なつぞら(60話6月8日)照男「酪農家の嫁に来て下さい。食べることだけは一生困らせない。おいしい人生を約束します!」

なつぞら(60話6月8日)

昭和31年の暮れ 仕上課にいるなつは 特別にアニメーターになるための試験を受けさせてもらえることになりました。

●東洋動画・試験場

なつ:あ~… 下手くそ…。

井戸原:は~い 時間です。そこまで。

仲:みんな ご苦労さん。今日はそのまま帰っていいですよ。

茜:あなたってすごいのね よくこんなに描けたわ。

なつ:あ… 全然ダメでした。

茜:えっ? 私は三村茜です。どうぞよろしく。

なつ:奥原なつです。

●東洋動画所長室

山川:おお すごいね これは。

仲:描いた枚数は断トツの1番です。15枚以上どころか 30枚も描いてます。しかし ラフの状態のものがほとんどでクリーンナップしたものに限れば13枚です。

井戸原:このゆがんだ線をクリーンナップと呼べるならな。

仲:そういう基礎を彼女は学んでないんですよ。全部 我々が描いたものを見ての独学なんです。

露木:いや それじゃ ほとんど勘じゃないかよ。

仲:そうなんです。そこなんですよ 露木さん。その勘が彼女には備わってるってことなんですよ。

なつはその晩 悔しそうにいつまでも絵の清書を練習していました。そして翌日。

●東洋動画作画課

仲:結論から言うと不合格でした。

なつ:分かりました。

仲:悔しそうじゃないんだね?

なつ:悔しいです。とっても…。けど それは自分のせいですから。

井戸原:うん… どうして 動画をこんなに描いたんだい? 15枚でいいところを30枚も描いたのはどうして?

なつ:見たら イメージが湧いてきて どうしても描きたくなったんです。でもダメです。自分で描きたいものに自分の手が追いついていかないんです。それがもどかしてく…。自分は下手なんだって よく分かりました。それれが悔しくて…。今の自分にはおいしい牛乳はまだ搾れないんだって よく分かりました。

井戸原:えっ… うん? えっ 何で牛乳なの?

なつ:あ… 乳牛を育てることなら ちょっと自信があるので。

井戸原:乳牛…?

なつ:すいません 何でもないです。

仲:動画の勉強は続ける?

なつ:もちろんです! それは続けさせて下さい。お願いします。

仲:分かった。それじゃ もう行っていいよ。

なつ:はい。今回はありがとうございました。

井戸原:お疲れさん。

井戸原:参ったね…。イメージに手が追いつかないか…。あれで もう 我々と同じことで悩んでるんだからね。

仲:あの子も 一生悩むんでしょうね…。

井戸原:うん…。

●十勝・阿川家

砂良:あら いらっしゃい。

天陽:こんにちは。

弥市郎:よう 天陽! お前の絵 展覧会で賞取ったんだってな。

天陽:あ… まあ。初めて そういうところに出品したんで 素人の絵が珍しかったんじゃないですかね。

砂良:なっちゃんも喜んだでしょう。なっちゃんには知らせたの?

天陽:あっ うちの牛乳 飲んで。

砂良:持ってきてくれたの?

天陽:うん。

砂良:ありがとう。

(戸をたたく音)

砂良:あっ はい ちょっと待って。あ… ちょっと ごめんね。

菊介:こんちは!

弥市郎:おお どうした?

菊介:どうも。いや~ しばれるね。

砂良:菊介さん?

菊介:おう…。そうだ。柴田牧場の菊介さんだ。今日 うちのバター届けに来たんだわ。ほい これ。うめえぞ。

砂良:何でバターを?

菊介:うちの照男君が作ったんだわ。あんたに食べさせたくて。あれ 天陽君でねえの。何でおめえがここにいんだ?

天陽:何でって…。

菊介:おめえ まさk 砂良さんのことが好きなんでねえべな?

砂良:ちょっと何言ってんの?菊介さん。

菊介:砂良さんは うちの照男君が先に好きになったんだからな。おめえも それ分かってるべ?

天陽:分かりません。

菊介:分かんねえか? はあ~ 分かんねえから牛乳持ってきたのか? 牛乳は真っ白でもおめえの腹は真っ黒だ。なっちゃんがいなくなったら砂良ちゃんか?大したもんだな。

天陽:なっちゃんは関係ないしょ!

菊介:それに比べて 照男の腹は真っ白だ。真っ白い心で砂良さんのことをいつも思ってる。その気持ちには一点の曇りもない。十勝晴れだわ。照男はいつも心に砂良ちゃんを強く思ってんのさ!

天陽:砂良さんには何にも伝わってねえべ!

菊介:そうなんかい? 砂良ちゃん。

砂良:いえ…。

菊介:照男の気持ちは分かってるべ? 砂良ちゃん。

砂良:そんなこと言われても…。

天陽:砂良さんは そんなバカな男を相手にするもんか!

菊介:バカはバカなりに考えんだ!

(戸をたたく音)

砂良:ちょ… ちょっと待って! 待ってって…。 何なの? 今日は。

(悲鳴)

弥市郎:熊だ~!

照男:ちょっと待った! 俺です! 俺!

砂良:照男さん!

照男:すいません!

天陽:すいません。

菊介:すいません。

弥市郎:どういうつもりだ? お前ら。

照男:砂良ちゃん… 好きです。結婚して下さい!

天陽:お願いします!

菊介:お願いします!

照男:牛飼いの家に… 酪農家の嫁に来て下さい。食べることだけは一生困らせない。おいしい人生を約束します!どうか俺と一緒に生きて下さい!

弥市郎:どうする? 撃つか?

砂良:撃たなくていい。撃つ時は自分で撃つから。嫁入り道具には それ頂戴。

弥市郎:分かった。

砂良:本当に ここまでバカだと思わなかったわ。ハハ…。

菊介:ハハハハ… やったな!

<天陽の手紙:砂良さんは バカな芝居につきあってくれたのかな? 照男さんの思いをしっかりと受け取ってくれました>

照男:ラブレター熊ですよ。

弥市郎:あ?

菊介:いや よく 訳分かんねえこと言うんだ こいつ。

(笑い声)

<なつの手紙:天陽君 元気ですか? 照男兄ちゃんと砂良さんのこと 心からうれしいです。バカなことを考えた菊介さんと天陽君にも心からありがとうと言いたいです>

<お正月は新宿の花園神社に初詣をしました。天陽君のことも祈っておきました>

●おでん屋「風車」

亜矢美:なっちゃん おせち食べよう。

咲太郎:なつ 早く来い。

なつ:は~い。

<今は毎日 仕上の仕事 彩色に打ち込んでいます。それもまだまだ未熟です>

●東洋動画仕上課

富子:奥原さん これ 色パカがあった。

なつ:色バカ?

富子:ここ一枚だけ 腕の色が違うと 一瞬 色がパカッと変わっちゃうでしょ。

なつ:ああ!

桃代:それを 色パカっていうのよ。

なつ:バカじゃなくて パカか。

富子:すぐ塗り直して!

なつ:あ… はい!

<当分 北海道には帰れません。帰りません。じいちゃんや天陽君 家族や私を応援して見送ってくれたみんなに 送り出してよかったと胸を張って今の自分を感じてもらえるまでは>

<私はここでおいしい牛乳を搾れるように自分を育てていきたいと思っています>

<十勝に帰りたい… みんなに会いたい… だけど 今は振り返りません。私はここで生きていきます>

なつよ 力をつけよ。来週に続けよ。

●感想
そうそう、男の方が未練がましいのです。前を向く女子に、後ろ髪を引かれる男子。大昔のほろ苦い青春の日々を彷彿させる天陽君の涙に胸熱。

そして砂良ちゃんと照男兄ちゃんの結婚。来週早々には新婚旅行で新宿にやってきて、なっちゃんと再会。さらに咲太郎も顔を出して、2人の兄が初対面。

おそらく咲太郎が悪態をついて照男が大人の対応をするということで、来週もよろしくお願いいたします。

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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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