「スカーレット」まで23日。なつぞら(138話)東洋動画に退職願を出してマコプロへ

NHK連続テレビ小説

朝ドラ101作品目「スカーレット」まで23日。なつがマコプロへの移籍を決意し、東洋動画スタジオに退職願を提出。それを目の当たりにした山川社長の表情が秀逸で、古屋隆太さんの演技に大拍手。

なつぞら(138話9月7日)

●西荻窪・坂場家

坂場:これが企画書だ。

なつ:もう書いたの!?

坂場:舞台は日本 北海道にする。

なつ:えっ?

坂場:北海道を舞台にして その物語を創ってみたいんだ。

なつ:北海道の開拓者の家族の話にするってこと?

坂場:そう。

なつ:だから… 私にやってほしかったの?

坂場:というより 僕も柴田家の家族に影響を受けてるんだと思う。柴田家だけじゃなく天陽君や十勝の人々に…。この日本にもささやかな日常を一生懸命に生きている開拓者たちがいることを その作品を通して描きたいんだ。リアルに もちろんアニメーションにしかできない表現で…。それをできるアニメーターは誰かと考えたら 君しかいないだろ。

なつ:本当にそんな企画通るの?

坂場:マコさんは賛成してくれた。必ず企画を通すって。ただしマコさんの条件も 君が作画監督を引き受けてくれるならということだ。

なつ:作画監督を?

坂場:うん。下山さんも神っちも それならこの作品に協力したいと言ってくれたよ。

なつ:下山さんも神っちもいるのに 私が作監をやるの?

坂場:君にやる気があればの話だけどね。

なつ:分かった…。イッキュウさんが演出をしてくれるなら 是非やってみたい…。やりたい。

坂場:(雪月の包装紙を手に取り)この絵を君が受け継ぐんだ。

こうして なつは決意したのです。

●東洋動画スタジオ・作画課

なつ:仲さん。

仲:なっちゃん おはよう。

なつ:おはようございます。あの… お昼に少し 時間を取って頂けないでしょうか?

仲:いいよ。僕は弁当だけど。

なつ:私もです。

仲:うん じゃ一緒に食べようか。

なつ:はい。

●東洋動画スタジオ・休憩室

仲:一体どうしたの? 話したいことがあるんでしょ?

なつ:はい…。

仲:言ってごらんよ。

なつ:はい…。実は…辞めたいんです。この会社を辞めようと思ってます。

仲:それは アニメーターをということ?

なつ:違います。この仕事は続けたいと思ってます。アニメーターはやめません。

仲:うん つまり…ほかでやりたいということか。

なつ:はい そういうことです…。

仲:そうか… 君もか。

なつ:申し訳ありません。

仲:どうして謝るの?

なつ:私は仲さんのおかげで… 皆さんにも力になってもらって この会社で仕事を続けることができました。それを裏切ることになります。

仲:なっちゃんは それを裏切りだと思ってるの?

なつ:えっ?

仲:この会社を裏切りたいとか 僕たちを裏切りたいと思ってる?

なつ:そんなことは思ってません。

仲:だったらその選択は裏切りじゃないのよね?

なつ:仲さん…。

仲:マコちゃんのところに行くのか。

なつ:はい… どうしてもやってみたい企画があって。

仲:そう… うん それでいいと思うよ。

なつ:いいですか?

仲:アニメーターは もう一つの会社にこだわってる時じゃない。それより一つの作品にこだわるべきだろう。

なつ:はい…。私 仲さんの弟子でよかったです。

仲:弟子?

なつ:はい。自分で自分の道を決めるしかなくなっても 弟子は弟子ですから。これからも一生そのつもりです。

仲:弟子か…。弟子なら話が違ってくるな。

なつ:えっ?

仲:それはやっぱり裏切りだよ。冗談だ。

なつ:はあ… 仲さんには一番冗談が似合わないんですから。冗談を言う時は冗談だという雰囲気を出してもらわないと誰も笑いませんよ。

仲:あ… そうか?いや…今まで生きてきて気付かなかったな。うん…今度からそうしてみよう。

●東洋動画スタジオ・社長室

(山川社長に退職願を提出)

なつ:これは…純粋に私のわがままです。どうかお許し下さい。

●東洋動画スタジオ・テレビ班作画室

佐藤:奥原さん!

なつ:あっ はい。

佐藤:社長に退職願を出したんですって?

なつ:はい…。

佐藤:そういうことは私を通してくれないと… いや 困るよ!

なつ:すいません…。

佐藤:本当に困るよ。君 大事な戦力なんだから…。「魔界の番長」だって大変好調なんだよ。

なつ:はい。

佐藤:この番組は最後までやってくれるんだよね?

なつ:はい そのつもりです。

佐藤:何たって君は 主要なキャラクターを作り出したメインの作画監督なんだから!

なつ:はい。

堀内:あっ あの… 私が作画監督をやってはいけないでしょうか?

佐藤:奥原さんの代わりに?

堀内:代わりはできませんけど たとえ奥原さんが抜けたとしても その穴を埋めることはできるかと思います。

なつ:堀内さんなら絶対にできます。

佐藤:分かりました。放送はこの先 どこまで続くかまだ分からないけども どこかで堀内君にも作画監督をやってもらいましょう。

堀内:分かりました。

佐藤:辞めんのか…。もう できる人から辞めていくな この会社は。

荒井:取らんといて!

なつ:堀内さん…すみません。

堀内:いや いいんだよ。とっさにチャンスだと思っただけだから。

なつ:それなら ありがたいです。

堀内:少しは なっちゃんの負担も減らすことができたか?

なつ:はい すいません。

堀内:しかし なっちゃんが辞めるなんて…。やっぱり子育ては大変だよな。

なつ:いえ… マコプロに移るんです。

中島・堀内:ええっ!

荒井:ほんまに!?

なつ:すいません… 皆さんにこのような形で報告することになって…。あっ でもこの作品は最後まで手を抜かずにやりますので 皆さんもどうかこれからもよろしくお願いします。

社員:よろしくお願いします…。

中島:お… お願いします…。

なつ:じゃ すいません…。

中島:えっ…。

堀内:よし。

中島:ちょっと 堀内さん 堀内さん…。

●四谷「風車プロダクション」

(ノック)

なつ:遅くなりました。

優:ママ お帰りなさい!

なつ:優 ただいま。

光子:お疲れさま。

咲太郎:お疲れ。

なつ:あれ 今日は2人だけ? お待たせしちゃってごめんなさい。

咲太郎:優とゆっくり遊べて楽しかったな。

優:うん。

光子:なっちゃんは大丈夫? 大変だったでしょう?

なつ:いいえ…。お兄ちゃん 光子さん 私 来年になると思うけど またイッキュウさんと一緒に作品を作ることにしたから。

咲太郎:えっ…。

光子:イッキュウさんと?

優:パパと作るの?

なつ:うん そうだよ。また新しいことに挑戦することにした。

咲太郎:北海道でそう決めたのか?

なつ:うん… 優とそう決めたの。

優:あれ作るの?

なつ:そうだよ。

優:やった~!

なつ:ハハハ…。

咲太郎:よく分かんないけど お前もよかったみたいだな 北海道。

なつ:うん。

光子:それなら その作品にうちの声優を使ってちょうだいね。

咲太郎:お~ それは頼むぞ!

なつ:分かった… 頑張る。

●自宅への帰り道

なつ:優… ママはずっとお仕事するからね。優にはこれからも寂しい思いをさせちゃうかもしれないけど これからも絵を動かしていくからね。

優:うん いいよ。ママ 大好き。

なつ:ママも優ちゃん大好き。

優:でも 番長は嫌い。

なつ:えっ? 番長もいいやつだよ。 行こう。

なつは年が明けた昭和49年の3月まで東洋動画で働きました。ああ なつよ そしてまた新たなキャンパスに向かえよ。来週に続けよ。

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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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