天陽君が描いた雪月の包装紙と「大草原の小さな家」が結び付いて、なつ曰く「どうしても描いてみたいと思ったのさ」。
これで来週は十勝でロケハンが行われ、再来週には千遥が再登場というフラグが立ち、実に巧い!と太鼓判を押して本日のセリフをどうぞ。
なつぞら(137話9月6日)
なつ:「大草原の小さな家」? 開拓者の話?
坂場:一緒にやってみないか?
天陽:<絵を動かすのが君の仕事だって 優ちゃんに言われたんだろ?>
優:これ ママが描いたんでしょ? 優ちゃん これ見たいよ ママ!
なつ:見たいの? 優 これ見たい?
優:うん 見たい!
●十勝・柴田家
(電話)
坂場:はい もしもし 坂場です。
なつ:あっ 私。よかった。まだ行ってなくて。
坂場:どうしたの?
なつ:あの企画 まだ動いてない?
坂場:あの企画?
なつ:ほら…「大草原の小さな家」。
坂場:ああ… まだ企画書も出来てないよ。だから通ってもいない。
なつ:それ 私がやりたい。
坂場:えっ?
なつ:私にやらせてほしいの。
坂場:うん… 分かった。
なつ:あっ 今すぐには無理だけど…。
坂場:分かってる。慌てなくてもいい。あとは帰ってから話そう。
なつ:うん…。
坂場:大丈夫そうだな?
なつ:うん… じゃあね。行ってらっしゃい。
坂場:うん。行ってきます。
富士子:なつ。
なつ:母さん…。私 やっぱり仕事を続けるわ。
富士子:答えが出たんだね。
なつ:うん…。また天陽君に答えを教えてもらっちゃった。
それから 土曜日の晩です。
剛男:やっぱり 子どもたちが帰ってくると にぎやかでいいな。うん。
明美ちゃんが札幌から帰ってきました。
明美:えっ なつ姉ちゃん 月曜日にもう帰っちゃうの?
なつ:うん… もう少し いようかと思ってたんだけど 仕事が気になりだして。
明美:何さ もっといればいいのに。
富士子:あんたこそ 明日 もう帰っちゃうんでしょ?札幌に。
明美:私は月曜日から仕事。なつ姉ちゃんはやっと夏休みが取れたんでしょ。優ちゃんだってもっと こっちにいたいよね?
優:ママは忙しい人だから 優ちゃんはわがままを言わずママを助けてあげなくてはいけなせん。
富士子:えっ…。
剛男:おお…。
明美:なつ姉ちゃん そんなこと言わせてんの?
なつ:ううん 勝手に。
富士子:きっと光子さんの教育だわ。
剛男:優ちゃんの周りには強い女性ばかりいて頼もしいな。
照男:柴田家の女も強いからな。
砂良:男が弱いだけでしょや。
剛男:まあ 男は弱いふりして 本当は強いのが真の男だ。
富士子:えっ ず~っと弱いふりしてたの?
剛男:そうだよ。何で気付かないのさ。
なつ:したけど 明美ちゃんがこんなに強くなるとは思わんかったね。
明美:うん?
なつ:女子大出て 本当に信さんの後 追って放送局に入るんだもん。女で仕事をしていくのは大変でしょ?
明美:大変なんてもんでないよ。どこの部署も 男だけの猿山みたいなんだから。
富士子:いい人いないのかね? その中に。
明美:なして そういう発想になるかね 母さんは。
明美:女は結婚のために生きてるわけじゃないべさ これからの時代は。
照男:お前 だんだん夕見子に似てきたな。
明美:夕見姉ちゃんは 結局 中途半端だったわ。
なつ:そんなことないよ 明美ちゃん。夕見だってちゃんと自分の人生を生きて 結婚だってしたんでしょや。
明美:そうかもしれないけど… 仕事してると 男がどんどん小さく見えてきて。
剛男:まあ 男は小さいふりして…。
照男:おやじが言うと説得力ないもな。
泰樹:なつはずっと仕事を続けていくんか?
なつ:うん…。本当はね じいちゃん もう辞めてもいいかと思ってたんだわ。でも… 天陽君と話して またやりたくなったの。やるって決めた。
泰樹:そうか。
明美:いつ話ししたの? 天陽君とどこで?
なつ:いつでも。どこでもさ。
明美:ん? どういうこと?
富士子:分かんないの? あんた それでもテレビ局務まるの?
明美:なしてさ… テレビは曖昧な表現が許されないの。
砂良:なっちゃんは仕事を続けるべきだと思うわ。
なつ:砂良さんもそう思う?
砂良:だって…なっちゃんの作品をきっと千遥ちゃんもどこかで見てると思うから。きっと千遥ちゃんはそれを見て なっちゃんが元気でいることを知って安心してるんでないかな。
富士子:そうだね… きっとそうだと思うわ。
地平:ちはるちゃんって なつおばさんの妹?
砂良:あんたがおなかにいる時 一度 ここを訪ねてきてくれたのよ。
地平:その話は 子どもの頃に聞いたよ。
なつ:北海道まで会いに来てくれたんだもんね 一度は…。私は作品を作りながら 千遥に呼びかけていたんだわ ずっと…。私はここにいるからって…。また会いに来てねって…。それをやめるわけにはいかないわ。
富士子:うん…。
なつ:ハハ…。
砂良:優ちゃんには 頼もしい女の連合軍がついてるから大丈夫さ。
優:うん!
(笑い声)
●マコプロダクション
麻子:これは?
坂場:企画書です。
麻子:企画書?
坂場:「大草原の小さな家」をやりたいと思います。
麻子:それって もしかして…。
坂場:はい。奥原なつが その気になりました。
麻子:なっちゃんが…。それはつまり… うちに来てくれるってこと?
坂場:そうです。
麻子:東洋動画 辞める気になったの?
坂場:今すぐにというわけにはいかないでしょう。 恐らくは 今 取りかかってる作品が終わってからだと思います。 だけど 自分からこれをやりたいと言いだしたんです。
麻子:イッキュウさんのため ということでもないのね?
坂場:違います。
麻子:そう…。なら大歓迎よ。
神地:おお なっちゃんが来んのか!
下山:ハハハ… 面白くなるな!
桃代:だけど 東洋動画は泣きますよ。
神地:泣かされてきたのは なっちゃんや俺たちだよ!
下山:まあ まあ まあ まあ まあ… 東洋動画の悪口言うの やめようよ。俺たちの故郷じゃない。ね。それになっちゃんは 辞めたがってるわけじゃないでしょう。こっちをやりたがってるんでしょ?
麻子:それにしても よく決心したわね なっちゃん。
坂場:北海道に行って 決心をしたんです。だから間違いないと思います。
♪
麻子:原案? 「大草原の小さな家」は 原作じゃなくて原案なの?
坂場:はい。この小説はあくまで 原案にしたいと思います。この作品の世界観の中で我々が生きられる物語を これから生み出したいと思います。
●西荻窪・坂場家
なつ:できた? 鍵 頂戴。
優:はい。よいしょ…。
なつ:ただいま!
優:パパ いないよ。
なつ:いなくても パパにただいまって言いたいでしょ。
優:ただいま! パパ ただいま!
なつ:ハハ…。よいしょ…。
♪
坂場:これを天陽君が?
なつ:うん。
坂場:この少女は…。
なつ:それを描いてみたくなったの。その絵とあの物語が重なったのよ。それで どうしても描いてみたいと思ったのさ。
回想天陽:アニメーションの世界は僕には分かりません。なっちゃんと生きられるのはイッキュウさんだけなんです。どうかなっちゃんのこと よろしくお願いします。
優:パパ お帰り!
坂場:あっ 優! お帰り!
優:ただいま!
坂場:おお…。楽しかったか?
優:うん! あのね ほんもののお馬さん見たんだよ。
坂場:お~ そうか よかったな。
なつ:天陽君の絵なのよ それ。
坂場:えっ?
なつ:天陽君が最後に描いた絵も やっぱり馬だった。それを見て 優は本物だって言ったのよ。
坂場:優… それが本物だってよく分かったな。偉いぞ! ハハ…。そうか お馬さんがいたか。
優:うん。
♪
坂場:これが企画書だ。
なつ:もう書いたの!?
坂場:舞台は日本 北海道にする。
なつ:えっ?
坂場:北海道を舞台にして その物語を創ってみたいんだ。
なつよ また新たな物語が始まりそうだな。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
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