なつぞら(40話5月16日)ネタバレ
●柴田家・茶の間
なつ:私を東京に行かして下さい。
泰樹:行きたきゃ行けばいいべ。
なつ:じいちゃん…。
泰樹:お前の顔は二度と見たくない。
富士子:ちょっと…。
泰樹:勝手に出て行け!
●帯広「雪月」
とよ:あ~れ。
泰樹:おう…。
とよ:あ~れ あ~れ…。
(ため息)
とよ:あんたが私に頼るなんて よっぽどのことだべさ。
泰樹:いい もう…。
とよ:言ってみれ。言って楽んなれ。
泰樹:あんた 孫を東京に出すそうじゃな。
とよ:雪次郎? 出すよ。昔は息子も出したからね。
泰樹:なつのことも頼めんか。
とよ:なっちゃん? なして? なっちゃんが東京行くんかい?
泰樹:本当の家族が向こうにいるんじゃ。行きたいという思いは当たり前だべ。
とよ:あんた それでいいんかい? なっちゃんは孫以上に あんたのまな弟子だべさ。寂しくないんかい?
泰樹:自分でまいた種じゃ。
とよ:種? 何したのさ?
泰樹:照男とくっつけようとした。
とよ:はあ?
泰樹:わしは なつのことをまだ他人みたく思ってたんじゃ…。そう言われてしもうた。
とよ:なっちゃんにしたら きょうだいで結婚しろって 言われたみたいなもんだね。急に女に見られたみたいで恥ずかしかったんでないかい?
泰樹:よう分かるな なつの気持ちが。
とよ:乙女の気持ちは乙女よ。
泰樹:誰が乙女じゃ。
とよ:ほんで なっちゃんが急に東京に行きたいなんて言い出したんかい?
泰樹:こうなったら あいつの自由にしてやるしかないべ。
雪之助:泰樹さん。こんなものを作ってみたんだわ。はい。
泰樹:何じゃ これ?
雪之助:パフェです。
泰樹:ぱふぇ?
雪之助:うん。こんなものね 十勝で作ったもんは まだ誰もいないと思うんだわ。まずは泰樹さんに食べてもらおうと思って。どうぞ どうぞ…。
泰樹:何じゃ こりゃ?
雪之助:ホイップした生クリームです。牛乳の脂肪分だけを激しく泡立てると そうなるんだわ。それを使ったお菓子がね これからはどんどんはやると思うんです。東京じゃ もうはやってるかもしれないな…。春になったら 雪次郎を連れて東京行くんで調べてきますね。
泰樹:そうか…。
とよ:お前 その東京に なっちゃんも連れてってやんな。
雪之助:えっ?
泰樹:頼む。
雪之助:ええ?
●柴田家・子ども部屋
回想天陽:なっちゃんは 自分の信じたことをやればいい。
回想なつ:天陽君… そんなに応援しないでよ!さよなら!
なつ:ああ!
夕見子:何!?
なつ:夕見 私は バカだ…。
夕見子:知ってる。
●山田家・天陽のアトリエ
天陽:照男さん…。
照男:なつと話したか? なつが東京に行ってもいいのか!
天陽:俺にどうすることができるんですか?
照男:どうするって… どうしたいんだ?
天陽:俺 ず~っと思ってたんです。
照男:何を?
天陽:なっちゃんは いつかこの土地からいなくなるって。なっちゃんにとっては それが自然なことだろって…。自然には逆らえんでしょ。
照男:だから 諦めんのか?
天陽:俺はここで生きるって決めたから 子どもの頃に…。昔 なっちゃんが俺にしてくれたように なっちゃんが決めたことを 俺は守ります。
●柴田牧場
富士子:あれ どこ行ってたの?
泰樹:え… どこでもいいべ。
富士子:父さん ちょっと…。
泰樹:えっ 何だ?
富士子:なつがね 東京に行きたいって言い出したのはさ…。
泰樹:何だ?
富士子:お兄さんと妹のこととは別に ほかの訳があるのかも。
泰樹:ほかの訳?
富士子:なつには 東京でしたいことがあるのかもしれんわ。
泰樹:何だ? したいことって。
富士子:あの子の口から聞いたわけじゃないから はっきりとは言えんけど そんな気がするんだわ。
泰樹:だったら 何でそれを言わんのだ?
富士子:悪いと思ってるからでしょう 私らに。酪農とも農業高校とも関係ないことだからね。言い出せないのさ。ここで働いて 何年かしたら行きたいって言ってたのは そういうことなんでないかい。
●柴田家・茶の間
照男:よいしょ…。
夕見子:何? これ。
明美:兄ちゃんが作ったの。
照男:牛乳の鍋だ。
夕見子:うえっ…! 何してんの!
照男:うめえから。食ってみれや。
夕見子:やだ。
明美:これ 照男兄ちゃんが考えたの?
照男:まあな… 牛乳とみそが合うんだわ。
夕見子:いらない。
照男:はあ?
富士子:夕見子 なつは?
夕見子:あ… まだ 部屋で落書きしてる。ねえ ほかにないの?
(戸が開く音)
弥市郎:おばんでした。
剛男:あっ 誰か来た。
富士子:誰だろ?
弥市郎:阿川です。
照男:あっ 弥市郎さんだ!
砂良:おばんです。
照男:どうぞ。
富士子:おばんです。
なつ:弥市郎さん! 砂良さん! この前はどうもありがとうございました!
弥市郎:おう 元気かい? しっかりした子ども。
なつ:やめて下さい。父さん 母さん じいちゃん この人らが 私を助けてくれたの。
弥市郎:牛乳のお礼に寄りました。
なつ:牛乳?
富士子:お礼なんて なんも… あれはこっちのお礼ですから。
なつ:お礼に行ってくれたの?
富士子:当たり前でしょ。
弥市郎:お返しといっちゃなんだが… これを受け取って下さい。
剛男:わあ なんて立派な!
明美:熊がラブレターくわえてる!
照男:バカ! 何言ってんだ お前 失礼だべ。
夕見子:ん? 何で兄ちゃんがてれてんのさ。
照男:てれてねえべよ。
弥市郎:それじゃ これで。
剛男:あ… それじゃ こっちのお礼になりませんよ。
富士子:ちょっと待って下さい。
泰樹:飯でも食ってけや。
弥市郎:いや… 夜分に失礼しました。
砂良:お邪魔しました。
なつ:弥市郎さん… また森へ行ってもいいですか?
弥市郎:ああ いつでも来い。森は誰のもんでもねえからな。
砂良:いつでも待ってるからね。
照男:はい。
夕見子:ん? 何で兄ちゃんが返事してんの?
照男:兄としてだべ。
♪
夕見子:えっ?
照男:ん?
夕見子:あれ うまいわ!
照男:だべ。
夕見子:おいしい!
剛男:うまい。
泰樹:なつ。
なつ:はい。
泰樹:お前のことは 雪月に頼んどいた。
なつ:えっ?
泰樹:雪次郎と一緒に東京に行けばいい。
剛男:お義父さん 何ですか? 急に。
なつ:じいちゃん…。私はもう じいちゃんと家族ではいられんの?
泰樹:いつでも戻ってくりゃいい。ここがお前のうちじゃ。それは変わらん。先に東京の用事を済ませてこい。
なつ:じいちゃん…。
泰樹:したけど… お前がもし… 東京で幸せになるなら… それも立派な親孝行じゃ。それを忘れんな。絶対にそれを忘れるな。
なつよ… どうした? 浮かない顔して。お前の魂は今 どこにある? 抜けちゃったのか?
●帯広「雪月」
とよ:あっ なっちゃん。
なつ:とよばあちゃん…。
とよ:あっ 東京のことかい? 柴田のじいさんから…。
なつ:ばあちゃん!
とよ:おっとっと! どしたの?
なつ:私は ずるい…。
とよ:ずるい?
なつ:じいちゃんを… 裏切ってしまった。
●感想
「お前の顔は二度と見たくない。勝手に出て行け!」の険しい表情から一転し、「いつでも戻ってくりゃいい。ここがお前のうちじゃ。それは変わらん」と仏様の顔付き。
おそらく、泰樹おんじは瞬間湯沸かし器。でも根が素直だから、すぐに反省して別の行動を起こすという教訓かな。
年齢を重ねてからの、怒りにまかせての不用意な発言は控えましょうということかもしれません。それに怒りの感情は高血圧になりやすく、鍋の塩分も控えましょうと自戒で、次回もよろしくお願いします。
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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
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