朝ドラまんぷく95話、私ね… 学校行きたくないの。いじめられるから。お兄ちゃんは いじめられへんの?私は嫌。学校行きたくない。
いじめられたら お兄ちゃんのとこに来い。僕が守ったる。絶対に守ったるから 一緒に学校に行こう。なっ 幸。お父さんとお母さんには言うなよ。絶対やぞ。
萬平が一夜漬けラーメン開発に夢中になっている一方で、その奇行ぶりが近所で噂になり、お前の父ちゃん、変だぞといじめられた幸と源。
本日の教訓:子どもは親が思っている以上に成長が早い。
というか、一緒に寝てていいのか源と幸…。
朝ドラまんぷく(95話1月24日)あらすじとセリフ
世良:あかん あかん。ラーメンなんか あかん。
福子:何でですか。
世良:そもそも そんなもん 誰も欲しがってないやんけ。
福子:萬平さんが作りたいラーメンは一夜漬けですね。
萬平:一夜漬け。
福子:ニンジンを切って 塩でもんで おもしを載せて 一晩たったら はい出来上がり。
萬平:そうだ 福子。僕の作りたいラーメンは漬物で言ったら一夜漬け。一夜漬けラーメンだ。
福子:ハハハハ…。
●パーラー白薔薇
敏子:一夜漬けラーメン?
福子:せやから それは例えて言えばの話。
しのぶ:おもしを載せて 一晩たったら出来てるラーメン いうわけやないんやて。
福子:そう。
アキラ:けど そのフレーズは やっぱり誤解を招くで 福ちゃん。
しのぶ:キュウリの一夜漬けしか頭に浮かばへん。
福子:お母さんたちにも そう言われたわ。
●香田家
克子:一夜漬けラーメン?
鈴:塩でもんで 一晩たったら出来てるの?
福子:違います。
忠彦:キュウリが入ってんのか。
福子:入ってません 多分。
克子:ナスが入ってんの?
福子:違います 多分。
鈴:絶対まずいわ そんなラーメン。
福子:せやから…。
タカ:気持ち悪うなってきた。
福子:もう 一夜漬けは忘れて。ねっ。とにかく萬平さんが考えてるのは 家で簡単に作れるラーメンなんです。もう 一夜漬けは私が例えて言うただけ。どうも すいませんでした。
鈴:何を開き直ってるの。
●パーラー白薔薇
敏子:そうやね。一夜漬けいう言葉は 福ちゃんと萬平さんの間だけで 使た方がええわね。
しのぶ:それにしたかて そんなラーメンが ほんまに出来るの?
アキラ:せやから 男のロマンやって言うたやん。
しのぶ:誰が。
アキラ:僕や。男のロマンや。
しのぶ:誰の。
アキラ:僕や。
しのぶ:萬平さんや!
アキラ:完全におちょくられてるな。
しのぶ:せやかて 福ちゃんたちも 食べていかなあかんしなあ。子どもらも 学校に通わせてやらんと あかんねんで。
福子:ラーメンが出来るまで 萬平さんの稼ぎはありませんから。それまでは私が働きます。
アキラ:なあ。
しのぶ:うちは そんなにお給料あげられへんよ。
福子:家計を節約しますから大丈夫です。
敏子:無理せんといて。体壊さんといてね 福ちゃん。
福子:ありがとう 敏ちゃん。
アキラ:なあ。
しのぶ:何。
そのころ 萬平さんは中華料理屋さんや屋台を回って いろいろなラーメンを食べまくっていました。
萬平:このスープにはかつお出汁も入ってますか?
店主:へえ。
萬平:やっぱり かつお節かな…。
店主:お口に合いまへんか。
萬平:いや 大変おいしいです。う~ん…。
●街中
吉乃:茂さん。
神部:吉乃ちゃん。仕事終わったんか。
吉乃:はい。
神部:僕もや。一緒に帰ろう。
吉乃:はい。
♪
神部:そうかあ。吉乃ちゃんも もう年頃やもんな。
吉乃:お母さんは はよう結婚しなさい言うけど お父さんは まだ早いて。せやけど 相手がおらんことには どうしようもないでしょ。
神部:うん。僕らも おばあちゃんから ひ孫の顔が見たいって毎日言われて。そんなこと言われても こればっかりは授かり物やからなあ。よいしょ。
吉乃:ただいま~。
神部:ただいま~。
♪
神部:一夜漬けラーメン?
タカ:とにかく 簡単にできるラーメンってことです。
神部:萬平さんの頭の中では もう出来てるんやろうか。
タカ:せやけど 初めにそれ聞いた時 私 気持ち悪うなったの。
神部:いつから作り始めるんやろ。
タカ:初めは 一夜漬けラーメンがまずそうに聞こえたからやと思たけど 気持ち悪さが治まらへんから 病院に行ったの。
神部:ああ…。
タカ:そしたらね…。
神部:ちょっと行ってくるわ!
タカ:えっ。
神部:萬平さんのとこや。
タカ:聞いて!
●立花家
萬平:どんなラーメン?
神部:そうです。
萬平:どんなラーメンと言われても… 実はまだよく分からないんだ。でも必要な条件は見えてきた。
神部:条件?
萬平:まず第1に 食べ物である以上 おいしいこと。
神部:おいしいこと。
福子:そらそうやわ。
萬平:それなりの味はする。でも積極的に買いに行こうと思うほどではない。それじゃあ駄目なんだ。
神部:そのとおりです。
福子:せやけど おいしくても すぎに飽きるようでは駄目ですよ。
萬平:そう。毎日食べて それでもまた翌日欲しくなるようなラーメンだ。
神部:ワクワクしてきました。
萬平:第2の条件は…。
神部:はい。
萬平:安いこと。
神部:安いこと。
福子:それも大事。
萬平:戦争が終わって アメリカから大量の小麦が入ってきた。米が不足していた日本への食糧支援だ。その小麦のほとんどは パンの材料となり学校給食もパンになった。それが今でも続いている。
神部:はい。
萬平:でも そもそも東洋には 面の伝統というものがあるだろう。
神部:うどんとか。
萬平:そうだ。
神部:そばとか。
萬平:そう。
福子:ラーメンとか。
萬平:そう。小麦が安く手に入るんだから ラーメンも安く作れる。僕が作るラーメンも 世の中に安く流通させなければならない。
神部:そのとおりです。
萬平:そして 第3の条件。
神部:はい。
福子:これが一番大事なことやて。
神部:何ですか。
萬平:簡単にできること。
神部:一夜漬けですね!
福子:いや もう せやからそれは忘れてって。
萬平:それが問題なんだ。どうすれば家で簡単にラーメンができるのかが 分からない。
神部:例えば 瓶詰めにしたスープを鍋に開けて 麺を入れて煮込めば出来上がりとか。
萬平:それは手間暇がかかり過ぎるよ。
神部:今の あかん!?
福子:もっと簡単に。
神部:そしたら…。あっ! ラーメンを丸ごと缶詰にして 鍋に開けて煮込めば出来上がり。
萬平:神部君 それももう考えた。
福子:それは 缶の中で麺がふやけて のびきってしまうわ。
神部:そうか…。
萬平:全く新しい発想が必要なんだ。今まで世の中にないものを作ろうとしているんだから。
神部:僕も手伝います。手伝わせて下さい。僕は萬平さんが新しくもの作りを始めたら 絶対に手伝おうって決めてたんです。
萬平:それはありがたいが 神部君 君は会社勤めの身だろ?
福子:そうよ。
神部:仕事が終わったら毎日駆けつけます。
福子:タカちゃんは大丈夫なん?
神部:タカは 僕が萬平さん大好きやって知ってます。
萬平:大好きって そんな…。
福子:神部さん。
神部:ほんまなんです。ほんまに大好きなんです!お願いします 手伝わせて下さい。お願いします。
萬平:分かった 分かった。分かったよ。じゃあ 手伝ってくれ。ありがとう 神部君。
神部:はいっ! 楽しみですね。
●香田家
神部:ただいま~! 遅なって すいませ…。 どないしたんですか。
克子:萬平さんのところに行ってたんでしょ 茂さん。
鈴:あなたが萬平さんのこと好きなのは よう知ってるけど。
忠彦:今日は行くべきではなかった。
吉乃:茂さんいうたら もう。
(泣き声)
神部:どないしたんですか。
鈴:タカがあなたに大事なこと言おうとしていたのに 飛び出していったって。
克子:私たちが 先に聞いてしもたやないの。
神部:えっ 何ですか?
吉乃:タカ姉ちゃんのおなかに 赤ちゃんができたの。
神部:えっ。
忠彦:今 みつきやそうや。
神部:赤ん坊が?
タカ:うん。
神部:ほ… ほんまか タカ。
タカ:ほんまや。
克子:夏には父親になるんよ 茂さん。
鈴:よかったわね。
神部:タカ!
タカ:茂さん。
忠彦:タカが母親か。
吉乃:子どもが子どもを産むみたい。
タカ:吉乃。
克子:私がおばあちゃんになるやなんて。
鈴:私はひいおばあちゃんよ。
忠彦:茂君 これからは北浜食品の仕事 ますます頑張らないとな。
神部:えっ?
鈴:毎日 まっすぐ うちに帰ってくるのよ。
神部:毎日?
鈴:当たり前でしょう。
神部:はい…。
●立花家
福子:何だか お塩やダネイホンを作ってた時のことを思い出しますね。神部さんもあんなに張り切ってしもて。
萬平:ああ。彼が手伝ってくれると いろいろと心強いよ。
福子:やっぱり…。
萬平:ん?
福子:ううん 何でもない。
萬平:何だ 言ってみろよ。
福子:やっぱり 性に合わなかったですか 理事長のお仕事は。
萬平ん?
福子:いや せやかて 織田島製作所の万能調理器に関わってた時の萬平さんは生き生きとしてました。やっぱり もの作りがしたかったんやなあって。
萬平:性に合わなかったら 8年間も信用組合にはいなかったよ。自分にとってはいい経験だった。でも… 確かに福子の言うとおりだ。あの万能調理器を初めて見た時 何て言うんだろうな…。血が騒ぐというか 体がうずくというか 子どもみたいにワクワクしてた。ハハハ。
福子:やっぱり もの作りの人なんや 萬平さんは。
萬平:そうだな。
福子:そしたら 今は幸せですね。
萬平:ああ。
福子:私も幸せです。
♪
幸:お兄ちゃん。
源:何や。
幸:私ね…。
源:どないしたんや 幸。
幸:お父さんとお母さんには絶対言わんとって。約束して。
源:約束する。
幸:私ね… 学校行きたくないの。
源:何で。何でや。
幸:いじめられるから。
源:お父さんのことか。
幸:お兄ちゃんは いじめられへんの?
源:あんなん 相手にすな。僕は平気や。
幸:私は嫌。学校行きたくない。
源:いじめられたら お兄ちゃんのとこに来い。僕が守ったる。絶対に守ったるから 一緒に学校に行こう。なっ 幸。
幸:分かった。
源:お父さんとお母さんには言うなよ。
幸:うん。
源:絶対やぞ。
幸:うん。
源:もう寝よう。
子どもたちが そんなことを話していようとは 福ちゃんも萬平さんも夢にも思っていませんでした。
萬平:問題は むしろ麺か。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
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