なつパパのナレーション「なつよ…「朝ドラ」よ 101作目に続けよ」で「なつぞら」も大団円。
回想シーンも多く、しみじみと視聴。そして12年後にイッキュウさんとなつが作ったアニメ映画は「火垂るの墓」で間違いなし。
我が人生でアニメ作品で涙を流したのはこの「火垂るの墓」だけ。最後の最後で驚きというか心に残るエンディングでした。
さあ、次週からは「スカーレット」です。ヒロイン河原喜美子は奥原なつと同い年。関西弁に負けずに書きたいと思います&ありがとうございました。
なつぞら(156話9月28日)
●山田家のジャガイモ畑
泰樹:なつ。
なつ:うん?
泰樹:わしが死んでも 悲しむ必要はない。
なつ:じいちゃん… 何言ってんの。
泰樹:天陽と同じじゃ。
なつ:天陽君と?
泰樹:わしの魂も この大地にしみ込ませておく。ハハハ…。寂しくなったら いつでも帰ってこい。お前は大地を踏み締めて歩いていけば それでいい。
なつ:分かった。
泰樹:それに… わしはもうお前の中に残ってるべ? お前の中に生きとる。
なつ:うん。。
泰樹:それで十分じゃ…。しかし よくやったな なつ。
なつ:えっ?
泰樹:お前はよく東京を耕した。
(回想)
泰樹:行ってこい。漫画か映画か知らんが 行って東京を耕してこい! 開拓してこい!
(回想閉じ)
泰樹:いつでも 東京 帰れ。 わしは いつでもお前と共におる。
なつ:なつ:じいちゃん… 大好き。
(回想)
なつ:おじいちゃん 大好き。
(回想閉じ)
泰樹:えっ? おおっ…。
なつ:あっ ちょっと…! ちょっと じいちゃん!
泰樹:おお…。
なつ:じいちゃん… じいちゃん 大丈夫?
(笑い声)
なつ:えっ?
(笑い声)
なつ:じいちゃん…。
●十勝・柴田家
坂場:すみません。
富士子:あっ それ。
坂場:あっ はい。
(麻子からの電話)
坂場:もしもし。
麻子:あっ イッキュウさん。ねえ いつまで そっちにいるの?
坂場:あ… まだはっきりとは決めてないんです。
麻子:次回作の企画が決まりそうなのよ。
坂場:企画ですか。
麻子:そう。同じ時間 同じ枠でね。それで早く相談したいんだけど。
坂場:分かりました。なつと相談して なるべく早く戻ります。
麻子:待ってるわね。なっちゃんにもよろしく。
坂場:はい。
(回想)
麻子:ここからの遅れは 仕上げに迷惑かけるばかりだからね。分かってる? 奥原さん。
なつ:分かってます。今 描いてます…。
麻子:手 休めないで答えなさいよ。
(回想閉じ)
富士子:仕事かい?
坂場:あっ… はい。けど 慌てません。少しは なつを休ませたいんで。
富士子:イッキュウさんもでしょ。
坂場:あ… いや 僕はもう退屈で。
富士子:えっ?
坂場:あっ いや あの… ここがという意味じゃありません。
(笑い声)
富士子:イッキュウさん これからも なつをよろしくね。
坂場:こちらこそ。
●しばた牧場・旧集乳場
砂良:牛舎の建て替えは どうする?
照男:まだ早いべ。また こっから出直しだ。
砂良:そうだね。
照男:あっ アイスクリーム屋は どうする?
砂良:またお義母さんとやり直すわ。今度はちゃんと宣伝も考えて。まだまだ 私らは先が長いもね。
照男:そうだな。
(回想)
照男:俺と一緒に生きて下さい!
弥市郎:どうする? 撃つか?
砂良:撃つ時は 私が撃つから。
(回想閉じ)
照男:これからも よろしく頼む。
砂良:こちらこそ。お願いします。
明くる日 千遥と千夏は 先に帰ることになりました。
●十勝・柴田家
夕見子:そしたら 空港まで送ってくわ。
なつ:夕見 ありがとう。お願いね。
夕見子:うん。なんもだ。
なつ:千遥 千夏ちゃん それじゃ 東京でまたね。
千遥:うん。お姉ちゃんも ゆっくりしてね。イッキュウさんも。
坂場:うん。また。
千夏:優ちゃん バイバイ! また東京でね。
優:千夏ちゃん バイバイ!
富士子:千遥ちゃん 千夏ちゃん 来年も来て。
剛男:そうだ 来年も待ってるからな。
千遥:はい。
照男:毎年 来い。
砂良:待ってるからね。
菊介:必ず来いよ。菊介さんに会いに来い!
(笑い声)
悠吉:わしが元気なうちに来てくれや。
千遥:はい。皆さん ありがとうございました。
剛男:元気でな!
千遥:はい。皆さんも どうかお元気で。おじいさん ありがとうございました。
泰樹:気ぃ付けてな。
千遥:じゃ さようなら。
夕見子:行こっか。
(クラクション)
富士子:来年 必ずね! 必ず待ってるからね!
千遥は こうして東京に帰りました。何 すぐに私を超える料理人になるでしょう。
●四谷「風車プロダクション」
(電話の着信音)
咲太郎:はいはいはい…。はい 風車プロです。はい いつもお世話になっております。はい…。泥棒の一味?
そして東京では 咲太郎もますます忙しくしていました。やがて アニメや声優という言葉がブームとなり 数々のスターを送り出すことになるのです。
咲太郎:皆さん 次の仕事が決まりました。魔女と手下が2人 どうやら泥棒の一味らしいです。
松井:面白そうじゃねえか。
島貫:泥棒か。
松井:お前 得意じゃないかよ。
島貫:うるせえ バカヤロー!
蘭子:じゃあ 私が魔女ね。任せてちょうだい。
レミ子:えっ じゃあ 私は何をやればいいんですか?
佐知子:レミ子さん 予定 びっしり詰まってるじゃないですか。
レミ子:あっ そうか ハハハ…。
光子:新しい仕事も決まったし、今日はお祝いしません?
咲太郎:お~ いいね! じゃあ 母ちゃんの新しいおでん屋に行きましょう!
(拍手と歓声)
松井:おごりね おごりね!
咲太郎:おごりです。
●十勝の大草原
坂場:いつか 君たち きょうだいの戦争を描いてみたいな。
なつ:私たちの戦争?
坂場:うん。過酷な運命に 負けずに生きる子どもたちを アニメーションでリアルに描くことに挑戦してみたい。
なつ:テレビ漫画で?
坂場:う~んこれは… できるとしたら 映画だろうな。
イッキュウさんとなつは おそよ12年後に その夢をかなえます。
(火垂るの墓の映像)
なつ:ここから また始まるんだね 私たちの開拓が。
坂場:うん。
なつ:私たちも また 何もない道を歩いていきたい。
坂場:君と出会っていなければ 僕の未来はきっとつまらないに違いない。
なつ:お~… いいこと言うね!
坂場:そう? 率直な感想だけど。
なつ:私もきっと あなたと出会っていなかったら 今もこんなに面白くなかったと思う。
(回想)
露木:よ~い スタート!
(カチンコの音)
坂場:あっ いって…。
露木:大丈夫か おい…。
♪
坂場:ありえないことも 本当のように描くことです。違う言い方をするならば ありえないことのように見せて 本当を描くこと…。
♪
坂場:うわっ…!
なつ:あ~あ…。
♪
なつ:優。
坂場:優。
(回想閉じ)
坂場:なつと優と 家族になれてよかった。
なつ:これからよ。これからも 一コマ一コマ アニメーションみたいに 家族の夢を描いていきましょう。
坂場:また大変なことが 待ってるかもしれないけど。
なつ:それでも また始めましょう。
坂場:うん。
優:ママとパパ ソラとレイみたい!
なつ:えっ?
坂場:そうか。それじゃ…。
優:それは ダメ! 優ちゃんも!
♪「重い扉を押し開けたら 暗い道が続いてて」
なつ:じゃ 行こうか。
♪「知らなかった世界」
日本のアニメーションが世界に誇れるほど大きく成長していくのはこれからなのです。その未来に向かえよ なつよ。
♪「優しいあの子にも教えたい」「ルルル…」
なつよ…「朝ドラ」よ 101作目に続けよ。
なつ:ありがとうございました!
(おわり)
●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
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