なつぞら(140話)開拓者の取材で泰樹の過去が明らかに

NHK連続テレビ小説

朝ドラ101作品目「スカーレット」まで20日。 ロケハンに来ていたなつたちの取材で明らかになった泰樹じいちゃんの過去。

なつぞら(140話9月10日)

なつたちは 開拓者家族の暮らしを取材するため 北海道の十勝にやって来ました。

●十勝・柴田家

麻子:すみません どうかお構いなく。

富士子:何もないですけど。

砂良:搾りたての牛乳を召し上がって下さい。

下山:ハハハ…ありがとうございます!

桃代:神地:頂きます!

桃代:うん おいしい!

麻子:本当 新鮮。

坂場:この牛乳の違いを我々は絵で表現しなければならないんです。

下山:何だろう… 濃さの違いかな。

桃代:色は白いけど ちょっと黄色がかってんのかな?

神地:いや~ 要するに このおいしさの違いを描けばいいんだよ。

砂良:何だか大変そうね。

なつ:こうやって 何でも感じることが大切なの。

泰樹:なつ… それで?

なつ:それでね じいちゃん じいちゃんの昔の話をみんなは聞きたがってるんだわ。

泰樹:えっ? 何の話じゃ?

なつ:開拓の話。じいちゃんがこの十勝にやって来た頃の話を聞かせてほしいの。

富士子:それを テレビ漫画にしたいんだって。

麻子:泰樹さんは どうして北海道に渡っていらしたんですか?

なつ:富山から来たんでしょ? そういう話を私もまだ詳しく聞いたことがなかったから。

泰樹:いや… わしには… 親がおらんかったんじゃ。

なつ:えっ?

泰樹:幼い頃に亡くしたんじゃ 2人とも…。はやり病でな。

なつ:じいちゃん… それでどうしたの?

泰樹:親戚の農家に… そのうちの養子になったんじゃ。働かなけりゃ… ただのやっかい者じゃった。

なつ:それで北海道に渡ってきたの? 18の時に。

泰樹:そうじゃ…。

坂場:北海道に渡れば 土地は手に入ったんですか?

泰樹:まあ 土地といっても原野だ。ほとんどが原生林じゃ。

坂場:そこを開墾されたんですね。

泰樹:3年のうちに切り開いて 国の検査を受け それで合格したらようやっと自分の土地になった。

なつ:たった一人でそれを成し遂げたんだ。

泰樹:いや だから土が悪くてな 作物は思うように育たんかった。

なつ:それで牛飼いも始めたんだね。

麻子:初めからこの音問別に入植されたんですか?

泰樹:いやいや 初めはもっと帯広に近い十勝川のほとりじゃった。うん。

富士子:移住したんだもね。

坂場:移住ですか?

富士子:大正11年だから… 私が8つの時だったね。

泰樹:うん…。

坂場:何があったんですか?

富士子:十勝川が氾濫したのさ。大洪水になったね。家も畑も牛舎も流されて…。

泰樹:家族と馬が助かっただけ よかったんじゃ…。

富士子:それで音問別に来て また開墾から始めて… それから1年もしないうちに母さんが病気で亡くなってしまったのよね。

なつ:じいちゃんは…本当に苦労したんだね。

砂良:お義母さんも。

神地:その洪水は使えるかもしれないぞ? イッキュウさん。

坂場:えっ?

麻子:神っち 使えるって…。

神地:あ… いや失礼。けど せっかくのお話を聞かせてもらったのに無駄にしては申し訳ないと思いまして。

泰樹:ハハハ… 何か役に立ったかね?

坂場:はい。とても…。開拓者にとって一番の心の支えは やはり家族だったんでしょうか?

泰樹:家族に限らんかもしれん。誰もが支え合って それで開拓者は強くなったんじゃ。

●柴田牧場・集乳場

なつ:母さん ごめんね。部屋まで用意してもらって。

富士子:なんも。照男らが新しく離れを建ててから 部屋は余ってるもね。

坂場:本当に助かりました。

砂良:ここもね 牛舎の設備が新しくなって 使わなくなりそうなんだわ。それでお義母さんと何かしようかって話してるの。

なつ:ここで? 何をすんのさ?

富士子:柴田牧場のアイスクリームさ。

砂良:牧場を見たいという人もいるのさ。そこで ここをお店にしたら そういう人がたくさん来てくれるんでないかって お義母さんが。

なつ:へえ~ 母さんと砂良さんが そんなこと考えてんだ。

砂良:これは私とお義母さんの いわば開拓だもね。

坂場:そう。開拓ですか。

なつ:ねえ 母さん… 母さんは知ってたの? じいちゃんの昔のこと。

富士子:ああ… じいちゃん 富山にいた頃のことはあんまり話したがらなかったからね。

砂良:子どもの頃から一人で生きてきたようなもんだったんですね じいちゃんは。

富士子:そう思うと… ここに来た頃のなつを じいちゃんは自分と重ねて見てたんだね きっと。

坂場:それは どういうことですか?

なつ:いろいろあったから… 9つでここに来た時。

(回想)

なつ:私をここで働かせて下さい。

泰樹:それでこそ赤の他人じゃ。明日から夜明けとともに起きて働け。

なつ:はい!

泰樹:お前には もうそばに家族はおらん。だが わしらがいる。

なつ:おじいさん…!

泰樹:お前は堂々としてろ。堂々とここで生きろ。

(回想終わり)

坂場:そして君も 人と支え合いながら 強くなっていったということか。

なつ:そうだね…。

●柴田牧場・牛舎

なつ:この牛舎で私は育った。昔は手絞りだったんだけど 今はバケットミルカーという機械で搾乳します。

菊介:よし したら この菊介さんが手絞りでの搾乳を教えてやるべよ。誰か挑戦する人?

一同:はい!

菊介:ハハハハハハ。おう… したらカメラのお嬢さんから。

桃代:はい!

菊介:はい。牛に蹴られないように注意しろや。

桃代:えっ 蹴るんですか?

菊介:牛が怖がったら蹴るべさ。

神地:怖い顔しちゃダメだよ。

下山:優し~く 優し~くね。

桃代:いまから触るよ よろしく。

菊介:おい… おいおい。

桃代:仲よくしてね。

菊介:おねえさん おねえさん! 動くな お前…。お~ いいんでねえか。うまい うまい うまい…。

麻子:神っちはスケッチしないの?

神地:あ… いや スケッチすると記憶に残らない気がするんですよね。絶対に忘れまいと目で見た方がいいんです。

照男:すごい!

神地:いや~ そんなことないですけど…。

照男:やっぱ うまいもんだな。

下山:あっ… どうも。

神地:あっ そっちか…。

●十勝・門倉家の作業小屋

門倉:ほれ ハハハハハハ…。これはラッパという種をまく農具だ。

優:うん…。

門倉:そしてこれが大正時代にこの十勝で開発された農機具だ。三畦カルチベータという。

坂場:3つの畝をいっぺんに掘り起こせるんですね。

麻子:十勝の開拓者が考えたんですか?

門倉:そうだ。これはうちのじいさんが実際 使ってたもんだ。

なつ:番長のおじいさんは どっから来たの?

門倉:四国の香川県だ。

良子:うちのじいちゃんは四国の徳島県なんだわ。

なつ:そんじゃ よっちゃんと番長の先祖は 近かったんだね。

門倉:俺たちが十勝で出会うことは 運命だったんだわ ハハハハ…。

良子:勝農の演劇部を手伝ったのが運の尽きだったわ。ハハハ…。

桃代:あのさ 番長って あの番長?

なつ:ん?

神地:だよね 魔界の番長だよね!

門倉:奥原! あれ見てたぞ。やっぱり あれ俺か? 奥原が俺を主役に…。

なつ:いや あの 原作の漫画がたまたま似てたから…。

門倉:俺が本物の魔界の番長だ! どうだ? 優ちゃん。うあああ…!

優:うん… 番長 大好き!

門倉:そうか…。よし! ほら 行くべ 行くべ! よいしょ… ほれ! 

ちょっと 危ない 危ない 危ない…!

門倉:ワハハハハ…!

良子:あれでしばらく機嫌がいいわ。なっちゃん ありがとう。

なつ:えっ?

良子:好きなだけ見てって。ちょっと あんた…!

坂場:モモッチ ここも撮っといて下さい。

桃代:はい。

坂場:写真。

●柴田牧場

麻子:開拓者が切り開かなければ 見られなかった景色なのね。

なつ:そうです。

神地:アニメーションだって 俺たちが切り開かなければ何も見られないからな。

坂場:我々の作る景色も いい景色にしましょう…。

桃代:あっ 陽平さんだ!

坂場:その森の中に入っていって…。

下山:そうだ 優ちゃん ちょっとこの辺 走ってみてよ。

優:うん!

(牛の鳴き声)

坂場・なつ:優!

なつ:優! お~ お~ お~。はいはい 大丈夫よ…。

優:パパ 大丈夫?

なつよ どうやらイッキュウさんたちにも 何か届いたようだぞ。

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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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