朝ドラなつぞら(3話4月3日)あらすじと感想
なつ:私をここで働かせて下さい。何でもします。
泰樹:いいんでないかい。その方がその子もここにいやすいと言っとるんだべ。
剛男:言ってませんよ。
なつ:言ってます!
泰樹:言ってるんでないか。
富士子:いいから なっちゃん。
泰樹:それでこそ赤の他人じゃ。
剛男:お義父さん!
泰樹:明日から 夜明けとともに起きて働け。
なつ:はい!
なつが北海道の開拓者一家 柴田家に来て数日がたちました。ここで働くと決めたなつは 一日も早く酪農の仕事を覚えようと必死でした。
なつ:おはようございます!
(牛の鳴き声)
剛男:おはよう なっちゃん。
菊介:今朝は元気だな。
悠吉:早起きにも慣れたんかい?
なつ:はい。
剛男:なっちゃん こっち手伝って。
なつ:はい。
剛男:はい。
朝は4時に始まります。まずは 牛たちによい乳をたくさんたくさん出してもらえるよう 乾燥させた飼料などを与えます。
なつ:おはよう 今日もよろしくね。よいしょ… 今日もよろしくね。おはよう。
(牛の鳴き声)
<それから搾乳をします。なつはまだできません。そして 牛を放牧して新鮮な草を食べさせます。
なつ:行ってらっしゃ~い! 元気いっぱい草を食べてね! 糞もしてね! 行ってらっしゃ~い! 行ってらっしゃ~い!
夕見子・照男:行ってきま~す。
富士子:はい 行ってらっしゃい。
なつ:行ってらっしゃ~い! 行ってらっしゃ~い!
富士子:なっちゃん おはよう!
なつ:おはようございま~す! 元気いっぱい 糞もしてね! 行ってらっしゃ~い!
悠吉:じゃあ 次 糞出し やってくれ。
なつ:はい。
牛たちが出ていくと これからが大変です。牛たちの寝床をきれいにするのです。
菊介:なっちゃん 頑張れよ。
悠吉:牛になりたいべ。あれら 一日食ってんのが仕事だ。羨ましいべ。
なつ:ハハハハ…。私は乳を出せないから 力を出さないと。
悠吉:なっちゃん…。
菊介:子どもの冗談とは思えんべさ。
♪
富士子:いいのかい? このまま なっちゃん 学校にもやらないで。
剛男:今は あの子の好きにさせるしかないさ。あの子にも 意地みたいなもんがあんだわ。ず~っと 大人に頼らず生きてきたからな。
富士子:大人のあんたが連れてきたんでしょ。無責任だわ そんなの。
剛男:なっちゃんは だいぶ仕事にも慣れた。自分を認めてもらおうと必死なんだわ。俺にはその気持ち よ~く分かるさ。
富士子:はあ… な~して 男って 自分の身に置き換えて 人のことを考えることしかできないのさ。
剛男:したけど これから あの子がここで生きてくためには 大事なことのように思うんだ。今は見守るしかないよ。
(ため息)
剛男:大丈夫だって。俺がついてんだから。
富士子:だから 心配だべさ!
剛男:よし 明美 お父ちゃんとこ来い。ほら 明美…。まだ慣れないのか。ほら 父ちゃんだぞ。よし おいで おいで おいで…。
♪
菊介:よいしょ。
それから 新しい寝ワラを牛舎に敷き詰めてゆきます。
剛男:あっ… 大丈夫?
大丈夫です。自分でやれます。
●柴田家・居間
一同:頂きます。
それから やっと朝食です。食べている時のなつは 本当に幸せでした。
悠吉:なっちゃんは 本当にいい食いっぷりだな。
菊介:あんだけ働けば 腹も減るべさ。
悠吉:牛に負けんな。
菊介:牛と張り合って どうすんだよ。
悠吉:な~に いいべさ…。
菊介:何言ってんだ おやじ。
悠吉:黙って食え。
菊介:うっせえよ おやじも黙って食え。
朝食が終わると 今度は畑仕事が始まります。柴田家では 酪農のからわら 豆やジャガイモを作っていました。おじいさんは搾った牛乳を集地乳所まで馬車で運んでいきます。
なつ:お帰りなさい。お帰りなさい。いっぱい食べた? いっぱい糞した?
剛男:はい ただいま。
なつ:ハハッ お帰りなさい。
それから 夕方にも帰ってきた牛たちの乳を搾ります。
(牛の鳴き声)
●柴田家・夕飯
泰樹:おい。
なつ:あっ お兄ちゃん!
夕見子:えっ?
照男:何?
なつ:えっ?
剛男:ハハハ… 何だ 寝ぼけてただけだ。
泰樹:寝るか食うか どっちかにしろや。
なつ:はい… 頂きます。
(泣き声)
剛男:なしたの?
富士子:だって かわいそうだべさ…。このいい加減にしろ! この頑固ジジイ!
泰樹:わしが何したんじゃ。
剛男:富士子ちゃん 落ち着いて。
なつ:ごめんなさい!
剛男:なっちゃんはいいんだよ。
夕見子:ごちそうさん!
剛男:おい 夕見子!
(泣き声)
剛男:どうなってんだ…。
●剛男富士子の寝室
(足音)
夕見子:もう やだ!
剛男:なした?
富士子:なしたの?
夕見子:あの子 いびきうるさくて寝られない。
(いびき)
富士子:疲れてるんだわ。
剛男:夕見子 こっちで寝ろ。
夕見子:やだ。おじいちゃんとこで寝る。
剛男:夕見子…。
●泰樹の寝室
(いびき)
その日は日曜日でした。牛にはもちろん 日曜日などありません。
泰樹:おい こっち来い。やってみろ。
なつ:えっ?
泰樹:搾ってみろ。
なつ:はい!お願いします! よろしくね。蹴らないでね。
(鳴き声)
なつ:大丈夫 大丈夫…。
泰樹:牛から離れるな。おっかなくても くっつく方が安全じゃ。
なつ:はい。
泰樹:まずは このあっためた布で乳首を拭いてやる。そして よくあっためるんだ。
なつ:はい。
泰樹:強く刺激してやらんと 乳は出ん。でも素早くやらんと 牛が嫌がる。
なつ:はい。
泰樹:よし もういいだろう 搾れ。
なつ:はい。
泰樹:数を数えるように 上から指を折るようにして搾る。
なつ:指を…。 あっ! そうか そうやるんだ。
泰樹:おっ おっ おっ おっ…。
なつ:あっ。
剛男:すごい! やったな なっちゃん!
悠吉:うまいもんだ。もう調子が出てきたべさ。
菊介:なっちゃんは 本当に俺たちの仕事をよく見てたんだな。
悠吉:ハハハハハハ…。
♪
剛男:随分 上手んなったな。
照男:ダメだよ 俺なんか。じいちゃんに頼りにされてないし。
剛男:ああ… 父さんだって じいちゃんに頼られたことはないよ。気にすんなよ。照男 あの子のこと頼むな。父さんは お前を頼りにしてるんだぞ。
照男:いいよ そんなこと。
剛男:そんなことって何だ。
照男:俺は 父さん 偉いと思うよ。
剛男:照男… ありがとう。
●夕見子の部屋
剛男:夕見子 ちょっといいかな? おっ 勉強か 偉いな。父さんも働くより勉強の方が好きだったな。夕見子は父さんに似たんだな。
夕見子:働けってかい?
剛男:いや… そうじゃないよ。
夕見子:じゃ 何?
剛男:うん…。父さんが あの子をここに連れてきた理由をちゃんと話そうと思ってな。
富士子:あの子がいない!
剛男:えっ?
富士子:父さんがどっかに連れてったみたい。
剛男:えっ どこへ?
なつはそのころ 荷馬車に乗っていました。まるで どこかへ売られてゆくように。なつよ 一体 どこへ揺られてゆくよ。
本日の感想:ナレのウッチャン、もう少し弾けてもいいかもしれません。そして、剛男の「ふ~じこちゃん」を連発して欲しい柴田家であります。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
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