「スカーレット」まで6日。なつぞら(152話)夜明けの朝日に励まされた開拓時代

NHK連続テレビ小説

朝ドラ101作品目「スカーレット」まで6日。泰樹おんじととよばあちゃんの会話が実にチャーミング。

とよ:なしたのさ。私が好きなら好きって言えばいいべさ。それ言いに来たんだべ?

泰樹:口が裂けても言えん。

齢90で色恋話をさらりと交わす老人になりたいものだなと、「なつぞら」も残り4話。寂しい限りです。

なつぞら(152話9月24日)

●十勝・柴田家

テレビ・レイ:「父さん…」

テレビ・父さん:「行ってこい レイ…。お前がいなくても俺がこの牧場を守る。お前の分まで守ってみせる。だから行ってこい。お前はお前の夢を守れ」

テレビ・レイ:「父さん!」

(風の音)

●西荻窪・坂場家

(すすり泣き)

優:おばあちゃん 泣いてる。

富士子:何か なつとじいちゃんの時のこと思い出して…。

坂場:泰樹さんも見てくれたかな?

富士子:電話してみる?

なつ:いい 大丈夫。何か… つながれた気がした。

その翌日 泰樹さんは久しぶりに遠出をしたようです。

●帯広「雪月」

雪次郎:はい いらっしゃい… あ 泰樹さん。えっ お一人ですか?

泰樹:うん。

雪次郎:大丈夫なんですか? 

泰樹:一人で歩ける。

雪次郎:あ… すいません。

泰樹:雪次郎。

雪次郎:はい。

泰樹:亜矢美さんがいると夕見子から聞いたんじゃがな。

雪次郎:ああ 亜矢美さんは今年の春 辞めたんです。また旅に出ました。

泰樹:あ そうかい…。

雪次郎:亜矢美さんに会いに来たんですか?

泰樹:いや…。いや あれじゃ…。

雪次郎:あれ?

泰樹:ばあさん いるか?

雪次郎:あっ ばあさん…。

とよ:はああ… とうとう 私に会いたくなったのかい?

泰樹:は?

とよ:私が恋しくなったってことは いよいよお迎えが近いね。

泰樹:あんたは死神かい。

とよ:天使だべさ ハハハ…。大丈夫 あんたは天国だ。安心しなさいや。

泰樹:そっちは まだ来んのか?

とよ:お迎えかい? 何度か来たね。けど追い払った。

泰樹:ハハハ… しぶといな。

とよ:開拓者1世だからね。そう簡単にはくたばんないもね。なしたのさ。私が好きなら好きって言えばいいべさ。 それ言いに来たんだべ?

泰樹:口が裂けても言えん。

とよ:ハハハハ… したら 何なのさ?

泰樹:あんた… なつのテレビ見たか? 

とよ:なっちゃん? テレビ? ああ漫画かい? そりゃ見てるさ。あれのおかげで あんた うちは大もうけなんだわ。観光客が増えてるべさ。なっちゃんに足向けて寝らんないわ。

泰樹:昨日 見たか?

とよ:昨日? ああ。あれ昨日だったかい…。見たよ。あれかい… あんたとなっちゃんの別れを思い出したんかい?

泰樹:朝日を思い出したんじゃ。

とよ:朝日? ああ…。

泰樹:何度も見た ああいう朝日を… 開拓してる頃にな。この土地を捨てよう… そう思っても朝日を見ると気力が湧いてきた…。ここで諦めるなって… 励まされた。

とよ:へえ~。

泰樹:そういう朝日を なつが見してくれた…。

とよ:夜明けに感動したんかい…。まあね 夜明けに励まされるってことは何度もあったね。

泰樹:なつは… そういうものを作ってるんじゃ。

●マコプロダクション

なつたちの製作は梅雨に入る頃に大詰めを迎えました。スケジュールは遅れ 放送の前日ギリギリになんとか完成することも当たり前になっていました。

(電話の着信音)

麻子:はい マコプロです。

藤森:もういい加減にしろよ マコちゃん! 演出を呼べ 演出を!

麻子:演出は今 あいにく出払っています。

藤森:ふざけるなよ お前ら。本来なら1週間前に納品する約束だろう! それを前日でいいなんて開き直ってないだろうな!

麻子:すみません。開き直っているわけじゃないんです。もう それしかないんですよ 視聴者の期待に応えるためには。ここで手を抜けなんて言ったら みんな開き直って逃げ出してしまいます。

藤森:おいおい… 脅かすなよ マコちゃん。

麻子:すみません。彼らを支えているのは もういいものを作っているというプライドしかないんです。絶対に穴はあけませんから…よろしくお願いします。

藤森:はあ… 頼んだよ。

(電話が切れる音)

石沢:局の藤森さんですか?

麻子:そう。いい? 絶対にイッキュウさんに言っちゃダメよ。

石沢:はい。

麻子:苦情を現場に伝えちゃダメ。

石沢:あ… 分かりました。

麻子:作品の質は最後まで 絶対にこっちで守るわ。こうなったら私も腹くくるわよ。

町田:あっ…! あ~! すみません! 回収した動画のカット袋を水たまりに落としてしまいました!

下山:ええっ! 

町田:すいません!

石沢:何やってんだよ!

麻子:すぐ確認して!

石沢:あ~ あちゃちゃちゃちゃちゃ…!

麻子:何か拭くものある?

あららら…。

はい はい はい はい はい…。

なつ:ダメだ。

坂場:全滅か?

なつ:使い物にならない。

麻子:すぐ戻して描き直してもらって。

町田:ダメです! 外注はもう限界です。描き直せって言ったら もうやめると言いだしかねません!

麻子:じゃ こっちでやるしかないわね。

町田:お願いします。

茜:私だって限界よ…。これは動画チェックじゃなくて 一から描けってことでしょ? 無理よ そんなことは!

下山:茜…。

茜:どうやってそんな時間作れっていうの!

なつ:茜さん 私も手伝うから。

茜:なっちゃん 何言ってるの! なっちゃんの仕事だって 24時間寝ないでやっても間に合わないくらいあるでしょ!

なつ:それでも! やるしかないの。

下山:僕も手伝うからさ 茜。子どものことは一晩ぐらい お義母さんに見てもらおう。

なつ:大丈夫。茜さんはできる限りでいいから。

神地:俺もやるから 茜ちゃん。

麻子:けど 原画は原画で 急がないと間に合わないわよ。

坂場:しかたない。描き直すカットは できるだけ動きを少なくするように…。

なつ:動きは変えなくても大丈夫! みんなの腕は上がってるから 同じ質の画でも 前より速く描けるようになってる。みんなで力を合わせれば このまま質を落とさなくても絶対乗り切れる! 待ってる人がいるの。この作品を楽しみに待っている人たちが…。その人たちを 私たちは絶対に裏切っちゃいけない。

麻子:茜ちゃん 私も手伝うから頑張ろう!

立山:私も茜さんみたいに腕はないけど頑張ります!

神地:よし みんなで町田を助けたやろうぜ! 町田がいなかったら俺たちの仕事は絶対に成り立たないんだからよ!

町田:すいません…。

なつ:みんなでやりましょう。

茜:ごめんなさい…。

神地:いいの いいの いいの。茜ちゃんが泣くことないんだから。

下山:いやいやいや… 君が慰めることでもないでしょ。

神地:か… かわいそうだから…。

下山:慰めるのは旦那の仕事です。

なつ:よし 頑張りましょう。

坂場:石沢さん ドライヤーお願いします。

石沢:ドライヤー。

なつ:あっ タオル お願いしてもいいですか?

麻子:何か 干すもの… ひも持ってきて ひも!

●西荻窪・坂場家

富士子:「広がる空」 

●マコプロダクション

神地:はい 一丁上がり!

なつ:こっちも出来た。

坂場:町田君。

町田:はい。

坂場:次 これ お願いします。

●西荻窪・坂場家

なつ:ただいま!

富士子:お帰り。朝には間に合ったね。

なつ:ごめんね 母さん。またすぐ戻らなくちゃいけないんだけど 朝の支度だけはと思って。

富士子:えっ 寝ないでまた行くのかい? そのためにわざわざ帰ってきたの?

なつ:まだ寝てる? 優 おはよう! 起きる時間だよ。

優:ママ おはよう!

なつ:おはよう。さ 今日も元気に頑張ろう。学校は楽しい?

優:楽しいよ。ママ みんなね ソラを見てるよ。大好きだって。

なつ:そう? そっか! じゃ ママも頑張らないと。

●アフレコ収録スタジオ

坂場:それじゃ これからラストシーンです。最後は青年に成長したレイが ソラのもとへ帰ってくるんです。ソラはこの地で開拓を続けて たくましい牛飼いに育っています。2人が成長した声で演じて下さい。

レミ子:成長した声で?

(せきばらい)

レミ子:はい 分かりました。

白本:わかりました。

坂場:相変わらず 画は間に合っていませんが いつものように 線に合わせてお願いします。

レミ子と白本:はい。

レミ子:「ソラ… ソラ~!」

(荒い息遣い)

白本:「レイなの…? レイ!」

レミ子:「ソラ~!」

レミ子:「ソラ~!」

白本:「レ~イ!」

(牛の鳴き声)

なつよ「大草原の少女ソラ」もいよいよ最終回だ。

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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