なつぞら(100話7月25日)昭和38年の秋、雪次郎が大役を務める舞台が本番

NHK連続テレビ小説

なつぞら(100話7月25日)

昭和38年の秋 雪次郎君が大役を務める舞台が本番を迎えました。

●舞台「かもめ」観客席

茜:雪次郎君の晴れ舞台も見逃せないわよね。

なつ:はい。

光子:こんにちは。

咲太郎:おっ あんたも来たのか。

亜矢美:こんにちは。

なつよ 幕が開くぞ。

●舞台「かもめ」楽屋

雪次郎:うわっ あ~… ありがとうございました!

咲太郎:雪次郎 やったな! よかったぞ お前。

雪次郎:本当ですか? お~ ありがとう。

なつ:本当にすごかった。すごくよかった。

雪次郎:本当に? なっちゃん。

なつ:うん 何て言うか… うん すごかった!

亜矢美:すごかったしか言ってないよ。

咲太郎:なつがこう言う時は本当なんだよ。

光子:これなら 北海道からご家族を呼んでも安心してもらえたかもしれないわね。

雪次郎:いやいや まだまだですよ。マダムに見てもらえただけでもうれしいです。あの 亜矢美さんはどうでした?

亜矢美:う~ん まだまだかな…。ていうか まだまだできるっていう まだまだよ。それ見ただけでも感動したよ。

雪次郎:ありがとうございます!

咲太郎:母ちゃんはめったに褒めないからな。すごいことだぞ。

雪次郎:はい うれしいです。あの茜さんもイッキュウさんも 忙しいのにわざわざ ありがとうございました。

坂場:僕は蘭子さんを見たかったから。

雪次郎:あっ… そうですか。

なつ:正直に言わなくたっていいでしょう。

坂場:あなたは正直に言ってないんですか?

なつ:そういうことじゃなくて!

茜:やめてよ こんな所で…。

蘭子:まあ 皆さん 今日はどうもありがとうございました。

なつ:蘭子さん すごかったです!

咲太郎:まだ言ってるよ。

蘭子:ありがとう。

なつ:雪次郎君をこれからもよろしくお願いします。

蘭子:雪次郎君の面倒を見るのは咲ちゃんの役目でしょう。私と雪次郎君はもう ただの共演者だから。

雪次郎:蘭子さん… ありがとうございます。

●おでん屋「風車」

咲太郎:それじゃ 雪次郎に乾杯!

一同:かんぱ~い!

レミ子:頑張る かんぱ~い!

雪次郎:頑張る 乾杯! ありがとうございます!ありがとうございます。ありがとうございます。

亜矢美:はい 皆さん 今日はおでんの仕込み さぼっちゃいました ハハ…。だから とことん飲んでちょうだい! はい。

咲太郎:そのかわり 俺が今日はお天ぷらを揚げるからな。

雪次郎:あ~ 咲太郎さんの天ぷら 久しぶりだ!

光子:本当においしいの?

雪次郎:いや おいしいんですよ これが。

亜矢美:料理人だったお父上直伝だもんね。

咲太郎:そう。思い出の中のな。これ食って 明日からも頑張れよ 雪次郎。

雪次郎:はい!

頑張れよ。俺の天ぷらを本当に教えたかったな。

レミ子:蘭子さんに共演者だって認めてもらえたもんね。羨ましいわ。

坂場:蘭子さんの芝居は確かにすごいと思いました。

雪次郎:えっ?

坂場:しかし 劇団としては どうなんでしょうか?

雪次郎:どうって?

坂場:演出にしても何か新しいものを生み出してやろうとする意欲を全く感じることができませんでした。

なつ:何を言いだすんですか…。

雪次郎:あれはチェーホフですから。

坂場:チェーホフなら 新しくなくてもいいんですか? 昔の人から教えられたような ありきたりの新劇でいいんですか?

なつ:ちょっと!

雪次郎:ありきたりだと? 蘭子さんの芝居がありきたりだと言うのか?

坂場:いや ただ蘭子さんの芝居を見せるために やってるように見えたと言ってるんです。 そのための劇団でもいいんですか?

雪次郎:何言ってんだよ… あんたに何が分かるんだよ!

咲太郎:あ~ おい おい おい… 油使ってんだから そんなに興奮するな!

坂場:あなたはそう思いませんか?

なつ:やめて下さい! それを言ってどうするんですか?

坂場:僕は雪次郎君がそれを変えてゆく きっかけになればいいと思ったんです。

なつ:え…。

雪次郎:きっかけ?

坂場:せっかく蘭子さんに認めてもらえたのなら 何か新しいものを生み出すきっかけになればいいと 僕はそう思いました。雪次郎君が蘭子さんや劇団を変えてゆくような そういう存在の役者になってほしいと思いました。

咲太郎:なるほどな。ただの共演者で満足するなということか。

亜矢美:うん それは言えるかも。

咲太郎:そうすれば 蘭子さんだけの劇団じゃなくなるし辞めた劇団員たちを見返せるよ。

雪次郎:はい…。

レミ子:そのことで 最近 劇団は分裂したばかりだから。

坂場:そうでしたか。

茜:だったら 初めからそう言えばいいのに。

なつ:そうですよ! あなたは人の反感を買ってからでないと まともなことが言えないんですか?

坂場:問題を考えもせずに いきなり答えを出すことは傲慢です。

なつ:それで結果的に傲慢に思われてるんですからね。少しは気を付けて下さい。

坂場:分かりました…。どうも失礼しました。

雪次郎:あっ いえ…。

なつ:はあ… 全く もう。

光子:仲がいいのね 2人は。

亜矢美:あっ そういうお二人さん?

坂場:いえ ただの仕事仲間です。

なつ:そうですよ。

光子:ちょっと ねえ… 焦げ臭い!

咲太郎:ああ! 天ぷら焦げた!

一同:ああ~…。

雪次郎:今日はありがとうございました。

なつ:ちゃんと送ってあげて下さいよ。

坂場:無論です。

茜:じゃ また明日。

なつ:はい。ごめんね。イッキュウさんが変なこと言って。

雪次郎:ううん…。なっちゃんとイッキュウさんって 恋人でないの?

なつ:えっ… 違うわ。

雪次郎:本当に?

なつ:ただの仕事仲間だって 向こうも言ってたでしょ。

雪次郎:そうなの? もうとっくにそうなってると思ってたわ。イッキュウさんはなっちゃんのこと 好きだと思うけどね。

なつ:あの人の気持ちは さっぱり分かんない。そうかなって思った時もあったけど。

回想坂場:一生をかけても あなたと作りたいんです。

なつ:結局 仕事で必要とされてるだけみたい。

雪次郎:なっちゃんは好きなのかい?

なつ:一緒に生きれたらいいなとは思うけどね。

雪次郎:それは好きってことだべさ!

なつ:したって 好きでも一緒に生きられないことだってあるし たとえ 相手に好きになってもらえなくても 好きなことがおんなじなら 一緒に生きれてることだってあるんでないかい?

雪次郎:そんなこと考えてんのか? なっちゃんは。

なつ:おかしい?

雪次郎:おかしくはないけど… 何か寂しいな。

なつ:雪次郎君だって言ってたべさ。今は好きだ何だと そったらこと言ってる場合じゃないって。私も今はとにかく テレビを成功させることだけ考えなくちゃ。

雪次郎:切ねえな なっちゃんは…。

なつ:なして?

雪次郎:もっと人に甘えたらいいべさ。わがまま言ったらいいべさ。 好きなら好きって 自分から言ったらいいべさ。

なつ:私が一番好きなのは 仕事だから。まあ 結局 前に夕見が言ってたみたいに 同志でいることが一番いいんだわ。

雪次郎:そしたら 俺も今は 舞台の成功だけを考えなくちゃな。

なつ:えっ?

雪次郎:したらね ありがとう!

なつ:うん。

そして 雪次郎君の舞台は最後まで無事に終わりました。

●舞台「かもめ」楽屋

雪次郎:お疲れさまでした お疲れさまでした…。蘭子さん!

蘭子:お疲れさま。

雪次郎:今日まで本当にありがとうございました。

蘭子:今夜 打ち上げが終わったら うちにいらっしゃい。場所は分かってるわよね? 2人だけでお祝いしましょう。

雪次郎:はい…。お疲れさまでした…。

●おでん屋「風車」

なつ:ただいま。

亜矢美:お帰り。

レミ子:なっちゃん。

なつ:レミさん。雪次郎君は一緒じゃないんですか?

レミ子:雪次郎君は今頃 どうなってるんだろう…。

なつ:えっ? え… どうかしたんですか?

レミ子:雪次郎君が…。

なつ:雪次郎君が?

なつ:蘭子さんの家で会うからといって そういう関係だとは…。

レミ子:そうなったらなったで しかたがないんだけど 私は雪次郎のことが心配なのよ なっちゃん。

なつ:どうして?

レミ子:蘭子さんは 根っからの女優だもん。恋愛も仲間も自分の演技の肥やしにしかできない人よ。

亜矢美:そういう人に今の雪次郎君が溺れてしまったら 役者としては潰されちゃうかもしれないってこと。

なつ:えっ…。

●亀山蘭子の自宅

蘭子:何? それ。

雪次郎:あっ ケーキです。

蘭子:ありがとう。後で頂きましょう。

雪次郎:はい。

蘭子:はい。乾杯。

雪次郎:お疲れさまでした。

蘭子:お疲れさま。はあ… どうぞ座って。

雪次郎:蘭子さん…。俺は蘭子さんが好きです。

蘭子:あっ… からかってるの?

雪次郎:違います。

蘭子:じゃ 気の迷い?

雪次郎:違います! 俺は迷ってなんかいません。蘭子さんをずっと好きでした。

蘭子:私には芝居しかないのよ。芝居しかない女よ。

雪次郎:だから好きなんです。俺もこのままずっと蘭子さんと芝居をしていきたいんです。

蘭子:こんな所に呼んじゃったから 何か勘違いさせちゃったのかしら?

雪次郎:これは… 俺の勘違いですか?

蘭子:そういう覚悟をして ここに来たわけ?

雪次郎:はい… 来ました。

蘭子:そう。

●感想
今週、初めて20%を割ってしまった視聴率。やはり北海道の柴田家が必要だと叫んで、ネタバレを一つ。

亜矢美さん、北海道に行きます。帯広の「雪月」で働きます。

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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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