朝ドラなつぞら(19話4月22日)あらすじと感想
なつ:私はじいちゃんに間違ってるとは言えません。言いたくありません。だから じいちゃんの気持ちに少しでも寄り添えるようなことをしたいんです。
♪
倉田:奥原が今日から演劇部に入部した。勝農演劇部 女優第一号だ!
♪
泰樹:お前が出るなら 見に行ってやる。
なつ:えっ?
泰樹:するからには頑張れ。1番になれ。
なつ:じいちゃん…。
●十勝農業高校
雪次郎:2234
一同:5678
雪次郎:3234
一同:5678
なつは十勝農業高校演劇部に参加することになりました。演劇部といっても勝農では完全に体育会系で その練習は予想外にハードなものでした。
雪次郎:54
一同:54
台本を作る倉田先生だけが じっと止まっているかのようでした。
雪次郎:高木!
高木:あっ はい。
雪次郎:う~ん…「空回り」。
高木:「空回り 川原で空手がかわら割り。 空回り 川原で空手がかわら割り。空回り 川原で空手がかわら割り」。
一同:おお~!
橋上:「引く抜きにくい釘 引きにくい釘 引きにくい釘 引く抜きにくい釘」。よっしゃ~!
一同:おお~!
雪次郎:じゃあ なっちゃん。「新春早々」。
なつ:「新春早々 新人少女のシャンソン歌手による新春シャンソンショー。新春早々 新人少女のシャンソン歌手による新春シャンソンショー。新春早々 新人少女のシャンソン歌手による新春シャンソンショー」。
一同:イエ~イ!
●柴田牧場牛舎
なつ:よいしょ。ああ…。ああ… あ~ 痛い 痛い 痛い…。
悠吉:どうした? なっちゃん。急に年取ったみたいだもな。
なつ:若いから やってけてんのさ。
菊介:演劇の練習 そんなにきついんかい?
なつ:それが全く訳が分からん。走ったり腕立て伏せしたり 人を持上げながら声を出して腹筋したり。演劇って 何なんだろう。
富士子:そんなにつらいなら ここの仕事 しばらくいいいよ。あんたの分ぐらい なんとかなるから。
悠吉:そうだ 任せろ なっちゃん。
菊介:今まで 何もしてこなかったもんな なっちゃんは。自分のことは何も。
なつ:なんもなんも。ずっと好きなことしてたべさ 私は。牛の世話も好きだし そのために学校も通わせてもらってんだから。
泰樹:今のお前の仕事は演劇で主役をやることだ。
なつ:じいちゃん… 主役って何?
泰樹:えっ? 楽しみにしとるぞ。
なつ:無理だって そんなの。私 演劇やったことないんだから。
泰樹:だから人一倍 頑張るんだよ。やるからには1番を目指さんとつまらん。ハハハ…。
なつが演劇を始めたのは 農協に勤める剛男さんと泰樹さんの揉め事が原因でした。
富士子:はい たまったよ。
牧場の牛乳をこれまでどおり 独自に売るべきか それとも農協がまとめて売るべきか それが問題でした。
●音問別農協
剛男:農協による共同販売は 決して皆さんの不利益になることではありません。これは生産者がメーカーに呑みこまれないためにすることなんです。
組合員:だったら どうしてここに柴田さんがいないんだべか?
一同:そうだ!
組合員:あんた 自分の家は反対しておいて 何言ってんだ!
一同:そうだ!
田辺:まあ 皆さん 柴田さんのことは置いといて ここはもう一度 我々だけで現状の問題点を話し合いませんか?
組合員:組合長 今わね メーカーはどんなことをしても牛乳を買いたい時代だよ。それなのに 我々は農協に一任して 柴田さんだけが自由にもうけていい という法はないだろうが!
泰樹さんと農協の問題は ますますこじれてゆくようでした。なつは おじいちゃんのために演劇という表現を通して その答えを見つけようとしているのです。
●柴田家
照男:なつ。
なつ:うん?
照男:じいちゃんに あんまり期待持たせんなよ。
なつ:えっ 主役のこと?
照男:牧場のことだ。じいちゃんは お前にこの牧場を継いでもらいたいんだわ。
なつ:えっ?
照男:それは お前も分かってるべ?
なつ:分かんないよ そんな。ここには照男兄ちゃんはいるし 私が継ぐなんてことは…。
照男:じいちゃんは お前に期待してんだ。それでいいのか? お前は。ずっと この家にきていいのか?
なつ:どういう意味?
照男:そんなことも 今から考えとけって言ってんだ。
なつ:そんなこと言われても…。
なつは時々 本当の兄に手紙を書いていました。送り先は 子どもの頃にいた孤児院です。そこには もう兄がいないことを知っていながら だけど そこしか連絡先がなかったのです。
「お兄ちゃん 久しぶりに手紙を書きます。私は農業高校の3年生で来年の春 卒業です。卒業してもしばらく この家で働くと思います。私は大事にしてもらった柴田家の家族に まだ何も恩返しができていません。だからここにいると思います。この牧場でじいちゃんの夢だったバター作りをしているかもしれません。お兄ちゃんと千遥に今でも毎日会いたいです。会いたくて会いたくてたまりません」。
夕見子の寝言:う~ん う~ん…。
●十勝農業高校
良子:なっちゃん 今日も演劇の練習かい?
なつ:うん そう。
良子:張り切ってるね 楽しそうだね。
なつ:練習はきついよ。よっちゃんもやんない?
良子:えっ? いいよ 私なんて。お誘いもないし…。
雪次郎:誘われたいの?
良子:誰もそんなこと言ってないっしょ!
雪次郎:一緒にやる?
良子:いいよ。ついでみたいに言わないでや。
雪次郎:ついでじゃねえよ。裏方はたくさんいた方がいいんだから。
良子:裏方?
なつ:よっちゃん よかったら本当に手伝ってよ。
雪次郎:おう。
良子:そうね まあ 考えてもいいけど。
なつ:うん?
良子:どんなお芝居すんの?
なつ:それがまだ台本も出来てないのさ。
良子:そうなんだ。
なつ:うん。よいしょ。
良子:何よ あんたら?
雪次郎:何だ 君たち 1年生だろ。
1年生:門倉さんがお呼びです。
良子:門倉…?
雪次郎:門倉って あの?
なつ:え… どの?
それはバンカラな校風を誇る勝農において 番長と呼ばれている3年生でした。
門倉:お前らは もう行っていい。
1年生:失礼します。
良子:あなたは 農業科の門倉さんよね?
雪次郎:あの~ 何でしょうか?
門倉:演劇部に入ったそうじゃねえか。
雪次郎:あっ はい!
門倉:おめえに聞いてんじゃねえ!
良子:あっ 私はまだ…。
門倉:お前にも聞いてねえ。もう一人は? どうなんだよ。
なつ:それが あんたに関係あるんですか?
雪次郎:おい…!
良子:なっちゃん…。
門倉:女を入れていいと思ってんのか?
なつ:はい? ダメなの?
門倉:おめえに聞いてんだ 演劇部!
雪次郎:ああ あの… 僕じゃなくて 倉田先生が…。
門倉:いいのかって聞いてんだよ!
なつ:ダメなのかって聞いてんのさ!
門倉:あっ?
なつ:女が演劇をやってはダメなんですか?
門倉:農業高校がナメられんだろうが。
なつ:誰にナメられるんですか?
門倉:そりゃ… 世間様にだ!
なつ:世間様って なんたは何様ですか?
雪次郎:なっちゃん!
良子:この人は熊とサケを取り合って勝ったって伝説がある人だよ。
なつ:だからって 敬語使う必要ないしょ。同級生なんだから。
門倉:おめえら この学校 何しに入った? 演劇なんて 人前で抱き合ったりするんだろ!
なつ:やらしい… そんなこと想像してんだ。う~わっ。
門倉:あっ… おめえら FFJの精神はあんのか!?
なつ:あるわよ!
門倉:FFJの意味を言ってみれ!
なつ:フューチャー・ファーマース・オブ・ジャパン! 我々は日本学校農業クラブの一員です!
門倉:斉唱! そ~れ!
ちなみに これは校歌ではありません。全国の農業高校生が全員所属する農業クラブの歌です。
門倉:あ~い!
雪次郎:あ~!
良子:あ~い!
なつ:あ~い!
門倉:よし!
●勝農演劇部
雪次郎:失礼します。遅れてすいません。
なつ:先生 私のほかにも手伝いたいという人を連れてきました。
倉田:えっ?
なつ:どうぞ。
倉田:居村良子と門倉務か。
雪次郎:大道具でも何でもやってくれるそうです。
なつ:門倉君はこう見えて真面目な生徒です。
倉田:知ってるよ。そうか門倉 よろしく頼む。
門倉:押忍!
倉田:うん。居村 よろしく頼む。
雪次郎:先生。
倉田:うん?
雪次郎:稽古しないんですか?
倉田:ああ 今日はいい。やっと台本が上がったところだ。
なつ:おお~ 出来たんですか?
倉田:うん。
雪次郎:やりましたね 先生。
倉田:これをみんなで清書すれば完成だ。
なつ:「白蛇伝説」…。早く読みたいです。読ませて下さい!
♪
雪次郎:なっちゃん 慣れねえと 全く読めねえだろう。
なつ:黒板の字は読めるのに…。
雪次郎:あれは読めるように書いてるからな。
倉田:それは 魂で書いてるからだ。
なつ:分かりました。なら 魂で読みます!
倉田:よし。
なつよ さあ 次はお前が魂を見せる番だ。
勝農の番長・門倉務。イケメンだらけの「なつぞら」で異色のキャラ登場で非常に気になる中の人。後ほど、演じている板橋駿谷さんのことを調べて書いてみたいと思います。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
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