なつぞら(70話6月20日)わんぱく牛若丸の制作が始まり坂場一久登場

なつぞら(70話6月20日)

●おでん屋「風車」

信哉:なっちゃん!

なつ:信さん。誕生日ケーキ ありがとう。

信哉:いや… ちゃんと会社に行ったって聞いて安心したよ。

なつ:うん… まだ時間大丈夫?

信哉:うん もちろん。

なつ:じゃあ ちょっと上がっていかない?

信哉:いいよ。

なつ:ただいま。

茂木:なっちゃん なっちゃん!

なつ:茂木社長!

亜矢美:なっちゃんを待ってたのよ。ね~。女の子のいるお店にも行かないで。

茂木:ちょっとママ。もう なっちゃんに嫌われるようなこと言わないでよ。

なつ:お久しぶりです 茂木社長。

茂木:なっちゃん 川村屋のマダムから聞いたよ。やっとアニメーターになれたんだってな。おめでとう。

なつ:まだまだ見習いみたいなもんですけど ありがとうございます。

茂木:これは僕からのお祝いだ。はい。

なつ:えっ!

茂木:わざわざ うちで取り寄せたんだから ハハ。開けてごらん。

なつ:これは?

茂木:漫画映画の教科書だよ。ディズニーのアニメーターが書いたんだよ。

なつ:え~ すごい! こんなのあるんですか。

茂木:あるんだよ。

なつ:全部 英語だ…。

茂木:まだ翻訳されてないからね。そこで もう一つのプレゼントが これだ。はい。

なつ:英語の辞書?

茂木:うん。頑張って 自分で訳すんだよ。「白蛇姫」はなかなか色っぽくてよかったな。ああいうのがさ 日本でも作れるんだから もっともっと勉強しなさい。

なつ:ありがとうございます 茂木社長。一生 大事にします。

茂木:ハハハ いや… 古くなったら買い替えてよ。そんな 一生大事にされちゃね ほら うちも商売上がったり…。

亜矢美:てれ屋さん 余計なこと言わないの。

なつ:茂木社長 ありがとうございます。信さん 行こう。

茂木:あれ 行っちゃうの?

●おでん屋「風車」なつの部屋

なつ:どうぞ。

信哉:うん。なっちゃん 僕にできることがあれば 何でも言ってくれ。無駄かもしれないけど… もっと…もっと 千遥ちゃんの力になれることがあればいいんだけどね。

なつ:信さん… 千遥のことは誰にも言わないで。心配かけるから。

信哉:分かった。

なつ:北海道には手紙を書いて知らせておく。千遥が今からでも手紙を読んで 頼らないとも限らないしょ?

信哉:なっちゃん…。

なつ:暑いね…。ねえ 信さん。

信哉:うん?

なつ:6歳の女の子が いくらつらいからといって 読めもしない手紙を持って 大人のいる家から逃げ出すなんてこと そんな勇気 よく持てたよね。お兄ちゃんも私も そういう千遥を信じてる。私は 千遥の生きる力を信じてるから!

信哉:うん そうだね。僕も信じてる。

なつ:ありがとう。

信哉:うん。

●おでん屋「風車」

亜矢美:今日のおでんは よ~く しみてるよ。食べる?

なつ:食べる。

咲太郎:ただいま。

3人:お帰り。

咲太郎:何だよ 3人そろって…。あ… なつ お前んとこ 新しい作品やるんだってな。

なつ:うん そう…。

咲太郎:うちの亀山蘭子が またその役の声をやることになったんだ。

なつ:本当に!?

咲太郎:ああ。「白蛇姫」の評判がよかったからな。ま とにかく また なつと一緒に仕事ができるな。

なつ:うん…。あっ… ねえ お兄ちゃん これだ!

咲太郎:えっ?

なつ:ここ… ここに名前載るっしょ! 奥原なつって…。必ず 私の名前を載せてみせる!

咲太郎:うん…。

なつ:ほら! そしたら どこかでこれを千遥が見たら 映画やポスター見たら 私の居場所が分かるっしょ!?

咲太郎:そうか… そうだな!

信哉:それ いい考えだよ!

亜矢美:だったら もっともっと頑張んないとね 早く名前が載るように。

なつ:はい。

亜矢美:私も頑張ったな ムーランルージュの看板に がんと 自分の名前を載せたくって。ほら 食べな。

なつ:亜矢美さん 私 頑張るから…。絶対 頑張る。

亜矢美:よし。

咲太郎:頑張れよ なつ。

亜矢美:お前だよ 頑張んのは。

咲太郎:あ… うん。

信哉:咲太郎。

咲太郎:何だよ…。

亜矢美:しっかりやれよ。

咲太郎:頑張るか。

●おでん屋「風車」なつの部屋

なつ:ストレッチ アンド… スクオッシュ…? つぶす…。顔の伸び縮み…。あ~ もう… もっと英語を勉強しとけばいかったわ…。

なつはまた 一心に夢を追い始めました。その いつかを信じて…。

●十勝・柴田家

なつからの手紙「母さん 千遥のことは兄と相談して改めて警察に届けることにしました。千遥は必ずどこかで元気にしています。母さん 心配しないで。私は千遥のためにも一生懸命生きます。千遥にも私の母さんみたいな人がいることを心から祈ります。信じています。母さんも一緒に信じて下さい」。

富士子:なつ…。

●東洋動画作画課

そして 秋になり「わんぱく牛若丸」の制作が始まりました。

下山:大体 片づいたかな? みんな。

堀内:はい。

下山:うん。え~ これがうちのチームです。

なつ:下山班… ですね。

下山:まあ 僕が原画だから そう呼ばれることになる。全体的な作画は 仲さんと井戸原さんに見てもらうわけだけど うちに来たカットは 責任を持って僕たちでいいものにしよう。ね。

なつ:はい! 頑張りましょう!

麻子:一番下っ端のあんたが鼓舞してどうすんのよ。

なつ:いや すいません… 自分に言っただけです。

麻子:何か このチーム 私には嫌みに感じるんですけど。

なつ:どういう意味ですか?

堀内:どういう意味?

茜:あ… 私 足を引っ張らないように頑張ります。

麻子:茜ちゃんは いいのよ。

なつ:どういう意味ですか!?

堀内:どういう意味?

麻子:相性が悪いって意味でしょ 何で分かんないのよ!

下山:いや まあまあまあ… 仲よくやりましょう。ね…。よし 今日のランチ 僕がおごっちゃおう! アッハハハハ…。

4人:ごちそうさまです!

下山:そういう時だけ気が合うのね…。

●喫茶「リボン」

下山:かんぱ~い!

一同:かんぱ~い!

堀内:頂きます。

下山:それにしても あれだね 堀内君が辞めなくて本当によかったよ。

堀内:えっ?

下山:てっきり「白蛇姫」で辞めるもんだと思ってたからさ。

麻子:私も辞めると思ったわ。

下山:何か 芸大から来て辞めた人って何人もいるからね。アニメーターの仕事に失望してさ。

なつ:失望しなかったんですか?

堀内:どうして 失望しなくちゃいけないんだ?

麻子:あまり 漫画映画は好きじゃなかったでしょ?

堀内:好きで入ったわけじゃないけど 今辞めたら 僕が使えなかったことになるじゃないか。

下山:いや そんなことないよ。

堀内:で マコちゃんは好きで入ったの?

麻子:好きで入ったのよ。

茜:へえ~ 意外。

麻子:どういう意味で? 私にはディズニーの世界 似合わないって言いたいわけ? 「白蛇姫」に感動しちゃ悪いの?

なつ:「白蛇姫」だったんですか? きっかけは。

麻子:そうよ。

茜:それなのに あんな怖い常盤御前になっちゃったんですか。

麻子:ちょっと。

下山:まあ でもやっぱり 描く人に似ちゃうんだよね 絵って。

なつ:茜さんは 好きで入ったんですか?

茜:私は何となく…。短大の頃は いろんな所を放浪しながら のんびり絵を描くのが好きだったのよ。

堀内:う~ん 山下清か。

茜:フフフ… それで漫画映画の仕事って 面白そうだなと思って。まあ 絵を描いてもうかるのかと思ったら 全くそんなことなかったけど。

なつ:どこは同意します。

麻子:下山さんは 拳銃を撃ちたくて警察官になったんですよね?

なつ:えっ!

下山:バ~ン…。まあ それで アクションばっかり描かされるようになっちゃってさ。女が苦手だとか言われて。あっ そうだ 僕の下にいる限り あんまり常盤御前 回ってこないと思うよ。残念だけど。

なつ:え~ そなんですか?

下山:そんなに露骨にがっかりしないでよ。

なつ:描いてみたいです。亀山蘭子さんが声をやるんですよね。

下山:うん。

茜:奥原さんは 聞くまでもなく 好きの塊だね。

なつ:はい… 今の私にできるのは これしかありませんから。

麻子:できる?

なつ:あっ いや… できるようになるしかありませんから!

麻子:よろしい。

(笑い声)

茜:あっ 常盤御前のライブアクションには参加できるんですか?

下山:それはもちろんだよ。動画のみんなは 自由参加だからね。

なつ:ライブアクションか…。

●東洋動画撮影スタジオ

露木:よ~い スタート!

ライブアクションとは 俳優が実際に演じたものを撮影し それをアニメーションの資料にすることです。ディズニー映画でも行われていて 東洋動画もこの作品で本格的に取り入れようとしていました。

露木:よ~い スタート! はい オッケー カット。

坂場:亀山蘭子さんが入ります!

一同:おはようございます。

蘭子:おはようござます。

一同:おはようございます。

蘭子:おはようござます。

露木:よろしくお願いいたします。

蘭子:よろしくお願いいたします。

露木:はい。これからやるシーンはですね 鞍馬山の寺に預けられていた牛若丸が 自分が源氏の子であるという身分を知って 平家のとりこになっている母の常盤に こっそり会いに来るシーンです。

蘭子:はい。

露木:常盤としては 牛若丸を我が子として認めてやりたいが 認めると 周りの平家の武士に殺されてしまう そこで心を鬼にして このとおり 突っぱねるんです。よろしいですね?

蘭子:はい。

露木:はい。

蘭子:あの~ 声は普通にしゃべっていいのね?

露木:もちろんです。構いませんとも。亀山蘭子の芝居を この作品では取り入れたいんです。

蘭子:分かりました。

露木:よろしくお願いいたします。

スタッフ:はい それでは お願いしま~す。

露木:いいね?

坂場:はい。

露木:よ~い スタート!

(かすれたカチンコの音)

カメラマン:ちょっと待った! おい てめえ ちゃんとカチンコぐらい たたけよ!

坂場:すみません…。

露木:悪いね。うちの助手 こういうの慣れてない…。

カメラマン:カチンコの音で芝居が決まるんだからよ!

露木:よし もう一回いこう。

坂場:もう一度 やらせて下さい。

なつよ この不器用な青年は一体何者だろう? なぜか私も気になります。

●感想
この不器用な青年の名前は坂場一久。露木監督の下で働く新人の演出助手。演じるのが中川大志さん。

まあ、この青年がなっちゃんの結婚相手になると思うのですが、それよりも視聴者の関心は千遥の行方なんじゃないかと。

昨日書いた千遥の消息予想に対して、以下のようなコメントを頂き、やはり同じようなことを思う人がいたんだなあと感謝感激です。

なつの妹はもしかしたら下山さんが助けた少女かもしれないって思いました。知り合いの旅館で働いていたらいいなぁって思いました。早くどんな形で出会えるのか楽しみです。By茜さん

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●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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