んでもええやろ。
あれよあれよと こんなことに。みんなが福ちゃんたちのことを心配してくれていたのです。
福子:みんな おおきに! ありがとう!
年が明けて 1週間がたちました。子どもたちは今日から新学期です。
源:ごちそうさまでした。
幸:ごちそうさまでした。
萬平:そんな急いで食べなくても…。
福子:学校が始まるのが楽しみなんですよ。先生のおっしゃることを よう聞くんよ。
源:はい。
幸:はい。
源:行ってきま~す!
幸:行ってきま~す!
福子:行ってらっしゃい。気を付けてね。
幸:うん。
福子:ああ 私もはよう食べて お洗濯しないと。
♪
回想世良:この男は これまで幻灯機を作り 根菜切断機を作り 塩を作り ダネイホンを作った。次は何を発明するんか 僕は大いに期待してる。
福子:萬平さん。寒くありませんか。
萬平:大丈夫だ。
福子:洗濯物干したら 掃除して種まき手伝いますから。
萬平:僕1人でやるよ。
福子:ええ?
♪
福子:最近 昔のことをよく思い出すんです。
萬平:昔のこと?
福子:戦争中 疎開してた時のこととか。
萬平:確かに 今はあの時の暮らしに似てるのかもな。
福子:それから 戦争が終わって 2人でラーメン食べたこと。
萬平:ああ… 闇市で。
(回想)
福子:う~ん おいしい! あ~ ラーメンや。あっ はい。
萬平:いや もっと食べろよ。
福子:代わりばんこ。
萬平:そうか。
福子:はい。
萬平:うまい!
(回想終わり)
萬平:あのラーメンはうまかったな。
福子:はい。
萬平:懐かしいな。まだ源と幸も生まれてない頃だった。
福子:あっ 今 何時?
萬平:えっ?
福子:萬平さんのお昼ごはん作って 仕事に行かないと。やっ やっ やっ 今 何時? あ~。
(ドアが閉まる音)
●パーラー白薔薇
福子:テレビや。
しのぶ:とうとう うちも買うたんよ。
アキラ:せやねん。お客さんに喜んでもらおうと思てな。
福子:ええなあ。
しのぶ:お店には冷蔵庫もあるし 裏にはうちの洗濯機もあるから。
アキラ:これでうちも三種の神器がそろたっちゅうこっちゃな。
しのぶ:うん。
アキラ:いや~…。
(かしわ手)
アキラ:ありがたや ありがたや。
(かしわ手)
福子:ええなあ ええなあ。
テレビ:「最近の電器製品が所狭しと並んでいます」。
この当時 冷蔵庫 洗濯機 テレビは三種の神器といわれ 戦後の復興を遂げた日本の家庭に急速に広まっていました。
福子:うちには一つもない。
●香田家
忠彦:よし。
(笑い声)
忠彦:絵が出来た。自信作や。ちょっと見てくれ。
克子:後で 後で。
鈴:今 面白いところなんよ。
忠彦:テレビが面白いのは分かるけどな。世の中の人が テレビばっかり見て 誰も絵に興味がなくなったら うちは食べていけなくなるんやぞ。
(泣き声)
克子:どうしたの。
タカ:おばあちゃん。
鈴:急に福子がふびんになって。
忠彦:福ちゃん?
鈴:あそこにはテレビもなければ洗濯機も冷蔵庫もないのよ。もう萬平さんと結婚したのが間違いやったわ。
克子:また それを言う。
鈴:そやかて そやかて…。あっ! アハハ こんなに面白いのに!
(笑い声)
吉乃:ただいま。
忠彦:吉乃 自信作が出来た。見てくれへんか。
吉乃:あっ テレビ テレビ。
(ため息)
●立花家
福子:うん。次は大根の皮をむいて…。
源と幸:ただいま~!
福子:お帰り。あ~! 泥だらけ。
源:学校で遊んできたんや。
幸:鬼ごっこしてた。楽しかった。
福子:お風呂沸いてるから お父さんと3人で入ってらっしゃい。
源と幸:は~い。
福子:ほい よいしょ。
♪
源:お風呂上がった。
幸:上がった~。
萬平:ちょと待て ほら。源 頭をちゃんと拭きなさい ほら。ほら。
福子:さあ ごはんにしましょう。ねっ。
♪
3人:頂きます。
(ため息)
萬平:疲れたのか。
福子:えっ いや… 今日は一日中 バタバタしてましたから。
萬平:貧乏になって僕は暇になったけど 福子の忙しさは変わらないからな。
福子:ほんまに。全然変わりません。
萬平:いや 申し訳ない。僕に何か手伝えることがあれば。
福子:いいんですよ。萬平さんはずっと大変な仕事をされてきたんやから。今はゆっくり休んで 次に始める新しいことを考えて下さい。
源:きんぴら おいしい。
幸:私 おみそ汁が好き。
福子:うん よかった。
萬平:何が一番大変なんだ。
福子:えっ?
萬平:お前が毎日やってる仕事の中で 一番大変なのは何だ。
福子:ああ…。
萬平:やっぱり 洗濯機や冷蔵庫を入れたら 随分楽になるんだろうな。
源:あと テレビも。
幸:テレビ テレビ。
萬平:それはまた別の話だ。食べなさい。
福子:一番大変なんは 毎日の食事を考えることです。
萬平:食事。
福子:今かて もう明日は何を作ろうかなって悩んでます。
萬平:うん なるほど。
福子:やっぱり 一番大事なのは食事ですから。萬平さんがよう言うてましたよね。
(回想)
福子:萬平さんが いつも言うてるとおりですね。
萬平:ん?
福子:人にとって 何より大事なのは 食べること。
(回想終わり)
福子:どうしたんですか?
幸:どないしたん?
源:お父さん?
(回想)
福子:私 大好きなんです ラーメン!
萬平:このラーメンもうまいな。
まさの:ラーメン4つですね。
神部:うまいです。
萬平:人間 食うことが一番大事なんだ!
竹春:食べて。何杯でもいったって…。
(回想終わり)
萬平:ラーメン…。
福子:ラーメン?
萬平:ラーメン! 確かにそうだ。最初にそう思ったのはあの時だ。お前と結婚する前に 憲兵に捕まって…。
(回想)
稲村:食え。生きて大事な女に会いたかったら 食わんとあかん。
萬平:憲兵隊に捕まったあの時 僕は豚になった。人間 食わなければ終わりだ。
(回想終わり)
萬平:人にとって一番大事なことは食べること。そして それを作るのも大変な仕事なんだよな 福子。そうだろ!?
福子:そうですけど…。えっ… ラーメンって何ですか?
萬平:覚えてるだろ。戦後 闇市で見たあの行列…。
回想福子:ラーメンの屋台にこんな行列が…。
萬平:みんな 温かいラーメンが食べたかったんだ。
福子:そう… ですね。
萬平:どうして ここで食べられないんだ。
福子:えっ?
萬平:あんなに うまくて 僕たちを幸せにしてくれたラーメンが どうして家で食べることができないんだよ。
福子:いやいや いやいや せやかて ラーメンは屋台とか中華料理屋さんで食べるもんやから。
萬平:ラーメンだ! 見つけたぞ 福子。ラーメンだ。
福子:は?
その夜…。
福子:咲姉ちゃん…。
咲:な~に?
福子:咲姉ちゃん…。
咲:な~に 福子。
福子:咲姉ちゃん。
咲:明けましておめでとう。
福子:え… あ… 明けましておめでとうございます。
咲:どないしたん?
福子:えっ?
咲:ずっと私を呼んでたやない。
福子:ああ… いや 萬平さんがね ラーメンって言いだしたの。
咲:うん。
福子:「ラーメン!ラーメン!」って。
咲:そう。
福子:どうしたん? 私 もう意味が分からへん。
咲:ラーメンを作るんやない。おうちでできるラーメンを。
福子:せやけど 今まで萬平さんが作ってきたんは 幻灯機に根菜切断機にお塩にダネイホンよ。
咲:脈略ないわよね。
福子:何で いきなりラーメンって…。えっ 脈略なくてええの?
咲:ええんやない。萬平さんは何かひらめいたんよ。今まで 萬平さんの心の中に ずっとあったものが フッと出てきたんよ。
福子:やっぱり?
咲:びっくりしてるかもしれないけど 不安なわけやないんでしょ 福子。萬平さんを信じてるんでしょ。
福子:うん。
咲:萬平さんが次に何を始めるのか 楽しみやって言うてたやない。
福子:言うてた。
咲:そしたら 何も心配しないで 萬平さんをしっかり支えてあげなさい。ほんまに面白い人やわ 萬平さんて。
(いびき)
萬平:ラーメン。
福子:咲姉ちゃん…。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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