なつぞら(102話7月27日)昭和38年12月「百獣の王子サム」放送開始

NHK連続テレビ小説

なつぞら(102話7月27日)

●新宿「風車」

亜矢美:あ~ もう見てらんない もう…。あ~!

昭和38年12月 なつたちの作ったテレビ漫画が日曜日の夕方に始まりました。

テレビ:♪あいつは怪力 

●十勝・柴田家

(歓声)

●新宿「川村屋」

(歓声)

(笑い声)

なつたちのこの苦難と冒険は やがて未来のジャパニーズアニメーションの担い手たちへとつながってゆくのです。

●十勝・柴田家

(富士子となつの電話)

テレビ:♪あらしのサム ハレルヤサム いつか王者だサム

富士子:なつ 見たさ。面白かったわ。

なつ:本当に?

富士子:本当さ。ちー君も好きになったみたいで じ~っと見てたわ。

なつ:それはよかった。ちー君に会いたいな。

富士子:なつの名前もちゃんと出てたね。じいちゃん 思わず「おっ!」て声出してたわ ハハ…。

なつ:ハハハハ… そっか。じいちゃんは?

富士子:なつのテレビ見終わって すぐ牛舎戻った。

●柴田家・牛舎

泰樹:テレビぐらい買え!お前ら 遅れてるもな。

菊介:おやじ。

悠吉:うん?

菊介:労働組合作って 賃上げさせるべ。

悠吉:それより わしはもう引退したいわ。近頃 腰がこわあて…。

泰樹:それは困る。

菊介:ハハハハハハハ…。

●十勝・柴田家

富士子:時間出来たら すぐ帰ってきなさないね。

剛男:どれ 代わるかい。

富士子:したらね。

剛男:あっ… なして!

富士子:電話代もったいないべさ。別に用事ないしょ。

剛男:声を聞くのが用事だべさ! なあ。

地平:うん?

●喫茶「リボン」

なつ:どうだった?

桃代:思ってたより 絵は動いてたんじゃない?

ウエイトレス:お待たせしました。サンドイッチとチキンライスでございます。

なつ:そう? 私なんか テレビ見てたら やっぱり動きがぎこちないなって。

桃代:あっ… そんな中でも なっちゃんらしいなって思うところもたくさんあったよ。モノクロじゃなければ 私が色を塗りたいくらいだけど。

なつ:私より猿渡さんって人がすごいの。もう パパッと描いちゃう。

桃代:それじゃ 順調なんだ。

なつ:それがそうでもないんだよ…。問題はやっぱり あの人よ。

●東洋動画テレビ班

荒井:あんた ええ加減にせえや! あんたの要求聞いとったら みんな4000枚ぐらい 描かなあかんことになるやないか!あの「鉄腕アトム」見てみいな あれ 1000枚前後で出来てるっちゅう話やぞ。

坂場:「鉄腕アトム」という作品の魅力があっての話です。うちは うちらしい個性を出さなければ 太刀打ちできないでしょう。

荒井:放送でけへんかったら意味ないやろ! このままやったら ひとつきで放送でけへんようになるぞ!

なつ:荒井さん! 大丈夫です。私がなんとかしますから。

荒井:なんとかするって お前 そんな簡単なこと… どないすんの?

なつ:これから描く予定の原画を見直します。例えば ここのトラ同士が仲間割れをして喧嘩をするシーンですけど…。こういう乱闘シーンは手間がかかるので こんなふうに土煙で覆ってしまうんですよ。この煙だけをモコモコ動かして 煙の中から面白いポーズや表情をしたトラの止め絵が飛び出してくるんです。

茜:ああ… それで喧嘩を表現しちゃうんだ?

坂場:これは…。

猿渡:それはいいアイデアだよ なっちゃん!

なつ:猿渡さんのやり方を見ていて思うついたんです。あっ それから サムがトラをやつけるシーンですが やっつけるサムの画に 画面いっぱいに星だけ出しちゃうんですよ。その次の瞬間に 伸びてるトラを見せれば サムの強さも表現できます。

一同:あ~…。

なつ:まあ テレビは小さな子どもも見てますから これは手を抜くというよりも 暴力を振るう場面をなるべく見せたくないんです。

茜:そうよね。それで枚数も少なくできれば 一石二鳥ね。

猿渡:すごいよ なっちゃん!

なつ:でも そのかわり ちゃんと丁寧に見せたいところには 枚数をかけられるようにしたいんです。イキュウさん 思い切って こういうことをやってはいけませんか?

坂場:それを決めるのは あなたです。私はそれを最大限 生かせるように話の内容を考えてゆきます。

なつ:はい!それじゃ皆さん よろしくお願いします!

一同:はい!

荒井:よっしゃ ほな それでいこう! よっしゃ!

●帯広「雪月」

妙子:ありがとうございました。

そしてそのころ 北国では。

妙子:いらっしゃい…。

雪次郎:ただいま。

妙子:雪次郎…! 何さ あんた 帰るなら帰るって 知らせてくれたらいいしょや。

雪次郎:うん…。

妙子:父さんとばあちゃんに知らせてくる。
 
回想欄子:あの人の分も生きて 演じてほしいのよ。頑張ってほしいの これからも。

とよ:アッハハハハ…。ハハハ…。雪次郎! あんた 帰ってこれたんか!

雪次郎:ただいま ばあちゃん。あっ 父さん ただいま。

雪之助:正月帰るんだら ちょっと早いんでねえか おい。

妙子:あんた。

雪次郎:クリスマスに間に合うようにと思ってな。父さん クリスマスケーキ作るべ!

雪之助:ん?

とよ:うん?

雪之助:何だ お前。

とよ:どしたの?

雪次郎:うん…。

妙子:雪次郎…!

雪次郎:父さん 言ったべや。諦める時は潔く諦めれって。

雪之助:諦めたのか?

とよ:そ… その芝居で失敗したのか? セリフ忘れたのかい?

雪之助:そんなことで…。

雪次郎:そったらことでねえ! もう悔いはねえんだ。だから決めたのさ。俺は菓子屋に戻る。

雪之助:バカでねえか! そったら中途半端なことで菓子屋になれっか!

雪次郎:だったら 父さん… 俺を鍛えてくれ!中途半端な菓子屋として 人間として 俺を鍛え直してくれ。頼む…。父さんのもとで もう一度やってみたくなったんだわ…。

雪之助:本気か?

雪次郎:本気だ。

雪之助:逃げてきたわけでねえんだな?

雪次郎:逃げてねえ…。捨ててきた。

妙子:雪次郎…。

●天陽のアトリエ 

(戸の開閉音)

天陽:うん どうした? もう搾乳の時間か?

雪次郎:相変わらず やってんな。

天陽:雪次郎!

雪次郎:久しぶりだな 天陽。

天陽:帰ってきたんかい。

雪次郎:おう… もう ずっとな。

天陽:ずっと?

雪次郎:おう。これからは ずっとこっちさ。喜べ。

天陽:別にうれしかねえわ。

雪次郎:相変わらず冷めてんな。

天陽:あっ しばれたべ? 何か持ってくっか…。

雪次郎:ああ いい…。後でお前の嫁さんに挨拶するべ。

天陽:おう。そうしてくれ。

雪次郎:倉田先生にも挨拶に行かねばな…。

天陽:ああ そりゃ喜ぶべな。あ… よっちゃんや番長も呼んで 一緒に酒飲むべ。

雪次郎:うん。

天陽:みんな お前に会いたがってるぞ。

雪次郎:あっ お前 なっちゃんのテレビ見たか?

天陽:ああ 兄貴から聞いたけど テレビなんて買えんからな。

雪次郎:欲しくもないんだべさ。あ… 俺もテレビに出てたんだ。

天陽:ああ 声だけな。

雪次郎:それは知ってんのかい。

天陽:なっちゃんも相変わらずやってんだな。

雪次郎:うん。なっちゃんは相変わらずだ。どんどん 先行くぞ。脇目も振らずって感じだな。俺は結局 なっちゃんには追いつけもせんかった。

天陽:競争じゃないべ 人生は。

雪次郎:そだな…。

天陽:お帰り 雪次郎。

雪次郎:ただいま 天陽。

天陽:何だ お前。

●新宿「風車」

蘭子:そう…。北海道に戻ったのね…。別に心から辞めろって言ったわけじゃないのに…。

亜矢美:彼は それも分かってましたよ。分かったから 辞められたんだと思います。

なつ:雪次郎君 あれからじっくり考えて 気付いたそうです。自分は開拓者になるなら 演劇じゃなく菓子屋だって。

咲太郎:俺は少し残念ですけどね。

蘭子:だったら もうあれも剥がしたら?

亜矢美:うちは 思い出を捨てない店ですから。あれは残しておきましょう。メリークリスマス。

蘭子:メリークリスマス。

ああ なつよ… 降り積もる雪がやがては解けるように時間は過ぎてゆくだろう。そこに残るのは思い出か 愛か…。来週に続けよ。

●感想
「なつぞら」最終回までのあらすじが判明しましたので、少しずつ、以下のネタバレに書いていきますのでよろしくお願いいたします。

ハッピーエンドではありますが、あの人がいなくなって全国のファンが号泣しそうだと書いて、来週に続きます。

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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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